あやかしパッション?

harikona2007-09-05

英詩で歌う
アーティストが
増えている昨今。
個人的には
あまり好きじゃないです。
答えは簡単。
聞いてて意味がわからない。
苦手なんですよ、英語。
まあ、それだけじゃないですけどね。


知りたかったら調べろ!
っていうのは
ちょっと横暴な気もしますし。
ライナーとかに
訳詩つけてくれてるんならねえ、
まだいいんですけど。
好きなバンドいっぱいありますけどもね。
英詩で歌ってても。曲は素敵なんで。
でも、やっぱりしっくりこねえ。
歌詞、聞き流しちゃうんだよねえ。
もったいない感じする。
音楽なんだから、詞じゃねえんだ!!って
言わないでくださいね。
意志のあるウタなのであれば、
詞は、直接伝えてナンボ、です。


ユーミン中島みゆきさん。
歌詞に使う英語およびカタカナ語が、
年々減っていっているそうです。
これを研究してた大学の先生が、日本語回帰だって、書いてました。


日本。
鎖国を解いてから、戦争を経て、
西洋文化にすっかり飲まれている感がありますが、
日本語の持っている、独特の情緒は、
日本人である自分にとって、とてもしっくりくるものです。
少し湿り気があって、闇がほのかににおう。
そういうものを、大事にしてくれてる人に、惹かれますね、やっぱり。
意図的に、ではなくても。


少々大げさになりましたが、
本日発売。
フジファブリックパッションフルーツ
まあ、タイトルが既に外来種の果物ですが(笑)
そういう揚げ足取りは置いておいて。
志村くんは、いったいどういう本を読んでるんだろうね??
あやかしとパッションが結びついてる意味がまったくわかりませんが(笑)
なんとなく、使ってる言葉とか、
言葉の置き方とかが妙に時代がかってるんだよな。
現在と大正あたりの言語感覚を行ったりきたりしてるみたいな。
この、なんとも言われぬ時代錯誤感が、すげえ好きなんですよ。
さらに、その言葉使いに、巻けず劣らずな音。
古いような新しいような、
かっこいいんだか、おもしろいんだか、もう訳がわからない混沌とした感じ。
でも、完全に、日本人でしかありえないグルーヴ。
素晴らしい。


過酷な茨の道を歩んでる、フジファブリック
常に、どこで乱反射するのかわからない、万華鏡のような音を、
要求してしまうし、
自分等も、そうしたいと思っているのかもしれませんが。
だからこそ、
本当を、
形振り構わずさらけ出したとき。
きっと、ものすごいもんが、生まれるんではないだろうか。
いづれ、その時はやってくるんだろうな。


やっぱり、あたしを放してはくれないようです。
フジファブリック

パッション・フルーツ(初回限定盤)

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