フジファブリック 武者巡業 苫小牧

harikona2007-10-14


フジファブリック 
「武者巡業2007」
@苫小牧音楽館
07.10.14

行って参りました。
フジファブリック
武者巡業ツアー、
初日苫小牧。
かんたんに感想を。
とりあえず,
感じたことをざっくり
書き留めておきます。
函館とまざっちゃうと嫌なので。
ネタバレでございますので、
ご注意を。


何故こんなに早く感想かけてるのかというと、
夜行列車で帰る途中だからです(笑)
寝ると中途半端なんだもん・・・。


いやあ、いい天気でしたよ。
苫小牧といえば、紙の町。


パッション・フルーツ(初回限定盤)

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Surfer King(初回生産限定盤)

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若者のすべて

若者のすべて


まず、びっくりしたのは、
ドラマー、初お目見えの方でして。
サカキバラリョウタさんという方。
京都の出身だそうです。
志村くんがエセ関西弁で彼のことを紹介してました(笑)
デパペペの三浦くんとbonobosの辻くん,
両方に似てる・・・、と思った(笑)
今ちょっと探してみたら、
ドラムマガジンのドラムコンテストの上位にお名前がありました・・・。
すごく若く見えたんですが、おいくつなんでしょうね?
さて,肝心の彼のドラムですが,
言ってしまえば、そんなにめちゃうま!という訳ではないし、
まだまだ発展途上な感じ。
ツアーに出るのも、初めてなんじゃないでしょうかねえ。
後半は体力がおっついてないようでしたし。
でも、なんだろうな。
彼の出すグルーヴは、フジに合ってる。
なんでかわかりませんけど。あたしの体はそう感じた。
だから、テンポのふらつきとか、早い遅いとか、すごいあったんだけど(苦笑)
不思議なことに、ドラムが変わったことによる妙な違和感や,
気持ち悪さはまったくありませんでした。
あとね、なんか、しっかりしてる。
・・・前段と言ってること逆ですか?(笑)
なんて言ったらいいんだろうなあ・・・。
・・・そう!迷いがないんですよ。思い切りがいい。
でも、俺々って感じじゃなく,フジの音に忠実。これ重要。


・・・ってかねえ、
改めて思ったのは、フジって、幅広すぎ(笑)
これだけ、あっちにもこっちにも振れまくってるバンドで、叩けるだけでエライ(笑)


そして、
不慣れな彼をフォローしようと、
加藤さんがしっかりリードしていて,とても頼もしかったですねえ。
久々ですよ,加藤さんがこんなにかっこよく見えたの(苦笑)
何度もアイコンタクトしてて、
その様が兄貴っぽくて、ちょっとツボったり(笑)余談。
加藤さんが頑張ってたから,リズムの気持ち悪さがなかったのかも。
・・・それって・・・?(苦笑)いやいやいや(笑)
メンバーみんなが彼を盛り立てようとしているような感じで、すごくまとまってて。
・・・なんだか、初めてフジファブリックを見たときのような感覚が。
懐かしいっていうか。
・・・初々しいというか(苦笑)
まあ、そこまでいかないけど(笑)
リョウタくんのタイム感が音源に近いように感じたからか・・・。
・・・ちょっとね、足立くん思い出しましたよ。
それがね,逆にすごい新鮮でしたね。どの曲も。
試行錯誤の結果,ベーシックに戻ってきたのかな・・・。
でも逆行してるってことではないんですよ。
新曲,3曲も披露されましたが,
なんじゃこりゃあ??っていう変化球から(苦笑)
まっすぐストレート!な曲まで,
面白い,キレイ,と思える曲たちばかりだったので。
いろんなものを手に入れた上で,ここに立っているっていうのが,
すごく,伝わってくる音で。
男の子は成長早いね・・・。母親か(苦笑)


