薄紅色の、鮮やかさに

harikona2009-10-17

みんな、
歌詞、
ちゃんと読んでんのかな?


そして、
それについて、
自分なりに考えたり、
しないのかな?


ライブで、
一発目のギター音とか
カウント聞いただけで、
なんの曲かわかるくらい
CD聞き込むって、
どうかしてるんですかねえ?


音楽好きってだけで、親近感は覚えるけど、
想いの重さは、人それぞれ。


いいか、わるいかの問題ではないことは、わかっているつもりだが、
温度差に対する違和感と、・・・・若干の恐怖感は、
誰のライブに行っても、ほんのすこし、思うことで。







急に思いだして、06年のJUNK×∞のビデオをひっぱりだしてくる。
あーーーーー。
当時は志村くんにばっかり気を取られていましたが(苦笑)
ABEX GO GOやっとるやんけーーーー。
阿部B・・・・ステキ(苦笑)


ってか、
志村くん、やっぱり高音、大分出なくなってるね・・・。
桜の透明度が全然違う(泣)


でも、
このうたのすごいところは、
この頃の志村くんのうたう景色、
民生の景色、
ヤックの景色、
そして、
今の志村くんが描く景色、
全部が違って見えるところ。


そして、あの頃聞いたあたしが見た景色と、今のあたしに見える景色、
どちらも桜色に彩られてはいるけれど、そこに映っているものは、やはり違う。


歌い手と、聞き手とともに、成長する、うた。


このうた、すごい。


{桜の季節}


これが、デビュー曲なんすよ、フジファブリックの。


こういう曲を、志村は書けるんだ、っていうのが、
ファンとしての誇り、というかね。



そして、この日の{銀河}、やっぱりすげえ。
民生が(笑)
そして、それに負けじと、
うためっちゃ頑張ってる志村の、がつんと気合の入った声。
いいっすね。
あ。
もちろん、ヤックの安定したベースがあってこその、です(笑)



この両方をね、鳴らせるっていうのが、フジファブリックの強味であって。



ココロいっぱいに広がる、澄み渡った景色と、
わかったような気にすら、なられることを拒絶するかのような、
決して報われないであろう、やるせなさの痛み。


そして、
快楽だけを追求した、音の重なりの魔法。



その両方、どちらにも、気持ちを高ぶらせて、振り切った音を鳴らせるメンバーと、
絶妙なバランスでうたえる、ボーカル。
それが、フジファブリックなんですよ。


そして、それらが、意識をひとつにして鳴らした瞬間の、
恐ろしいまでの、高揚感たるや。



・・・・まあねえ、
実は計算高いし、
瓢々としているように見えて、
ボーカルのハートが、ガラスなんでね(苦笑)
結構、
そのハートの前にあるシャッターを、開いてくれることが、稀だっつうのが、
あたしの不安感を募らせる原因だったっていうのが、最近ようやくわかったんですが(笑)


何せね、
比較的、開いてくれているライブの方が、見ている回数的には多かったんだなって、
やっと気づいたんですよ(苦笑)
・・・道産子なくせに、あちこち遠征したりもしたんで。



調子悪いなら、調子悪いなりの出し方してくれりゃあいいんですけど、
感情消しちゃうからなあ・・・・。
客に対して、変に気を使っちゃうとこがねえ、
志村くんのプロ意識、なのかもしれないんですけど、
そうやってると、
うたの気持ちまで、消してしまうことになる上、
益々自分を追い詰めて、さらには、客のココロを遠ざけてしまう、のになあ。
意外と、感づいてる人、多いと思いますよ?(苦笑)


多分ね、ちょっと前の志村くんは、
演奏とうたに必死で、そういうことまで、考えてなかったんだと思うんですよ。
そういう意味では、うたに殉じてたんでしょうね。
だから、そんなに、違和感も感じなかったというか。
こちらから見れば。



メンバーもそれにつられちゃうとこあるしねえ・・・。



そのまんまで、いてくれていいんですけどねえ。
かっこいい志村くんは、別に見たくないですから(笑)
うた聞けば、そんな出来た人だとは、誰も思わんし←暴言。
でも、
その「うた」を、聞きたくて、あたしらは足しげく通っちまってんですからね。


全開のうたを、聞ければ、こちらの気持ちも、全開でいけますから。
出来不出来の問題ではないです。


それで、昇華されるものも、あると思うんですよ。


うーーん。
志村くんが、自分の目指す先を、どこに置いてるのか、よくわからないから、
なんとも言われないところもありますけれども。



{銀河}ねえ、
前はライブで聞くの大好きだったんですけど、
最近は、あまりやってほしくなくなってましてね。
だって、気持ちよく、夜空の果てまで、トベないんだもん。最近のは。
本気で演ってくんねえし。主に志村が。
変態だっつうの、当たり前になってきてんのが、納得いかねえんだ。
こんな曲(いい意味で)で、客が盛り上がること事体がどうかしてるっていうことを、
演る側がわきまえてないと、この曲って、成立しないと思うんだよねえ。
予定調和は、必要ないから。


誰もかれもがいいっていうものの方が、おかしいと思うんだよねえ。


10人いれば、10通りの考え方がある訳じゃないっすか。
みんながいいっていうから、いい、とか、
みんなが盛り上がってるから、自分も盛り上がらなきゃ、とか、
盛り上がる曲だから、盛り上げなきゃいけない、とか、
そんなもん、思考と思慮の、欠落だし、
感性を鈍らせるだけだとしか思えんからね。


たくさん来てくれてるから、たのしませなきゃ、っていうこと考える前に、
まず、自分ががっちり楽しいことをやるっていうのが、
大前提であって。



自分がどう感じ、どう行動するか、っていうことを、
発する側に居る人が、制限しちゃったら、
そのうたを、おもしろいって言ってる、あたしらの気持ちも、
制限することに、なっちまうんじゃあ、ないかねえ。




そういった、(あえて言えば)面倒事が、
先日の札幌二日目では、一切感じられなかったから、
すっげー楽しかったんだと思う。


そういうフジが、あたしは見たかったんだ。


この大好きなうたを、みんなの前でうたえることが、うれしいんです。
この音を、このメンバーで鳴らすのが、すげー楽しいんです。


だから、音楽やってんです。


それを、全力でやってくれれば、
フジファブリックの基礎体力は、
その気持ちに、うたのココロに、客を巻き込んでしまうだけの、力がある。


まあ、鳴ってる音が、大分オカシイので(笑)
そういう人だと、とらえがちですけど(長い付き合いのあたしでさえ)


至極まっとうな、ロックバンドだと、思うのです。



改めて、それを体感させられたような、時間だったと思う。



で、


あたしはやっぱり、


フジファブリックのうた、すげー好きです。



桜の季節

桜の季節




あー。
今ですね、
先日のライブの感想書いてるんで、
なんか、それの続きみたいなことになっちまいましたが(苦笑)



話戻すと、
来年は是非、JUNK×∞の本家、函館の上(地図上では・爆笑)倶知安で!
そして、フジも呼んでください!!
あの時の、リベンジを!!!


ほら、EBIくんも、てっしーも、
倶知安いくぞ〜〜!!」って、けしかけてたしね(笑)























ホール即完とか、そんなこと、どうでもいい。
フジファブリックは、ライブバンドです。
その場で、鳴らされる音が、すべて。





噂話は信じない。
ゴシップ記事も、興味わかない。
この手のひらに、触れたものだけ。
それだけが、僕の真実。




目を閉じ、耳をふさぐのではなく、
固執するのでもなく、
己も、その音も、過信するのではなく、
その場にいられることを感謝し、全力で受け止めようとしているだけだ。