フジファブリック「サーファーキドリツアー」


フジファブリック
「サーファーキドリツアー」
07.6.23
@札幌ペニーレーン24


えー、アイモカワラズですが(苦笑)
フジに対しては生意気なことをほざいてます。
しかも呼び捨てにすること多数。
完全にワタクシの個人的な感覚でのみ、書いております。
お許しくださいませ。



夢チカLIVE SP→野音→DAISUKE AID札幌×2→JUNK×∞→渋公。
去年行った,フジライブ。全6公演。


足立くんが抜けてからというもの,
どうにもリズムやらテンポやらが不安定で,
見に行く度に,喜んだり悲しんだり・・・イラついたりと(苦笑)
毎回行くのが憂鬱になりつつあったフジライブ。
だったら行かなきゃいいじゃん,と,
自分でも思ったりはしてたんですが,
やっぱり好きなんですよね。フジの鳴らしてる曲たちが。
だから、あきらめたくない、というか。
なんとなく,バンド側にも,とまどいが収まってない感じもありましたしね。
それに,
その不安定さの中に,
新しい匂いが見え隠れしているのが感じられて,は,いて。
それは決して自分がついて行けないような感覚ではなかったし,
全く別の方向へ向かって走り始めた訳ではないようなので,
次のライブでは,どうにかなるんじゃないか,
と,いう期待を抱きつつ,会場へ行き,
微妙な気分になって会場を後にすること数度(苦笑)
いいかげん,待ってないよ?こっちも。
なんて言葉が口をついて出そうになりかけてました。
あ、書いてはいたけど(苦笑)
まあ、正直に言っちゃうと、
頼むよ!!加藤!!(泣)ってことなんですけど。


でも,今回は,そんなに悲観はしてませんでした。
それは,
長い間待たされて,やっと届いた新譜「Surfer King 」
これがもう,すんばらしかったんでねえ!!
・・・すばらしいって表現、ちょっと語弊があるような気もするけれど(苦笑)
志村くんは裏切らなかったですね。
いや,いい意味で思いっきり裏切ってくれた!
長いこと悶々としてたこの気分をぶっ飛ばすような曲を作ってくれましたよ。
そうか。これが志村くんの,フジファブリックの答か!
そう思った。
だから,ライブも,きっと大丈夫だろう,とね。
・・・大丈夫だろうなあ?(苦笑)


この日は友人と参戦。
朝JRに乗り込んでから,ほとんどライジングの話ばかりしていた(苦笑)
次の出演者発表まで後一日あるけど,
ひょっとしたら,ひょっとするかもね??なんてことも言いつつ。


それにしても,ここ3年くらいで,
客層が随分変わった気がします。
なんか・・・若返ったような?(笑)
違うか,あたしが年とったのか(泣)
みんな、何に惹かれてここに来てるのかなあ?


<セットリスト>
ダンス2000
Sunny Morning
モノノケハカランダ
MC
陽炎
唇のソレ
MC
Day Dripper
新曲・1
新曲・2
MC
茜色の夕日
MC
マリアとアマゾネス
地平線を越えて
打ち上げ花火
サボテンレコード
MC
Surfer King
TAIFU
銀河

EN

渚にて

EN
Birthday


今回のOPのSEは作ったものではありませんでした。
確かどっかで聞いたことあるんだよなあ。
映画とかのサントラだったと思うんですけど。
ああ!
志村くん!アロハ着てる!!
オレンジ×茶で、クラシックな柄。中にグレーっぽいTシャツ。
へえ!結構似合うじゃん!
ってか、髪長っ!!!
一瞬、アートスクールの木下くんかと思っちゃったよ(苦笑)
ダイちゃんは確かPVと同じピンクのTシャツ、
デニムのポケットから水玉のネクタイがひらひら・・・。?。
総ちゃんと城戸くんは白シャツ黒のパンツ、
加藤さんは茶の半そでシャツにハンチング。
・・・みんな、白いなあ(苦笑)篭り過ぎだよ・・・。
フジライブでは大抵、下手側におります。
正確にはドラム正面。
ここにいると、志村くんナメで加藤さんが見えるので、
リズム隊スキには絶好の居場所なんですが、
そうすると、結果的に金澤教の信者の真っ只中にいることになるんですね(笑)
いや、金澤くん、好きですよ(苦笑)
だから嫌な訳じゃないんですけどね、
周辺でかっこいい・・・というため息交じりの声が飛び交ってて(苦笑)
みんなキラキラした目で見てて、その子らがかわいかったなあ(笑)
そうですか、かっこいいですか。
そうか・・・(笑)
それはさておき。