志村くん、変わったなあ・・・・。
なんか、吹っ切れたんでしょうかねえ。
楽しんでやろう!楽しませるぞ!って気合が,
見に見えそうな程に,体全部から迸ってました。
実際楽しい楽しい言いまくってて。
今までと,あきらかに,違う。
この感じは,ライジングの時にも思ったことなんですけど。
ライブを重ねる度に,どんどんいろんな面が見えるようにはなっていましたが,
どこまで本気なのか,正直見えにくい方なので・・・。
いや,もちろんいつでも本気なんだとは思いますけど・・・。
でも,今日は,もうあからさまに全力で突っ走ってた。
ここまで開いてる志村くんは,初めてでした。
お客に対しても,メンバーに対しても遠慮しなくなった。
その姿勢が,ライブをすごくいい状態に,もっていってたんだと思う。
だってねえ,楽しかったもの。あたし。すごく。
いつもなら演奏がうんぬん・・・ってなるんですけど,
・・・いや,もちろん今回も言いたいことはいっぱいあるんですが(苦笑)
重要なのはそこじゃない,というか。
大好きなフジファブリックの曲が目の前で鳴らされてるっていう,
この瞬間を,思いっきり楽しめた,感じ。
彼のおかげ,かもなー。
今の志村くん,すごくいいと思います。
歌い方、いろいろヒネリ効かせてみたり、
メンバーにソロやれ!ってふってみたり、
ダイちゃんの鍵盤勝手にいじったり(笑)
気持ちが先走ってて、MC全然しゃべれてなかったし(笑)
ちょっとはしゃいでるようにも見えるくらい。


総ちゃんもダイちゃんも、初日と思えないほどたのしそうにしていたし。
ドラマー,新人さんにも係わらず,
みんなずいぶん自由に弾いてたしねー(苦笑)
いつもの曲も,随分とアレンジが変わっていて,
(大きくではないけれど,ピンポイントで違う)
びっくりすることしきり。


正直,ちゃんとしてるかと言われれば、
なかなか厳しいものがあります(苦笑)
賛否両論出そうです(笑)
が、
個人的には、前まであった、気持ちの悪いズレは、
この、リズム隊には感じなかったので、
・・・ちゃんとは出来てないけども・・・。
・・・言いたいこと伝わるかしら??(苦笑)
この出来てなさ(笑)は,今後解消される,と思えるから,不安はないです。
逆にこれからを期待したいくらい。
相性はいいと思う。もう少し慣れが必要なのでは。
何より本人達が,楽しんで演奏していたのがね,うれしかった。
あたしは今日のライブ,とても楽しかったし,面白かったです。
うん。
なんかね、自分の,フジに対してちょっと凝り固まってた頭が、
ほぐれたような(笑)
ただ,今日がフジ初見の方には・・・ちょっと申し訳ない感じではありますけども。


彼がもっと慣れてくれば、面白い感じに化けそうです。
ツアー一回りした後で,もう一回見たいな。
札幌でも叩いてくれるといいなあ。
もちろん、その前に函館がありますけども。
まさしく武者修行しながら巡業してる感じですね。




<セットリスト>
スパイダーとバレリーナ
Sunny Morning
Surfer King
新曲1
パッションフルーツ
サボテンレコード
MC
新曲2
唇のソレ
MC
若者のすべて
打ち上げ花火
地平線を越えて
桜の季節
MC
新曲3
ダンス2000
TAIFU
銀河


EN
茜色の夕日



全体的にテンポはゆったりめ。
ゆったりめっていうか、リョウタくんは、遅め安定の人ですね。
ひきづられて乱れたりするようなことはあんまりしなくて。
これって、結構すごい。
でも城戸くんで慣れてしまった所為か、ちょっと物足りない感じは、
若干ありましたが。
でも、いっぱい叩けばいいってもんでもないしね。
前半は{新曲1}まで、
ちょっとたたき方が荒く,手数が少ないなーくらいで、そんなに気にならなかったし、
むしろ,初めて聞くドラムにもかかわらず,
フジの中で鳴っていることに,
あまり違和感を感じなくてビックリしたぐらい。
唇〜桜までが・・・ちょと・・・。
叩けてないところも、ずいぶんあったようだし。
思わずリョウタくんばかり見てしまう(苦笑)
がんばれ〜!って,気を送ってみたり(笑)
それからシンバルの音が大きすぎるのが,少し気になった。
トムくん(玉田豊夢・100s)で慣れている所為か、
シンバルに気を使わないドラマーさんは、耳につく。
ベースが引っ張る曲、パッション〜、サボテン,
ダンス〜、TAIFUあたりはとてもよかったです。
加藤さん,頑張ってました。
あと、地平線。
これはビタっときましたね。気持ちよかった。
今日の中では一番かな。
それから、志村くんのうた。
いつもの曲は、歌い方に変化をどんどんつけられるくらい、余裕があったのだけど、
新曲と若者〜は、まだ歌い方,声の出し方に迷いがあるようでした。
声はまだあんまり出てなかったです。
初日だしね。

       

