BAY CAMP12冬 アナサニ
BAY CAMP
@川崎クラブチッタ
12.2.11
- アーティスト: another sunnyday
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2012/02/29
- メディア: CD
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- アーティスト: another sunnyday
- 出版社/メーカー: ハイウェーブ
- 発売日: 2011/04/13
- メディア: CD
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another sunnyday。
初めてライブ見てきましたー。
イベントではありましたが、もう完全に彼らを観るためだけに。
お、シンペイくんとOJが新しいバンドを始めたぞ、と、
興味本位でCD買って、
OJってこんなギターも弾く人だったのね・・・と驚き、
シンペイくんはどこに居てもシンペイくんだなーとほくそ笑み、
うーん、伊藤くんのうたい方ちょっと苦手だなーなんて思っているうちに、
いつのまにかヘビロしていたアナサニ。
ドストレートのギターロックは大層爽快で、いい色気もあるしたのしーなあと。
メイクやら黒一色の衣装やら、作りこんでいるのかと思いきや、
ストレスがかからない音楽を!というキャッチフレーズだったり、
遊び心満載(というか大人の悪戯け)のMVが出来あがってきたり(笑)
なんでこんなことになっちゃったのかは、今一歩わかってませんが・・・。
方向性が・・・いまいち見えない・・・。
おもしろいですけどねえ。なんか・・・いろいろ過剰で(笑)
ちなみに、監督は初期テナーを支えてくださってた遠藤主任。
今年に入ってから彼らはやたらライブを打っているので、
どうしてもどこか1か所でいいから参加したい!という気持ちと、
ツアー前に1度見ておきたかったというのがまずありまして。
BAY CAMPのタイムスケジュール出た時点で、
リキッドルーム(スネオさん×メレンゲ対バン)と被ってなかったので、
・・・頑張れば両方見られるな、と(苦笑)
行程的にかなり無茶なのは承知で、急遽東京(&神奈川)へ行くことに。
二兎追うものは一兎をも得ず、などと申しますが、
東京へ行くのはそれなりに大変なので・・・欲張ってしまいました。
結果的に両方しっかり全部見させていただきました。
・・・それにしても、スネオさんのライブに遅刻してでも見たいだなんて、
どれだけ惚れこんでるんでしょうかねえ、あたくしは・・・。
さて、ライブです。
時間的には正味・・・35分くらいでしたか。
MCでシンペイくんが
「シャッ!とやってシャっと帰ります!」なんて言ってたけど。
えー、若干フロアがさびしい感じでありまして(苦笑)
オールのイベントだし、時間早かった所為もあったのでしょうか・・・。
ちょっと下世話な話ですけれど、
それぞれの(元)所属バンドのファンが流れてくる、って訳でもないんですね。
あたしは、好きになったバンドが関わるものは大抵聞くので、
テナーで言えば、アナサニもentもNICSも・・・フルアーマーも聞くし、
コンピとかカヴァー集に誰かが参加したものも、なるべく聞くんですが、
・・・みんなそうでもないのかなあ・・・。
もったいないと思うんですよねえ。
好きなバンドの人たちの違う一面が見られたり、
好きな音作ってる人らがそのスキルありきで、別に鳴らしてるものって、
確実に面白い音だから、聞いてみればいいのになー。
・・・そう考えると、去年インディーズでCD出したばかりだし、
各々音楽家歴は長いけどバンドとしては新人、ということになるのか。
<セットリスト>
sunnyday
spinning
新曲(Ganache)
新曲(cast off skin)
feather
The perfect ivy
ダイジェストで曲確認しました。新曲多分これで合ってる。
入りの時にかかってた曲なんだったかなー。
思い出せない・・・。
おお、ホントに黒い。
メイクしてない状態で向かい合うのが常だったので、
・・・なんかちょっと照れくさいな(笑)
ライブ初めてだったので、どんな感じかな?って様子見るつもりが、
そんな暇もなく(苦笑)音の勢いに完全に持っていかれてました。
気づいたら踊ってた(笑)
・・・新人バンドと思えない音の出来あがりっぷりに唖然(笑)
身体を跳ねさせる軽やかなリズム隊。
派手に耳を誘う、鮮やかなギターに心躍り、
スパン、と通る声のボーカルに、コーラスもばっちり決まってる。
・・・スキないじゃないですか(苦笑)
や、そりゃあねえ、海千山千のライブバンド出身者ばかりですけれど、
それでも・・・たった一年やそこらでできあがる音じゃねえですよ。
ないない。
この音でこのフロアの状況ないわ。←意見には個人差があります(笑)
以下、ざっくり進行順に。
ボーカルの伸びとまっすぐなリズムが気持ちいい{sunnyday}
押し寄せるようなベースに畳みかけるギターフレーズが耳を劈く{spinning}
コーラスがっちり重ねてた。
と続いて、フロアのクラップから始まった
3曲目・新曲(Ganache)
これ、相当好きだなー。腰がもってかれる感じやばい。
こういう雰囲気の曲をいい感じに叩けるシンペイくんがいい。
ベースおもしろいことになってたなあ。足元駆使して。
酒とたばこのにおいだよ。OJのリフ。かっこいいなあ。
早く音源聞きたい。
MC
フ「another sunnydayです!よろしくっ!
