ZAZEN BOYS MATSURI SESSION 札幌

ZAZEN BOYS
TOUR MATSURI SESSION
@札幌ペニーレーン24
06.12.3


ZAZENで・・・というか、こういう激しい人等のライブで、
最前に入れたの初めてだったんですが。
ペニーレーンの柵は結構低いので、
あたしの身長(160cm)だと丁度腰骨に当たるんです(泣)
これヘタするとマジで吐くな・・・と覚悟はしていたのですが、
想像以上に相当キツかった(汗)
終わった後、バーのあった腰骨の辺りと膝上、
それから腕のところどころにあざが(苦笑)
まあ、日向氏側に行った時点であきらめろって感じですか?(笑)
何度もすぐ近くまで出てきてくださって、すんごいうれしかったのですが、
その度に後ろからの圧も2倍以上に(笑)
ひなっちー!うれしいけど早く戻って〜(泣)なんてちょっぴり思ってました(苦笑)
そうそ、スタッフさんがとても気を配ってくださっててうれしかったですね。
良いバンドには良いスタッフ。


<セットリスト>
WHISKY&UNUBORE
HIMITSUGIRL`S TOP SECRET
SI・GE・KI
USODARAKE
安眠棒
SEKARASIKA
MC
Sugar Man
CRAZY DAYS CRAYZY FEELING
MC
1989(新曲)
ERASER HEAD(新曲)
黒い下着
DAIGAKUSEI
MABOROSHI IN MY BLOOD
IKASAMA LOVE
COLD BEAT
Friday Night
半透明少女関係
RIFF MAN

EN
Water Front


向井「MATSURI STUDIOからMATSURI SESSIONをひねりあがってやって参りました。
札幌CITY!!
ZAZEN BOYS!!!」 


「狂乱」ちう言葉がぴったりではなかろうか。この日のライブには。
最初から客のテンションが異常に高くて。
レスポンスもoiコールも、いいところでガンガン入ってて。
お客の合唱で向井氏の声が聞こえないくらい。
すごい貪欲に音を求めてる感じがしましたねえ。
もう全部に喰らいついたる!!もっとよこせえ!っつう。
おかげでメンバーも終盤はずっと笑顔(!)で、
ものすごく熱いステージングでございました。
向井氏などは、ギターを弾かない際は不思議な踊りを何度も披露されておりました(笑)
MP吸い取られそうでした(笑)
一曲目からドラム置いてある一段高いとこにあがったりしてて。
びっくりしたのは吉兼氏まで踊り狂っておられたのが。
Friday Night以外で踊っておられるのを初めてみました。
そんないい感じになっているお二人を,笑顔で見つめるリズム隊お二人(笑)
まあ,負けじと日向氏は跳ねまくっておいででしたけども。


「五合瓶!!」と叫んで始るライブもそうそうねえぞ(笑)
まあ、ハナから向井のグルーヴに酔っ払ってるっていっちゃあ、その通りですが。
ZAZENはあの独特の緊張感が非常にスリルがあってよろしいのですが、
そのスリルを存分に味わえる「HIMITSUGIRL`S TOP SECRET」
今日も皆さんキレまくりでたまりませんでした。
松下氏が・・・たまらん。
「SI・GE・KI」〜「USODARAKE」
ZAZENの黄金率。
自分、傍から見てたら大分イタイ人だったんではないでしょうか(苦笑)
もうもう、本能の赴くまま、叫ぶわ頭振るわ。
なんかいっぱいたまってたんかねえ(苦笑)
やりたい放題、やりたかったことし放題にさせていただきました(笑)
や、でも向井氏の曲には、そういう、開放させてまう強力(ごうりき)がありますがな。
こじあけられるっつうかね。
なんていうんでしょうね。
こう、自分の中から湧きあがってきたもんに飲まれていくというか。
それは負の感情では決してなくて。
憎むとか、恨むとか、他者を攻撃するための暴力的なものではない。
逆にそういう外からの圧力に、
対抗できるくらいの、なんか、本当の強さみてえもんが発露しそうな。
この彼等と向き合ってる、この時間だけでも。
吐き出したいことを吐き出させてくれる曲の常ですが、
松下&日向の安定感と爆裂加減のメリハリの効きかたが!!!
守るところはしっかり守り、
攻めていいところは相手の理性ぶッ壊す!!ぐらいの暴れ方で。
初夏ツアーと、またアレンジ変わってたように感じました。