出てきた加藤さんを見て、期待が確信に変わりました。
何が一番うれしかったってね。
加藤さん、イヤモニ付けてたんですよ!!
いや、正確には、イヤモニなのかクリックなのかわかりませんが、
どちらにしても、テンポを保つためのものであろうことは推測できました。
それ見て、
ああ、やっと覚悟が決まったのかな、と勝手に思ってしまいました。
城戸くんは素晴らしいサポートドラマーであって、
それはそれで大変ありがたいんですが、
そこに頼るのではなく、飲まれるでもなく、
志村のリズムを保てるのは、やっぱり加藤さんなんだって、
やっと気合入れてくれたのかなって。
彼の、さらに言えばフジのテンポをキープできるのは、
加藤さんしかいないんですよ。
それを、やっと自覚して、引っ張ってってくれる覚悟が出来たんかな、と。
そして、その効果は、絶大でした。


えっと、今ちょっと冷静になって思い返して見ると、
全体的に、ものすごいテンポ早かったです(笑)
でもそれは、気持の悪いテンポではなく。
気持の高ぶりが、そのまま現れていて、
お客の熱がそのまんま演奏に乗り移ってるような感覚。
すげえ早いんだけど,
城戸くんと加藤さんが,ばっちり合ってるので,
上物チームも揺るぎがない。
素晴らしかったです。


会場中が、待ってました!!って空気で満たされていて、
もう押さえ切れん!!っていう熱気が、パンパンになってましたねえ。
一年ぶりだもんなあ。(あたしは違うけど・苦笑)
北海道、熱いぜ!
そんななか、どうにも冷静な自分(笑)
さあ、どうくる?フジファブリック


「ダンス2000」
もうね、言葉に表すのが難しいんですけども(苦笑)
半年前に見た、
あの不安定な渋公から、
在り得ないくらいに、結束力が増していました。
これは・・・相当の積み重ねがあったんではないでしょうか。
今までに感じていた、いろんなズレが、まったくなかった。
音が、厚い。
あとね、ベースのボリューム、ちょっと上げてた。
加藤さんが全体を仕切ってるような。
・・・あたしがベースばっか聞いてたかもしんないけど(苦笑)
それが全体的にすごい安定感をもたらしてて。
めちゃめちゃしっくりくる。
早くも志村の♪イエ〜!♪が出る。
・・・ごめん。歌ほとんど聞いてなかったけども(笑)
それはもう、祈るような気持でおったので。
ラストの♪へへイベイベ〜♪の後の、盛り上がり方がすごかった。
ぐわああ!ってひねりあがる(@向井先生)感じで。
・・・これは・・・キたかもしんねえぞ・・・。


「Sunny Morning」
志村くんがすげえ声出てて、スポーンっ!!と気持いいくらいに突き抜けていく。
歌い方ちょっと変えたのかな?
あんまりネバっこくなくなった。
う〜ん。
これはこれでスキですけども。曲には合ってるし。
いやあ、それにしても・・・。
各々のスキル、すげえ上がってません??
なんか、一個一個の音に説得力ある。
ダイちゃんのハモンド、超いい音で回ってます!!
前より、グラインド感が増してる感じしますねえ。
サビのコーラスと、加藤さん、すごい!!
白いくらいの照明の中、疾走感いっぱいの音のキラメキが、
会場中を満たしていく。
これも、変幻自在なフジの一つの色。
ちょっと、眩しい。


「モノノケハカランダ」
一転して、赤と緑のサーチライトが暗闇の中交差して、
妖しげな空気満載。
フジの曲は、照明サンも演出し甲斐があるんじゃないでしょうかねえ。
渋公すごかったもんなあ・・・。
おっと。話逸れました(苦笑)
出だしの総ちゃんの音が、
今までよりもぎゃりぎゃりしててびっくりする。
ギターを換えたのか??それともエフェクターいじったのか??
いやー、申し訳ない。
どのギター使ってたかとか、
足どうしてたかまでは、さすがに覚えておりませんが、
ものすごい、攻めの音になってて、曲にあっててよかったなあ。
サビ直前の、城戸くんの攻めまくり→溜めが、
もんのすごい・・・クる(苦笑)
ってか、加藤さん!!かっけえ!!!
ヤバイ!これはヤバイぞ(笑)
総ちゃんの狂い気味のギターソロの裏で、
ガンガン叩きまくってる城戸くん。
それに負けないくらい、うなりまくりな加藤。
なんか・・・いつもと、気合、違くねえ??


