未来科学館に行ったことも、必然だったのかもしれない

harikona2007-04-13

夢ネタです。
合コンに行ったらACIDMANの大木くんが居た(笑)
大木くん、しゃべりうまいから、すげー楽しかった(笑)
個人的にどうの、というのではなくて、
場の空気が、彼のおかげですごく楽しかった。
・・・どんな夢じゃい・・・(苦笑)
いい年して見る夢じゃねーよなー・・・。
さらに合コンなんて行ったこと無いんですけどね・・・。
あ、ちなみに、大木くんが出てきたのは、ACIDMANのDVD見たからだと思われます。
こんな前フリで何ですが(苦笑)、相変わらず,PV,大変素晴らしいです。
今回はまた、穏やかな曲が多いので、
初めて見るような表情の大木くんがたくさん出てきます。
視覚的にも静謐な趣のものが多いですし。
とても「美しい」PV集です。
レコーデイングの、彼等の様を含めて。


「個」としての在り方に常に疑問を持っている私ですが、
空や星や、空気の匂いが好きですし、
そこに、微かにでも、自分の意識が繋がっていると、思えばこそ、
自分の生と、大気とがともに存在していた事実を収めたくて、
空の写真ばかり撮っているのかもしれない、
と、
ACIDMANの曲を聞いていると、思ったりします。
個対個、よりも、個対全、といった風に、視野が開けていく感覚があります。
だから、大木くんの紡ぐ世界観は共有しやすい。
が、果たしてそれを、実践できているか?と問われれば、
残念ながら、否、と言わざるを得ません。
見える世界の意味は痛いほど分かるのですが、
些事にこだわることを、捨てることはなかなかできない。


とても大きく、遠くて広すぎる世界を歌っていて、
時として、自分とはかけ離れた歌のように感じられることもあったりします。
大きい会場やステージで、
たくさんの人が手を上げている様がとても似合う曲たちだとも、思います。
そこに、私が参加出来るか?といえば、正直難しいような気も、していて。
でも、そんな大きな「流れ」の中にある曲たちですが、
ヘッドフォンで、対個として向き合うことがとても合っている、のも、間違いはなくて。
毎回ライブに行くたびに、
周りの子たちの受け止め方との、微妙な温度差も、感じてはいるのですが。
この一見矛盾した感覚。
「大きな流れ」と「大衆の方向性」と「個」の対比。
これらは、その3つの「その行く末」を見つめることができれば、みな、同じところにたどり着くのだ。
大木くんは、それが言いたくて、ずっと叫び続けている。
のだと、勝手に思っているのですが。


今回のアルバム「green chord」は、
それらすべてを、全部引き受けて、全部同じだと、とても潔く、
しかも切実に、ではなく、当然あるものなのだ、と、静かに諭してくれる、
とても、柔らかな意識で満たされています。
それらすべてが、さらに大きな「光の先」へ、繋がっているのだ。と。


明日は、それを体感できる日です。
「千年歩行」のサトマが、生で聞けることが、ものすごく楽しみです。
この2時間だけでも、まっさらにいたいと思います。





えー。
ここからは本当に個人的に肌で感じたことですので、
鵜呑みにしたり、批判されても大層困るので、ご遠慮願いたいのですが。


ELLEGARDENがたくさんの人に受け入れられたことは、
単純にとてもいいことだと思います。
表面上しか見ていない人が買っている、ということが発生しているにせよ、
細見くんの言いたいことは、若い子らの耳に、確実に届いているのだから。
そして、彼等の中にある、どうにかしたいエネルギーの出し方を、
暫定的にでも、導いてあげられたことは、とても素晴らしいことだと思う。


ただ、
ただ。
それを受ける側の子らに。
表現している彼等の意識に同調するのは、とても理解できるし、頼りたい気持は構わないのだけれど、
彼らが言っていることを受け止めて、それを意識して考えることを、忘れてはいけない、と思うのです。
「個」が「先」へ向かうには、たくさんたくさん、考える必要がある。
この2時間だけでも、という気持も、すごくわかるし、
自分も、そういう気持で臨んでいるからさ。
でもね、
その「個」が「先」へ進む「道筋」の示し方を、全部一緒くたにしてはいけないと、思うのです。
皆とは違う「個」としての存在を、認めてもらいたいのと同じように、
道筋を示す彼らもまた、見ている先は同じかもしれないけれど、
彼等なりの、違う道筋を、模索し、辿っているのだから。
考えすぎは、毒になりがちですが、
考えることを放棄することは、聞く側としてやってはならないことだと思うんだ。
出来るか出来ないか、ではなく、
受けて側として、やらなければならないことだと、認識しているのですが。
・・・重すぎますか?

green chord(初回生産限定盤)

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