{スパイダーとバレリーナ
初っ端なから、加藤さんの状態がいいのがわかった。
これは楽しみだ。
というより、
最初にこの曲もってきて、なんの問題もないことの方が、驚いた。
{Sunny Morning}
早々に志村の「イエ〜!!」が出る。
ついついドラムを探ってしまう(笑)
いつもならガンガン走っちゃう曲なのに、
リズム隊、キープしてます。
総ちゃんが走ってても。
お?これはー・・・、いいんじゃないですか??
この時点で志村のテンションが、いつも以上にアガッているのがわかる。
なんか・・・目の輝き方が違う。
{Surfer King}
うぎゃあ!!もう、かよ!!(笑)
加藤さんのズンドコ加減がたまらない。
ダイちゃんの飛び道具は出ませんでしたが、
スカパラホーンズのパートは、
ダイちゃん、加藤さん、総ちゃんで分けて弾いてました。
これ、いいね!
この曲ってさ、ダイちゃんの鍵盤がガン!ってかました方が気持ちいいので、
ラッパに気を取られるより、ずっといい。
志村くん、フザケてんのか?ってくらいに、コブシ回しまくってます(笑)
いやあ、いいんじゃないですか?
この曲、たのしんだもん勝ちじゃん(笑)
すでに前に乗り出して弾いてるし・・・。
志村くん、ホントに気合入ってるね・・・。
Cメロで、志村くん、ギター片手に踊り出す(笑)あんたはアヒトくんか!(笑)
ってか、妙にくだけてる志村にびっくり(苦笑)
リョウタくん、力強いです。萎縮するどころか、完全に攻め。
加藤さんにちゃんと付いていってるばかりか、
カウベルも鳴らして、アホさ加減倍増っすよ(笑)
いいね!!いい!!


MC
「やー、どーも!!今晩は〜!フジファブリックでえす!!
苫小牧のみなさん!元気ですかっ!!
いやあ、こちらも元気ですよ!」
(会場から「ムスタング!」と男子の声)
「そうそうそう!くわしいねえ!
ムスタングというギターを買ったんですよ。
それも自慢しようかなあと思ったんですけど、まあ、それは置いといて、
ツアーの一本目ですよ!今日は!
あのー、今回のツアータイトルが「武者巡業2007」っていうんですけど・・・
(会場から笑いが起きる)
・・・えー、なんかおかしいこと、いいました?
北海道内をいろいろ回ってですねえ、
・・・全国にも行くんですが、
最初に、ここ苫小牧に来れてですねえ、非常にうれしいなあと!
で、
今回のこのツアーに参加してくれる、すばらしいドラマーを紹介します!
サカキバラリョウタ!!(漢字わからないので、カタカナ表記します)」
リョウタ「(立ち上がって)初めまして!!
僕、京都出身なんですけど、
フジファブリックのこのツアーで、北海道に来れて、
このステージに立てたことが、すっごい・・・うれしいんですわあああ!!
コーラスもないですし、せっかくですからこのマイク使わせてもろてます!!」
「(リョータくんを見つつ)・・・リョウタくん。
俺らも、うれしいんやでええ。(甘くささやく)」
リョウタ「・・・ホンマに?(笑)」
「ホンマや!!」
リョウタ「おおきに!!」
「その燃え滾った気持ちを、次の新曲に、注ぎ込もうやないか〜(笑)」
リョウタ「・・・わかった!!いくで〜!!」
べったべたなやりとりが、おかしいおかしい(笑)


{新曲1}
なんかすごいグルグルしてる曲だ,と思った。
加藤さんの手がすごい忙しい(笑)ドラムは真っ当なのに。
あっちこっちにはね回るメロディーが面白い。
志村くんのうたが噛み付くようになる。
テンションがバカ高い曲だった。曲自体が暴走気味。
これ、面白い。
ズドンって終わる、潔さもいい。
パッションフルーツ
うわああい!!来たあ!!
イントロで、加藤さんがいつもと違う感じで弾いてた。
ダイちゃんの鍵盤も、素敵。
今回のライブですごくよかった曲の中の一曲。
人と人との感覚が丁度よかったので、すごく踊りやすくて(笑)
加藤さんの音に体を任せて、楽しく横揺れました。
いやあ,好きだなあ,この曲。
{サボテンレコード}
前曲とこの2曲,加藤さんすごいよかったなあ。素敵でした。
ダイちゃんの鍵盤がとてもドラマティック。
この曲,いっつもサビとか,アウトロとかで走っちゃうのに,
今日はぐっと抑え気味。
リョウタくん、揺るがないです。おお。やるじゃん・・・。
ラスト志村くんのギターソロ。
聞き覚えはあるのだが、誰の何かまで出てこない・・・(苦笑)
比較的流行な感じの曲だったと思うんすけど・・・。