MC
「どうも。札幌の皆さん、こんばんは。
本日のフジファブリック
ボーカルギター志村と、ギター山内総一郎と、
ベース加藤慎一と、ドラム城戸紘志と、そして、ダイちゃんです!!」
(会場から・「あご大丈夫??」)
ダイ「そうか!そう言われてみればそうですね!」
(「あご以来(笑)」)
ダイ「あご以来!!だねえ(苦笑)
・・・今日はねえ、熱い!熱すぎる!!
もうね、眼鏡が曇ってしまって・・・・もう大変ですよ。
(眼鏡を拭きつつ、志村に向かって)・・・お返ししまーす。」
(会場から「もっとしゃべって!」の声)
「・・・うるさい!!(笑)
まあ、おいおいね。
今日は久しぶりの札幌ということで・・・非常に・・・盛り上がっております!
このあと東京で2Daysあるんですけども、
・・・それらに温存は・・・シマセン!!
なので!皆さん、楽しんでってください!」
・・・志村が客に向かって‘うるさい!‘って言った!!びっくりした!!
いつもどっか客に対して遠慮がちなのに・・・。
・・・うれしいぞ(笑)


「陽炎」
ダイちゃん、このあとからずっと裸眼で通してました。
本当に暑かったんだね・・・。
それにしても、眼鏡なしダイちゃんは、
黒目がちで、髪の毛くるくるで、色白で細くて、
まるでアンソニー(キャンデイキャンデイのね)のようですわね。←いい過ぎか?(笑)
個人的にはメガネくんのが好きですけど(苦笑)
そのダイちゃんの鍵盤。
いやあ、この曲は、相変わらず泣きです。
本当にキレイ・・・。
ダイちゃんって、きっとロマンチストなんだろうなあって、
彼の鍵盤聞いてると思いますわ。
切なキレイなのも、気狂い気味のも、なんとなくセンチメンタルなんだよなあ。
そこがスキ。
加藤さん、Cメロんとこ、ちょっと弾き方変えましたかね?
いつもよりハネてる感じした。
この曲、加藤がかなりよかったんだよね(ニヤリ)
いいうた、歌ってましたよ。加藤さん。
今時期の季節に聞くと、
益々切なさ感とノスタルジック感倍増ですねえ(泣)
ラスト結構引っ張ってた。
うん、いい陽炎でした。


「唇のソレ」
早い!!無茶苦茶走ってる!!(笑)
でも、驚くほどに全員の呼吸がびったり!!
加藤さんの流れるようなラインが気持いい。
なんか、ニヤニヤしちゃう(笑)
しっかしまあ、総ちゃんもダイちゃんも、よく手が動く・・・。
ラスト、
終わるとみせかけて、
総VS志村のギターテクの応酬!!
うおおお!かっこいい!!すげえ!
ってか、総ちゃんは早弾きほんっとうまいよねえ!よく弾けるよなあ・・・。
で、終わるかと思いきや、
全員で顔を見合わせてニヤリと笑いあったかと思ったら、
なんと!加藤さん&ダイちゃんまでもが参加!!!
いやあ!すごいなあ!
この呼吸感!
次誰がソロ弾くなんて決めてないんでしょ?
かっこよすぎっす。君ら。
共に音を鳴らしてきた時間の長さを感じました。
いいなあ、バンドって(感涙)


MC
「いやいやいやいや。
決めてないんですよ。全然。曲の終わり。
なんかやろっかな?みたいなね。失敗することも多いんですが。
・・・今日はわりと成功だったんじゃないか?」
ダイ「言っていい?・・・俺、これ、今日初めて参加した!!(すげえうれしそうに・笑)
(何か言おうとするが止める)
・・・あー・・・、お返ししまーす(苦笑)」と志村に手振り。
「なんか金澤くん、久しぶりの札幌ということで、
気合の入り方が違うんじゃないの??」
ダイ「すごいよ!!」
フジファブリック、一昨日の夜に札幌入りしたんですけど、
昨日OFF日だったんですけど、
金澤くん小樽に行ってきたんでしょ??」
(会場騒然)
ダイ「えっと、
昨日ね、早起きして、場外市場に行って、蟹買って(笑)
桑園から電車乗って、小樽まで行って、小樽を楽しんできました!!
・・・ここに小樽から来た人とかいますか?・・・おお!居る!!
昨日なんかお祭りだったんですよね??・・・なんのお祭り?・・・あれ?(笑)」
「ちなみに今日は皆さん、どこら辺から来てるんですか?
・・・市内?・・・あー・・・、
・・・京都??・・・大阪に行けばいいのに(苦笑)
稚内とかいます?・・・ああ!いる!!
釧路とかは?・・・あ!いた!すげー!!」
ダイ「倶知安は??・・・あ!いた!!」
「すげー!!・・・なんの会合かわかんなくなってきました(苦笑)
・・・ま、そんなユルい感じもいいんですけどね。
ま、新曲作ってるんスよ。
先日シングルで発表しましたが、そのカップリングの曲とかですね、
他にもいろいろあるので、立て続けにお送りしますので、
引かないで(苦笑)盛り上がって聞いてください!」


