帝釈天〜江戸川

今日はとうとう,果ての地へ。
そう,江戸川です。
数々の名曲が生まれた場所。
カズくんに出会ってから,
一度,江戸川だけは見ておきたい,と思っていて。
カズくんが,その大きな流れを見つめながら作った「犬と猫」
実際にその場で聞いたら,どんな風に響くんだろう。
どんな気分になるだろう・・・。


前日に引き続き,「広報中村」の企画を参考に。
カズくんが池ちゃんと初めて対談した,第17号の企画,
葛飾柴又対談」(まだカズくんが「池田さん」と呼んでいる・笑)
に添って,行ってきました。


千葉寄りの地域は足を踏み入れたことがなかったので,
妙に面白かったです。
同じ都内でも,地域によって随分空気感が違うもんですね。
こっち側は,時間がゆったりしている。
京成線,初めて乗りました。
羽田からの京急直通なんですよねえ。
よく名前は見てましたけど,ここまで乗るのは初で,とても新鮮。
荷物をロッカーに放りこんで,いざ柴又駅へ。


駅前で,早速寅さんがお出迎え。

池ちゃんには申し訳ないんですが,
寅さん,そんなに一生懸命見ている訳ではないので,
そんなに感慨深くはなかったです(苦笑)


駅からすぐ,帝釈天へ続く参道になっていて,
左右にお店がぎっしり。
さすが江戸から続く門前町
非常に風情があります。


時代劇でおなじみ,
旅といえば,休憩処でお茶とおだんご。
香ばしい醤油と海苔の匂いに負けて,途中で串団子を食す。

美味。


あちらこちらと冷やかしつつ,
あっという間に帝釈天に到着。
立派な門や,本堂,渡り廊下を眺めるだけでも,来た甲斐があったというもの。

私と同じような観光客がわんさかおりましたが,
このお寺は地元の人に,とても愛されているんですね。
散歩のついでにお参りにきたご近所の方達が立ち話をしていたり,
七五三の子供達が綺麗に着飾ってはしゃいでたり。
すごく和やかな時間が流れていました。


おみくじ,前日は「吉」でしたが,今日は「凶」・・・。
旅はうまくいかずとな・・・。


お昼は参道の途中にあったおそば屋さんで。
天ザルとみそ田楽。田楽うま〜。


本当はうなぎと鯉が有名なんですけど(川岸ですからね)
両方とも苦手でして・・・。


さて。
腹ごしらえも済ませたところで,いざ!江戸川!!


帝釈天本堂から徒歩10分くらいですかね。
土手を上って行くときは,胸が高鳴りました・・・。
そして。とうとう。
念願の江戸川です!

目の前に広がる,広大な河川敷と,その向こうに大きな大きな灰色の流れ。
おおう。
感無量ですう・・・。
しばし土手に立ちつくす自分・・・。
でかいよっ!!想像以上にでかい!

この雄大な流れは,何百年も,ここでこうして,
たくさんの人たちの生活を支え,見守ってきたんだなあ。
カズくんだけじゃない,たくさんの人の生き様も,じっと見つめている。


帝釈天裏の河川敷は江戸川公園として整備されていて,
野球場,サッカー場,駐車場と,ちょっとした公園があります。
この野球場って,ひょっとしてOZのライナーで6人が野球してたとこ??

そして河岸にはあの有名な「矢切の渡し」が。

木の小屋とざっくりした桟橋があるだけの,
非常に簡素な作りでした。
結構みなさん,お乗りになってましたが・・・。

河岸は一部立入禁止になってるようなんですが,
地元のおじいちゃんとかが,普通に釣りしてました(笑)
なんかちっちゃい魚が釣れてました・・・。
近くで見ると,本当にでかいね。

土手まで戻って,腰を下ろし「金字塔」を聞く。
ここで生まれた曲たちだけあって,
ひどく風景に馴染む。
犬猫のイントロで,ちょっと泣けた。
川風に吹かれながら,ぼんやりと,とりとめもないことを考える。
改めて,素晴らしいアルバムだと思った。

金字塔

金字塔

来て,よかったな。
ここで生まれた曲をここで聞けるなんて。
原点の磁場は,やっぱり強い。
また,来たいです。


そういや昨日は荒川と神田川を見たんでしたね。
・・・川マニアか?(笑)