金沢〜青森の旅

harikona2008-04-20


・・・帰ってきましたあ。
すんごい釈然としない気分で。
いや,旅自体は,大変楽しかったんですけども。


結構食べてたから、太ってると思ったのに、
体重減ってた・・・。
ナニ?心労?(苦笑)



4月18日(金)
朝一のAIR DOで羽田へ。
暴風雨のため、なかなか羽田に降りることができず、
新潟上空で20分程旋回しながら待つ。
羽田での乗り継ぎに一時間しかとってなかったので、
ちょっとドキドキしたが、
旅運には絶対の自信があるので、不安はなかった。
案の定、ものすごい揺れの中、30分遅れで無事羽田着。
第2ターミナルから第1ターミナルへ徒歩移動。
JAL小松行きは、20分程遅れて出発。
この程度の遅れですんでよかった。


小松空港は、改装前の地元の空港を思い出させるようなたたずまい。
ザッツ、地方都市の空港、という感じ。
バスで金沢市内へ移動。
田植え前の田んぼと工場が交互に過ぎて行く右手と、
左手には荒れ気味の日本海
頭の中に、森昌子の「越冬つばめ」が(笑)
瓦屋根が目にはいると,ああ,内地にきたなって気になる。


金沢駅前は、バスターミナルが非常に美しい上、規模がでかくてびっくり。

21世紀美術館をデザインした方がデザインしたらしいです。
あー、なんか納得。
思わず見上げる。
雨降りなのに、すごく明るくて驚く。
光を取り入れやすいようにしてあるのかな。


駅に併設の物産街&レストラン街で早速昼ごはん。
金沢の名物とかってよくわからなくて、
とりあえず、日本海に面してるぐらいだから魚介だろう、と(笑)
魚屋さん直営の居酒屋へ。
そこで焼き魚&刺身定食、・・・さらに、地酒!!!(笑)


昼間っから女子が日本酒(笑)
あたしが飲んだのは大吟醸手取川
辛味ひかえめで、キリっとした飲み口。
友人は山廃純米「常きげん」
軽い甘みがあって、喉越しがよい。
うん。
石川、地酒うま〜い。
さらに「加賀梅酒」なる梅酒。
あまったるい梅酒が多い中、しゅっとした甘みがほどよくて、美味でした。
いやあ,いいねええ(笑)
加藤さんの酒の強さの秘密が垣間見える(笑)


荷物を駅ロッカーにほおりこんで、金沢21世紀美術館へ。
途中傘を買いに入った薬屋さんや、
加賀友禅や毛鉤、漆器等を売っているお店に立ち寄った時に、
地元の方に、とても親切にしていただいて、
すごくうれしかった。
店を出るときに「おこしやす」と声をかけられて。
これってきっと「またいらっしゃい」ってことなんだろうなあ、と思って、
ますますうれしい気持ちになった。


さて、友人がとても行きたがっていた21世紀美術館
こんなに、光に溢れてる美術館は初めてでした。

大抵の美術館は、展示室は暗く、
直接光が当たらないようになっているもんですが、
この美術館は、光は展示物に直接当たっていないにもかかわらず、
隅々まで、光の明るさが入ってくるようになっているんですね。
人工の証明は極力使っていないのに、光が満ちている。
一切の無駄のない、白い床と壁。
展示室と展示室をさえぎる大きな壁は、すべてガラスでできているので、
まったく威圧感がない。
建物の中を歩いてるだけで、なんとも穏やかで、心地いい空間でした。
生憎、展示変えの時期に当たってしまい、
スイミング・プールの下へはいけませんでしたが・・・。

あと、館内の施設で驚いたのは、車椅子の方用のエレベーター。
使ってないときは、こんな感じで地下に収まってます。

それが、下から力持ちが持ち上げるみたいに、
ぐぐぐーーーっと箱が持ち上がっていくんです。音もなく。

多分、一番最初のエレベーターって、こういうんだったんじゃないかなあ。
自分は五体満足ですが、ついつい、乗ってみたくて、
ごめんなさいしながら試乗。
止まる時も動き出すときも音もなく、振動もなく、
すべるように上がっていきました。
なんかすごおく、ワクワクしてしまった。
こういう、気配りがしっかりした機械って、大好き。


糸崎公朗さんの写真展「金沢をブリコラージュする。」がすごい楽しかった。
ちょっとばかし、
いとう先生とみうらじゅん氏の「ザ・スライドショー」的なにおいもし(笑)
平面の写真を、立体にしてしまおう!というのは、おもしろいなあと。
興味深かったのは、おんなじ雲の形の空が、
多分露出の具合だとは思うんだけど、全然違う色に写ってたんだよねえ。
あたし、フィルムは扱ったことない(トイカメラは露出絞ったりはしないし)から、
これはちょっとやってみたいなーと思った。
同じ時間の流れの中なのに、随分感触が変わってくるんだね。