「Day Dripper」
この曲はコーラスが面白いよねえ。
ダイ&総の、低〜い声のコーラスがキモ面白い。
サビの♪ウワウワ〜♪んとことかも。
志村の歌いに、ネバっこさが増してくる。
うんうん。いいねえ。
こういうフジのちょっと横ノリな感じ、すごい好き。
こういう曲のとき、総ちゃんがリズムとってるのがねえ・・・。
かわいいんだよね(爆)
そんなかわいさと裏腹に(苦笑)
サビのギュインギュイン言ってるとことか、ギターソロは超男前。
確かボトルネック使って、妙な弾きかたしてました!変な音〜!おもしれ〜!
ダイちゃんがモーグから何から、
とにかく鳴らしまくってた。
最近あんまりダイちゃんがガンガン来る曲ないので、逆に新鮮。


「新曲・1」
志村自分の心情吐露型かな?
ベースボール系とでも言おうか。
リズムは・・・。
聞いた瞬間に、
キャプテンストライダムの「GOOD HARVEST」思い出しちゃったんですが(苦笑)
いや、そういうリズムだったってことであって、
メロも曲の印象も全然違いますけども。
なんか直感でそう思っちゃったんで、他に表現の仕様がねえ(泣)
全体的には、結構爽やかな感じでしたが、
加藤さんがかなり歌ってて、それが面白かった。
そんなにヒネリ利かせる必要のない曲なんだと思う。
歌詞ちゃんと聞きたい。


「新曲・2」
イントロで率先して手拍子を求める総ちゃん。
おおお!
フジでこんなこと、初めてだ!!(多分)
おもしれー!楽しい〜!!
客参加型の曲、意外にないもんねえ。
まあ、あんまりフレンドリーにされても、違うとは思うけども(苦笑)
これはすごく楽しかった!
べっタベタな四つ打ちに、ピコピコいってるダイちゃん。
ボトルネック使用の、浮遊感満載の総ちゃん。
すごくきれいなのに、なんか面白い弾き方してたなあ。
そして、なんだか懐かしい感じのする加藤さんのライン。
ピンクの照明がぴったりハマってて、
これは面白い曲でした。
加藤さんの唸り具合が、かなり好きだな。
なんだろ?
ソフトな?・・・メロウな?・・・アンニュイな?ダンス2000というか(苦笑)
もう意味がわからない(笑)
友人は「C-C-Bみたい」って言ってました(笑)言いえて妙。
ディスコティック!!完全に横ノリ。
♪夢の中で会いましょう〜♪とか
♪響き渡るファンファーレ♪
♪踊る道化師のようだ♪とか言ってたような・・・。
志村妄想型の詞・・・っぽい。
これ書いてる今でも、ダイちゃんのピコピコが頭ん中回ってます(苦笑)


MC
「あっつい・・・うん・・・。
あのー、新曲、タイトルは、全然決まってないんですけどもね。」
(会場から「札幌!!」)
「札幌??
・・・札幌どこに付けるの?‘ナントカ札幌‘みたいな感じ?それとも札幌だけ?
・・・・う〜ん・・・(苦笑)」
(パッション札幌!!)←歌詞に確か‘パッション‘という言葉が出てきた。
「パッション札幌ねえ?(苦笑)
なんかそういう名前の芸人さんいたよね??(と総ちゃんに同意を求める)」
総「(チューニング中)ん??(笑)芸人さん??・・・おったかなあ?」
「新曲・・・今日やらない曲もあるんですよ。
(会場騒然・笑)・・・えー!じゃなくてね(笑)
逆に、今日やらない曲もあるけど、
今日やったけど、他のところではやらない曲もあるんですよ。
多分どれかがですね、今後発表されるはずなんですよ。流れでいくと。
・・・まあ、新曲もいいんですが、
フジファブリックのオーソドックスというか、
ベーシックにある曲も・・・非常に素晴らしいなあと、思うときも、あり・・・。
(会場から声が飛ぶ)
・・・野次は受け付けません!(笑)
・・・その曲をやります。」


