金澤くんへ

harikona2010-01-20

スペシャの携帯サイトで、
コラムを連載しているダイちゃん。


今だからこそ、と、
連載を再開してくれました。
そして、
ファンがどうしているか心配なので、
メールをください、と。


どう考えても、我々ファンよりも、
ご家族やメンバー、
スタッフの方々のほうが、
大変な状況にあるというのに。
その悲しみは、計り知れない。


だからこそ、
とても、とてもうれしかったし、
そう言ってくれたことに対しては、真実で答えようと思ったので、
以下のような言葉を、紡ぎました。


自分の、足元を確かめることが、少しできた気がします。


ありがとう、ダイちゃん。
そして、どうか、急がず、無理はしないで。










コラムの再開、
そして、私たちにメッセージをくださって本当にありがとうございます。


金澤くん、加藤さん、山内くんが、
今どうしているのかとても気になっていたので、
直接の言葉が聞けて、少し、ほっとしました。
前を向いているということも・・・。


せっかくこのような機会を設けてくださったので、何かを伝えたい・・・と思いつつも、
どう言葉にすればよいのか、皆目見当がつかず・・・。


散々悩みましたが、私には、
今のありのままを率直に書くことぐらいしかできませんので、
不快な部分もあるかとは思いますが、おつきあいください。


志村くんの訃報、正直に言うと、まだ受け入れることが出来ずにいます。
紛れもない事実だということは、理解はしているつもりですが、
・・・・・・あまりにも、突然すぎた。


ショックが大き過ぎて、夜は眠れず、食は細り、
仕事をしていても、ふいに涙が出そうになります。
フジファブリックの曲どころか、
心ある音楽も、すべてが志村くんに繋がっているような気がして、
まともに聴くことができません。
音楽のない生活は、とても空虚です。



「赤黄色の金木犀」でフジファブリックに出会ってからの5年間、
ツアーは欠かさず、イベントやフェスも出来る限り参加してきました。
音源のリリースに一喜一憂し、ライブへの参加を心待ちにする日々。
季節の移り変わりや、月の満ち欠け、雲の流れ、青い空、真っ赤な夕日、雨。
そんな何気ない変化を感じる度に、
志村くんのうたが頭の中に流れ、目の前の景色を一層鮮やかにしてくれる。
それが、当たり前の日常。
私にとってフジファブリックの音は、
体の、魂の一部なのだな、と、改めて思い知らされたような気がします。



志村くんには尋ねたいことがたくさんありました。
直接問うことはできないけれど、その答えは、いつかきっと、
新たに生まれてくる曲や、
ライブのパフォーマンスで、知ることができるはずだ、と、信じていました。
先日の5周年記念ツアーでそれを確信して、
これからのフジファブリックが、とても楽しみで・・・。



人生何が起こるかわからないから悔いのないように、なんて、
自分では実行しているつもりだったけれど、
実際は、わかった気になっていただけだったな、と、
この現実を目の前にして、呆然と立ち尽くすしか術がありません。



志村會、行くのはとても辛いですが、
志村くんに、フジファブリックのうたに出会えたことへの感謝を伝えるために、
たくさんの楽しい記憶と、感じた想いを忘れないために、
それらが、悲しみに埋もれてしまわぬように、
ひとつ区切りをつけるためにも、参加しようと思っています。
別れを、言うつもりはありません。



最後に、
私は、フジファブリックに出会えたことで、
私でも、自分の人生を、楽しむことができるんだって、少し思えるようになりました。
ありがとうを、いくつ並べても足りないくらい、
4人が出会って、音を鳴らしてくれたことに、心から感謝しています。
本当にありがとう。
そして、これからも、フジファブリックの曲を愛し続けます。


金澤くん、加藤さん、山内くんの音が鳴り止むことがないように、
志村くんが好きだと言ってくれた、遠い北の地で、いつも想っています。