自由になれた

harikona2007-07-16

なんだか、
本当にあの場にいたのか。
ひょっとしたら、
いつもの妄想の中だったんではないか。
そんな気すらしてしまうほどに。


100s Live tour 2007「百来来!!!!!!」
@札幌ペニーレーン24


楽しかったんです。
100sのライブですよ??
楽しかったんですよ!!!
いやもちろん、
簡単に楽しいなんて言える様なライブでは
もちろんなかったんですけどね。
いっぱい泣いたし、いっぱい痛かったし、
いっぱい自分と話したし、いっぱい教わった。
でも、終わった瞬間にあったのは、あったかい気持と、笑顔、だった。


全部、全部出し切ってきました。
2年分の悔いを、全部吐き出してきた。
個人的な勝手な思い込みかもしれないが、
メンバーはそれを、真摯に受け止めてくれた。
なんてデカイ人たちなんだろう。


オーディエンスとメンバーが、
音楽でがっちり握手をしているような、
共に歩きながら肩を組んでいるような、
理想的なライブだったと思う。


レポかけるかなあ・・・。
いつもは、覚えていたいという思いがどっかで働いてるし、
さらにこうやって書くことが少し頭にあるので、
ほんの少しだけ冷静さがあるんですが、
今回ばかりは(苦笑)
そんなもん、まったく念頭にありませんでしたねえ(笑)
自分を真っ直ぐに晒す事しか、太刀打ちできる術がなかったのでね。
目はほとんど機能してませんでしたわ(苦笑)
ある意味、ものすごい正しいのぞみ方だったとは思いますけど。
まず、メンバーの衣装、ほっとんど覚えてねえ(笑)
あ、ヒロくんは黒いシャツだった。覚えるまでもないか(笑)


あと、ひとつ、強烈に覚えてるのは、
ちょっとネタバレますけど、




「Q&A」のトムくんのリズムを感じた瞬間。
沼澤尚氏を思い出したんです。
自分でも、びっくりしたんですけど。
叩き方が似てるとか、技がどうとかではなく、感覚的なものです。
カズくんのうたの、入るべきところに完璧に入ってくる、
その間合いとか空気の掴み方が、沼さんに近い感じがした。
とにかくね、すべてのバランスが気持がいい。
あの域に、トムくんは相当近づいてる。
生意気ですね、ごめんなさい。
でも、体が、そう感じたんですよ。
なんだっけなあ?とか、なんかに似てるなあ、とかではなく。
あ、沼さんだ。って。
ぞわーーーーって鳥肌が立った。
今までにない、初めての感覚だった。
すげえぞ、トムくん。
その後も、まったく耳が離せなかったもの。
憎いMCも、トムくんなら嫌味なく、本当だしね。
この人は、うたのためのドラムを叩くために、生まれた人なんだねえ。


ああ、幸せだった。
素晴らしいライブだった。



その余韻を引きづったまま、
翌日5時までススキノで飲む(笑)
いいライブを見ると、脳の中の、封印していた箇所が開いてしまうらしいね。
というより、カズくんにこじ開けられたのか(苦笑)
言わなくていいことまで、
つらつらと並べ立ててしまった・・・。
いつもすまん、友よ。
でも、おいしかったね(笑)
写真は朝焼けのテレビ塔








【原因】
どうやら、生きるということは、
自分が表層で思っているよりも随分と過酷なことらしい。


わかっていたつもりだった。


だが、思っていた以上に私の孤独は、
私の心に,深々と根を下ろしていた。


外から受ける圧力や疎外感からくる孤独感ではない。(勿論それらも要因ではあるが)
内に潜んでいる‘血‘に対する恐れがこんなにも私を縛りつけているとは。


今日、100sの6人に、話を聞いてもらっていて(精神的に、という意味で)
「何故自分が思う通りの行動を取れないのか」
ということに対するひとつの回答を得られたような気がした。


私は、私の血に潜む、あの人を恐れているのだ。


ああなりたくない。なるものか。そう強く思ってきた。
だが、今の自分からは、そのなりたくなかったあの人の匂いが微かにするのだ。
だから、先へ踏み込むことを、極端に恐れている。
憎んでいる訳ではない。
恨みもしない。
だが、結局最後まで理解できなかった部分を、
どうやら、確実に、私は持っている。


抗えないのか。


いや、そうではない。
私にはそれに打ち勝つための、強さも、弱さも、両方たりないのだ。


それに気づいてしまってからは、
ライブ中、ずっと、心で叫んでいた。
あなたたちの力を、私に分けてくれ、と。
振り切るだけの、
もしくは、それを受け入れて、押し込めるための、
強さを手に入れる、力を。
なにもないところから,
自らの力で答えを導き出した,
あなたたちの力,を。
そして彼等は見事にそれに答えてくれた。
この底が知れない葛藤ごと、彼等は受け止めてくれた。
ような気がしたんだ。


たまには、ブルースも笑って。ね。


とてもいいライブでした。