旬、逃すべからず

世の中はどうだか知らんが、
自分のやりたいことは、やって置かないと、と常日頃思っているし、
その通り行動している。
くだらない愚痴が口をついてでるようなオバハンにならないためにも。

歌詞の特異さと、PVの気持ち悪さで、もんのすごいインパクトで私の中にいた、
フジの「銀河」という曲ですが。
今日のライブ生中継(JAPAN CIRCUITっす)で改めて聞いて、
とんでもねえアレンジだということに、今ごろ気づいた。
なんかねー、個々の音はそんなに奇抜な音じゃないんだけどなあ。
この重なったときの異様な圧はなんなんだろうね?
これぞバンドマジック、なのかな。
各々の出せる限りの技を尽くした、繊細で緻密な重なり合い。
そして、何よりなんて切なくてもの悲しいアレンジなんだ。
夜中の2時過ぎ、凍てついた空気の中を逃げ出す二人。
若い衝動と、やみくもな熱さ。
でも、きっと、UFOにでも乗らない限り、こんな日常からは抜け出せない。
その熱さと夜の冷たさと、報われない悲しさみたいなもんが
渾然一体となってる感じっす。
・・・っつうかもう、いろんなとこが、今までに聞いたことねえ!

「虹」もよかったけど、「打ち上げ花火」はぞっとしました。
バスドラの響きがねー。
花火大会なんかで、遠くで聞こえる、打ちあがる時の「ドーン」っていう音。
あの丸くて淡い音に聞こえるのよ。
そして、アレンジ先行という特殊な作り方ならではの、唐突な転調。
これはー・・・面白いわ。
照明さんもナイス演出!!

とはいいつつ、志村くんの空回りMC(笑)とか、
まだまだ客のイキオイに飲まれてる感が無きにしも非ずな演奏とか、
もっとハマれば気持ちいいのになーって感じのコーラスとか。
気になるとこはいくつもあるけど、
ライブ、面白いかも。フジファブリック
アルバムも、この曲生で聴いちゃったらどんなことになるんだろう?
ってわくわくしちゃうのが多いしさ。

やっぱワンマン行こうっと(苦笑)。


先日の寺田(民生さんと呼人さんのユニット)のライブに
志村くんがゲスト出演したのも相当楽しかったわー。
ユニコーン大好きな志村くんの選曲は、もちろんユニコーンの「ペケペケ」
いやー、ハマり過ぎててもんのすげーよかったよ!
語尾の「〜のだ」とか、「ぺっしゃんこ」っていう言葉の響きが、
志村くんの声にぴったりで、うはうはうしちった。
ホント志村くんの歌って、じんわりクるね。
届くとか響くんじゃない。
なんとも言えない沁みこみ方するのよ。
うまくはないのにねえ(苦笑)
あと、好きな人にいじってもらえてうれしいっつーのが滲み出た照れ笑顔と、
あんだけの出演ミュージシャンを前に、カマしまくってた姿勢が良い!
肝は据わってるねえ。
にしても、やっぱ独特ですねえ、この人のオーラは。
かなり特異です。
それが相当ツボ。
青木ヶ原樹海サイコ―!(笑)

そしてやっぱ民生さんはすげー。
フジ「桜の季節」を歌った民生さん。
完全に自分の曲になってたもん。
この人の「伝える力」は、ほんとに選ばれた人の声なんですなあ。
そしてこの曲の美しさがね!ハッとさせられるくらいの煌びやかさで。
人が歌うと、角度が変わるから、聞こえ方がぜんぜん違ってくるのよね。
もちろん、オリジナルがあってこそ、の聞こえ方なのだけども。
ペケペケでサビを歌ったときの歓声といったら・・・(笑)


話が反れました。
とにかく、今のtipsyの旬はフジファブリックなのです。