踏ん切り、つけます

harikona2009-02-20

ひとりでしっかり立たないと、
という意識が、
自分の中であまりにも強いものだから、
人に頼る、ということが、
昔から、どうもできませんで。
プライドなんてないけど、
人の手を、煩わせるのは、申し訳なくて。
自分でできることは、当然自分で。
与えられた仕事は、
自分でこなせて当たり前で。
出来ないことでも、
努力してやれるようにする。
時間がかかってもいいから。


とはいえ、
自分の生き方やら、人生観やらに、
絶対の自信がある訳でもないから、
不安感は常につきまとっているし、
いつ、どうなるかもわからないという恐怖は、
いつも心の底にみっしりとこびりついている。


でも、先の見えない不安な気持ちなんて、
みんな抱えてるもんだし、
抱えたまんまで、ここまで歩いてきたから。
なんとかなるさ。
これからも、そうやっていくつもり。
そう思っていた。


部署異動になって、今の職場に来て、仕事が全然肌に合わなくて、
毎日、毎日、ほんっとキツくて。
それでも、なんとかしようと、もがいて、あがいて。
やれるはずだって、言い聞かせて。
できない自分を責めて。


・・・でもね。
あたし、かなり、無理してたみたい。
なんか・・・やっとそれを、受け入れられたっつうか。



先日のスネオさんのライブ。
本編ラストに歌われた{バースデー}を全身に受けながら。
・・・涙が止まらず、恥ずかしげもなく、泣き崩れてしまった。
今のあたしは、こんなに脆くて弱いのか。
スネオさんのうたを鏡にして、
そこに映った私は、
とてもちいさくて、ただ膝を抱えてぶるぶる震えていた。
情けない、と思った。・・・とてもかなしかった。


でも、スネオさんのうたは、
そんなあたしの本当を暴きながらも、
・・・それでいい、と言ってくれたようだった。
そのすべてが君であり、それが真実。
それを受け止めて、ここから、また、歩いていこうよ。
君の涙は、あたたかいよ、と。
カナシミに、完全に支配されている訳ではない、
命の通った、涙だ、と。


知らず知らずのうちに、強張っていたこころに気づいた。
強がって、重しを背負って、平気だっていい聞かせて、
その所為で、こころがいびつな形に固まってしまっていた。
・・・そんなこころに、スネオさんは、やさしく光りを当ててくださった。


やっと、今の自分が、見えてきた気がします。


できなくても、いいじゃんか。


さあ、気づいてしまったこの歪み、
どうやって治していこう・・・。