MC
「(先ほど弾いた曲をハミングする)
・・・最近よく聞いてるんですよ(笑)」
ダイ「お客さん,だーれもわかってないよ?」
「(笑)ああ,あれかー,みたいな感じですか?(苦笑)
あのー、基本フジファブリックは・・・多分リョウタくんもだと思うんですけど,
ろくでもない人間の集まりなんですが、
こういう曲は知らない、というか、
最近の音楽は全然聞かないで、昔のサイケとかばっかり聞いてて・・・、
・・・この人(ダイ)に至ってはプログレしか聞かないし、
バカな人しか聞かないような音楽ばっか聞いてる人が多いんですが。」
ダイ「・・・(何が悪いの?という顔)」
「(笑)そんな中でですねえ,
俺はたくさん日本の音楽を聞いてまして,
それがね,フジファブリックにとってプラスになってるんじゃないかなあと(笑)」
・・・自画自賛?(笑)
「・・・ホントは総くんはいろいろ聞いてるけどね・・・。
・・・総くんはジェフ・ベックにしか興味ないし。」
総「今,いろいろ聞いてるって言うたやん!!」
「(笑)今日言いたかったことはですねえ、
今日苫小牧に来れて、ツアー一本目で、非常にうれしいなあ,と。
お客さんもいっぱい来てくれてですね。
・・・最初ホントに心配だったんですよ。
苫小牧と言えばなんなんですか?食べ物とかは?」
(会場からバラバラとハスカップ!とかほっき(貝)!とか声が飛ぶ)
「・・・あのー、みんな言ってることがバラバラなんですけど!(笑)
まとめてから言ってください!!(笑)
昨日は晩ごはんに海鮮系をいただきました。おいしかったです!
・・・また来たいです!(苦笑)
・・・では、新曲をやります。」


{新曲2}
最後の別れに記念写真を撮ろう?みたいな歌詞が。
鍵盤が効いてる。キレイ。
メロディーはすごく素直な感じ。爽やか。
DAISUKE AIDの時にやってた,ダイちゃん作の曲に,
ちょっと雰囲気が似ている。
歌詞は全然違う(と思う)けど。
でも、なんだか切ない。
{唇のソレ}
志村くんが何度もリョウタくんにテンポあげて!と指示を出している。
自分のペースにすぐ戻っちゃうみたい(苦笑)
加藤さんが,リョータくんを笑顔で見守ってる。
なんか・・・微笑ましい(笑)
ラスト,それぞれソロを披露。
総ちゃんのバンジョーみたいな音色のギター、かっちょよかった。
リョータくんのちょっとフライング気味の〆方が納得いかなかったのか,
志村くん,もう一度やらせる(笑)


MC
「・・・楽しいねえ!!
(客席を見渡しながら)みんな汗だくだねえ(笑)
フジファブリック、初、苫小牧なんですけど、
初、といえば?カトシンさん?」
加藤「(急にふられてびっくり)はい?」
おおお!ひさびさの加トークかっ?!
思わず色めきだつ私(苦笑)
加藤「・・・・えー・・・,
昨日はですねえ、二条通り?一条通り?辺りを・・・・、
メインストリート的なところ・・・知らない?
・・・・じゃあ、もういい(苦笑)」
「(笑)昨日の夜,苫小牧に着いたんですけど,
・・・まあ土曜日の夜ですよ。
街中を車で走っててですねえ・・・だあれもいないんですよ!
土曜の夜なんていったら、東京は人で溢れかえってんですよ!
まあ、東京に限らずどこの街も込み合ってますよ。
ここは誰もいないんですよ!!
で、今日の昼間も誰もいなくてですねえ・・・不安になったんですけど・・・、
・・・多分、ここに、
苫小牧の人口の50%くらいの人が来てくれてるんだと思うんですけど(苦笑)
加藤さんはそれが非常にうれしいと!言ってる訳です!!」
激しくうなずく加藤(笑)
「えーフジファブリックは、今日苫小牧を皮切りに全国を回るんですけど、
ツアー中にニューシングルをリリースします。
・・・なんていうんでしょうね?
ツアーが始まる前は、なかなか実感が沸かないんですけど、
お客さんを目の前にすると、ツアーに出てよかったなあと思うし、
これからもいろんな人に出会って、繋がりができていくんだなあって思うんです。
では、11月に発売する「若者のすべて」を聞いてください」


