大人計画「まとまったお金の唄」

2006,5,4@下北沢本多劇場

誰かの幸せを思ってついた嘘が,
大きく大きくふくらんで,
周りの人たちを巻き込みまくって,
結果破綻が起きてしまう。
それでも,こんなんなっても生きてんだってハナシ。
えー,簡単に言いすぎですか?(苦笑)


女であることで被る、メンドーなしがらみと、
金がないゆえに失っていくもの。
自分にも、周りにも嘘をつく。
自分を守ってるつもりで、それが自分をざっくり刺している。
・・・げー。
久々、あたしが形成されているそのもののねじれの理由を、
確認させられた気分になったですよ。


紙ちゃんがあまりに良くって思わず泣けた。
なんかびっくりした。大人見て泣いてる自分が。


松尾さんの書く芝居を見たことが、
多分今のあたしの価値観を決定付けている。
というか、もともとあったモヤモヤしたなんかが、
ぐわあっと露呈したっつうか。
初めて見たキレイから、何本も見てますが、
毎回そんな気分になる。


松尾さん,最近マッドな役はクドカンに振りますね。
キレイの再演もマジシャンやらせてたし。
個人的にはちーっと物足りない気がいたしますが。
永遠の弟分ですからねー(笑)
なんつーかねえ、
イッちゃってる人特有の、
ヤバさと、エロさと、かっこよさが同居したような、
壁を越えてしまった感じが今ひとつ。
良々くんのおばさんっぷりが見事。
旦那さんの事を思ってる時なんて,かわいいとすら思った(笑)
おばさん顔だしなー。
志摩さんって、かっこいいよなー。
こう、凛々しいっつうかね。
凛とした女がとても似合う。どっか壊れててもね。
始終かわいくて、好き度に拍車かかりまくり、べっこさん☆(苦笑)
70‘sの衣装もさることながら、
妄想全開な女子のキュートさが、なんともはや・・・。
ホント、その辺の女子よか断然かわいいもんなー(笑)
もうすぐ40。2児のパパ。
そして。
出番2回、台詞もほとんどなし、なのに、
全部かっさらう、作家松尾スズキ(笑)
ほんとずるい。存在がずるい(笑)
松尾さんの芝居、もっと見てえなあ。


やっぱし本多で見る大人が一番落ち着くなー。
コクーンとか世田谷ってどーも・・・。
前回イケニエ、キレイとちょっとムズガユイ感じがしてたので(笑)