・・・今日は・・・お祭りなんでね・・・楽しんで帰ってください!」
シ「・・・楽屋でいっこもお祭り感出してなかったけどね。大丈夫?」
フ「(フロアに)・・・たのしいですよねえ?」
(フロア拍手!)
シ「困ると人に同意を求めるっていうね。
大丈夫です!そんな甘やかさなくても大丈夫です!
(伊藤・苦笑)
BAY CAMP呼んでいただいてありがとうございます!
えっとー、シャッ!とやってシャっと帰ります!」
・・・アナサニのMCはこういう感じなんですかね・・・。
ボーカルいじられキャラ?(笑)
新曲(cast off skin)
これギターおもしろいっすねえ!どうなってんだ?!
すっごいきれいな音だった・・・。
突き抜けるボーカルに、風のように走り抜けるリズム隊。
疾走感ハンパなかった。
やー、ホントアルバム楽しみだわ。
{feather}ではちょっとしたお遊びもありつつ。
・・・そっか。
「楽しむこと・楽しませること」
これが大前提なのね、アナサニの。
そのためなら、どんなことも厭わない。
それが、四人の姿勢。
・・・少し、向き合い方がわかってきた気が。
MC
フ「ありがとおっ!」
シ「えっとぉ、僕たちアナザーサニーデイは、
2月29日に新しいアルバムを出しまして、
4月5月とゲストありで全国ツアーを回るので、
ちょっとでも気になった方は、是非チェックをよろしくお願いします!
アナザーサニーデイというバンドですっ!!
よろしくお願いします!
では最後に、次のアルバムに入ってる曲を演って・・・失礼しますっ!
・・・(メンバーに)よろしい?」
うなずくOJ。
それにしても、シンペイくんはことプロモーションとなると、
見境がないですなあ・・・昔からですけど・・・。
あえて書きませんでしたが、バンド名三回くらい連呼してました・・・。
選挙カーか、君は(笑)
あんまりやりすぎはよろしくなくてよ。
卑屈になってるように聞こえます。
いい音鳴らしてんだから、媚は売らんでよろしい!
{The perfect ivy}
うねるベースがかなり心地よかった。
声張りすぎて、ちょっと枯らしちゃってた伊藤くんの心意気が見えた。
MVが話題・・・というか問題作(笑)のこの曲。
すげーいい曲です!
だから遊んでます!
ということが、なかなか伝わらない昨今。
良いものをいろんな方向から楽しむのって、そんなに難しいことじゃないと思う、
んだけどなあ。
シ「ありがとうございました!BAYCAMPまだまだ楽しんでください!」
いやあ、おーやまさんめっちゃ弾き倒してましたねえ。
って当たり前なんですけどね(笑)ギター1本ですから。
そしてあんなに動き回ってるのも初めてみました。
よくあんな跳ねながら弾けるなーっちゅうくらい跳ねてましたよ・・・。
ブルーのテレキャス・・・これもまたええ音ですのう。
ヤクザな感じのぎゃん!って鳴る音がすんげー新鮮。
鳴るっつうより、うなるとかうねるとか言いたくなる感じ。
出るわ出るわ、かっこいいリフの嵐。
・・・でもおーやまさんが生み出すフレーズって、
・・・渋いっすよね、なんか、雰囲気が。
どこがとか聞かないでください(笑)弾けませんから!
