さくらいろ

harikona2007-05-08

会社から家まで、
結構な距離があるので、
バスを途中下車するのが億劫で、
帰宅途中にある繁華街を歩くことを、
なかなかしないのですが、
ぴあに行く用事があり、
めずらしく下りる。
ついでだから、
近くの桜の名所に行ってみた。
曇り空ではあったが、
平日なのに飲んでるオジサマ方や、
散歩がてらに
眺めている人たちがたくさんいた。


桜。
この木って、どうしてこんなに美しくて、悲しい感じがするのだろう。
散ってなくなるから、っていう単純なことだけではないです。
他の花には感じられない、不思議な・・・郷愁?みたいな感覚。
特別な思い出とかなくても,何故か懐かしい。
日本人のDNAには,
桜に対するなにか独特の記憶が,刻印されてる,のかしら。
それとも,この木には,他の木にはない,
意識みたいなものが,宿っているのか。
毎年満開の薄紅色をうっとりと見上げる度に,
不思議な心持ちになります。
綺麗でした。今年も。


映画「さくらん」が、かなり自分の中に残っているようで。
林檎ちゃんを引っ張り出して聞いています。
勝訴ストリップ
あー、あたし「浴室」すげー好きだなあ。やっぱり。
・・・なにがやっぱり?(笑)
「ギブス」〜「闇に降る雨」の流れが、ぞくぞくするくらい完璧。

勝訴ストリップ

勝訴ストリップ


でも、あんなに聞いてた「無罪モラトリアム
今聞くと、ちょっと照れくさい感じしますね(苦笑)さすがに。


「加爾基〜」
「百色眼鏡」の視聴回数が多いので(苦笑)
どうしても、これ聞いてると天城くんが出てきちゃうんですが。
いいなあ、天城くん。林檎ちゃんの膝枕。
・・・あれ?違う?(苦笑)
名盤ですなあ。無茶苦茶いい。
亀田師匠サイコ−。

加爾基 精液 栗ノ花 (CCCD)

加爾基 精液 栗ノ花 (CCCD)


基本的に寒色が好きなんですが、
珍しく、暖色な日でした。

百色眼鏡 [DVD]

百色眼鏡 [DVD]


林檎ちゃんと言えば。
初めて生で見に行った「下克上エクスタシー」
まあ、DVDにもなってますんで、ご覧になった方も多いと思いますが。
札幌厚生年金会館。
我々の過剰なまでの期待を、わかった上での演出の中、開いた幕。
だが、その場に流れていた空気は、
まるで、客すべてを拒絶するかのように、
ステージと客席の間に、薄い膜が張っているようで。
・・・これがねえ、すごいショックでねえ・・・。
こういうの、見せれば喜ぶんでしょ?って、突き放されてるような気がしましたね。
お決まり、とか、こうあるべき林檎ちゃんとか、
そういうのを求めずに行っていたつもりだったんですがねえ。
ライブ見に行って、こんなに悲しい気持になったのは、
あとにも先にも、この時だけかもなあ。