スネオ 多摩川オーバーザブリッジ


逆様ブリッジ Release Live
多摩川オーバーザブリッジ
@渋谷クアトロ
10.7.2



大分構えちゃってたなー。
気づいたら。
楽しもうって思ってたんだけどな。
あたしも。



気合いが入りすぎると、往々にして何かが起こる、スネオさんのライブ。
ああ、思い出すわ。野音(苦笑)
まあ、元々そんなに器用な方ではありませんのでねえ。
ほどほど、とかバランスよく、とか、
全体見ながら、とか、ね、無理だから(苦笑)
ステージ上がっちゃうと、ごまかすとか、
全然できなくなっちゃうんですよねえ。
それでも、スカート以降のライブでは、
手応えみたいなものをステージで反映させることができるようになって、
いっぱいいっぱいだったのが、少しづつ、積み重ねて、
思い描く形を表現できるように、随分と変わってきてたんですが、
この休止期間の間で、
ちょっと見えなくなっちゃったのかな。
この10年で、積み重ねてきたものが、
いい意味でも悪い意味でも・・・リセット?(苦笑)までいかないけど・・・。
この不器用さが、スネオさんなんですけどね。


スタッフさん変わったのも大きいだろなあ。
前回5月の月面着陸は、いつものメンバーでいつものハコだったから、
見る側的にもそんなに違和感はなかったんです。
松江さんと二人、そのままのうただけのステージ。
月面来るお客は、近しいしね。
情熱はあれがステージデビューだったから、比べようもないし(苦笑)


今日は、体制が変わってから、本格的なライブ初めてだったんですよね。


ローディーはキューちゃんでしたが、
見慣れない方がたくさんいらっしゃって・・・。
それに、スケジュールの都合もあったと思うんだけど、
エイキチさんがいらっしゃらなくて。
うお、あからさまに不安(あたしが)
メンバーは、G・松江潤、K・高田ダイスケ(お久しぶり)D・朝倉慎二、B・永田範正
という編成。
あさちゃんと松江さんがいらっしゃるから・・・、大丈夫。うん。とは思いつつ。


しかもですよ。
TVカメラ入ってましたよ!
すわDVDか?M-ONか??と一人色めき立つと同時に、
うわー、これ結構またプレッシャーかかっちゃうんじゃねえの?
さらにカメラマンさん(写真の方も)結構張り付きでいましてねえ。
気合い入ってんなあ、スターチャイルド!とは思いつつ、
・・・気にしないようにしてて、気にしちゃう方なのでねえ、
どうなんかなあ、なんて、いらんことまで考えるあたし。



今日は、どうやらソールドアウト。
700。埋まりました。
まあ、渋公いっぱいにできる方なんですから、当たり前なんですけど、
この浮き沈みの激しい業界で、
いろいろあって(笑)なかなか表に出なかったのに、
これはなかなか。



<セットリスト>
逆様ブリッジ
ワルツ
スカート
悲しみロックフェスティバル
夏になったら帰ってきてね
Over the river
ロデオ
トキメキシュナイダー
I don`t know
やさしいうた
peaky
パイロットランプ
共犯者
セイコウトウテイ
バースデイ
打ち上げ花火


EN
kimiga suki
さらり


こうしてはいられない(弾き語り)






ステージ上がって、いきなり前に乗り出すスネオさん。
「ヘイ!ご無沙汰!渋谷ぁ!!
今日は楽しんでってください。よろしくう!!」



{逆様ブリッジ}
あさちゃんの、めっちゃ気合い入ったカウント。
うわわ。
スネオさん、すげー、うたが前のめり!!
一曲目と思えない勢い。
緊張と相まって、すごいテンション。
声張りまくってる。
形振り構ってないって言葉、今のスネオさんのためにあるような。
この曲、実は松江さんの音、すごい楽しみにしてたんだけど、
もう、そんなこと言ってらんない。
スネオさんから、目が離せない。
全身から、やったらあ!!って気が、立ち上ってる。
♪頼りなくて♪から後半、もう絶叫。
こっちが心配になるくらいに、絶叫。


音源聞いて思ってたとおり、すごくステージに栄える曲。
ちょっと自分取り乱してたんで、あんまり覚えてないんですけど(苦笑)
重ねたギターの分、鍵盤入ってました。はい。そりゃそうか(笑)
疾走感が半端ないです。全速力で当たってくる風が、痛いくらい。


スネオさん。
気持ちが、ヒリヒリするくらいの熱と、
締め付けるような苦さを伴って、ぶつかってくるよ。



{ワルツ}
最初のインパクトで歓声があがる。
ふふ、やっぱこの曲、みんなに愛されてんだな。
お、スネオさん回った!
いいね!乗ってますね!
ってか・・・ホントに、うれしそうだなあ、スネオさん。
ライブ、本当にやりたかったんですね・・・。
全身で言ってるみたい。音鳴らすのが、うたうのがうれしいって。


あ、これ、OPのフレーズ鍵盤弾いてます?違うかな。
むむーん。やっぱエイキチさんで慣れてるから、
ちと、ねばりが・・・(苦笑)どんだけやねん、あたし。


それにしても、本当に美しい曲だなあ。
何回聞いても、このキラキラ輝く音たちに体が包まれる感覚、
メロディーの駆け上がる音譜で、ふわぁって、体ごと舞い上がってくような、この浮遊感。
たまらない。
だいちゃんも、キレイなコーラスつけてくれますよねえ。
カナシミツアーん時はお世話になりましたー(笑)


あさちゃんの気合い入ったEDのブレイクでジャンプ!
お、まだまだいけます。38歳(笑)


