音楽を止めるな

harikona2008-08-23

地元で開催されていた
「国際民族芸術祭」に
行ってきましたー。


函館出身のバンド「ひのき屋」
が中心となって、
世界各国の伝統芸能を一同に集め、
四日間に渡り
函館市内各所で上演したり、
ワークショップを行ったりしてたんです。
しかもほとんどが無料!!これは凄い。
採算取れてたのかしら・・・・。


地元でこういった大規模な
フェスが開催されるなんて、
正直驚きましたし、
とてもうれしかったんですけど、
どうにも閉鎖的な土地柄なもんですから、
成功するのかしら・・・?
と心配だったりもしたんです。
でもそんな心配、杞憂に終わりました。
今日は生憎の雨天だったにも係わらず、
結構な数の方が参加してて、かなり盛り上がって・・・。
他の日も随分たくさん、お客さんが集まっていた様子。
本当によかったなあと思いました。


ボランティアスタッフとしてお手伝いできればよかったんですけど、
仕事でなかなかそうもいかず・・・。
せめて・・・との思いを込めて、市民パスを買いました。
ワークショップに無料で参加できたり、
最終日の有料公演が半額になったりするお得なパス。
どっちも参加しないんですけど(苦笑)
少しでも足しになれば、と思って。


今回参加していた国や地域は以下の地図参照。

世界は広い・・・。


今日は残念ながら、お天気が悪かったので、
まちづくりセンターに場所を移して行われました。
雨さえ降っていなければ、
元町公園から函館の夜景を見ながら・・・という
最高のロケーションだったんですがねえ。


見たのは
・台湾原住民布農(ブヌン)族の「パシブッブ」という豊作を願う歌と踊り
ブルガリアの民族舞踊「フォークダンス
・ニウエ国のダンスグループの戦いの踊り
ウクライナの「バンドゥーラ」という楽器による民謡の演奏。
(ギターとハープが一緒になったような形状で、音色はチェンバロに近い)
・ひのき屋のライブ


台湾とニウエ。
音楽や踊りって、
もともとは、神に捧げる祈りや感謝を表したものだったんですよね。
道具も何もないけれど、
身体ひとつで、ココロを表現してたんだ。
歴史も風習も、くわしくは知らない国ばかりだったけれど、
そういういう想いはビシビシ伝わってきた。
強い意志、それを身体いっぱいで表すことで起きる熱気。
なんだか、とても感動してしまって、涙出そうだった。


ブルガリアウクライナ、そしてひのき屋。
言葉にできない思いがあるから、
言葉だけでは、伝えきれないほどの気持ちがあるから、
そして、この思いをたくさんの人に共有して欲しいから、
音楽を鳴らし、歌を歌い、踊りを踊る。
ウクライナの民謡、
言葉がわからないから尚更、
込められた気持ちが、しんしんと伝わってくるようだった。
遠い北の国の、寒々とした灰色の空が、目に浮かんできた。
ブルガリアは、楽しい!って気持ちに、会場みんなが巻き込まれて、
老いも若きも、みんな笑顔で踊ってたなー。
衣装もとってもキレイで。
ひのき屋の時は、今日の出演者がみんな、
ステージ袖で客よりも盛り上がってて(笑)
音楽ってすげーなって改めて思ったし、
日本人はモノに埋もれて、逆に不自由になってしまったのかなーって思った。
楽しいことをまっすぐ素直に、たのしいって表現できなくなってるような。


たくさんの楽器や、歌声や、想いに触れることができて、
本当に楽しかったし、
いろいろ考えるキッカケができて、とても良い経験でした。


市内の飲食店もいくつか出店してて、おいしいお酒も飲めたし(笑)


主催のひのき屋さんが、来年もやりたい!とおっしゃってくれて、
すごくうれしかったです。
とても素敵なフェスなので、ぜひ頑張って続けて欲しい。
音楽を楽しむことココロが地元にどんどん広がてっいって、
気持ちが豊かになっていけばいいなあ。
来年はOKIさんとか、GANGA ZUMBA呼んでくれないかしら?(苦笑)


ついでに久し振りにカールレイモンのショップに行って、
スペアリブなんぞ食ってきました。
うまか〜。