スタートライン

harikona2009-03-05

快晴の空に、
一筋、飛行機雲。


潔い。


薄墨色に霞む
頭ん中を、
切り裂いてしまいたい。



いとうせいこうさんが、
小説を、
書き始めてくださいました。
しかも、
出版社等を通さずに、ご自分のブログで。


やった!
待ちに待ちましたよ。


いとう先生の本に出会ったのは、中学校の頃。
ノーライフキング」を読んで、ものすごい衝撃を受けて。
「目の前に起こってることを、鵜呑みにしちゃいけない」
って、普段自分が思っていたことを、
肯定してくれたような気がしたのと同時に、
社会と言われるものが、
いかに不確かで不安定なものかということを、提示されたようで。
自分がこれから大人になる未来に、
さらなる不安感をかき立てられた(苦笑)
「解体屋外伝」も「ワールズエンドガーデン」も、
少ないお小遣いでハードカバー買って読んだ。
あるはずの足下の地面が、
ガラガラと音を立てて崩れていくような感覚を味わった。
この三冊、ほんっとうに大好きで、何回読んだかしれない。
エッセイや寄稿文なんかも、出来る限り読んだなあ・・・。

ノーライフキング

ノーライフキング


先生の本はあたしの人格形成に多大な影響を与えているので、
認識的には、作家、という意識が強く、
当時、
ラップでCD出したり、テレビで面白いこと言ったりしている姿に、
とても違和感を覚えたものです(笑)
今は、
それらすべて、言葉の力を信じてるからこその、
表現方法だったんだな、と、思いますが。


スペシャの「梁山泊」も大好きでしたけど、
あたしにとって、スペ中の影響力はものすごく大きかったです。
きっかけは別にありますけど、
スネオさんもフジファブリックも、
より深く、がっぷりよつで(笑)向き合うようになったのは、
スペ中での居方や、発言等々によるものが大きいと思いますもん。
いとう先生が引き出してくれた、魅力。
スペ中様々っす。


いつまでも、我々の良き先生でいていただきたいですねえ。


なんの話だっけ?(笑)
そうそう!小説ですよ!!
12年ぶりですよっ!!
この歳月を経て、どんな物語が紡がれるのか。わくわくします。


発表の場に、あえて、誰でも無料で読めるブログを選ぶなんて、
・・・戦ってますねえ・・・。


前述の三冊。
また読み返そうかな。
今のあたしに、どう響くだろう。




今急に思いついたんですけど、
今年のイルミナシオン映画祭、スネオさん呼んでくれないかしら・・・。
去年撮影してた映画、今年の秋公開らしいんですけど、
函館ロケ作品だし、イルミナシオンに縁が深い篠原監督ですし、
招待作品になる要素は満点なんですけどねえ。


クレモナホールで弾き語り・・・なんて・・・・。
きゃー、素敵〜〜。
・・・あ、でも俳優としてしか参加してなかったら、ライブは無理かー。
舞台挨拶だけでもいらしてくれないかしら。
どうかなーー。


「ホームタウン」ほんの何秒かだけど、聞けた。
・・・なんだか、懐かしいにおいがするなあ。
うたの響きがイノセンス
声がどんどん澄んでいきますねえ、この方は・・・・。
憑き物が落ちていってるのかなあ(苦笑)