なにもかも若干つんのめってますが・・・。
気合い入り過ぎじゃろ・・・。
いやあ、久しぶりだなあ、こんなスネオさん(苦笑)


そして自分にダメ出し。
ここ(相変わらずあさちゃん真正面・笑)踊りづらい(笑)
クアトロー!!柱がっ(笑)



{スカート}
うおー、攻めてんなあ、セトリ。
出だし、あさちゃんのツリーベルと、だいちゃんの鍵盤が美しい。


いつもより、松江さんが前に出てます。
永田さん・・・堅実な割に、がっと行くとこは行く感じ。
嫌いじゃないです。
・・・偉そうですいません・・・。


・・・あ、スネオさん、やっぱ喉やっちゃいましたか?
ザビザビしてる・・・それに、ちょっといらついてる・・・。
いつもなら、もっと大切にうたう、二番頭が、ちょっと、怖い。
わー、久しぶりにこういう感じ出ちゃったなー・・・。
こっち方面の緊張感、久しぶりだな(苦笑)
引きずらなきゃいいんですが・・・。


ちなみに、今回、歌詞見ながらでした。譜面台置いて。
よく間違えるので(苦笑)いいんじゃないでしょうか。
その割にうたに集中すると、目閉じちゃうから間違うっつうね(笑)
・・・ごめんなさい。
いいんです。
そんな、気にしなさらなくても。
うたいたいように、うたってくださるのが一番だし。
歌詞気にし過ぎて、気持ち乗らないとかの方がヤだし。


ああ、やっぱりこの最後のドラムの感じ、好きだなー。
そっから鍵盤につながるとこが。
あさちゃん、好きっす(笑)
小気味よくて、いい具合に揺れがあって、強くいくときは、がっつりいってて。
スネオさんのうたに寄り添ってくれるので。
あ、WILCOのTシャツ着てる。いーなー。←そこかい。


MC
「改めまして今晩は。スネオヘアーです!
・・・(メンバーに向かって)正直喉休めたいんで、
だれかしゃべってもらっていいっすか?(笑)


例のごとく、外はもう土砂降りですよ。(降ってないですよ・笑)
帰りにはね、外で売ってるTシャツ買ってもらってね、着替えてってくださいよ。
ホント、ライブ久しぶり・・・バンドでやるの久しぶりなんですけど・・。
あれは・・・イギリスのグラストンベリーに出たのが78年だから・・・随分ぶりだよね・・・。」
・・・今なにしてるかっていうと・・・休んでます(苦笑)ちょっともう喉がね、
おっついてないっていう・・・。
今日はね、最後まで楽しんで。俺も今日は楽しみにしてきたんだ。
よろしくお願いします!」


しゃべってる合間に、喉の調子確認したりしてて、
マジで・・・平気っすか?スネオさん・・・。



{悲しみロックフェスティバル}
この後の曲もなんですけど、
がっと行くタイプの曲は、全体的にBPMが遅め。
や、うんと・・・音源に忠実な感じ。
ライブでやるといつももうちょっと早くなる曲ばっかりだったんですが。
・・・うーんなんとなく物足りない。
あ、これ完全に個人的な話なんで、あれなんですけど。
でも、ついつい、もうちょっといけるんじゃねえかなって思ってしまう。
早けりゃいいってもんじゃないんですけど。


大サビ前のSE(アルバムVer,です)んところで、
「どうもありがとうございました!」
と帰ろうとするスネオさん(苦笑)
後ろであさちゃん爆笑(笑)
あながち冗談にも聞こえねえから怖い。


でも、今日のお客はいい感じですよ。
センターのあたりの人たち、サビとかで手上げてくれてて。
・・・ふふ。やっぱ、みんな待ってたんだよ。スネオさんのこと。
結構若い子もいて、うれしかったな。
ちゃんと伝わってんじゃん、って。


喉つらそうなのに、また張ってます・・・。
もう、どんだけ気持ち張り裂けそうなんですか・・・。


{夏になったら帰ってきてね}
このあたり、結構前出たりして客あおってたな。
この歌は、うたいが荒い方が、似合いだ。


あたし、いっつもこの曲聞く度に、
「夏」は何を指してるのかなって思うんだよね。
サビとABメロの歌詞のつながりがね、まだちゃんとわかってない気がするの。


太陽は、人間にとってはなくてはならないものだけれど、
太陽自身は、自分の存在が、他者にそれだけ、
強い影響を与えていることなど意識することなく、そこにある。


結局のところ、
自分自身を認められるのは、自分自身しかいない。
答えを誰かに求めたところで、
自分が納得しない限りは、どうにもならない。


自分を意識し過ぎて、囚われるのではなく、
太陽のように、意識せずとも、登っていけたら。


夏=自分から解時放された時
と、とっていいのだろうか・・・。


帰ってきてね。
の、帰る先って、実は「自分」のことを指してんのかなあ。


いつでもここで、待っている。


なんだかねえ・・・{さらり}に通ずるものがあるよなあ。
時間とか、想いの先、とかを、
ぼんやりとでも形にすることによって、つかもうと、突き破ろうとしている、感じ。
勝手にそう思ってるだけですけど。


すげー深いうたなんだけどね。
まだわかり切れていない気がする。


これ、まだインディーズの頃にすでにあった曲なんでしょう?
詞も、なのかなあ?
大好きな{JET}なんかもそうなんだけど、
この頃の詞って、何を、どこまで言いたいのかが、明確じゃないんだよね。
最近のものは、はっきりしてるじゃないですか。
言い方変えれば、洗練されたっていうことなんでしょうけど。
それももちろんすばらしいことなんですけど、
この頃のスネオさんの選ぶ言葉が、すごい好きでね。
月は夜を連れてきた、時間軸が歪んで回ってる、とか。
文節と小節が合わさってなくて、うたとことばが、ちょっと噛み合ってないのよね。
だから、どう受け取るべきなのか、考えちゃう。


