終わりました。繁忙期。
例年よりも、何かとハードルが高かったので、
どうなることかと随分構えて備えていたのですけれども。
無事、大きなトラブルもなく終えることができました。
仕事への愚痴は、あまりここには書きたくないのです。
なんというか、負け犬の遠吠えのようで。
だから、何事もなく終えられたら、少しだけ吐いてもいいかな、と。
まあ、終えてしまえば、どうでもよくなってしまうのですけれど。


さて、旅に出ますよ。やっと。
ありがたいことに、動けなかった約3か月の間に、
地元でいくつかよいライブを観ることができたので、
ちょいちょいガス抜きはできてはいたのですが。
・・・会いたいひとたちに会いに行くことを封じられているのはやはりつらかった。
観たいもののためならどこへでも。
はい、行きます。


ざっくり今後の予定。


6月
13日bonobos @渋谷クアトロ
15日the HIATUSZEPP SAPPORO


28日ストレイテナー×ゲスの極み乙女。恵比寿リキッドルーム
29日フジファブリック×SalyuZEPP DIVERCITY


7月
1日フルアーマー @新代田FEVER


4日versus @札幌
5日スネオヘアー @福島


20日KESEN ROCK FES.14 @種山ヶ原


8月
15〜17日RSR


まあ、バカですよね(笑)


繁忙期はこの2枚で乗り切ったと言っても過言ではない。

HYPER FOLK

HYPER FOLK

Keeper Of The Flame

Keeper Of The Flame

ほっとんどこれしか聴いてなかった。
いやもう、仕事で手いっぱいの脳みそでは追いつけないくらい、
深淵で広大な世界が、ここに、あるのはわかっていたし、
正直こんな余裕がない状態で、こんなに壮大で素晴らしい作品の、
どれだけを聴けていたのかは定かではない。
私は、頭というより身体に入ってしまうくらい聴かないと、
理解が及ばない能無しなので、これは!と感じたものは狂ったように聴く。
少しでも、近づきたいから。
そうやって感じたものを、見えたものの、答え合わせを、ライブで。
つかめていないかも、しれないけれど。


3月の三次で、すでに破格な楽曲たちだということは身をもって感じていたし、
バンドの状態が・・・この5人のバランスがものすごくよいのがうれしくて。
そこに、管弦入っちゃうなんてもう正気保ってられるか心配なくらい。
蔡くんの身体が、ちょっと心配ですけど。


エルレから聴いてますが、細美至上主義ではなく。
ハイエイタスというバンドの、どんどん拡散していく可能性がとても面白くて。
あのパンデモニウムの後、
バンドの大きな比翼であり、
個人的にはイライザからファンであるホリーが居なくなった状態を、
初めてライブで観るので・・・かなりドキドキしています。が。
音源から推しはかるに、何の問題もなさそうですけれど。


去年は10周年テナー祭りでありまして、
どんだけ会いに行くねんってくらい(苦笑)どこへでも行っておりましたが、
今年はきっと、お互い蓄積と経験値を稼ぐ年なのだろうと。
RSRまで機会がないかと思いきや。
まさかのトウキョー滞在時に対バンとは。行かざるを得まい。
チケの販売形態からしてかなりなアウェイですが、
今年初のテナー、悪いが全力でつっこみます(笑)
SMIの躁加減からして、のっかるべきだろう。
まあ、気づけば八重歯のボーカルの追っかけみたくなっちまってますけども(苦笑)
9月のガマも行く予定(笑)


今年はうちのバンドの10周年。
なんだか諸々おもしろくない感じで進行しておりますが。
攻めの意味はき違えてねえか?とは思いつつ。
これねえ、みたいけどみたくないの。

どっちも居たし。記憶鮮明だし。
11月の武道館は行く予定。


スネオさんのひっさしぶりのバンドでのツアー。
なんだか日程が近場では合わなかったことも含め、
ずっと行きたいと思っていた福島へ、行くことにいたしました。
本望です。