「茜色の夕日」
この曲もそうなんですが、
確かダンス2000とか、Sunny〜とかもだったと思うんだけど、
完全に加藤さんにおまかせになってる箇所が結構あって。
お?やっぱりな、なんて。
あと前にも書きましたが、ベースの音量上げてあって、
すごい安心感がありました。一音一音大事に弾いてて。
この曲のコーラスつけてる総ちゃんがスキ。
泣きのボトルネックもうっとり。
ダイちゃんの、茜色をたなびかせる美しい鍵盤。
志村くんのボーカルにからまって、刹那色を濃くしていく。
でも、この日の志村くんは、
ちょと演奏の方に気がいっちゃってた感じしました(苦笑)
声は出てるんですけどね。うたが・・・。
というか、メンバーの気合がハンパなかった。
ドラム、ベース、ギター、鍵盤。みんな、それぞれが際立ってて。
特に金澤先生が素敵だった。
うた!負けんな!!(笑)
・・・それにしても、美しい曲ではあるんだが・・・。


MC
「いやー、いい曲っすね!(笑)
あのー、自分で作った曲なんですけど、
なかなかおんなじようには歌えないんですよねえ・・・。
それが僕のいいとこでも悪いところでもあり。
僕の人間性というか、歌詞に引っ張られるというか。
この場の雰囲気とかでも変わってきますし・・・。
今日この日にしか歌えない歌というか。
それでいいかな?とも、思うんすけども。
・・・ツアーも、今日札幌が終わって、残り東京2本だけなんですけどね。
・・・えーっと。
札幌は?いつ以来でしたかね?金澤くん?」
ダイ「・・・一昨日です。」
会場全体がきょとんとしました(笑)
その後爆笑。
ダイ「ごめん!!・・・(消え入りそうに)間違ってはないよ?・・・一年くらい前・・・。」
志村先生、何をいっているんだ?こいつは??という顔をしたあと、
加藤さんに近寄っていって、
ちょっと、あの人になんか言ってやって!!と言わんばかりのそぶり(笑)
そこへ総ちゃんもよっていって、完全に3対1に(笑)
ダイ「間違ってはない!!(笑)間違ってはないけど!一年くらいぶり!!
・・・今俺完全に素だった・・・。
いつ最近来たかなー?って思ったら、あ、一昨日だって思っちゃった・・・」
「金澤君、たまにそういうのやるよね。謎発言。」
ダイ「いやあ、失礼失礼。一年くらいぶりですよ。札幌は。」
「去年はペニーレーン2daysやりまして。今年は1days・・・・」
ダイ「一日だからdaysって言わないよ?」
ここぞとばかり、突っ込むダイちゃん(笑)
「・・・・ごめんねっ!!」
志村くん、てれ笑いの末、またしても加藤さんの所へ(苦笑)
「えー、1dayですね(苦笑)
集まってくださって、大変ありがたいんですけど。
その2daysでもやった曲なんですけども、
今日はさらにそれに磨きをかけた演奏を、お送りしたい思いますので、
そのナンバーを・・・聞いて・・・くれ!!(笑)」
おお!‘くれ!‘っつった!!ちょっと照れあるけど(笑)
ごめん、いちいち反応しちゃって(笑)
でも、なんか、志村くんの自信が、根拠のないものでは決してないので、
すごく頼もしく聞こえました。
・・・ほう、磨きかけたのね。
聞かせてもらおうやないけー(笑)←生意気。


「マリアとアマゾネス」
出だしのコーラス、金澤先生ちょびっとハズす。
志村くんがジロっと見てました(笑)
それはさておき。


こっからサボテンまで。
完璧。
一糸乱れぬとは、まさにこのこと。
フジの曲の中でも、リズム隊が締めてくんないと気持よくない曲オンパレード。
かなーーーーり身構えて、神経尖らせてしまいましたが・・・・。
磨き、かかってましたよ!!
そうそう!これこれ!
こういうフジが聞きたかったんですよう!!
まってました!!やっとここまで戻ってきたか!


ほぼ加藤さんの手を凝視してるか、
もしくは目を閉じて音しか聞いてなかったので、
メンバーの動きとか照明とか、全然見てませんでした(苦笑)
正直レポにゃあなりませんね(笑)
周囲はかなり盛り上がってたんで、
微動だにしない自分は超不審人物だったと思われますが(苦笑)


「地平線を越えて」
出だし、それぞれが間合いを計りながら、
フリーで音を出してたんですが、
こういうの聞くと、いかに腕が上がってるかっていうのがよくわかりますね!
もうね、かっこいいんだ(苦笑)
ごめん。言葉うまくつけられなくて。
とにかく、前と全然違うんですよ。
音そのものも、間も、呼吸感も。
うう。このじりじりくる感じ。
ヤバイ、気持よすぎる。
総ちゃん、例のギター、使ってました。