このほんの違和感みたいなんが、そのまま、
生きてることで生まれる違和感、に通じてる感じがしてね。


サビのメロも大好き。


わー、ライブの感想じゃねえし(笑)



{Over the river}
いまさらですが、このうた、綺麗ですよね(苦笑)
見事な風景描写と、運転する感覚と(あたしはしないけど・笑)
助手席に乗ってる君を送っていく、その道程での、離れてしまうさびしさが、
見事に絡み合ってて。
じっくり歌詞聴くと、ぶわって、その視点に引き込まれていく。
ギターのフレーズも、ちょっとフォークっぽくて、耳にやさしく残る。
川面を渡る、少しぬるい風のようで。


水上公園って、どこのでしたっけ?
いつだったか、話してくれたことがあったような・・・。
インタビューとか読み返して、探してみよう。今度、行ってみたいな。


今回のライブのタイトルにも、ちょっとかかってるっすね・・・。



MC
「1、2月はねえ・・・主夫やってましたよ・・・。
COOPの兄ちゃんと、ちょっとケンカしたりなんかして。
こうやって、みなさんの前にバンドのカタチで出るのは久しぶりで。
いつ以来だろう・・・?
もう、去年のことは、映画やったことしか覚えてなくて・・・。


今日はこんなに集まってくださって、本当にうれしいです、ありがとうございます!
・・・かなりねえ、やせましたよ!!
あのー、飲めばすぐ痩せる薬ってのが・・・、
いやいや、そんなねえ、云えないようなトラブルもあったりなかったり・・・。
新潟の方ではね、トラブルメーカーなんて呼ばれてましたけど。


一曲目から新曲聞いてもらいました!
移籍しまして、久しぶりのリリースですけど、
自分なりのサウンドでね、アプローチしてみた訳なんですけど、
・・・作ったのは数か月前なんでね・・・今はそういうモードじゃないんです。
・・・こんなこと言うミュージシャンがどこにいるんだって話ですけど(苦笑)
もう7月・・・夏本番ですけど・・・・梅雨明けした頃には、もう夏終わってるだろうっていうね。
「レイコ、ちょっと上着貸して〜」
「あ、ごめん、あたしもこれしかないの」
「そっか〜、そろそろ冷えてきたよね〜」
なんてね・・・。
あ、話長げえ?
・・・・何してるかって??
休んでんだよっ!!」
(会場から「がんばれ〜!!」)
「あ、ホントウニ、ガンバリタイデス!
・・・やめようよ!そういう方向!!
・・・じゃあ、あのー、募金箱置いとくんで、お願いします(笑)」



「さて、曲やろうかな(笑)
僕、あのー、書き込みされてるものとかって、あんまり読まないんですけど・・・。
・・・みんなね、いろんな想いを抱えて、生きてると思うんですけど、
朝のラッシュ乗ってるサラリーマンなんてねえ、
ホント、メンタル的パンクだなって思うんですが、
何を信じていいかわからないっていうか、先の見えない今の時代、
頑張ってる人には、ストレートなメッセージ、伝わるじゃないかって思うんですけど。
・・・じゃあ、{ロデオ}っていう曲を、やります」



最近、ホントに、ここ最近ですよね。
うたに込めた思いを、直に、口に出しておっしゃるようになったのって。
インタビューは別として、
ライブのMCで、聞いてくれてる人に、直接言ってくださるなんて、
ちょっと前まで、考えられなかったこと。
照れくせーーーってのもあったろうし、
はずかしーってのも、あったろうし、
そこまで気が回ってないっつうのもあったろうし(苦笑)


でも、これ、
本当にうれしい。
突拍子もないMCも大好きですけど、
・・・自分がね、うたから受け取った気持ちの道筋が、同じ方向かどうかって、
やっぱり、言ってくださらないと、ちょっとね、不安なので。
ひとそれぞれでいいんだと思うけれど、
余りにも、方向が違うなんてことは、やっぱりさびしいし、
自分の感性を疑っちゃうので。


それに、ご自分が大切に思ってることを、
直接聞くことができる、この時間が、とても大切。



まあ、ぶっちゃけ過ぎじゃないっすか?っていうとこもあったりなかったり(苦笑)




{ロデオ}
はあ。
この曲、実は聞くの辛くて。
去年のリリース直後のライブの頃(9月のリキッドとか)では、
自分が、葛藤してる中でも、前に行きてえっって気持ちでいられたんで、
この少し乱暴なくらいに背中を押してくれるうたに、すごく励まされたし、
スネオさんが言ってくれたっていうことがうれしくて、
前向きな喜びで、ついつい涙がこぼれてしまったんだけど、
今はねえ・・・。
このうたに見合うだけ、戦えてんのか、自分、っていう、
うたってくださってることに対して、
それを聞けるだけの生き方できてんのか、俺、と、
・・・まあ、そんなことまで考えんでもいいんでしょうが。
強いうたなだけに、その強さに、立ち向かえるだけの、
気持ちができてなくて。


ちょっとね、うたってるスネオさんが揺らいでるのも、
怖かったりして。


ごめんなさい。
閉じました。自分。
すいません。面倒な性質で。



{トキメキシュナイダー}
で、これかい(笑)
ため息ひとつ、気持ち切り換えて。


これ、もっと無責任にどわーーってやっちゃってもいいうたなのに、
スネオさんの気持ちが、内に行ってるのが、完全に声に出ちゃってまして。
こんなあたしが言うのもなんなんですが、もったいねえなって(笑)