執着がないのか、
はたまた、
強すぎる執着心であるが故に、
結果を恐れて予防線を張っているのか。


どちらにせよ、
関わりを深く持つのは、あまり気の進むことではない。


泥濘のような闇は、常にすぐ傍に在り、
関わったモノをも、巻き込むだろう。


距離が、必要なのだ。
精神的なことであったり、物理的なものであったり。
何事にも。

10年。

秋盤から始まって、10年聴き続けているのだな・・・。
もう本当に、いろんなことが起こり過ぎて、
時間を、記憶を重ねたという・・・感慨があまりない。
正直に言ってしまえば、
ここ5年はひとつながりの只中で、
まるでそこから動いていないような気すらしてしまう。


私は志村が作ったうたが大好きで、
好きっていうより、
こんなへんてこりんでかっこいいうたうたえるのあいつしかいなくて。
それだけじゃなくて・・・なんというか、
結構さらっと心をひっかいていくというか(苦笑)
ライブが緊張感に満ち溢れたまま終わったことも1度や2度じゃなかったし(笑)
もう、なんなんだよ?!って言いたくなることもいっぱいあったし。
それでも、観たい、聴きたい、と思わせる何かがあいつにはあって。
ちょっとずるいなーとも思ったり。
・・・こういうこと書くと、ニヤニヤ笑ってる顔が浮かぶ(笑)

そのへんてこりんでかっこいいうたを
さらにへんてこりんにかっこよくして鳴らせるのは
先生と総くんと加藤さんしかいなくて。
まあ、なんというか、負けず劣らずどうかしてるひとたちですし(笑)
もうホント、このバンド最強だと。


総くんがうたいだして、詩曲を3人合作で作るようになって。
率直に言うと・・・悪くない、んだけど・・・なあ・・・ってしか言えないんだ。
今のフジファブリックには。
まだまだ手探りしてるのに、
なんだかアウトプットの規模が大きくなっていることにも、違和感があるし。
・・・ただ単に、私個人の気持ちの問題なのかもしれないけれど。


人は前を向いて歩いていかなければならない、
訳ではない。
後ろを向こうが、下を見ようが、天を仰ごうが、立ち止まろうが、
時間は未来へ向かって流れてゆく。
人はそれには逆らえない。
良くも悪くも、進まざるを得ない。

鳴らし続けること、
そうしてそれを聴き続けること。

全部、抱えたまま、
転がってゆくしかないのだなと思う。


10年一緒に歩いてきた。
節目というには手ごたえがないけれど、
多分私たちは、こうやって、あがいてもがいて、戦っていくしかないんだ。
それでいいんじゃないだろうか。

出会えたことと、ここまで一緒にこれたことには、
一片たりとも後悔はない。
これからも、歩いてゆこう。

音とことば

音楽と人、樋口さんが書いてくださったコーストセミファイナルの記事。
本屋で不覚にも涙が。
あの時の熱、4人の表情、演奏された愛する楽曲たち、
袖やフロアに居たスタッフの笑顔、会場のあたたかい一体感、
自分の心持ちなど一気に想い出してしまい・・・。
出会えた喜びと感謝で、身体がいっぱいになった時間。
あの場に居られたこと、心から幸せだった。
・・・そうそう、メロスト出だしいきなり間違ってたなあ、とか(苦笑)

長く見続けてくださっているからこそ書けることば。
樋口さんらしい、忌憚なく偽らない表現。
信頼できるライターさんに出会えるということは、
楽家にとっても、受け手の我々にとっても、とてもありがたいことだ。

ことばで音を記録したり伝えようとすることは到底無理ではあるが、
記憶の一端を担ったり、思考する切っ掛けとなることは可能だ。
誇大に、華美になりがちなことば。
その方向を違えないことは難しい故に、
樋口さんのように、真を捉え、双方の気持ちに寄り添うことのできる書き手を、
楽家と同様に、信頼している。