サビ手前で総ちゃんが弦をピン!って跳ねてたのが面白かったわ。
それからねえ!
Cメロ前のギターデュオのところ!
ここのリズム隊が滅茶苦茶かっこよかった!!
今までより手数は減らしてるんだけど、
なんつーか、グルーヴ感が絶好調に増してて、
気持よすぎてイきそうでした。ホント真面目に。
加藤さんが、良すぎ。♪ドッコドッコ♪いってて。
コーラスも、すごい厚かったし。
一つ一つ、すごく大事に、緊張感を持って、鳴らしてるのが、肌で感じられた。
この、ぞっとするような、底に引きずりこまれるようなうねりを、待ってたんだよ。
これでこそ、地平線。これでこそフジファブリック
ラスト、志村くんが、いつもと逆に弦にピックを滑らせてた。
すごい、いい音だった。


「打ち上げ花火」
正直、すごい怖かったんです。これ聞くの。
最近のこの曲、ほんっとに気持ち悪くて(泣)
城戸くんって、いっぱい叩きたい人なんですよね(苦笑)
すげえうまいから、いろんな技が溢れんばかりに出てくる。
サビなんか、もんのすごい叩いてますから。
いや、城戸くんが、じゃないのかな。
志村くんが叩かせてるのか。
それはね、いいんですけど、そうしていただけるのは、別に構わないんだけれど、
それに加藤さんがひっぱられちゃって、
結果的にリズムがモタる、という状況をなんども聞いているので、
すごく、怖かったんです。
そこがキモな曲なのに。


でも。
今日は違った。
気持で走りそうになったり、モタりそうになる城戸くんを、加藤さんが引っ張ってた。
いや、正直若干ずれてたりはしたんだけど、
それをものともせず、引き戻すだけの、力強さが、今の加藤さんにはあった。
もうね、今までで、一番良かった。
サビ手前まではね、いつもどおり、なんですよ。そこまでは問題ない。
サビ前で、金澤先生がキンって鳴った後の、
リズム隊の呼吸。そこですよ。そこ。
よし!よし!!大丈夫だ!
すごい緊張感。鬼気迫る演奏。
総×志村のギターデュオが、無茶無茶綺麗。
鳥肌たちっぱなしだった。
この、音の渦に飲まれる感覚。ようやく戻ってきました!
それだけではなく。
初めてこの曲を聞いた、あの衝撃の2年前から、さらに磨きをかけて。
やっと、やっと進化系を体験することができました。
最後まで、微動だにできなかった。


「サボテンレコード」
志村くんのカウントから。
音と音の隙間が、いい緊張感。
名曲だよねえ・・・。
志村くんの歌いに熱がこもる。
加藤の泣きが入る。一個一個の音に、念が籠ってる。
♪それはボサノバだったり〜♪の辺りの、高い音でハジくのが気持よかった。
ああ、そうそう。
この日は全体的にコーラスがすごくよかったなあ。
バシっと決まってて、厚みがあって。


ここまでの4曲、
ずっと答え合わせしてる気分でした(苦笑)
乗ってる場合じゃなかった。気が抜けなかった(笑)
音のまとってる緊張感も、自分の心情的にも。
よかった〜。ほっとしたわー・・・。
あとは、・・・あの曲だけね(苦笑)


MC
「どうもありがとうございます!
えーフジファブリックはですねえ、
6月6日に新曲Surfer Kingが出まして。
それが出たから、このサーファーキドリツアーでここに来れてるんですけども、
皆さん買っていただいた感じで?(笑)
お、ありがとうございます!
・・・ちなみに、その前に出たセカンドアルバムも買っていただいた感じで?
・・・たとえば、陽炎なんてシングルは?(笑)
シングルはねえ!なかなか買いづらい今のジェネレーションなんですけども。
ありがたいっすねえ。
Surfer Kingという曲が出たんですよね?金澤くん?」
ダイちゃん、客席に背中向けてます。
「あれ??
なんか新しい武器を金澤くんが持ってるみたいですけど!」
と、振り返ったダイちゃんの手に、なんとトランペットが!!
誇らしげな金澤(笑)
ダイ「買ってしまいました!」
「金澤くん!見せ掛け倒しじゃないってとこを、
ちょっと皆さんに見せてくださいよ!」
と、限りなくたどたどしい感じで(苦笑)ゴッドファーザーの例フレーズを吹く。
おお!吹けてるじゃん!!すげー!ダイちゃん!!
ちゃんと音出てるよ!
さすが吹奏楽部部長!
客席大盛り上がり!
「ダイちゃん、準備いい?」
ダイ「いつでも!!」
「よし!行くぜ!!」
このやりとり見て&聞いてて、
曲に対する認識は間違ってなかったんだなって思いました。
理屈とか、まとまり感とか、どうでもいいんですね?
や、まあ、どうでもってことぢゃないけど(苦笑)
そういう曲ってことで、いいんですよね?志村先生!
壊れますよ?(笑)