夏サイコー!って行きましょうよ!!(苦笑)
これだけの歌詞書いちゃってんだから(笑)
ラストは、結構派手にギター掻きならしてらっしゃいましたが・・・。


もし、フェスでこの曲やるんだったら、
気にしないで、やり逃げぐらいの勢いでかましてくれた方が気持ちいい。


松江さん、楽しそう〜(笑)



{I don`t know}
えーーーー。
曲順これでいいんですか??(泣)
・・・・そりゃあ気持ちも定まらない。
ってか、やりますか、これを。


あたしの話。


食うために働いてる。
仕事なんて、やろうと思えばどうとでもなる。
ただ、この待遇を得るために、ここにいる。
なんでこんなことやってんのかなんて、
考え出したら、答えは、見たくないものしにしか、たどりつかない。


適当で、あやふやで、・・・・何を、何を見たいんだ。


眠りたいのに眠れない。
眠れないけど起きなきゃいけない。


せめて、せめて。
今だけでも。
この瞬間だけでも。



もー、今のあたしにどんぴしゃやんけ(大泣)
勘弁してくださいよ。


松江さんの鳴きのギターが、さらに追い打ち。


なんかもう、耐えてました、ひたすら。
愛を、も、I know、も、どちらも、今のあたしには、辛い。



納得いってない声が、もっと辛いよ、スネオさん。


もー、こんな自分が、いやです。
せめて今だけは、って思って、ここに来てるのに。
素直になるために来てるのに、・・・偽ってる。



もの言う資格あんのか、あたし。



{やさしいうた}
わあ、うたが攻撃的・・・。
そんなうた違いますやん・・・。
メンバーみなさん、気にしてまうやん。


途中うたえなくなっちゃいまして。
あの、野音以来じゃないですかね、
ここまで、ご自分を追い込んじゃってる状態って・・・。


今日という日が、
本当に、うれしかったんだと、思うんです。
今までの状況があって、
久しぶりにバンドで、大き目の会場で、いっぱい来てくれて、
みんな、すごい集中力で聞いててくれてるのが、空気の張りつめ方でわかって、
だからこそ、気持ち籠めてうたいたいって想いが、溢れかえっていて、
それも、より良い形で、自分の思い通りに聞いてもらいたいと、願うが故に、
そこに到達できてないご自分に、いらついちゃうっていう。



えっと、
ちょっと生意気なこと書かせていただきますが(今までも相当ですが)
スネオさん、
ご自分のこと、過小評価し過ぎです。
紡ぐうたの美しさは抜きんでているし、
ライブでのパフォーマンスのクオリティーも、
ご自分の、「うた」の表現力も、
メンバーみなさんの演奏も、とても素晴らしい。


籠められた、想いの深さは、
この場で、目の前で、うたってくださるだけで、
その生きている力で、すべてが合わさって、より近く、伝わっている。


ご自分で思ってるより、受け手にはちゃんと受け入れられてるんですよ。


もっと、ご自分とご自分のうたを、大切にしてあげてほしいし、
それだけの、魅力があるのだと、うぬぼれていいと、思うんです。
そして、ある意味、もっと無責任でもいいのでは、ないでしょうか。
それだけの力が、あなたにはあるのだと。
溺れるのは違うけれど、
こちら側の期待を、全部背負い込まないで、と思ってしまう。
そして、
より高く、と、思われるのは、表現者としてとても素晴らしいことだけれど、
今、この時間にあるものが、それですべてなのだと、
場を作ることができていることだけでも、素晴らしいことなのだと。
だからこそ、
もっと、うたうことをたのしんでしまっても、いいのにな、と、
ステージ上で、ご自分をご自分で追い詰めてしまう姿を見て、
いつも、思うのです。


受け手のこちら側が、うたに入り込むことは、ある意味勝手な話で。
どう受け取るかも・・・そうね、任せてもらってもいいんだと思う。
そこに、入り込むだけの深さは、楽曲にすでに備わっているから。
それぞれが、それぞれの生き方の中で、
スネオさんのうたを、大事に思って、ここにきている。
その聞き手の力を、プレッシャーに感じることなんてないんです。
今のままで、スネオさんが目の前でうたってくださること、
それだけで、十分、世界を作ることはできているのだから。
いてくださること、
そのうたがあること、
その二つがあって、
その上で、うたってくださること、それが、それだけで、意味をなしているのだ。


音楽=音を楽しむこと。
基本、ここですもん。
それを生業としているスネオさんが、楽しまないでどうするんですか。




すいません。
失礼なこと書きました。


でも、客観も含め、本心です。





ああ、やっとここまで書けるようになった。
やっとことばがカタチになって出てくるようになった。
まだ不十分ですけど。
伝わりますかね、こんな程度の言語表現で。




MC
「あのー、暑くないですか?
・・・言ってもらえればね、こっからジントニックとか、まきますから。


・・・最近引っ越しましてね。
実家離れてから・・・そんなに引っ越ししてないんですけど、
こんなとこ出てってやる!とか文句いいながら、住み続けるっていうね。
環境がいろいろと変わったりしてるんですけど、
・・・気持ちもね、日々うつろっていきますけども・・・、
形あるものはいずれ風化して跡形もなくなっていく・・・と、
建築家・安藤忠雄先生もおっしゃってましたけども。
・・・一時期真似ばっかりしてて(苦笑)
好きな人の真似ばっかりしちゃうっていうね。
・・・怒られるかもしれないんですけど、YO-KING先輩がね、
似てると思って・・・。
・・・ごめんなさいね、いつも曲につながらないMCで。
曲がかわいそうだってね、言われるんですけども」


