路面電車とカブ

映画「8月のクリスマス」を見ました。
月とキャベツ」本当に大好きな映画で。
それ以来のスクリーン登場。まさやん。
韓国の方のはすでに見ていて,
映画終わる頃には号泣してたので(苦笑)覚悟して見ました。
彼を「おじさん」と呼ぶのは,大分無理があるのでは?
と思っていましたが,もう,なんかそんなことどうでもよかった。
全部がとても淡い色合いで,静かで。
出てくる人たちのいろんな思いが,しんしん,と降り積もるようでした。
おばあちゃんが,お葬式用に,と
一人で写真館を訪れた時のまさやんの表情を見た辺りから,
もう涙とまんなかった・・・。
あとね,寒い夜のたい焼きのあたたかさ。
ほんのそれだけでも,心穏やかになれる。
あのシーン,すごい好き。
それから,大倉くん!!
同級生っつうのもいかがなものかと思ったけど(苦笑)
やっぱ,いい役者ですわい。
友を思う気持ち,痛いくらい伝わってきて。
街に流れてる穏やかな空気が,とても心地良くて。
路面電車やカブといった,
スピードがそんなに出ない乗り物も,
映画の展開するテンポにとてもよく似合っていて。
この街だからこそ,この話が成立するんだねえ。



自分がここから居なくなる。
もしあたしが,そう宣告されたら。
果たしてあんなにちゃんと,受け止められるのだろうか。
好きになってよかった,と,思えるだろうか。