好敵手

harikona2009-12-11

忘年会って、
飲めない上に、
場を楽しむことが
できない人には、
苦痛で
しかたないんだろうな、と、
同僚の顔を見て、
ぼんやり思う。


精神の解放って、
普段はほっとんどできないじゃないっすか。
こうやって、職場の人間と酒飲んでても、
完全な自由とは、言えないしさ。
それでも、
空気をつかむことができれば、
その場を、楽しんでしまうことはできる。


あきらめることと、拒否することは簡単だし、
許容するのって、確かに体力いるし、気持ちの余裕もいる。
でもさ、
こんな些細なことでも、
ちょっと気持ち切り替えたり、目線変えたりすると、
面白く見えたりも、しないかなあ。


まあ、うざったくて、下品で、猥雑で、
あまりいい光景とは、言い難いけどさ。
発露の仕方は違えど、みんな持ってるもんだと思うしさ。


酒の力借りることができる人間は、そういう意味では、
解放する術が、なんとなくわかってるのかもしれないっすね。


全部をさらすことは絶対にできないけど。





あたしが、感情に枷を填めてないのって、
ライブの現場か、
友達としゃべってるときか、
家で酒飲みながら、音聞いたり本読んだり映画見たりしてる時くらいしかないかもしれないな。




それでも、そういう場があるってだけで、
恵まれてんだろうなあ。




職場の飲み会の後、
友人と落ち合って、朝までカラオケ。
結局6時間くらいいたねー(苦笑)
うたってしゃべって、またうたってしゃべって。
歌いもせずにPVに見とれて・・・・・。
歌詞の検証をしたりして。
・・・・・よくやるわ(笑)




先日のテナー×ハイエイタスのツアー。


{泳ぐ鳥}は、細見くんに捧げた選曲だったのではないか、と、
友人が歌っている横で歌詞を読んでいて、なんとなく思う。
あたしの勝手な思い込みですけど。
細見くんがスパイクっぽいって訳でもないんだけどねえ・・・、
なんとなくね、
音楽だけになってる細見は、自由に羽ばたいてる鳥のようでね。
100の夜も、そのまま飛び越えて行ってしまいそうだったから。


曲の内容や、モチーフはちょっと置いておいて、
{走る岩}という「言葉」は、ホリエそのもののような気がする。
うたで表現したい世界観が、うたい始めた頃から一貫していること、
そしてそれを貫く揺るがない意志。
孤高、という言葉が、ホリエとストレイテナーには、とてもよく似合う。


で、
ついつい、
カウボーイビバップのエンディング{リアルフォークブルース}を入れたら、
なんとまあ、アニメの最終話の一番いいとこがバックに流れやがって、
歌うどころじゃなくなる我々(笑)
スパイク〜〜〜〜!!(大泣)


{Insomnia}は結局、二人とも歌おうという気すら起きませんでした。
・・・・あのサビを、どんな気持ちで声にしろというのか。
辛すぎて痛いのに。


そういえば、鹿野が「細見の書くうたは讃美歌に近い」って書いてて、
ああ、そうだな、ととても納得がいったのです。
「許しを乞うことと、祈ること」
一人になってからの彼の言葉は、その想いがより深く心の奥底の方から、
さらに切実な形で生まれてるような気がします。



あー。
もっと歌詞読み込まないとダメだなああ・・・・。


そして喉痛い(苦笑)