生まれ変わる

harikona2012-11-25

近年稀に見るほどの
幸福感だったものですから、
近年稀に見るほど、
全部を吐きだせた
時間だったものですから、
反動が負の方向に
出てしまいました。



あまりにもたのしくて、
しあわせで、
すべてのものが、
とても、強くて美しかったのです。


幻想でも妄想でもなく、
すべてが繋がっている、と身体から理解できた。


だから、かな。


高みからの視線を、一瞬でも見てしまったから、
・・・己の汚さと弱さと至らなさが如実に露わになった気がして。


そして、
失うのが怖い、とまた、おもってしまった。


いつも、終りを考えてしまう。
いつも、いなくなってしまうのではないかと、恐怖に囚われる。



傷つけて自分が傷つくのが恐くて口を噤み、
失うのが恐くて、得ようとはしない。
もう、散々、失ってきたから。


信じている、なんて、口先だけなのかもしれない。


でも、
あなたがただけは、どうか、そのままで、いてほしい。
奇跡を、体現している、その繋がりを。
あなたがたが鳴らす、その繋がりが鳴る音は、
現在から、過去、未来まで、すべてをつなぐ楔であり、
悲しみや痛みを、光へ転化できるだけの、強さと潔さがあるから。



どうか、これからも。



本当に、素晴らしいライブだった。
全部出した。
なんにも残らないくらいに。
それがすべて、報われた気がしたんだ。


ストレイテナーのファンでよかったと、心の底から想った夜だった。
札幌ファクトリーホール。


見せてもらいました。
これまでと、これからの、ストレイテナーを。


あんなに、たのしそうな、それでいて自由なホリエ、見たことない。
そして、囚われることがなければ、
こんなにも、大きくて暖かくて、美しくて切なくて、痛くてかなしくて、
全部を飲み込んだからこそ、過剰に意識外に飛べる景色を描けるひとなんだって、
・・・わかっていたけど、これほどまで、風通しがよくて、
穢れがないひとだと、改めて、目の当たりにしたというか。


君が君のままでうたっていてくれれば、なんの問題もないよ。


そして、
君を信じる、最高の音楽家三人が、
側に居て、同じ景色を見ているから。




私に、何が出来るだろう。