NO MAN`S LAND 坂本昌行

作:ダ二ス・タノヴィッチ
演・脚色:鈴木勝秀
東京グローブ座
07.6.2 マチネ


板に立ってる坂本くん見るの・・・何年ぶりかも忘れてしまいました(苦笑)
えっとー、確かボーイフロムオズの初演以来だから・・・3年前か?
ホントにファンかよ・・・って感じですねえ・・・。
いやあ,どうもね,ミュージカルってやっぱり好きになれなくてねえ。
わざわざ見に行きたいとは,まだ,思えなくて。
今回は久しぶりにお芝居だったし,
内田滋くんと猫ホテのしんぺーさんが出るので,
結構楽しみにしてたんですが。
・・・むしろそっちの方が楽しみだったり(苦笑)
内田くんはさすがでしたねえ。
去年の大人本公演「まとまったお金の唄」もすごいよかったけれど。
極限状態の中でのせっぱ詰まった感じとか,
相手に対する焼けるような憎しみとか,
彼を見ているだけでぞっとした。
自分はこんなに激しい感情を他人に抱いたことはないし,
抱かれたことも(多分)ないけれど、
もし,あの状況で,あんな感情をぶつけられたら,
自分はどうなってしまうだろう。
でも。
言い方悪いかもしれないけれど、
戦争で死ぬなんて、なんて馬鹿らしいんだろう。
お互い、なんで殺しあってるか、
本当の大本の理由なんて、いつのまにか見失って、
ただ、悲しみや憎しみを相手にぶつけて晴らそうとして。
その先には、なんにも残らないのに。
体裁を繕って、いったい何を守ろうとしているんだろう。


緊迫した駆け引きと、シニカルな笑いと、
激しい感情の波。
どう転ぶかわからない展開と、常に支配している緊張感。
すごく悲しい最後だったけれど、
とてもいいお芝居でした。


余談。
今回とても席がよくて、1階席の通路前だったのですが、
上演開始直後、なんとその通路を坂本くんとしんペーさんが通ったんですよ!!
目の前で、坂本くんが芝居してるう・・・。
12年ファンやってて、こんなに近くで見たの、初めてでした。
あ、握手会は別として。
芝居を見にきてましたから、その辺は冷静にいましたけど、
さすがに冷や汗はでましたね(苦笑)
それにしても・・・がんばれ!坂本くん!(苦笑)