スクリーンで逢いましょう

harikona2009-12-07

昨日は、
疲れた体を無理矢理起こして、
ロープウェイに乗って
函館山山頂で
イルミナシオン映画祭参加。
「非女子図鑑」見てきました。


寒いけど、ロケーション見事。



肝心の映画ですが、
・・・・スネオさん、まんまやんけ!!!(笑)


宮司さんの格好も、安いアロハも、
普段は着ないだろうけど、
なんか妙に似合ってるし(笑)
言葉使いも、そんなに本人からはかけ離れてない感じだったし、
おみくじ製作(笑)の現場も、あながち外れてないような気がした(笑)
なんか・・・いい感じにうさんくさくて(苦笑)
画面の中の存在としては、見事。
・・・・見た目、おもいっきし丸かったけど(泣笑)


ちゅうか、
監督の豊島さんってあたくしの大好きな「怪奇大家族」作った方じゃないっすか!!!
わーー!!
ありがたやーーー!!!(何が?・笑)



プロデューサーさんが「Jam Films」作った方で、その繋がりだったんですかね・・・。
エピックも絡んでるらいしいし。



他の話が、見知った小劇場系俳優大挙出演で、かなり楽しかったです。
はいりさん、菅原くん、イケテツ、ノゾエくん、二朗さん、長谷川くん、小松くん等々。
毛皮族のエモジュンや福島さんが脚本書いてたり。
いちいちツボ(笑)


舞台挨拶っつうか、ゲストで江口のりこさんが来てて、
(「恋するマドリ」のお姉ちゃんです)
かなり過酷だったロケの裏話も聞けて、とっても楽しかったです。


DVD買うか?って言われれば・・・・・うーーん・・・(笑)

非女子図鑑 [DVD]

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そして、今日。
仕事がっつりサボって(笑)
念願の「つむじ風食堂の夜」見てきましたっ!!!!
上映前から劇場内に{エスプリ}が流れて、すでに泣きそうなあたし(苦笑)


おはなしは、半分ファンタジーな、ふわん、とした感触で、
ノスタルジックなうちの地元のロケーションが見事にマッチしてました。
篠原監督は、さすが、地元の撮り方を、心得てらっしゃる。
実際は、結構な寂れ具合なんですけどね(苦笑)
使い方ひとつで、こんなに素敵に目に映るんだなあ、と。
ロケ当日に、丁度降った雪と、おそろしいくらいの寒波が、いい味になってます。
気候を見方につけるのも、映画成功の秘訣ですな。
見慣れた風景なのに、違う次元の世界を垣間見ているような・・・。



こういう、どこでもないどこか、
しかも、ちょっと古めかしい具合の、
大きなことは何も起こらない話が、とても好きなので、大変楽しかったです。



なんだかんだ言って、八嶋のこと好きだし(笑)生瀬さんだしねー。
下條さんも、田中さんもいい味出してたし。



でだ。
スネオさんだ。
・・・・うふふふふ。
・・・・・・・・こそばゆいっす(笑)
段取り大変だったって話を、ついつい思い出しちゃって、ニヤニヤしちゃった・・・。
声が良いので、穏やかに話すと、とても雰囲気が良いのです。
もうね・・・・うん。あれでよかったんだと思います。
いるべくして、居る。それがすべて。
というか、もう、あそこにスネオさんが立ってる!!!ってだけで、感無量。


そして。
主題歌{エスプレ}


忘れかけていた想いへの憧憬。
越えたくて、越えられなかった、親へのあこがれにも似た見えない壁。
あの頃と今を行き来する、コーヒーの湯気の向こうのまどろみの景色。
漠然とした不安と不満の中で見上げる、曇りガラス越しの、雪時雨。
そんな中でも、
ちょっとずつ、前へ歩き出したひとたちを、そっと後押ししてくれるような、
ほのかなストーブの明りと、
あったかい手の平のぬくもり。
きらきらと輝く、喜びを宿した目のきらめきと、ほころぶ笑顔の淡い光。


素敵。
映画見てから改めて聞くと、益々素敵。



地元のひとたちにも、この想い、伝わるといいなあ。

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)

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ロデオ

ロデオ



劇場出たら、雪が。
今年は寝雪になるほどまだ降っていなくて、
地元の人間としては、ありがたさ90%物足りなさ10%といった感じだったんだけど、
この瞬間だけ、結構な吹雪。
何故??(笑)
そんな天気だったので、早く帰ろうと思っていたのに、
いてもたってもいられなくなって、ロケに使われた喫茶店へ。
小一時間ばかり、ぼんやり過ごす。


繋がりを感じられる場所が、すぐ行ける場所にあるなんて・・・・、
本当にうれしい。