しっかしまあ、わかってはいたことではありますが、
ZAZENメンバーには、「猛者」という言葉がぴったりですね。
初夏ツアーとそんなにメニュー変わってないんですが、
聞いたことねえような音がどんどん飛び出してくる。
特に日向氏は、エフェクター使いが前より激しくなっていたように思われました。
増えてません?いろいろ機材が。
それだけじゃなく・・・もう、指使いがね、たまりませんて。
見てるだけでぞくぞくしておりまして。
始終日向氏しかほぼ見てないし聞いてないし(笑)・・・スイマセン。
や,いつもですが・・・。
安眠棒(聞きたかったのですんげーうれしかった!!)〜SEKARASIKAの二曲。
ここもんのすごいかっこよかったあ!


今日は向井氏,よくしゃべっておいでで。
「札幌は世界で一番初めに冬を迎える街であります。
岐阜辺りではまだランニングでおるのに、もうポロシャツも着れません。」
と言っておったのには,ものすごい笑った。
いろいろ突っ込みどころはありますが、岐阜って・・・。何故?
「札幌CITY!!
肌寒い外の空気に比べて、この会場の中の熱気はなんなんでしょう??
この温度差。今まさに感じているこの熱気をあの人に伝えたい。」
と始った「Sugar Man」
「札幌CITYの全人口の80%が!」
思いっきり叫んだぜ!「HENTAI!!!」
「CRAZY DAYS CRAYZY FEELING」
ギター弾かずに踊る向井。
お客に手拍子を要求。
何故かこの曲は足踏みしたくなる。踏み鳴らしたくなる。


MC
「比べもんにならんくらいに寒いですね!なんでこんなに寒いんですか??
でもこっちの人はこれくらいでは寒いとは言わんのでしょ?
(寒いよ!!)
あ、偏見ですかね?(苦笑)
毎回こうやって冬にライブしに来ると、終わったあとが大変ですね。
今は非常に暑くて,汗をかいておりますが,外に出るとこれが冷えて,
皆さんよくご存知だとは思いますが風邪をひいてしまうと。
まあ,皆さんはそれなりの対策をされているとは思いますが,
新品の衣服をですね,出入り口の辺りに用意しておりますのでね,
風邪ひいたらつまらないですからね。受験シーズンですし。
新品で清潔ですので下着にもなりますし,
是非購入して頂いて・・・全員2枚重ねてね,着ていただきたいなと。
・・・親切心で申し上げてるんですよ?」
・・・向井氏が物販の話をしている・・・意外だ・・・。
初めて聞いたぜ・・・。


