そう思うこと自体、まだ遠いのか。

harikona2006-07-04

音楽というものに、
こころを震わせ、考えさせられ・・・救われ・・・。


人間は、
自らで、自らの思いをこんなにも表現したり、
確認したり、否定したり、推敲したりしているのに。


何故、他者を傷つけてまで、生きねばならないのか。
何故、こんなにも、あたたかい空気で包む事ができるのか。


この命に、実質、意味などないのだろう。
だから、この無意味な生に、意味を見出したくて、
寄り添っていくしかないのだ。
他の人達に、自分が必要だ、と感じたくて。
他の人たちが自分に必要だ、と確かめたくて。
カラッポの寄せ集め。
カラッポの慰めあい。


そんな程度の存在が、
何故縄張りだの、プライドだの、意地だので、
狂ったように、物を作ったり、投げたり、破壊したりしなければいけないのか。
嫌な思いしか残らないのなら、
もっと、もっと、目の前に見えている空気や、
木々や、水や空や月や星や、花々や、
時間や季節やらのうつろいや、
なんとなくでもいいから、好きだなって思える人たちの笑顔や。
そんなものを感じられる、気持ちを大切にしないといけない。
どちらが大切か、どちらが安らぐものか。
守るために攻撃する、という意識は詭弁だと思う。
盾になりさえ、すればいい。
鉾を構える必要はない。
壊したその先にも、いとしい人たちは絶対に存在するのだから。


さあ、あたしは、どう生きればいい?
もっと考えなければならない。


この国に生きて、
この国であんなにもあたたかい歌をうたっている、
あの人の意識には、程遠い。