と、ここでいきなりメンバー紹介(笑)


「ギター、ジュンマツエ!!」
松江「(びっくり!!)・・・こ、こんばんわ!
・・・あのー、Tシャツをね、着てきました」


物販のTシャツを、着てくださってます。


「ああ!なんかすいません!気ィ使ってもらっちゃって!
・・・えー、今回もね、作らせていただきまして・・・、
(と、以下ジャパネットばりにTシャツの説明。
いたしかたなく、モデルを務める松江さん。・・・ありがとうございます・笑)
そう!物販の方でね、僕がPVで着てた宇宙服をね、バイク便で取り寄せて、
バイトちゃんが着てくれてますよ!自給680円で!!
(ざわつく会場)
・・・後ウケすんじゃねえ!!
(急に下手を振り返る)
・・・あ、永田くん!全然関係ねえ格好(アロハ)してるじゃん!!」


永田「・・・だって、スネオくん、シャツ着るっていうから、合わせてきたのに」
「・・・あ、そうなんだ・・・(汗)・・・ベース、永田くんです!!
そして・・・今日はちょっと低めの設定になってますけども・・・」


ドラムセットがね、全体的に、低めにセットされてたんす。
立ち上がってごあいさつ、あさちゃん。


「ドラム・朝倉慎司!・・・・あ、あんまり触れられたくない感じですか?(笑)
(恐縮中・あさちゃん)
・・・そして・・・久しぶりですけど、以前ツアーで手伝ってもらいました、
キーボード・大ちゃん!」


大「スネオさん、お久しぶりです。僕ねえ、スネオさんに電話したんですけど、
使われてないって言われちゃって・・・」
「・・・・それは残念な結果だ・・・(苦笑)
・・・じゃあ曲やろうか。
オーディエンスはね、曲聴きに来てるんだから、変な小話は必要ないよな!!
・・・もうね、わかんねんだよ!バランスがっ!!
・・・他の人のライブ見にいった方がいいのかな・・・、黒猫チェルシーとか?
・・・じゃあ、後半戦いきます!よろしく!」


なんであえて黒猫か(笑)
ああスペシャで会ったからね・・・。
ってか、ソロアーティストなんだから、自分頑張んなさいよって話ですよ?(笑)


しっかし、この方、
びっくりするくらいに、他の音楽家の方のこと、気にしないよなあ(笑)
ネタにはするけど、
CD買わない、他の人のライブいかない、ミュージシャンの友達少ない。
そんな中で、あれだけの楽曲が、
ルーティーンにならず、新しい驚きをもって生まれてくるなんて、
どんだけやねん、あなた。
どこまでスネオヘアー純粋培養か(笑)


でも、ホント、他の音楽家の方だったら、
吐き出したら、吸収しないと、って、リリース&ツアー終わると、
いっぱいいろんなもの見たり聞いたり、旅に出たりする方がほとんどなのに、
日常のまま、なんですよね、スネオさんって。
これ、よっぽどですよ。
そこから生まれてくるものしか、うたにできない、
そして、それを魅力的なうたにできる能力がある方なんだな、と。


存在として、稀有。



{peaky}
あ、ちょっと、気持ち切り換えられたかな(笑)
メンバーとのやりとりで、持ち直したようです。
よかったー。
つながりって、大事ね。ホント。
・・・この辺、立ち直り早くなったのは、年月のおかげか。


これはもー、松江さんが楽しいったらない。
うほーい!
あさちゃんごっついっすねえ!
永田さんも、堅実そうでいて、鳴らす時は鳴らしますのう。
楽しい。


ラスト、スネオさんギターガンガン歪ませてました。
相変わらず、手でエフェクターいじって。
耳いてー(笑)
でもこれ好きー(笑)



パイロットランプ}
絶妙なタイミングで、あさちゃんカウント。
うわうわうわ。
このイントロってーーー!!!!
ぎゃーーーってなってます、会場!(笑)そりゃそうだ!!
テンションのメーター、一気にあがってまうがな!
うっしゃー!跳ねていこうぜっ!!
去年のtacicaのツアー以来すね。うれし。


驚いたことに、この曲の辺りから、声が持ち直してきます。
うあ。
来ましたね、スネオさん!
気持ちで、戻した!!
そうでなくちゃ。
それでこそ。


永田くんが唸る唸る。
あさちゃんが、がっつりたたきつける。
だいちゃんのコーラス冴える冴える。
松江さん、か、かっこいい・・・。


もう、こっち方面、久しぶりなんで、うれしすぎて・・・(苦笑)


この、形にならない焦燥感が、内側でぐるぐるしてる感覚が、
あまりに、今。



曲終り、
急にギターを置いて「じゃ!!」と去ろうとするスネオさん(笑)
会場じゅうにブーイングをくらう(笑)
「曲が・・・かわいそう・・・」
って自分でいうなあ!!(笑)


せっかく、あさちゃんとだいちゃんが、次の曲の世界作ってんのに・・・。


{共犯者}
もうね・・・また言わせてもらいますけど、
曲順、やっぱりちょっと違いませんか?
ここでこの曲は、あたしはどうしたらいいんだい?(笑)


