思い入れ

harikona2008-06-11

フジファブリック
金も時間も捧げるようになって(苦笑)
早4年が経過しております。
先日、
富士吉田に錦を飾った志村くんの涙を見て、
なんだかいろんなことを思い出しましてね。


自分にとって一番思い入れの深いライブは、
武者巡業ツアー@函館。
なんていうのかな。
すごくね、近かったんだ。メンバーとの心の距離が。
もう二度と、あんな体験できないだろうっていうくらい、
奇跡的な近さだった。
物理的な面もあるけども(苦笑)
見事なまでに、うたを介して心が同調しているのが感じられた。
やっと、開いてくれたなっていう気がしたんだ。
おこがましくも。


演奏面でいまだに耳に残っているのは、
06年、足立くん最後のライブ、札幌・夢チカライブSP。
現場にいたときは、よもや足立くんが抜けるとは思いもよらずにいのだけど、
あの時点での、フジファブリックのすべてだったと思う。
いや、それ以上のものが出てた。
一音一音のつながりが完璧だった。
いまだに、あの時の「銀河」を超える「銀河」は聞いたことがない。


個人的な思い入れはさておくとして。
フジファブリックは、まだまだ変化していくバンドだと、改めて思います。
主に、志村くんの心次第なところが多分にありますが(苦笑)
その志村くんが、未だに底が読めない、妙な闇を抱えているのがね、
そこが期待させる一番の要因だと思う。
素直な人なんだと思うんだけどね。
ちゃんとご両親に愛されて育ってるんだなっていう音鳴ってるし。
なのに、蜃気楼の歌詞とか出来ちゃうんですよ。この人は。
その心に飼ってるブラックホールをね、覗きたくなっちまうんだよなあ。


メンバー個人のスキル、キャパは、確実に広がっているし、
志村の間合いを測ることも、メンバーがここへきてやっと、
つかめるようになってきている感がとてもあります。
そう。
6年かかって、やっとワンマンバンドじゃなくなってきたんですよ。