資料室で絵本をどどーっと読んで、すごくいい気分になったり、
こんなかわいらしい椅子がずらーーーと並んでたり。

とてもいい空間を作っている、作品でした。建造物の、中も外も。そのものも。
この美術館、また来たいな。


その後あまり時間がない中、兼六園へ突入!!!(笑)

北陸はもう桜の季節は終焉に差し掛かっているのですね。
地面が桜のじゅうたん。

奥のほうでは、椿がまっかなドット柄に地面を染めていて。
そぼ降る雨の中、しっぽり、いい空気が漂っておりました。


こんな素敵な雰囲気ならば、やっぱりお抹茶でしょう、ということで、
近くの茶屋でお抹茶とお菓子をいただく。

金沢ではお菓子は文化だそうですね。
生活の中で、お菓子を、お客様にお出ししたり、
大切な日に送ったりするのは、
とても自然なことだそうで。
町中にはたくさん、老舗のお菓子屋さんがありました。


そのお菓子屋さんだけじゃなく、
普通の民家も、とても風情のある建物が街中にたくさん。
歩いて回る時間なくって、残念だったけれど、
今度は、お茶屋街や、町並みをのんびり歩きながらみたいなあ。
歴史あるものを大切にしながら、
新しい文化にも積極的で、いいなああ。
すごく好きな、空気感のある街でした。


その後、bonobosに会いに金沢AZ HALLへ。
思ったよりこじんまりとした、アットホームな感じのハコでした。
200も入ればいっぱいなんじゃないかなあ?
公式は300になってましたけど。
ちなみにロッカーありますけど、数はそんなにないです。
駅からタクシーで15分くらいかな?
1500円くらい。
ドリンクは特別仕様。
これがビールの缶に巻きつけてありました。

これはー、ライブハウスの方が作ってくださってるんですよね?
うれしいですねえ、こういうの。
愛があって。うふ。
はがして持って帰ってくるところがマニア(苦笑)


ライブ終了後、駅にて着替えて、みやげなんかを購入し、
いよいよ深夜バス乗車!
あ、写真撮ってねえ(笑)
JRバスだったので、
設備はまあ、深夜バスの中でも、ちょっといいい方ではありましたが(笑)
ほとんど眠れませんで。
ライブが良すぎて興奮状態だったっていうのもあるんですけど。
レポずっと書いてました。
途中休憩も下車せず、ひたすら乗ってた(笑)


4月19日(土)
朝7時、新宿駅着。
同行の友人とは、3年前、この新宿の高速バス乗り場から、
100s OZ Live!@神戸に参戦するために夜中に旅立った思い出があり(苦笑)
感慨深かったですねええ。
ってか、相変わらずアホやってますよ(笑)


いきつけの早朝営業の銭湯で汗を流し、
さっぱりしたところで朝食。
そのまま空港へ行き、
軽くお茶しつつ、昼過ぎの青森行きJALへ搭乗。


青森はもう随分来てるんですが、空港に降り立ったのは初めて。
うん。
地方都市の空港って感じです(笑)
壁にはねぶた。

そういや、本当の祭りは見たことねえなあ・・・。
市内までは連絡バスで45分ほど。
いやあ、青森って・・・・、ねえ?
相変わらず見事に人がいないですね(苦笑)
まっすぐホテルに直行して、時間までまったり過ごす。
一足先に東京から来ていた友人は、
県立美術館とアスパム見に行ったそうです。
奈良美智の常設展は、そのうち行きたいなあ。


久しぶりの青森クウォーター。
ここに来るのが久しぶりな所為なのか、
フジでこれくらいのキャパの会場で見るのが久しぶりだからなのか、
随分狭い気がした。
ステージ上もみっしりって感じ。
そっか、去年5月のテナー以来だ。


BGMでフェラ・クティのライブ版かかってましたねえ。
あとはー、少年聖歌隊っぽいのとか、
ディーボ?っていうか、ニューウェーブっぽいのとか。
あ、確か、ヴァン・ダイク・パークスも。
違うかなー・・・。
あと女性ボーカリストの曲も・・・。


ライブ終了後、同行の友人と、東京の友人三人で飲みへ。
二人を会わせたかったので、とてもいい機会だったんですけど、
なんちゅうか・・・・愚痴大会?(苦笑)
誰かさんの所為で?(泣)
結局朝5時くらいまで悶々としながら飲む。
二件目に入ったお店で飲んだ「牛乳焼酎」なる代物が、
ことの他、マズかった(笑)・・・というか、
あたしの口には合わなかったのが、強烈でした(笑)
酒はたいてい平気なんですけど、これは・・・なんとも(笑)


翌日は特にどこに行くこともなく、すぐにJRで地元へ。



いやあ、こんだけ無闇に移動だけしてた旅は始めてかもしれません(笑)
乗ったことない区間の移動は面白かったですけど。
金沢は、もうちょっと、ゆっくり見て歩きたい街ですね。
また行きたいです。
青森も、実は観光的なことって修学旅行以来したことがないので、
行きたいのは山々なんですがねえ。
アシがないと、観光はままならない土地なので。
龍泉洞とか奥入瀬渓流とかさ。