スネオさんも、気持ち戻し切れてないんじゃなかな・・・。
うたが荒い。
物語に入り込めない。
うおう。


でも、メンバーの皆さんはお見事ですね。当たり前か。
空気がね、湿り気を帯びた冷たさに変っていて。
心臓の鼓動・・・あさちゃんが鳴らしてたんかな?
気づくの、ちょっと遅かったけど。
だって、こちとら、えええーーーってなっちゃってたし(苦笑)


うぬぬ。もったいない。
連れってくださいよー、月の果てまで・・・。←おいおい(笑)
勝手なこと言ってんじゃねえって。



{セイコウトウテイ}
もー、だからああ、曲順!!(苦笑)
この曲やってくださるだけで、う、、うれしいけども!(笑)
サビ前、久しぶりに手ぇあげましたね。
けど、考える必要ない曲なのに、乗り遅れる自分(笑)
全力で走りたいのにい。


でもね、
十分、連れだしてもらってます。
射し込む光は、あなたのうただから。


わー。
痛い(笑)


って、そんなこと考えてるから、現場で乗り遅れるんじゃ(笑)


センターの辺りは、軽くモッシュになってました。
ふふ。
やっぱみんな、スネオさんを待ってたんだなあ。


ってか、
東京、おもしろいね(笑)
みんな、どういうスネオさんを求めてんのかな。


いろんな人い過ぎて、わかんねえや(笑)



やー、セイコウトウテイ、めっちゃいい詞ですね。
・・・・あ、すんません。歌詞じっくり読んでました(笑)


いま、自分が、すごい定まってないので、
この頃の揺らいでることば、刺さるなあ。



{バースデー}
この曲が始まると、すっと、引き締まるような心持になる。
同時に、
強張っていたココロが、ほどけていくような感覚にもなる。
今を確かめることと、
今を受け入れること、
そして、その先に光が見えるかどうか。
それを、同時に、求められる気がして。


けど、
今日は・・・なんだか、迷ってしまって・・・。


原点回帰、と、今を確かめること、と、許しを乞うこと。


隙が、なくて・・・。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

素直に、開くことが、できなかったな・・・。


こんなに荒っぽいバースデー、初めてだったかも。



{打ち上げ花火}


「来月の今日は、地元の花火大会です。今年も行きます。
・・・・最後の曲です」


ことばに表すのは、難しいな。
このうたは、スネオさんの想いが、とても重いので。
その分、聞きごたえがある、という言い方は、あまり正しくないかもしれないけれど。
メンバーのみなさんも、それを重々承知だから、
とても、とても、大切に、ならしてくださっていて。
永田くん、泣きのベース。
これ、本当に、あさちゃん、大変だと思うんですが、
ひとつひとつ、確かめるようなリズムが、とても切なくて。
このうたには、自分を挟む必要はない。
ただ、うたに、埋没してしまえばいい。


夏まっさかりの、揺らぐような暑さ。
ひとりで座っている畳の感触、ラジオのざらざらした声、
カゲロウに揺らめく窓の向こう、アオイソラの遠くに想いを馳せる。


土手の湿ったにおい。渡ってくる風。
大輪の花の散る向こうに、きらめく星々。
散り際の、火花のような、揺らめき、滲む、ギターの音色。
散る花弁を見つめて、なんだか悲しそうな顔をしている、君。


締め付けられるような、美しさと、刹那の苦しさが。


はああああ。
自分、息止まってた・・・・。






EN
全員今回の物販Tシャツに着替えて登場。
白・・・なのは、スタッフ限定っすね?


「ありがっす!!
・・・スネオヘアー、10・・・11年目になるのかな。
主夫やってるときなんて、全然音楽も聞かないし、
ギターも売っちゃったりしたんだけど・・・、今また、すげー買ってます。
・・・やっぱり音楽好きで、見聞きしても、すげーかっこいいなあって思うし、
かっこいい音楽やりたいなあって思うし、
・・・うまくことばで言えないことを、曲にして、
自分で吐き出したことばで、
自分の傷を・・・・埋めてくみたいな、ことなんだなって・・・。


今日は久しぶりのライブで・・・あんまりうまくできなかったけど、
たくさん集まってくださって、本当にどうもありがとうございました。
・・・また、曲書いて・・・やってくから、
HPとかも、ホントに気持ちだけでリニューアルしてもらったりとか、
新しいスタッフにも恵まれてね・・・ありがたいなと。
これからも、よろしくお願いします!!


じゃあ、新曲、あと二曲、聞いてもらおうと思います。
・・・一曲は、ミ○チルの曲ですけど・・・(笑)
・・・大好きな人を、思って作ったうたです」




あたしの想像以上に、
映画の撮影という時間が、スネオさんにとって大きすぎたのだ、ということを、
この言葉で、知る。
きっと、全部をそこにかけてしまったのだろう。
終わった瞬間に、何も、残らないくらいに、全部を出してしまったのだ。


そして、
空虚な生を埋めるためには、
やっぱり、音楽に戻ってくるしかなかったのだと。


音楽に帰ってきてくださって、本当によかったと思うと同時に、
こういう方だからこそ、こころのそこから響くうたを生み出せるのだな、と、
いまさらながら、改めて確かめる。


ひとつのことに、精一杯を重ねるしか、生きようがない人なのだ。


何がきっかけかは、もうそんなことどうでもいい。
この人が音を紡いでくれることこそが、
あたしにとって、縁なのだから。




スネオさんは、とても「人」に恵まれる方だな、といつも思う。
前にもありましたけど、事務所やら、レコード会社やらの移籍のことや、
スぺ中での出会いや、箭内さんや、田中氏や、映像関係のお仕事もそうですし、
出会う人出会う人、本当に素晴らしい方ばかりで、
そして、必ず「次」につながっていく。
あれだけ内弁慶なのに(苦笑)、
人との出会いから、新しいものが生まれていく。