「Surfer King」
もう始めっから、壊れる気満々で臨んでいたこの曲ですが(苦笑)
・・・ごめん。甘く見すぎてた。
なんじゃこりゃああ??!!
体中がむず痒くなる様な、なんとも言えないそわそわ感。
もう、だまってられない。
体が勝手に動く〜(笑)
全部を放り投げんばかりの、志村の♪メメメメメリケ〜ン♪
くっくっく・・・。これだよ。これが聞きたかったんだよ!
思考回路破壊力、TAIFU以上です(笑)
大合唱で志村の声が聞こえない・・・。
踊れ〜!さわげ〜!!って感じです。ステージ上も客席も。
びっくりしたのは、コーラスが無駄に完璧キレイにハモってたこと(笑)
いやー、無駄な訳じゃ決してないんですけどね。
この状況でこんなにキレイなのがなんか笑えてしまった。
Cメロの加藤に、ちょっと我に帰る(笑)
いやー、ちゃんとしてたから、つい聞き入ってしまって(苦笑)
随所に金澤先生の吹きどころがあるのですが、
その度に鍵盤前に出ては吹いて、
急いで鍵盤を弾きに戻るという荒業をやっていまして(笑)
2番の鍵盤聞かせどころなんか、
ペットソロ→あわててバタバタ戻ってたもんだから、
客席から失笑をかってました(笑)
・・・どんだけ前に出たいんですか、君は(笑)
それにしても、そこそこちゃんと吹けてて、すごいなーと素直に感心。
さすが吹奏楽部。
それにしても、いつの間に練習したんだ・・・。


「TAIFU」
この日唯一、加藤さん前に出る!!
ここ2曲、なあんにも考えなくてよかった。
鍵盤たたき付ける金澤先生が男前!
無茶苦茶踊った〜!
まったく、なんて曲作るんだ、志村君は(苦笑)
なんでこんなに、アホになれちゃう曲作れるんだろう??
確実に、普段使ってない脳の、どっかの鍵をぶち壊されるんだよね(笑)
そこかよ!!意味わかんねーよ!!
でも、異常に開放感あるから、気持よすぎて乗っかっちゃう。


「銀河」
来た。
さあて、どうかしら?
さっきまで盛り上がりまくってたくせに、
急に身構えちゃう自分(苦笑)


サビまで待った。


・・・うん。
大丈夫。


この曲、あたしの中で、及第点だったことって、
今まで1回くらいしかないんですが(苦笑)
今日のは、よかったです。
リズム隊がね、ちゃんとしてくれてれば、気持よくトベる曲なんですよ。
意味とか、意識とか、思慮とか、意義とか、まったく必要ない曲なんでね。
感覚だけがすべての曲だから。
すばらしい。
よくぞ。


EN
「ありがとうございます!!
・・いいぜ、札幌!!
えー,札幌の皆さんに・・・というか,
北海道の皆さんにですね,ずっと言いたかった事がありましてですね、
今日やっと言えるんですけども・・・。」
(会場・もしや??といった感じにざわつく)
「・・・ライジング出ます!!!」
(ぎゃーー!!!・笑)
多分この日一番の盛り上がりだった。
そりゃあもう,ハチの巣をつついたような大騒ぎ!!
それをさらに,ガッツポーズで煽るメンバー(笑)
非常に誇らしげな表情です。いい笑顔。
いやー,ひょっとしら?が当たってしまいました!
悲鳴の嵐の中、志村くん、城戸くんに合図。


「虹」
憎い入り方するねえ!志村くんったら!
この日初のoiコール炸裂の中(笑)
志村「イエ〜〜!!!!」
喉切れそうな勢いの絶叫、志村(苦笑)
ものすごい盛り上がりでしたね、この曲。
そりゃあ、そんなウレシイ報告、
本当にうれしそうな本人らから目の前でされちゃあ、
弾けざるをえないでしょう!!
気持ちよく跳ねさせてもらいました☆
いやあ、名曲だあねえ。
掛け値なしに気持ちいいもんなあ。
ラスト、音源よりかなり長くひっぱってました。
みんないろんな遊び入れてておもしろかったな。
「どうもありがとうございました!フジファブリックでした!!」


渚にて
さっきのMCで陽炎のシングルが〜って話したのは、
これの前フリだったのか?!(笑)
この曲、転がるギターと、
ズドンッって潔く終わるラストがすき。
ちょっと昔の曲やってくれると、
なんかすげーうれしいんだよねえ。
これとか花屋とか。
かっこいいんだもん。だって。
曲かっこいいから、
うまくなった今のフジで聞きたいって思っちゃうんだよね。
しかも加藤がいいし(笑)
いやー、楽しかったなあ。