私は書いて伝えることを職業としている訳ではないし、
記憶の保持や整理のために書き散らしているだけだが、
自分の感じた想いに少しでも近いことばを、
そのことばに捕らわれることのないよう、偽らずに書きたいと想う。
(FB転)


あとは遅筆をなんとかしたいところ。

馬午

今年もよろしくお願いいたします。
日々精進。


といいつつ、お正月は毎年引きこもって、
アルコールと活字にまみれるのが常(苦笑)
我が家はいつも音楽が流れていますが(私が流してるのですけど・笑)
お正月はちょっと距離を置いて。


いとうせいこう「存在しない小説」
井上雄彦「承」
夏目漱石「こころ」
太宰治×佐内正史「女生徒」
北山耕平訳「虹の戦士」
佐々木中「切りとれ、あの祈る手を」


今はエンデ師匠の「はてしない物語」再読中。
今年はお休みが長いので結構いいペース。
一気に読んでしまいたいので、まとまった時間がある方が進むのです。
仕事やら家事やらが山積しているとなかなか・・・。


本も音楽と一緒で、ジャンル問わず興味を引かれたものはなんでも読みます。
漫画も画集も写真の作品集も、ドキュメンタリーもファンタジーも。
ジャケ買いすることもあるし。
すきな作家さんはずっと追うし。
最近は、いいなって想ってるひとが薦めてくれるものを追っかけることが多いかな。
活字は音とはまた別の脳を使ってる気がします。
どっちもないとバランスがとれない。


去年は出雲や古事記日本書紀関連の新書ばかり読んでいたので、
今年はもっと振り幅広く読みたいですなあ。
近くに大きな書店という強い味方もできましたし。
すきな作家さんが、お正月も返上で新作書いてらっしゃるようですし。
カレー作りながら(笑)


今年も出来うる限り貪欲に。
後悔しないように。

今年もお世話になりました

毎年恒例、1年間の心と身体の記憶。


イベントで複数バンドが出演しているものは自分が観たバンド名のみ記載。
ライジングは在り過ぎて書けん(笑)
映画は映画館で観たもののみ。


【1月】
5日  奈良美智「君や 僕に ちょっと似ている」@青森県
18日 OUTERMIND?@新木場STUDIO COAST
出演:ホリエアツシ、TOSHI-ROW、toethe HIATUS


【2月】
1日  映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版Q」
16日 三鷹の森ジブリ美術館
17日 ストレイテナー「21st CENTURY ROCKBAND」@日本武道館


【3月】
9日  キリンジ「KIRINJI TOUR2013」@札幌ペニーレーン24
16日 bonobos東海道三次Vol.5」@大阪Music club JANUS


【4月】
20日 フジファブリック「HALL TOUR 2013 VOYAGER」@札幌道新ホール


【5月】
4日  bonobosレッツゴー三匹!!!Vol.2」@秋田ココラボラトリー
13日 吉田美奈子&河合代介meets沼澤尚「TRIM CARAVAN TOUR」@函館BENKEI space


【6月】
8日  KENTARO KOBAYASHI「LIVE POTSUNEN P+」@札幌かでる2・7
14日 井上陽水「LIVE2013 Missing」@函館市民会館
19日 神保彰「ドラムからくり全国行脚」@函館金森ホール
27日 ストレイテナー「21st CENTURY ROCKBAND TOUR」@函館Club COCOA
29日 ストレイテナー「21st CENTURY ROCKBAND TOUR」@旭川CASINO DRIVE
30日 Theatre Brook「SEASON REVOLUTION TOUR」@札幌ペニーレーン24


【7月】
1日  blues.the-butcher-590213「The Sure Short Live」@小樽GOLD STONE
13日 「若冲が来てくれました」@岩手県
14日 KESEN ROCK FES`13@種山ヶ原森林公園
    出演:ASPARAGUS/IN-pish/ストレイテナー/TGMX(FRONTIER BACKYARD)/TILITILI/10-FEET
the band apart/The Birthday/マキシマム ザ ホルモン/MAN WITH A MISSION
26日 映画「風立ちぬ