これもひとつの、音楽を続けていくだけの力、なのだと思う。
何より、その生み出すうたを、
そのうたを生み出すこの方を、誰もがほっておかないのだ。




{kimiga suki}
もう、どこ見ていいか、わかんねえ(苦笑)
照れくさいっ(笑)
公開ラブレターですからね(苦笑)






{さらり}
スネオさんのうたは、あたしにとても近くて、いつも、とても救われている。
ああ、そうなんだよ、そうだから、こんなになってんだよって。
・・・同時に、近いからこそ、苦しめられても、いるのだけれど。


スネオさんのうたに出会って、もう7年になるかな。
歌われたうたで、
いっぱい笑顔になったし、その美しさに濁った視界を洗ってもらえたし、
たくさん考えたし・・・悲しくなったりもしたし。
傷つくほどの痛みを、感じたこともあるし。
それらに伴って、流した涙は、どれだけになるだろう。


つき合いも長くなると、こちらの勝手な話ですが、
慣れ合い、みたいな感じになったりも、ちょっとしちゃったりするじゃないですか。
スネオさんの歌ううたは、みんないい、みたいになりがちで。
そういう固定ファンの慣れ合い、みたいなのが嫌だし、
いつも、新しい感覚でいたいから、
音楽いっぱい聞くし、いろんなもの見に行ったり、読んだり。
もちろん、仕事やっつけたりも、そのひとつだと思うし。
でも、
あたしのこまっしゃくれた考えなんか、
スネオさんのうたは、いつも、軽々と越えていく。
そして、まるで、見ているかのようなことばを、あっさりと紡ぐ。


や、もちろん、あっさり、な訳はないんですが。


生まれてくる新しい曲たち、
どれもが、いつも、あたしの想像と感覚を、
さらりと、それこそさらりと、越えて行く。
それを、驚きとともに、喜びを持って受け取るのが、何よりうれしい。



だからあたしは、この人が作るうたを、信用している。



その、スネオさんが、
いろんなことがいっぱいあって、不器用ながらもそれを越えてきたスネオさんが、
新たに生み出した、命の結晶。




ここまで、そのままなのは、初めてなんですよ。
もう、どうしていいかわからんくらい、今のあたし、そのままで。




途方に暮れて、時間のほとりで立ち尽くしている。
すべてが曖昧で、何もわからない。
涙で、何も見えない。
もう、何も、この手には捕まえられない。
それでも、
どうにかしたいと、目を凝らしている。
先に、歩いている姿は、感じているんだ。
だから、お願い。
置いていかないで。
時間はかかると思うけれど、後を、追いかけていくから。


そんなあたしを、
安いはげましなんかじゃなく、ただ、肯定してくれる。
それでいいから、
ここにいるから、と。



5月の月面で初めて聞いた時、
・・・何?何を言ってるの???
と、大層困惑したことを覚えています。
2回聞いただけで、はっきり歌詞理解した訳ではなかったのですが、
飛び込んでくることばのひとつひとつに、
これは、ちゃんと聞いたら、間違いなく自分が崩れる、と思ったんですよねえ。


だから正直、CD再生するの、怖くて。


で、音源聞いたら・・・・。
ねえ?
ストリングス入ってるし。
あたしにとっては、勝手に個人的なうただととらえてたので、
ちょっとびっくりしましたけど。
・・・ああ、きっと、この先に、繋げたいんだな、とは、思って。
内に内に、こもるのではなく、
立ち止っている主人公の目線から、
そこから、解放するために、
あえて音には、俯瞰しているような感覚を、持ち込んだのかな、と。



でも、歌詞改めて読んで、ため息ついて。
ライブで、どんな顔してりゃいいんだ・・・と。



そんなこと思ってたもんですからね・・・ごめんなさい。
今日は、ちょっと・・・。
ホント、ごめんなさい。閉じました。


大き過ぎて、気持ちの持っていきようが、自分でわからなくて。


それもあるけど・・・。
スネオさん、月面で弾き語ってた時より、定まってない感じがして。
どこに向かって、うたってるのかなって。
きっと、
スネオさんにとっても、大切なうたなんだろうなって、勝手に思ったりしました。
だからこそ、想いをこめてうたうのはとても難しいのだろう、と。


ライブって、
その瞬間のパワーバランスが、見事にかみ合うなんてこと、めったになくて。
スネオさんは、特に、
ご自身が、気持ちを開く方向にもっていくのがすごく苦手な方だし、
ついて来いよってタイプの方でもないですし、
ライブでの理想形が、かっちりある方なので、
その通りにいかないと、とたんに迷宮に入ってしまいがちで。


オーディエンスも、
いろんな受け取り方をする人が、本当に千差万別で。


そんな中でも、
かちっとハマると、
イメージが、どこまでも広がっていくことができる。
そんなライブを、何回か経験しているのでね、どうしても、それを、求めてしまいがちで。


大切なうただから、なおさら。


今日は・・・委ねられなかった。



わがまま。
できうれば、弾き語り希望、です(苦笑)





メンバー紹介を改めてして、
最後に、
スネオヘアーでした!どうもありがとう!」




WEN



鳴りやまない拍手に、再び登場。
あ、手に缶ビール持ってやがる!!(笑)



「ありがっす!!
もうね、おっさんなんで、飲まないとやってられん。
今日来てくださったみんなに乾杯!!」


と、ぼたぼたこぼしながら飲む(笑)
あーあーあー・・・。
キューちゃんが、しょうがねえなあって顔で、
ケーブル付近を拭いてくれてます(笑)


