音とことば

音楽と人、樋口さんが書いてくださったコーストセミファイナルの記事。
本屋で不覚にも涙が。
あの時の熱、4人の表情、演奏された愛する楽曲たち、
袖やフロアに居たスタッフの笑顔、会場のあたたかい一体感、
自分の心持ちなど一気に想い出してしまい・・・。
出会えた喜びと感謝で、身体がいっぱいになった時間。
あの場に居られたこと、心から幸せだった。
・・・そうそう、メロスト出だしいきなり間違ってたなあ、とか(苦笑)

長く見続けてくださっているからこそ書けることば。
樋口さんらしい、忌憚なく偽らない表現。
信頼できるライターさんに出会えるということは、
楽家にとっても、受け手の我々にとっても、とてもありがたいことだ。

ことばで音を記録したり伝えようとすることは到底無理ではあるが、
記憶の一端を担ったり、思考する切っ掛けとなることは可能だ。
誇大に、華美になりがちなことば。
その方向を違えないことは難しい故に、
樋口さんのように、真を捉え、双方の気持ちに寄り添うことのできる書き手を、
楽家と同様に、信頼している。

私は書いて伝えることを職業としている訳ではないし、
記憶の保持や整理のために書き散らしているだけだが、
自分の感じた想いに少しでも近いことばを、
そのことばに捕らわれることのないよう、偽らずに書きたいと想う。
(FB転)


あとは遅筆をなんとかしたいところ。