若者のすべて
初めて聞きました。
志村くんのうたに気合いが。大事に大事に。
これは赤黄色とセットで聞きたいですねえ。
間違いなくウルっときそう。
まだ聞き込んでないので,もっとしっかり聞いたら感想書こう。
一回聞いただけでは,かんたんに語れそうもない。
そういう曲だ。
{打ち上げ花火}
あぶねーー!!(笑)
いろんな意味であぶなっかしい打ち上げでした(笑)
なんかハラハラしちゃった(苦笑)
総ちゃん。ちゃんとメンバーの演奏聞きながら,ソロ弾きましょうね(笑)
{地平線を越えて}
打ち上げがちょっと・・・だったので(苦笑)
大丈夫かなあ,と思いきや。
いきなり完璧。キて欲しいところに思いっきりキました。
技巧がどうの、ではないです。すべてが調和していた。
曲後半、ゾクゾクした。
これだよ、これ。
終わった瞬間,思わずガッツポーズしてしまった。
ギターデュオ、わざと不協和音みたくしたんかな。
アウトロ,志村くんが鍵盤を勝手にいじって(笑)
ダイちゃんに早弾きソロを強要。
メンバー,そんな志村くんを見て笑ってました。
この曲,すんごいかっこよい出来でした。気持ちよかった〜!
今日のライブで一番!
{桜の季節}
なんか、懐かしかった。
久々に聞いたから,ということではなくて、
鳴ってる音が,懐かしい感じ。
あの頃っぽい音だったので。
それにしても,なんて美しい曲なんでしょうね。
メロディーもアレンジも,完璧だと思う。この曲。
改めて思った。
フジの曲の中で、過去、一度だけ、この曲で泣かされたことがある。
音程,半音下げて演奏してたのに,
ラストのAメロ,志村くん間違ってオリジナルで歌い出しちゃって(笑)


MC
「ありがとうござまーす!!
いやあ,苫小牧,楽しいね!
まだまだ曲はありますけど・・・来てよかったなあと、思います。
えー,フジファブリックはこの夏,
いろんなフェスとかにたくさん出させてもらったんですけど,
それと並行してレコーディングもしていて,
先ほどもパパっと何曲かやったんですけど。ちゃちゃっとね。
・・・やっつけって意味じゃないっすよ?(笑)
気合をね、入れてってことで。
新しい曲も,いい感じに仕上がってきてるんですが。
ではここで、メンバー紹介。
ギター、山内総一郎!」
総「どうも!!あー、暑いね!」
「ライブハウスの中は暑いね!」
総「うん、最高だあ!!!」
「(笑)・・・加藤慎一!ベース!!」
苦笑う加藤(苦笑)
「加藤さんねえ。もうホントに必死なんですよ(笑)
武者震いが止まらない感じで。
そして、サポートドラムのリョウタくん!
で、ボーカルギターの志村です!」
・・・まあ、いつものことですが(笑)
むーーーってなってる金澤(笑)
「ここで!日本が誇る・・・奇人キーボードを紹介します!(笑)
・・・持ち上げてるんですっ!」
ダイ「いつも持ち上げてくれてるよね?」
「うん、持ち上げてるよ!!!(笑)金澤くんです!」
ダイ「どうもおお!」
「この5人でお送りしてるんですけども。・・・。
なんだかねえ、言いたいことがいっぱいありすぎて、
うまく出てこないんですけど・・・。
あ、物販作りました!Tシャツ!
あのーちょっと見てね、気に入ったら買ってもらえればうれしいなあって。
今回すごい、メンバーみんな気に入ってまして。
・・・次にやる曲は,
次のアルバムのメインテーマになるんじゃないかなあって曲をやります。」


