まだまだ、かかりそうですね
己の事を知るためには、
他者とのコミュニケーションが必要、と、
スネオさんは、おっしゃってました。
まったくそのとおりだな。と。
なあ、志村くん。
そうは、思いませんか??
一方的に与えるだけ、
ただ、求めるだけのやりとりは、エゴのぶつけ合いだと思いますが。
理解されたいのなら、装うことを止めねば。
こちらは、ありのままを見たいと、切に願っているのです。
せっかく、あれだけのアルバムを、全部をかけて作ったんでしょう?
何故それの体裁を、整える必要があるの?
嫌われるのが怖いのは、誰だってそう。
でも、それを覚悟で、あのアルバムを作ったのではないのか。
求められることを与えれば、それでいい、というような、
忌むべき悪循環に陥ることから、脱するための、節目だったんではないのか。
カタチの美しさは、ライブという場には必要ない。
キレイな想いも、汚い欲望も、求める切実さも、見つめる冷静さも、
全部があって、今の音が鳴ってるはずなのに。
それも含めて、鳴ってる音がいいって、想うからこそ、ライブに行ってんのにな。
楽しければいいという時は過ぎたと、
アルバムに向き合って、むしろ清々しいくらいだったのですけれど。
・・・・メンバーの方が、そのことに、先に、気づいたんではないかな。
鳴ってる音、今までと段違い。
これには、本当に驚いた。
初めて、ドラマーはサポートなんだなって、思えたもの。
今までドラマーが変わる度に、
ドラマーの技量に、振り回されちゃってる感じがすごいしていたのが、
今日は、
あの刃田さんをも、とり込んでしまうくらいの、力強さがあって。
ダイちゃん、総くん、そして加藤さん。
もともと、それぞれの技量は、
数多いるバンドの中でも群を抜いている人たちではあるのだけれど、
フロントマンとのバランスの保ち方が、すごい難しかったんじゃないかな、と、
勝手ながら思ってたんですよね。
フロントマンとサポートドラマーとのバランスを保つのって、本当に難しいと思うもの。
でも、今の彼らは、それも全部、楽しんでやれちゃうだけの、
確固たる繋がりが出来ている。
スウェーデン効果、覿面ですよ。
付録DVDで、加藤さんが「たちの悪い修学旅行」なんて表現してましたけど、
共有した時間の密度がいかに濃かったのか、音聞くだけで、本当によくわかる。
志村の意図は別として、{All Right}のうねりは、凄まじかったし。
毎回聞いているのに、しっくりいかない{銀河}
今のメンバーで鳴らすと、まるで別物。
刃田さんの叩くこれって、ほんっと面白い。
フジファブリックは、このメンバーだからこそ、成り立っていると、改めて思った。
いつも抑え気味な加藤が、いいところで主張するあたりが、かなりたまらなくて。
いい低音、響いてましたよー。
とても聞きたかった{エイプリル}も{Clock}も{Monster}もやらずに、
盛り上がることが確実な、以前の曲がやたら入ってたことは、納得いかない。
メンバーの鳴らす音がハンパないんで、ついついアガってしまいましたが、
{銀河}も{モノノケ}も{TAIFU}も、アンコールの{サーファー}も、いらないと思う。
{TEENEGER}は地続きだから、かまわないと思うけれど。
もっと、志村のうたが、聞きたかったな。
そんなに、聞き手は、信用できませんか?
ここまできて、嫌いになるも、あきらめるも、ありえないんですけどね。