彼の人の、心のうちを。

harikona2008-11-25

この文章、一回消したんです。
あまりにも、
自己中心的な内容過ぎる、
と思ったので、
でも、
あの人の覚悟を読んで、
やっぱり、載せておこう、
と、思ったので。


かなり不愉快に
なる方もいらっしゃると思います。
あくまで主観ですので、ご了承を。




友人と、
ひたすらに音楽の話をする。


あっと言う間に時間が過ぎる。
あのライブで感じたこんなこと、
雑誌で読んだ、こんな言葉。
CDを聞いて、心に浮かんだ風景。

感じたことがありすぎて、
言葉にする前に、
どこかへ溶けてしまう。
決して消えてはいない、が、
形にしようとすると、
うまく言の葉には昇ってこない。
感じたことは、誰かに・・・いや、

同じく、感じたことを大事にする人に、伝えておきたいのに。


ああ、
もどかしい。


やはり、文字にして、少しでも記憶をとどめておかなければ、だめだ。
浮かんだ、瞬間に。


命がけで、紡いでいる人たちに、こんなにも救われている、
それが、せめてもの報いだと思う。


友人に報告していて思ったのだが、
フジファブリック・志村くんは、
他人の心を理解しようとする気持ちに、欠けているような気がする(笑)
彼の内に、はげしく渦巻いている、暗黒の闇と、
だからこそ見える、まばゆいばかりの光を、
外に出すのは容易なことではないと、わかってはいるし、
メンバーに伝えることすら、ハードルが高いことは、感じられる。
だがしかし、だ。
闇を表現して、受け入れられることによって中和できる、
楽家という職業を選んでしまったからには、
己の欲求だけで、形にするのではなく、
それを、多くの人に、伝わるように色づける、ということも、必要なんではないか。
フジファブリックは、
途方もなく、大きなハードルを、
過去三枚のアルバムを経て、自ら望んで、打ち立ててしまったのだから、
新しい音を、待つ私としては、
それでは、納得が、いかないのですよ。


君が鳴らす音が、響かなければ、見失ってしまう。


ただ、
完全に視界から消失した訳ではないんだ。
何か、何かが、ひっかかっている。

ああ、
だからこそ、
フジファブリックから、目をそらすことは、あたしにはできない。

・・・・待っているよ。

Live at 両国国技館 [DVD]

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スネオヘアーこと、渡辺健二氏。


言われたくないことを、
日常生活の中で、なるべく考えないようにしないと、やっていけないようなことを、
ばっさり、カタチにしてしまう、
とてもありがたくも、厳しく辛い存在。


どうしようもねえんだよ。
耐えることこそ、私が選んでしまった道なのだ。


だが、そこに、生じてしまった歪みを、
無かったもののように、流してしまえるほど、鈍感には出来ていない。


それを自ら告白することは、なんと辛い作業だろうか。


血を吐き、涙を流しながら紡がれるそのうたには、
美しさと、儚さと、同時に、力強さが宿っている。
それは、
たくさんのひとを傷つけ、傷つけられて生きていた、そのものすべてだから。


打開もできず、ただただ過ぎ去るのを待つしかない身には、とても眩しいけれど、
いつか、その光が、自分にも見えると信じて、
見つめ続けるしかないのだ。


気休めかもしれない。
でも、

この人の見つめる先には、確かなあたたかさがある。

言いたいことはいつも

言いたいことはいつも