要・1

ストレイテナーSTRAIGHTENER

STRAIGHTENER

STRAIGHTENER


彼らに対する想いは、
ちょっと前のライジングのレポを参照していただければ幸い。


日に一度は、必ず聞いています。


一番最初に聞いた時は、
とても静かなアルバムだな、と思いました。


・・・なんというかな、
鳴らすべき音を、的確な温度で、確信をもって鳴らしているように感じたんですよね。
見事な均衡を保ちながら、
衝動と、戦う本能と、苛烈な激しさと、まっすぐに見つめる覚悟で、満ちている。
すべてが見えているからこそ、揺るぎない音。
その心持が、とても静かだと。


テナーの、ホリエの美学は、
泣きながらでも、泥まみれでも、血を流しながらでも、
その姿勢は、あくまで気高く、美しく、
穢れない意志を、偽りの安らぎをなぎ倒すくらいに強く、鳴らすこと。


集大成、ここに極まれり。
バンド名を冠するに値する、曲達。


うたうたいとしてのホリエの力が、
ここへきて、まるで楔を引きちぎったかのように自由になったのも、
物量的なものも当然ありますが、
精神的な安堵感は、あからさまに詩作にも、うたにも、現れている。
物語に織り込んで、それを感じ取れる人にわかればいい、としていたことばが、
言いたいことを、ダイレクトにぶつけても、今なら受け止めてもらえると、
・・・言わなければいけないと、
メンバーと受け手で培ってきた絆みたいなもんを、
がっちりつかめたような感じとでもいいましょうか。
・・・信じてもらえてんのかな、と、ちょっと思ったり。


今作での、ことば。
直線で、鋭い矢のように、シュンっと貫いてゆく。
・・・今のホリエのうたは、とても好きです。


ホリエの意志と、物語と、現実とを、縫い合わせていくように、
鋭く、鮮やかに鳴る、大山のギター。
彼の存在自体が、ストレイテナーを次のステージへ導いている。


変幻自在なひなっち
時にリードギターに、時にバスドラムに、時に歌うように。
人とのつながりを大切にするこの人が愛する三人と、
めいっぱいに鳴らすのが、本当にたのしいのだな、と、
変わらないスタンスでいてくれるこの人の、なんと頼もしいことか。


ストレイテナーの衝動。
ただただ突っ走っていたドラムが、
いつからか、うたに寄りそうように、ぐっと腰を据えていてくれるようになった。
人を見る目が、とてもやさしいシンペイくんの、
爆発するエネルギィと、音楽に対する深い情の現れ。



曲ごとに思うことはいろいろありますが、
抱えたまま、ライブでぶつけようと思います。
四人とあたしたちの間で、どんな炎が、燃えるかな。
とても楽しみです。



体も鍛えてるぞ!
若いもんにはまだまだ負けん!!(笑)



個人的には{プレアデス}と{CRY}がぐっときます。


過去のうたも、どんな響き方をするか、とても楽しみです。