バースデー

harikona2009-02-03

今日は、
渡辺健二氏が、
スネオヘアーとして
世に出た日から数えて、
なんと10年目。


有体のことしか
書けませんけれど。


10周年
おめでとうございますっ!!
そして、
素敵なうたをうたっていてくださって、
本当に本当に、
ありがとうございます!!


スネオさんのうたと、生き様に、
何度も、何度も助けられて、ここまできました。
出会えて、こころからよかった。


ウグイスで出会ってから6年。
ただ、そのうたの美しさに魅せられたのと同時に、
・・・なんなんだ、この人??と、思わざるを得ない、
見た目と、テレビでの発言の数々(笑)から、
いったいどこが本当なんだろう??
この人の、どこからこのうたが生まれるんだろう??と、
スネオヘアーという「人」に、ものすごく興味が湧いて、
雑誌やらテレビのインタビューやらスペ中やらを、片っぱしから読み見漁って・・・。
今思うと、
スネオさんの狙いまんまのところにハマってたんだなあ、なんて思いますけど(苦笑)


でも、
知れば知るほど、
パブリックイメージとはかけ離れた、
繊細で、純粋で、真の想いに対しては、絶対に嘘がつけない人で、
だからこそ、
愛想笑いをうかべたような社会には馴染めないし、
面と向かった人の、本気を探ろうとして、攻撃的になっちゃうし、
自分の本気を探られると、知られるのが怖くて、
はぐらかそうと必死に、いくつもの壁を作っちゃうし・・・、と、
あまりにも自分に近い思考の仕方をしている人なんだっていうことがわかって。
・・・初めて見たライブで罵倒されましたからね(苦笑)
スネオヘアーの音をちゃんと聞いて、歌がいいって、本当に思ってるのか、
ただおもしろがってるだけじゃないのかって、
ライブに来ているお客さえ、疑ってかかっていて、
「お前らどうせなんでもいいんだろ!!」なんて吐き捨てるように言って、
ギターぶん投げて、ステージ後にするようなライブしてて。
他人に媚びることも、
自分を偽ってまでうまくうわべを繕うことができない人なんだ、と、
現場で、肌で感じたっつうね。


そんな不器用な生き方をしていたスネオさん。
年月と、経験と、出会いを重ねるごとに、
あんなに頑なだった姿勢が、
真の部分はまったく変わらずに、どんどん受け入れる方向に開けていて。
しかも、受け入れることによって、
生まれてくるうたの美しさやあたたかさが、驚くほど増していて。
これって、本当に素晴らしいことだと思う。
得たものを、作品に良い形でフィードバックできるなんて、並大抵のことじゃない。
これだけ、未来を、正面切って希望を持ってうたえてる。
・・・この変化には、とても驚いたし、うれしかったし・・・劣等感もあって。
他人をうらやむようなことがなかった自分が、
その姿をみて、ああなりたいなって思ったってことが、衝撃的だった。
素直に、人と、自分の、良いところをまっすぐ見つめるその視線を、
あたしも持ちたい、と。


生まれてくる歌もさることながら、
実際のうたい方も、随分変わりました。
それこそ前述の、客に喧嘩売ってた頃(笑)は、
聞いているのが痛いくらいの、切迫した意識と声、だったんですけど。
逆に、
その、うたっているまさに「今」のスネオさんの感情が、先に聞こえてしまうので、
歌自体の感情が見えない、なんて言われたこともありましたしねえ。
そんなうたが、「headphone music」が生まれた頃から、少しずつ変化してきて。
なんていえばいいのかな・・・。
そうねえ・・・・。
いいうた作れてるっていう、自信がついたんだろうなあ。
だからこそ、そのいいうたを、きちんと届けたい、
届けるためには、うたうということにも自覚的にならんといかん、
という意識が、強くなってきていたような。
それがさらに深まったのは、アルバム「スカート」の後ぐらいからですかね。
弾き語りをいっぱいやるようになって、その辺りから、
さらに、うたが柔らかく、表情が豊かになって。
歌を作った時の気持ち、その歌に宿った想いを、素直にうたにして出せるようになって。
今は、本当にライブが楽しい。
スネオさんのうたが、どんな景色や表情を描き、
そこからあたしが何を感じるのか、
一曲一曲、ワクワクして聞ける。
くっだらないMCも含めてね(笑)


スネオさんの、
自分と、社会と、音楽との格闘の日々の、
半分も、あたしはご一緒してはいない訳ですが、
末永く、おつきあいさせていただくことになると思いますので、
これからも、よろしくお願いします。
どんな風に変化していくのか、とても楽しみです。


たくさんのいい出会いと、
たくさんの笑顔と、
ご自分の信じる音楽を、これからも続けていけますように。

SUN!NEO!AIR!(remastered ed.)

SUN!NEO!AIR!(remastered ed.)




あー。
書いてたら、仙台行きたくなっちゃった(苦笑)