堂島孝平「WE PLAY MUSIC」渋谷AX

会場も初めてだし、堂島くんのワンマンを見るのも初でした。
去年の新潟のイベントと今年正月のインストアだけだったからねー。
ホントは4月のARABAKI行きたかったんだけどねー!!
GGKRだったのにい・・・。(大泣)
まあ、それは置いといて。


正直、堂島くん、そんなに真剣に聞いたことなかったのですよ。
なんかキラキラしてんなー、くらいで。
アルバム「FIRST BEGINNING」聞くまではね。それくらいの印象しかなかった。
でもこれがね!!
堂島くん、なんてロックな人なんだ!!と驚きましたですよ。
曲はもんのすげーポップなのに、アレンジが狂ってる(笑)
これはGGKR6人の音狂い達の影響も多分にあるけれど、
これを許しちゃう懐の深い曲たち&堂島くんの心意気が熱く滾ってるアルバムで。
しかもよく聴くと、やわらかい歌詞のちょっとしたスキマに、同じにおいを感じるんだよね。
前向き切れないっつうか。
キレイな水色とか、淡いピンクの間に見え隠れする深い藍色みたいな言葉。
そこがぐっとくるんだよね。
対女子的な歌はまだちとカユイですが。

だもんで、GGKRとつるみだした「スカイドライバー」からしか聞いてないんすよ、堂島くん。ごめん。
やっぱキレイすぎる曲はちと苦手だわ。


そんなワタクシにわかドウジマファンですが、ライブすんげー楽しかったーー!!
新譜「WHITE AND BLUE」がすんごい勢いのあるいい出来だったので楽しみにしておったのです。
特に、バンド「Hi-tention Please!」と一緒にやってる曲が、ゴリゴリな感じで血が沸く!
かなりタテ乗っちゃうか?!みたいなアレンジで素敵。
もちろんライブでもこれらの曲達は、暴走機関車のごとく突っ走っておってよかったー。
あと、自分知らない曲結構あったのだけど、それらがすんげーかっちょよいアレンジで。
わくわくしまくりでございました。
GGKRより、よりバンドらしいハイプリ。
個々の自己主張というより、バンドというまとまり、一個の生命体となった音というか。
もちろん、個々の個性はアクが強すぎるほどなんだけど(苦笑)
GGKRと堂島くんが「虹」とするならば、ハイプリは「プリズム」な感じ。
別々のものがひとつになっているのと、ひとつのものが乱反射してるのの違いというか。
あとねー、要がドラムの小松くんというより、ベースのtatsuさんな感じしたな。
迷いがないラインで、屋台骨のようでした。
シュンちゃんは相変わらず、好き放題やりつつ、いいとこは持ってくみたいなニクイ演奏で☆
スネオさんのときとはまた違う、音の持つキラメキと堂島くんの情熱に乗っかって、
さらにドンドン上げていくような、サーフライダーのような演奏でした。
G八木橋さん、終始ニコニコしていて。ギタリストには珍しいタイプのように思ったけど、
いやいやどうして、「さよならレオ」はすごかったです。
アンプ壊れんじゃねえかっていう程のかき鳴らし方で、もんのすごい心にズシズシ来ました。
聞きたかったあの曲この曲もばっちりやってくれたしね☆
アルバムの中で、皆で出来る手振りとか合いの手とか、予想通りのタイミングで来たので、
ちゃんと聞いていれば、楽しく参加している感が味わえます。
単純だけど、そろうとうれしいよね。皆同じように受け止めていてくれるんだなって。
そして、知らないもの同士でも、音楽を愛しているのならば、
皆で音楽を奏で合える喜びを分かち合える。
‘聞く‘という行為は既に、‘奏で合う‘ものの一部となっていることなのだ。
楽器ができなくとも、難しいフレーズがわからなくとも。
その場で、音源を聞いて、何かを感じるだけで、奏で合えているのだろう。


そして何より、本人のテンションが異常だった(笑)
1曲目からボンボン飛び跳ねてるわ、MCは早口で捲くし立てるように半ば説教だわ(苦笑)
メンバーちょっと引いてました(笑)
今の堂島くんは、伝えたいことがいっぱいありすぎて、時間がたりなーい!って感じ。
本当に、今この瞬間を生きている命のキラメキが体じゅうから溢れてるみたいだった。
まぶしかったなあ。
そして楽しかったなあ。

ツアー2日目。まだまだお互い探り探りなところもあったりしたのだけど。
にしても堂島くんのファンはおとなしいね。
いや、あたしが暴れすぎなんかね(苦笑)
でも、こんなに弾けるハネてる音がなってんのに、体動かないなんてもったいない気がします。
耳や目だけじゃなく、体全部で受け止められるがライブの醍醐味ってもんでしょう!
特に堂島くんみたいな音使い、心意気の人が奏でてる音ならば。
人それぞれだけどね、体が踊ることを求めないんかね?