これからも

harikona2009-09-30

この方は、
本当に、
美しいメロディーを
書きますね。
改めて、
驚いてしまった。


どれひとつとして
同じ色がなく、
それでいて、各々が、
とても鮮やかな色で、
まるで
水滴に輝く朝日のごとく、
みずみずしく、
たくさんの色を織り交ぜながら、
乱反射している。


・・・・・綺麗。
本当に、キレイ。



そして、
いろんなところでメロディーばっかり特筆して書かれますけど、
曲の描き方が、見事。
うたが呼ぶ景色を、音で描く手腕たるや。
ひとりでいることの意味が、ここにあるのだと思う。
この景色は、バンドという枠には、おさまりきらない。


まあ、やりとり下手だった、っつうこともあるんでしょうが(苦笑)


「カナシミ」で得た、他人の血も、今となっては必然だったと思うしねえ。
あたし、完全に、アイゴンが発掘した、スネオさんの新たな一面に、
やられまくっておりますもの(苦笑)



そして、
あたしにとっては、ここが、一番のキモですが。


歌詞。


どん底の闇を知っているからこそ、言える光。
本当の孤独と、向き合ったからこそ、大切に思える未来。
自らの過ちを、認めたからこその、得られたあたたかさ。


決して、器用に生きることができない、そのままの言葉を、
自分と戦って、勝ち取った、居場所を、
偽らず、虚飾もせず、
言葉にして歌わざるを得ない、この方の姿勢が、あたしは好きなんだ。


そして、
あたしも、自分の生きる先に、もっと光を見たいと、思えるようになったのは、
この方のうたのおかげなのだ。


{ウグイス}で、その辺りに、無意識に感づいた、当時のあたしをほめたい(笑)


だって、その後だからね。
{フォーク}は。


スネオさんのアルバムの中で、絶対一枚だけ選べって言われたら、
迷わず「フォーク」です。
再生回数としては、ダントツで少ないんですが(苦笑)
まあねえ・・・楽しくドライブがてら聞くようなアルバムではありませんので・・・。
心の一番根っこの部分の、
明と暗、両方を、吐きだすように作品に込めている、
魂の悲鳴に近いものが、聞こえてくるから。
そこに、あたしは共鳴してしまった。
せざるをえなかった。
{ストライク}{テノヒラ}{ヒコウ}{The end of despair}と
{自我像}{リスト}そして{フォーク}が同居してるだけで、
特異なアルバムだと思う。
そして、至極まっとうだとも、思う。


丁度ね、
あたしもいろいろ迷ってた時期だったりしてさ・・・・・。


今でも、自分の足元を確かめたい、って時に、
がっちり向き合って聞く、命綱みたいなアルバムです。

フォーク

フォーク


それにしても。


この「ベスト」
一曲一曲に、想いがありすぎて、
全部通して聞くと、個人的には、ものすごい重い(笑)



スネオさんの生のうたを一番最初に聞いた{ヒコウ}
モッシュになるのが当時は当たり前だった(苦笑){セイコウトウテイ}
初めての渋公のアンコールで、降りしきる雪の中歌われた{冬の翼}
{フォーク}のツアー「まんざらでもない」の青森公演で、
盛り上がりすぎてステージを頭から落ちたこと(笑)
そして、確かこの時、初めて{ワルツ}を聞いた。その時はまだ、テンポが今の半分くらいで。
05年の暮れのカナシミツアーの前哨戦、
ZEPP TOKYOのアンコールで、ものすごい一体感だった{悲しみロック}
あの、野音(苦笑)
気持ちを持ち直すきっかけとなった{空も忙しい}は、
あの瞬間に、空の下で鳴らされるべきうただったんだと。
スネオさんのライブで
ハンドクラップをすることに、若干とまどった(笑){headphone music}
札幌のライブで、大合唱になり、あまりのあたたかさに、思わず涙がこぼれた{太陽}
ロックの学園に出たときに、初めて聞いた{バースデー}
初見なのに、あまりの美しさに、驚いてしまったこと。
{言いたいことは〜}のインストアライブで聞いた{ナロウカーヴ}がとても素敵だったこと。
10周年、二回目の渋公、
まるで、すべてを飲みこんでしまうかのような、奇跡的な{JET}
涙が止まらなかった{スカート}
月面番外編で聞けた{フューチャー}、嬉しすぎて、半泣きになったっけ(苦笑)
先日のリキッドでの、見事な描き方だった{共犯者}
そして・・・・・・{ロデオ}。


・・・・・はーーー。
きりねえっす(苦笑)



もう、
あれもこれも、そのうたとともに、
いろんな景色が、その時の気持ちとともに、繋がってる。


ここ7年くらいは、スネオさんのうたとともに、あたしの記憶はできあがっています。


時には厳しく諌められたりもしながら、
どれだけ、立ちあがるきっかけを、いただいたことか。


感謝しても、し足りないくらい、
スネオヘアーのうたに、助けられて、ここまできました。


喜びもカナシミも、憤りも笑顔も、
平穏も不穏も、やさしさも辛さも、
美しさも醜さも、
全部、
スネオさんのうたとともに、あります。





いやいやいや。
振り返るのは、いつでもできる。




過剰に、想いを圧し掛かけるようなことを、してはいかん。
スネオさんには、
聞き手の思惑なぞに、捕らわれないで、
ご自分の、気持ちのままに、うたを紡いでいってほしいと思う。
そして、
受けてたる自分は、
スネオさんのうただから、という前提を持って、それを受けることを、
絶対にしてはいかんと思うのだ。



自分で立ってこそ、
世界と向き合うことができるのだ。







ファーストの曲の、あまりのクリアさに驚いてしまった。
2Dが3Dになったくらいの違いがあります。
音の一個一個が、目の前で鳴ってるがごとく。
{アイボリー}のサビのギター、すげえ・・・。
ってか、何本重ねてんすか、これ・・・。
{訳も知らないで}って、ホントいい曲だよねえ。
音数の足し引きを、これほど効果的に演出できてる曲もないよな。
{現在位置}の尾引くギター。
素晴らしい。


・・・・・・音源作るって、たいへんな作業なんですなあ・・・・・。
いい音鳴らせば届く、ライブとはまた違う戦い方をせなならんのだよなあ。
ご自分の力だけではどうにもならんことも、出てくるだろうし。



各アルバム、聞き込み過ぎてるので(苦笑)
リマスターによる音の聞こえ方の、あまりの違いに驚きまくってるうえに、
曲順とかインターバルの長さとかも当然違うので、
なんか・・・・いちいち、うおう、とつぶやくあたし(笑)


そうそう、
新録{ナロウカーヴ}
えっと・・・・・。
いまさらなんですけど、
音源になると、スネオさんの声って、ちょっと、生で聞くより高い感じしません?
高くてかわいた感じするの。
あくまでも、ライブと比べて、ってことなんですけど。


ベスト(初回生産限定盤)

ベスト(初回生産限定盤)




たいしたことじゃないんですけど、
30代後半以降のミュージシャンって、
どうしてガッツポーズの上げ方が、肩より下なんでしょうかねえ?(笑)
上がらないんでしょうか?(笑)
先日の新木場で、ユニコーンと真心とスパゴー見てて、
あー、スネオさんとおんなじくらいの位置までしか、手あがってねえなって、
なんとなく思ったの(笑)
志村くんとかは手が肩の上まで、ガッ!って上がる感じなんですけどねえ(苦笑)




金曜の仕事帰りにでも、スネオさんがロケした、あの喫茶店に行こうかな。