ストレイテナー Hello Miss Weekend Tour 札幌

harikona2008-12-17






めずらしく、簡単ですが感想を。
あとで書き足すかもしれません。



セトリ、かなり自信ないです(苦笑)
アゲのピークが何回もあったので、
ブロックごと、前後してるかもしれません(汗)
こんなに、曲、やったかなあ?(苦笑)

Lightning

Lightning

Little Miss Weekend

Little Miss Weekend



STRAIGHTENER
Hello Miss Weekend Tour
サッポロファクトリーホール
08.12.18

<セットリスト>
Black Hole
SAD AND BEAUTIFUL WORLD
ALIBI
COLD SLEEP
The Novemberist (大山鍵盤)
Discography
MC
新曲
PLAY THE STAR GUITAR
Dead Head Beat
SIX DAY WONDER
TRIBUTE
REST
MC
BERSERKER TUNE
KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]
Little Miss Weekend
MC
奇跡の街
TENDER
MARCH
ETERNAL
MC
Melodic Storm
TRAIN
BIRTHDAY


EN

ROCKSTEADY






以下、MC覚えてる範囲内で、と、
音について。


次回ワンマンはできればペニーレーンかZepp(!)でやって欲しいところ。
集客うんぬんではなくて、
ファクトリーホールって、なんか、音グシャっとして聞こえるから、
あんまり好きじゃないの。
細かい音聞き取りずらいし。
行くの不便だし、荷物おけないし。




あれだね。
テナーのファンの子は、
テナーの音を信頼してんだねえ。
大山くんのこと、大歓迎だったもの。
最初どうしても、かまえちゃうじゃないですか。
メンバー入ったり抜けたりすると。
絶対音変わるし。
それを受け入れられるかどうかって、大問題だと思うんだよ。
実際あたし、開演前すげーびくびくしてたし(苦笑)
でも、
出てきた瞬間から、みんな、でっかい拍手で大山くんのこと迎えてて。
鳴った音、以前とずいぶん違ったので、
最初は、とまどってる感じ、全体的にあったんだけど、
皆、掴むのが早い。
後半なんか、すごい盛り上がりで、
あたしですら、どうにかなりそうだったもの(苦笑)


まず、驚いたのは、ホリエくんのうた。
ごめん。大山くん(苦笑)
だってねえ!!
ほんっとに、すごかったんですもの。
声量の問題じゃないです。
(もちろん、声量も前よりエライ出るようになってましたが)
表現力。
世界を作り、なおかつ引き込むチカラ、色気。
音、以前より厚くなってるにも関わらず、
ずどん、と頭の芯を貫くような、力強さと、
入り込んでから、頭の中に、景色を展開させる、魅力的な美しさ。
両方が備わった、素晴らしい声、で。
今のバンドの状況に、裏打ちされた、張りのあるうた、だとは思いますが。
うたうたいとしてスキル、格段に上がっている。
うわあ、ホリエくん、すごい、いいうたうたいになってきたねえ!


テナーの、
ホリエの、歌詞の世界観って、
結構、聞き手を巻き込むの大変だと思うんですよ。
英詩多いし、具体的にはあまり言わないし、説明しないし。
受け手の想像力を、かなり必要とするものが多くて。
メロディーの美しさは突出しているけども、
メンバーが鳴らす、音のテンションが高い故に、
何を言わんとしているのかをつかむ前に、音に飲まれてしまう、感じがあって。
そこが、そのなんとも勿体ない、と感じていたところが、
そのテンションを保ったまま、ホリエのうたう力で、一気に解消された、
そんな感じが、しました。
伝えたいことが、ホリエの中でブレてないし、
それを、届けるだけの、力を、そのうたに、潜ませることが、出来ている。


ライブって、盛り上がればいいってもんじゃ、ないじゃないですか。
もちろん、そこが大事っていうバンドもありますけれど。
テナーは、そうじゃない、と、私は思っているので。
受け取らせるために、手を表すのも、音楽を奏でる術の、ひとつ。


そして、
ひなっち
テナーに関しては、
完全に、攻めの姿勢で臨んでいらっしゃるんだと、認識していたのですが。
攻めの楽器が、ひとつ増えたからか、
守る側に回ることの方が、多くなったように感じました。
それがまたねえ、頼もしいったらありゃしない。
ガンっと派手にカマさなくとも、
すっと抑えた、その、底で響く、うた。
そう、
ひなっちのベースは、いつも、うたっている。
それがねえ、好きな理由なんす。
守るべきところは、ぐっと守り、
ギターと同じくらいに、派手に前に出ることも、バランス的にあるけれど、
うたを奏でることを、最優先に、きちんとなさるベース。
今日改めて、
いつものテナーにおいてのひなっちとは、違うひなっちを聞いていて、
改めて、思いました。
なにせね、ここのバンドのドラマーは、直情型ですから(苦笑)
大変だと思うんですよ。
ホリエの世界観と、シンペイの想いの、間に立つのは。
でも、ひなっちだからこそ、それができる。
そして、さらに、
四角柱になったバンドの、見えないセンターの柱、を、
かっちり支えてるのは、やっぱりひなっちだと。
スタイルを変化させてもなお、
両の足は、ストレイテナーという地面を、しっかり踏みしめている。



お初におめにかかりました、大山くん。
ここまで築き上げられているバンドの歴史に、加わること、
本当に、ものすごい覚悟と、大変なプレッシャーがあったと、思います。
でもねえ。
そんな重さ、はねのけるだけの、魅力が、あなたには、あると、思いました。
だってね。
そりゃあ、最初音聞いて、驚きはしましたが、
それは単純に、音数の問題であって、
鳴ってる音に、正直、違和感は、まったく感じなかった。
まるで、いままでも、そうであったかのように。
過去のアルバムの名曲ばかりオンパレードな選曲の中(苦笑)
一番、ぐっときたのは、「Little Miss Weekend」だった。
もう、それだけで、彼が入ったことは、間違いないことだったんだって、
体が理解した。


最後、アンコール、
まさかの、客席「大山コール」で、メンバー引きずりだしたもんなあ(笑)
(テナーは基本アンコールしません)
演奏の素晴らしさも当然ありますが、
本当に、このバンドは、ファンに理解されている、と思った瞬間だった。



信頼に足る、芯の強さ。
ホリエくんのぶれない、うた。
それがさらに、メンバーとのやりとりの中で、
大きく、激しく、広がっていく。
心の歪みを音楽で真っ直ぐに。
着実に、確実に。


何より、
メンバーが、いい顔して笑い合ってたのが、ね。
ホリエくんのMCでの失言に、
シンペイ&ひなっちが容赦なくつっこむなんて、
ライブ中では、初めて見ました(苦笑)
あんなに頑なだったのに・・・。
いいコミュニケーション取れてる証拠、かな。


音源に違わぬ、
いい音、響き合ってました。


いいライブでございました。


来年のアルバム、心して待ちます。
まずは、シングルね。