BOOM 20th 札幌

THE BOOM
20th Anniversary Live Tour 2009
「My Sweet Home」
ZEPP SAPPORO
09.10.6




<セットリスト>
All of Everything
この街のどこかに
君はTVっ子
そばにいたい
からたち野道
First Love Song
数え切れない人の中で
月さえも眠る夜
夢から醒めて
星のラブレター
神様の宝石でできた島
berangkat-ブランカ-
真夏の奇跡
24時間の旅
島唄


EN
風になりたい
20
不思議なパワー


WEN
My Sweet Home







中学生の頃。
夜は、3時くらいまで起きているのが当たり前でした。
なぜなら、STVラジオアタックヤングを聞いて、
その後、オールナイトニッポンを聞くため(笑)


そして、深夜のTVは、音楽の宝庫でした。
イカ天やら、ベストヒットUSAやら、ezやら、ミュートマジャパンやら、
JUST POP UPやら。
そんな中で、ソニー系のミュージシャンがわんさか出ていた、
ビデオジャムっつー番組がありましてですね。
確かあたしが見始めた頃は、すかんち(笑)のローリーが司会で。
その後阿部Bになったんだったかな?


そこで、流れてたPVで、出会ったんですよ、彼らとは。


THE BOOM{気球に乗って}


延々とススキが揺れる原野を上空から映した映像が流れ、
曲の最後に、やっとメンバーらしき人影が映る、という、
当時としては、あまりに簡素なそのPVと、
がつんと耳に残る、ミヤの声。
そして、
「神様」を、何もしない人、と言い切ってしまう、その言葉の強さに、
驚いてしまって。

世の中全般に、不信感ばかりが募っていた時期でもあったので、
ミヤの言葉は、
うなずけるものばかりで。


{都市バス}乗りて〜とか思ってた(笑)


それから、
BOOMの、自らの音楽を探す、世界の旅へと、
連れ立って行くことになる訳ですが。


やれ沖縄だ、やれブラジルだ、と、
アルバムが出る度に、そりゃあ面食らったものです(笑)
ミュージカルっぽい演出でライブやったりもしてましたしねえ・・・。


それでも、こうやってともに歩めているのは、
人と世界をしっかりと見つめていて、
その見つめる目線が、時に厳しく、やさしく、
一貫して、愛を込めて、語っているから。


ミヤが、とてもいいうたを生み出し、
体と心全部でうたってくれているのが、分かるから。



20年もうたを作り続けているのに、
アルバムが出る度に、好きなうたが増えて行くんですよ。
たいてい、出会った頃のイメージが強すぎて、そこから抜け出せなくなると思うんですが、
BOOMに関しては、
新しく出るアルバムは、前のアルバムよりも、さらに好きになるんです。


これって、やっぱりすごいことだと思う。


今はまだ、新しいアルバム聞いてないんで、「百景」が一番好き。
この中の{白いハマナス}と言う曲のように、あたしは生きたい。
そして{24時間の旅}は、あたしの生き方の信条そのものです。

百景

百景

そうそう。
YMOや矢野さんや、友部さんのうたを聞くようになったのも、
BOOMのおかげですね。
彼らが好きだーーって言ってたから、聞き始めたようなもんで。


BOOMのうた、そして彼らの存在自体が、
あたしの血肉となっています。
あって当たり前。
いないなんてこと、考えられない。


そして、今日。
あたしの誕生日に、彼らに出会えたこと祝えるとは・・・。
なんて幸福なことでしょう。


よもや、♪好きすき〜!♪って、
今また叫ぶことになろうとは、思いもしませんでしたが(笑)


ミヤは、私たち聞き手のことを、
♪支えられてたのは君じゃなく僕だった♪
と、うたにしてくださいました。


もったいない。そんな。


4人が音鳴らしてくれてたおかげで、
あたしは人生見失わずにやってこれたんです。
ホント、一番危なかった思春期に、出会えたことが奇跡だと思うもの。


うたっていてくれて、本当にありがとう。
そして、これからも、よろしくね。


ミヤのどうでもいい話や、昔の恥ずかしい話を、
苦笑しながら聞いている、とっちー、山ちゃん、タカシくん。
4人の笑顔を、久しぶり間近で見ることができて、
ああ、あたし、この人たちに出会えて本当によかったなあって、しみじみ思った。


大事な曲ありすぎて、
ライブ中涙止まらず・・・。

四重奏(DVD付)

四重奏(DVD付)




余談。


まっちい。
すっごい楽しそうに、そこにいてくれましたよ。
結構たくさんソロも弾かせていただいて。
タカシくんと目線あわせながら、ギターデュオ鳴らしてたりしてさあ・・・。
大好きなまっちいが、大好きなBOOMの音鳴らしてて・・・・。
夢のようでした・・・。