新曲が二曲披露されました。
ピクシーズの映画が来年公開されるのだけれど,先にご覧になった向井氏。
映画自体すごくよかったそうなのですが,
若い頃(高校1年くらい??)に,最初はロック名盤ベスト50とかを見て、
60年〜70年代の音楽を聞いていたのだけど、
リアルタイムの世代(80年代)でアンダーグラウンドからそのピクシーズやウイザー等,
新しい音が次々生まれて来て,
とても楽しかったことを思い出したそうで,
その若かりし頃に聞いていたロック雰囲気を歌にしたい,
と思って突発的に作ったものだそうです。
「こう見渡すと、決して若くはない世代のお客さんがほとんどだと思いますが、
私と同世代か少し上の方でしたらおわかりかと思います」
と言ったあと,こちらを見られた気がしました(苦笑)
おだまりなさい(笑)・・・まあ,そのとおりなんですけど。
2曲とも随分曲が若いな,と思いました。
ZAZENにはあまりない,真っ当なタテノリで,
不思議な感じはいたしましたが,素直にノレるビートで大変楽しかったです。
レスポンスもすぐ反応できるような感じで。
日向氏などはついテナーを思い出してしまった。
若い,と感じたのは,曲自体の衝動感というか,
やみくもにつっ走ってる感じを表現していたから,なのか,
それとも,向井氏が言ったとおり,同年代の自分が,
若いころに聞いていた曲に近い感覚があるからなのか。
・・・どちらもか。
「1989」の方は手拍子、レスポンスが入れやすく、
向井氏にマネて、すぐ会場中が乗ってました。
終始日向氏がリード。
「ERASER HEAD」は吉兼氏が爆裂!
「黒い下着」
・・・この曲って、女のあたしにゃあ、ちょっと違和感があります。
まあ、一緒にレスポンス入れてましたけどね。
そういえば,この日,
本編ではゆったり目の曲は「DAIGAKUSEI」しかありませんでしたね。
ずーーーっと踊ってたもんな。
・・・殺す気ですか(苦笑)
「MABOROSHI IN MY BLOOD」から後半は盛り上がり方が異常でした(笑)
あそこまでなったのも,なかなかないですよ。
ステージ上も下も,我を忘れてるキ○ガイじみた空気に支配されてましたねえ。
まあ,後ろ見てないから全体的にどうだったかはよくわかりませんが,
圧はもんのすごかったんで、相当皆イってたと、体で感じた。
後ろから押されると思うように踊れないので(苦笑)腕力で踊るスペース作ったりして。
もうね、もう「COLD BEAT」の日向氏は本当に凄かった。
今まで見た中で、最高だった。
グラグラ沸騰した熱気の一瞬のエアポケット。
この無音が、どんどんアドレナリン分泌量を増加させていく。
延々と続けられるコール&レスポンス。
意味など必要ないのかもしれない。
感情を掻き立てる何かが、そこに起こっていれば。
メンバーのアガり方,というか向井氏が大分イっちゃってましたんで(笑)
半透明の後半,RIFF MAN辺りはもう演奏もとっちらかり気味で。
鉄壁、という印象が強いので、珍しいもん聞けた気が。
それはそれで、勢いがありまくりですげーよかったです。
ズレそうになる度に,松下氏の周囲にメンバーが集まって,
即座に軌道修正。素晴らしい。
♪ええじゃないかあ〜〜!♪
向井氏,弦切ってました。RIFF MANの後半。
この辺は狂ってるお客と,音が完全に混ざってる感じした。
もう鳴らしてる人と聞いてる人の境目無くなってた。
ってか,まあ,そんなん気にしてるヒマまったくありませんでしたけど。
MATSURI STUDIOからMATSURI SESSIONを経てやって参りました。
ZAZEN BOYS!!
札幌CITY!!カンパイ!!」


EN
だーー。一息つかせて〜〜・・・とゼイゼイ言ってたら。
5分もせずに再登場。
「そこの階段登っていましたらですね、皆さんの歓声が聞こえてきて。
すぐ出たいけど、かっこつけなイカンじゃないですか。
キツイし、休みたいし。
・・・あまりにも外が寒すぎてですね、すぐ出てきました!!
ありがとう札幌!!」
ちなみにビールはサッポロクラッシック。
鍵盤を真正面に据える向井氏。
「ここに持って来たかったんです。
ありがとう!札幌CITY!!
一面氷でツルツルの中、よくおいでくださいました!」


びっくりしました「Water Front」
アレンジ全然変わってて。
音数少なく、水際を漂うイメージがあったんですが、
がっしり力強いアレンジになってて。
これはこれでいいですねえ。
何度もコール&レスポンスを繰り返し、
最後にメンバー紹介をして、一足先にステージを下りる向井秀徳
そしてセッション後、笑顔で去るメンバー諸氏。
はあ。ええ時間やったあ・・・。
さらに熱くアンコールしたんですが、時間切れだった模様。
吉兼氏が出てきてくださって
「また来ますんで・・・ありがとうございました!」と、深々と礼をしていかれました。


濃かった〜。ものすごい濃い2時間だった。
全部出し切れた満足感でいっぱいでした。
こういうの久々〜。
やっぱすげえ。ZAZEN BOYS。
カッコよすぎだ、ひなっち
向井氏って、音源よかライブン時の方がいい声出てるような気がします(苦笑)
見るたびに深みに嵌っていくなあ。ZAZENは。
あの他のバンドでは味わえない独特の開放感が、病み付きです。

HIMITSU GIRL'S TOP SECRET

HIMITSU GIRL'S TOP SECRET