感覚だけで書いてますから、ほんとすんません。
むー、出来あがってる感はこっから来てんのか?(笑)なんつって。
・・・そして、艶のあるめっちゃいい声。コーラスヤバス。
シンペイくんは・・・どこで叩いててもシンペイくんですねえ。
・・・なんて言えばいいんでしょう・・・。
シンペイくんだなあってすぐわかる感じ。
・・・説明になってねえ(笑)
ここではさらに、
まんまでまっすぐにどわーーー!っと駆け抜けて行く感じが、
すげえ気持ちよかった。
いつものパールのセットではなくて、
Ludwigビスタライトのクリア(違ったらすいません。TAMAのアクリルキッドだったかも・・・)
見た目がイカス。衣装と合っててかっくいーっす。
音は響くというより、パンっと体に当たってはじける感じ。
ちょっとはねっかえりが強いような気もしましたが。
セットの跳ねる音感も、直線的なリズムパターンも、
単純に楽しかったですねえ。
伊藤くんの声に合っててわくわくしたー。
今日久しぶりに身体ごとで聞いてて、
あたしシンペイくん叩くのグルーヴ、すげー好きだってこと改めて思い知った。
理屈なんてないす。
好きだ。
腰の据わったドラマーの方が好きなんですが、
・・・ちょっとね、シンペイくんはドラマーヲタのあたしの中で異質。
・・・なんでなんだろうなあ・・・。よくわからん。
しかもここ2,3年で急に、です。
それ以上長くストレイテナーはファンなんですが(苦笑)
・・・AKBヲタなのになあ(笑)←余計
ミトイチくんはおもしろいっすねえ。
すごい目を引く存在感。
一音一音の捉え方の拍が長い感じがします。粘りがあるというか。
それにすごい綺麗に弾くなあ、と。
シンペイくんがツイッターで、
ミトイチくんとおでかけーってちょこちょこ言ってたのは、
リズム練してたんかなーって見てたんですけど。
まあ、そんな殊勝なことではなくて・・・趣味の方向かもしれんけど(笑)
伊藤くん、すっごい声量ありますね。びっくりした。
ことばもすごいはっきり聞こえるし、
音源で聞いているより、生の方が声が映えてとても良い。
華もあるし、なかなかによい色気。
しゃべりだすと途端に若いな〜って思うんだけど(笑)
ちょっとばかり気になったことは、
兄さんたちの音と、伊藤くんのうたに、温度差があるような気がしたこと。
ほんのちょっとなんですけれど。
最初は音に押されてるのか、はたまた緊張しているのか、とも思ったのですが、
・・・伊藤くんの想いが、音より走ってるのか、と、少し置いてから気づいて。
うんと・・・ちょっと違うな。
音、というより、自分の中の気持ちに、うたいがおっついてない、のかな。
想いや願いが大き過ぎて、うたに込めきれないで溢れかえっちゃってる、ような。
・・・初めて面と向かったので、どこまで読めてるかわかりませんけど。
気持ちの方が先走ってて・・・余裕がない感じがして。
・・・伊藤くんってどんな人なのかなあ。
いぢわるな兄さんたちのツイート(笑)と、
インタビューいくつかしか触れてないので・・・。
今日の彼を見ていて、どんな人なのか知りたくなりました。
ボーカルが少し迷ってても、容赦ないですからね。
百戦錬磨の兄さんたちは。
・・・そこ、加減しないで全力でいっちゃうとこは、信頼の証なのだと思いますけど。
ここまで・・・っていうか、それを覆すぐらい来いや、って挑発してる感が。
うたと、自分の内面と、音とのバランスをとるの、とても大変だと思います。
けど、兄さんたちの信頼は、本気ですからね。間違いないですよ。
ギター持たずに、うただけでこの音と張り合わなきゃいけないのは、相当過酷。
ラスト、張りすぎて声枯らしちゃってて。
イベントで、これだけ出さないといけないぐらい、
高いとこ求められてんのかーって思ったり。
それより何より、届けてぇんだっ!って、叫んでるようにも聞こえたな。
おもしろいです。このバンド。
他にはない、関係性と温度感。
現時点で相当いい音鳴ってますけど、
4人の距離感がこれから変化して、音にも確実に変化が現れるだろと思うので、
そこから生まれる新たな音が、たのしみだな。
ライブもこれから、もっと面白いことできるだろうと思うし。
まずはアルバム!
そして、レコ発ツアー!!
良いバンドに出会いました。
今は完全に兄さんチーム寄りで聞いてますけど、
アルバム出て、聞いてるうちに、
・・・ひょっとしたら、ヤングチームにきゃーきゃー言ってるかもしれないね(笑)
たのしみでございます。ふふふ。