{新曲3}
ちょっとびっくり。
メロディーも,歌詞も,アレンジも,ど真ん中ストレート!
いつまでも青春したいんだ的青臭い感じ?
それも,一昔前の。
あたしら世代には,懐かしい,と,感じるかも。
これがメインテーマ?
で,Surfer〜とかパッション〜とかも,きっと入るんだよねえ?
いったいどんなアルバムなんだ??(苦笑)
{ダンス2000}
「次の曲はー,ベース加藤慎一から始まる・・・、
パンク、ロック、アバンギャルド,ソウル、ちょっとモータウン
で、ポストパンクなベースから始まる,この曲ですっ!」
と志村先生の前フリが(笑)
桜〜に続き,半音下げてました。
加藤さんはもちろんですが,
ダイちゃんが!すごいよかった。
久々にダイちゃんのいい鍵盤聞いたなあ・・・。
いっつも思うんだけど、この曲って完全に横ノリじゃないっすか?
モッシュゾーンにいると、みんな縦に動くから、
一人であわあわしちゃうんだよね(苦笑)
でも今日は、自分のペースで踊れて、すごい楽しかった。
{TAIFU}
いやあ,これは楽しかった。
踊ったわー。
前曲に続き,鍵盤が素敵。
最近ダイちゃん,ちょっとおとなしいので(苦笑)
ドワーっと弾いてるのがうれしかったっすね。
山内先生,ここギター入ってましたっけ?というようなところまで,
ガンガン弾きまくってます・・・。
もー,ギタリストって(笑)
かっこいいけどねえ(笑)
♪感情の赴くままに、どうなってもいいさっ!♪
{銀河}
「苫小牧!最高!
どうもありがとうございました!フジファブリックでしたっ!」
三度志村の♪イエー!♪炸裂。
・・・まあ,いつものことですけどねえ(苦笑)


EN
「ありがとうございまーす!
(ツアーTを着ているダイちゃんを見て)
お?いいんじゃない??」
ダイ「いいよねえ?」
フジファブリックのNEW Tシャツ。
角度が変わると、一部分がピカピカ光りますっ」
(実演、金澤。会場からの「後ろは?」という声に、
振り返って見せる総一郎)
「まあ、こんなグッズも作ってみたり。よろしかったら是非。
・・・追加公演も12月に札幌でありますし。
2Daysやれることになったんで。
今日もチケット売ってるんですよ。今日から売ってるんですよね?」
ダイ「番号1番から売ってるらしいよ」
「そう、1番から売ってるんで、よろしかったら、是非。」
「今回はですね。
いったいどうなるんだろう?
と、思ってたんですけど、こんなすばらしいお客さんの前でやれて、
・・・来てよかったです!ありがとうございます!
では,僕らにとって非常に思い入れのある曲をやります。」


{茜色の夕日}
志村くんの声がね,もうちょっと。
ダイスケの鍵盤は非常によろしかった。
{虹}
「あのー、何度も同じこと言うようですけど、
苫小牧に来れて、本当にうれしいです!
・・・野球が強いからって!!っていつも思ってたんですけど(苦笑)
こんないい人たちばっかりで・・・。
今も思ってるんですけど、ツアーが終わったときにね、
さらに、苫小牧から始まってよかったなって、思うだろうなって。
フジファブリック、これからも、いろんなところに出て、
いろんなことやってくと思うんですけど、
いろいろ吸収したり・・・変わっていったりもすると思うんですよ。
そんなフジファブリックの今日を、
今日の精一杯を見せられたことが、非常にうれしいです。
では、今日最後の曲になります!
ホントにありがとうございました!!!」


・・・。
ここまで、志村が、ホントウを話してくれたこと、なかった。
これだけで、今日、ここに来て、よかったと、心底思った。
やっと、客を信頼してくれるようになったんかなあ。


またしてもギター弾かずに,片手に持ったまま踊り出す志村くん(笑)
・・・MP吸い取られそうだ(笑)
アウトロでメンバー紹介&ソロが入りました。
ダイちゃんかっこよかったなああ。


「苫小牧のみなさんありがとうございました!
フジファブリックでした!!」



以上。
苫小牧レポ。
細かいことは、おいといて。
とてもいい、ライブでした。
やっと、ここまできたな、って感じです。
えらそうでごめん。
でも・・・。
なんていうのかな。
いい音楽、を鳴らしてくれるのはもちろんなんだけども、
音楽を鳴らす意味、を、やっと、分かち合えるように、なったのかなあって。
フジファブリックがやってる音楽の性質上、
どうしても技巧に走りがち、というか、
そこばかりを見てしまうように、このところなってしまっていて、
何が言いたいのか、何を見せたいのか、
そこを見ることを、失念していたのかなあって。
もちろん、伝えるためには、そこをクリアしてこその、ではあるのですけども。
でも、今日は、今までになかった、
驚くほど、何もかもでそこに立っている志村くんを見て、
自分がフジファブリックに何を期待し、何を求めていたのかが、
なんとなく、わかった気がした。
そういう意味では、メンバーみんな、とてもシャイなんだろうね。
演奏が、ではなく、人間的に。


あたしゃあ、フジファブリックが好きです。
改めて、思い知らされました。
そして、
これからも、ついていこうと、思えました。