【8月】
4日  函館国際民族芸術祭
16〜18日 Rising sun Rock Fes.13


【9月】
8日  池波正太郎展@松屋銀座
    よつばとダンボー展@渋谷PARCO
    another sunnyday@新代田FEVER
9日  舞台「真田十勇士」@赤坂ACTシアター  
    bonobos「うつくしいひとたち Vol.1」 Gest:oono yuuki@渋谷WWW

21日 青森小旅行
29日 マゴーソニック13@Zepp Tokyo
出演:真心ブラザーズ/フジファブリック


【10月】
7日  the band apart「SMOOTH LIKE BUTTER TOUR」@函館Club COCOA
12日 SCOOBIE DO「Funk-a-lismo Vol.8」@青森QUARTER
13日 映画「謝罪の王様
26日 スネオヘアー「TOUR 2013 達磨」@札幌musica hall cafe
27日 ストレイテナー「21st CENTURY ROCKBAND TOUR」@青森QUARTER
29日 ストレイテナー「21st CENTURY ROCKBAND TOUR」@札幌ペニーレーン24


【11月】
3日  映画「SPEC結漸」
4日  RIKUO×中川敬「うたのありか2013」@函館 想苑
16日 KKP「降り子とチーズケーキ」@札幌かでる2.7
    フジファブリック「LIVE TOUR FABSTEP」@ZEPP SAPPORP
22〜25日 出雲

  
【12月】
1日  日本科学未来館
    ストレイテナー「21st CENTURY ROCKBAND TOUR」@新木場STUDIO COAST
7日  映画「SPEC結爻」
12日 STUDIO COASTクリスマスライブ
    出演:ASIAN KUNG-FU GENERATION/ストレイテナー/ART-SCHOOL
13日 スヌーピー展@森アーツセンターギャラリー
    六本木クロッシング2013展@森美術館
    GO FOR THE SUN@渋谷AX
    出演:アナログフィッシュ/フジファブリック/HINTO
14日 山梨


はい、
以上ライブ29本、芝居3本、映画5本。
相変わらずやりすぎっすねぇ(笑)


今年はとにかく濃いかった。
10周年イヤーだったテナーとは、ほんとがっぷり四つなぶつかり合いができて、
繋がり・・・みたいなものを確かめることができた気がした。
長い長い旅、お疲れ様でした。これからも、よろしくっす。
ボノは・・・秋田が、おもしろかったですねぇ。
三匹のフットワークで行くハコではない場所で鳴る音が、いつも新鮮で。
たのしかったなあ。
来年は新しいアルバムが!!待ちに待ちまくったぁ!!わーい!!
8年ぶりの543。
もうなんだか、いろんなことよぎりすぎててんやわんやだった(笑)
・・・やっと挨拶に行けた。
出雲への友との旅では、想わぬ出会いがたくさんあって目からウロコ。
KESENは今年も居心地がよくって土砂降りだったけどめっちゃたのしかった!
そーいやライジングも降られましたなあ・・・来年はテント張ります!(笑)
若冲のあの屏風見られたのは、もう一生もん。
そして・・・よもやスネオさんに握手していただける日がこようとは。
もう気持ち飛んじゃってて何話したかまったく覚えてませんが(苦笑)
目入れていただいた達磨はここにあるので、夢ではないようです(笑)


まだまだ書きたいこといっぱいあるんですけど、
この辺で。


悲しいことも、どうしようもなく憤りだけを抱えてしまうようなことも、
まだまだやらなければいけないこともたくさんあります。
一歩前に踏み出すことすら、嫌になるようなことも。
でも、
みんながいるから、私はこうやって立っていられる。


大好きなひとたちに会えて、
泣いて笑って、時には怒って、悩んで考えて、
幸せな時間をたくさん過ごさせていただきました。
何か、少しでも返せているのならよいのですが・・・。


今年もお世話になりました。
心からの感謝を。
皆さまよいお年を。
来年も、元気で、お会いしましょうね。