EN
そんなに間をおかず、再びメンバー登場!
「ありがーっす!!
いやいやいやいや。
せっかくなので、もう一曲やりますよ!」
こっからなぜか、小芝居入ります(笑)
ダイちゃんを不思議そうに見る志村くん。
「・・・・あれ??金澤くん、そのTシャツ、着替えてきたの?」
ダイ「汗かいたからね(ツアーTのピンク着用)着替えてきた」
「そのTシャツいいねえ!・・・フジファブリックって書いてある!
それどこで売ってるの??(わざとらしい)」
ダイ「ロビーに出たところでね、売ってた。
なんかねえ、物販って書いてあったよ!」
「そのフジファブリックTシャツは、
物販っていうところで買えるんですね!!」
(今度は総ちゃんをしげしげと見る志村くん)
「あれ??(笑)山内くんのそのTシャツは・・・?
SKT!サーファーキドリツアー!!て書いてるねえ!
それもひょっとして??」
総「(若干引き気味に・笑)ああ、物販でね(笑)」
ダイ「志村くん、シンセになんかついてない?
僕んとこからは見えないんだけど」
(取りい出したるは、ツアーグッズのキーホルダー)
「ああ!これは!フジファブリックって書いてある!
これは今回の新しいキーホルダーじゃないか!!
・・・・よろしかったら、是非(苦笑)」
いつの間に、こんなことできるようになったんでしょうねえ(苦笑)
姑息な物販紹介(笑)
志村くんがやってるっていうのが、おもしろかったけど。
あ、そうか、八重樫くんがいないからだ・・・。
元気かな、八重樫くん・・・。


「Birthday」
志村くんがかき鳴らすアコギに合わせて、
自然発生的に手拍子が起きる。
おおお!
こんなこと初めてじゃね?
しかも、なんでこんなにピースフルな空気に満ちてんの?(苦笑)
フジライブで、初めてですよ。びっくりだ・・・。
今日のライブ、よかったって証拠だなー。
それにやっぱ、バンドが強くなった。
バンドが?いや、志村くんが、かな。
この曲、今まであたしの中では、可もなく、不可もなくって感じだったんですよ。
正直ね。
でも、この日聞いた志村くんのうたは、
すごくあたたかかったんですよ。
みんなが待ってる。急いで帰ろう。
そのくすぐったいような幸福感、みたいなもんが、
うたから感じられて。
そっかあ、こういう歌だったんだって、やっとわかった。
いいうた、うたえてるじゃん。志村。
この日イチバンの、いいうたいっぷりでした。


「ありがとうございました!フジファブリックでした。
・・・では、ライジングで会いましょう!!」



はい。
いやあ、いいライブでしたよ。
よかった。ホントよかった。
加藤さん、がんばってくれましたよ!!
そうでなくちゃ!
リズム隊がガシっとかましてナンボです。
久しぶりに、そうあって欲しいフジ、のライブでしたねえ。
うれしかったし、ほっとしたし。
随所で高笑いしそうになる自分(苦笑)
うーん。
去年もそうだったんですけど、
ツアーだといいんだよね(笑)
ところが、単発でやると、どうにもズレが生じる。
・・・今後イヤモ二必須にしてはいかがか?(苦笑)
うれしかった反面、また振り回されるんじゃねえかって不安も、
まだちょっと拭えないなあ・・・。
どんどんスキルは上がってるのに・・・。
できてることを喜ぶより、
できてないことがあることは大問題だっていうこと、なんですけどねえ。
疑り深くてごめんね(苦笑)


それにつけても「Surfer King」
とんでもない曲ですね(苦笑)
考えることを一切許されない(笑)
直接たのしいって感情をわしづかみにして
引きずり出されてる感覚、とでも言おうか。
なんでフジの曲って、こんなに感情振り切れるんだろう・・・。
‘楽しい‘が行き過ぎるんだよねえ(苦笑)
生で聞くとさらにその曲の持ってる凶暴な力を実感します。
今だに謎。
こういうバンドは他にはないです。
だからやめられねえんだよ(苦笑)

Surfer King(初回生産限定盤)

Surfer King(初回生産限定盤)

さてさて、
なにはともあれ、久しぶりにとっても楽しいフジライブでございました☆
確実に、スキルはあがってる。
是非次回以降も、この調子で!
さて、ライジング。
あの石狩の地で
♪メメメメメリケ〜ン♪を一緒に叫べることがうれしいです(笑)
頼むぜえ!(笑)

虹