「ビール苦手だったんだ・・・。
ホントはねえ、こんなイメージじゃなかったんだけどな・・・。
小○健二とか・・・ハナ○グミとか・・・カラオケで歌わしてもらってますけど。
・・・結局最後は一人になっちゃうんだな・・・」


しばしギターをつま弾く。



「何やるか全然決めてなくてですね(苦笑)最後のつめが甘いっていう。
「おい!待ってくれよ!レイコっ!!・・・ばかやろう、好きだよ!」
・・・・。
レイコって言うのは、実家の近所に住んでた2コ上のお姉ちゃんのことです。
あと、ヨーコっていうのはオ○ヨーコさんのことで。
・・・失礼なやつだなあっ!(笑)」


はいはい(笑)
もー、よく回る口ですこと。
ご自分で、言う前に笑っちゃってるしね(苦笑)




{こうしてはいられない}
喉、すごいつらそうでしたけど、
いい、うた、でした。
ホント、ここのところ、弾き語りは沁みるなあ。
むき出しのメロディーと、うただけになると、
すーーっと、耳に沁みこんでくるんだよな。
そのあと、がっつりココロに残るんですが。


朝日や燦々と降り注ぐ日中の太陽ではなくて、
夕日をみて、こうしてはいられない、と思う、この人の感覚が。
かすれ気味の声で、さあ、行こう、と言ってくれる、その声が。


そして、改めて、こうしてはいられない、と、宣言されたような。


こっから、
また始まるんだ、と。



指切れそうなくらいアコギ掻きならして、
喉ちぎれそうな絶叫を残して。



「どうもありがとうございました。スネオヘアーでした!
また、どっかで。」






はい。
以上、久しぶりのバンド体制でのワンマン@クアトロでした。



もうね、
相変わらず、スタッフ泣かせ(笑)
どんだけテンパってんすかっていうくらいテンパっておいでで(苦笑)
でもねえ、
緊張よりも、歌いてえんだああ!って気持ちが先走った結果なんでね、
そんなスネオさんの、気持ちを確かめることができただけでも、
すごく、いい現場にいられたなあって思う。


来ていたお客さんも、
スネオさんのライブが見たかったんだっていう、期待感が充満してたし、
バンドメンバーも、機材関係のスタッフさんも、
物販周りのスタッフさんも、
いいものを作りたい、って気持ちが・・・まあ先走ってる感じで(苦笑)
お互い全力疾走なんだけど、
速力測りきれてねえから、バトンうまく渡せねえ!みたいな。


きっとね、
こうやって、うたっていきたいって気持ちが前に向かっていれば、
これから、またゆっくり、混ざり合っていけるだろうと、思う。
その、うたさえあれば。


それにしても、
ホントに、かわんねえなあ、スネオさんは(苦笑)
10年かけて培ったものが、
芯の部分は変わらず、
あとは全部リセットされちゃったみたいな、気が、少し(笑)


うたいたい気持ちに、パフォーマンスが負けちゃうと、
ペキって折れちゃうの。
張ってる感覚が。


積み重ねた時間の中で、
そのパフォーマンスが気持ちに負けずに、
やっと、スネオさんご自身の合格ラインをクリアするようになってたんだけど、
その手ごたえみたいなものを、一回手放してしまった、のかな。


でもね、
思ってることを、口に出して伝えてくださるようになったのは、
とても大きい。
デフォルメではなく、ありのままの、自分を。
受け手もね、状況に負けちゃうから、
そこに存在する意識を、手繰り寄せるための縁が、ほしいのですよ。


今は、それが、うたとともにあるから。



そして、
内からも、外からも、こんなに膨大なプレッシャーを受けながら、
うたうという力を抱えて、
どうにか立ってるスネオさんの姿を見て、
あたしは、
うだうだごねてる自分が、もったいねえなって、思ったよ。


天狗になろうと思えば、いくらでもなれる能力をお持ちなのに、
今をいっぱいいっぱい、受け止めて投げ返すしかない、スネオさんの姿が、
ひどく・・・美しく見えて。



アンケートって、いつもたいしたことかけなくて。
終わったあとって、放心状態なんすよ。
想いが言葉というカタチになんて、なるわけない。


で、
とりあえず、書けるだけ書いたのが、以下の感じの言葉。


夏だな!っていう選曲で、久しぶりにはしゃいでしまいました。
面倒事がいろいろあって、思考がふさぎ気味だったのですが、
スネオさんをみていて、うだうだ言ってる場合じゃねえなって、思いました。
「さらり」一生大切にします。


これからもよろしくお願いします。
次のアルバム、どうなっちゃうのか、楽しみです。



あー。
なんにも伝わりませんね(泣)
文才ほしい(大泣)





さて。
いろんな想いと、いろんな祈りが交差した、とても濃い約2時間でしたが、
最後に歌われた{こうしてはいられない}が、
今のスネオさんの答えなんだろうな、と、思いました。
感情の揺らぎを、偽れない中でも、
ここから、先へ、と、行きたいんだ、という、決意が。


それを、確かめられただけで、十分だと。




アルバムが、とても聞きたくなりました。
今、スネオさんから生まれてくるうたが、いったいどんな色と温度なのか、
それが出た暁に、あたしがどんな想いを抱くのか。



スネオさんには、いつでも振り回されたい。
そして、結果的に、納得できればいい。



多分、着地点は一緒だろうと思うから、不安ではない。




うたってくださってて、本当にありがとうございます。
そして、これからも、よろしくです。



そんな気持ちになった、ライブでした。