見極める目

harikona2007-04-28

友人等と映画「さくらん」を見に行ってきた。
漫画は読んでないんですが
(安野さんの漫画、
実は一冊も読んだことねえ・泣)
林檎ちゃんが音つけてて、
何せ監督が蜷川実花さんっすよ!
レプリークで連載してた、
宝塚のトップスターとのコラボ作品、
すげー好きだったんすよ!!
あの・・・なんちゅーか、
極彩色レトロノスタルジック?
とでも言えばいいのか?
・・・すいません、表現力乏しくて。
うんとねえ、
中国とかのブリキのおもちゃ、みたいなさ。
いかがわしいポップさというか。
そんな画撮る方の映像ですよ!
しかも遊郭の話とすりゃあ、
見ないわけにはいかない。


期待通り、絢爛豪華!極彩色!情と情念の渦!
でも、重すぎず、食傷気味にならないのは、
見ているあたしが、やはり女、だからなのか。
撮った監督が女性だからか。
・・・いやいや、きっとね、
女の方が、潔いんだよ生き方がさあ。
世間とか、体面とかどうでもいい。
てめえにとって、いいか悪いか。
これを貫けるのって、意外と女の性質の方が、出来易いのかもしれんね。
外に向かって、あたしはこうなんだあ!って表現しなくても、
自分の中で納得できりゃあ、それでよし、みたいなさ。
男はそれに、他人の評価ってもんが付き纏うけど。
まあ、みんながみんな、そうじゃないだろうけど。
主人公日暮の、しがらみだらけの中でも、
きっぱり己を通してる行き方が、とても、気持よかった。
アンナちゃんも、菅野美穂ちゃんも、木村佳乃ちゃんもかっこよかった〜。

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女には、二つの顔が常にある。
職業として使う「女」と、生物としての「女」。
あたしはこれ、かなり意識して使い分けている。
これねえ、職業として使うと、かなり便利だったりするんですよ(苦笑)
遊郭の彼女等のように、
否応なく、使わざるを得ないわけではないけれど、
偏見とまではいかずとも、
日本の世の風潮は確実に「男尊女卑」で出来上がっているんですわ。
これ、言い換えると「男は強いもの、女は弱いもの」っていう意識が、
男子(の一部)には今だにある。
今は男と女は平等だっつって、躍起になってる方もいらっしゃいますが、
素(もと)がね、違うもんは違うんで。
正直、使い勝手が良いので、そんなに目くじら立てることもないと思うんすよ。
それを逆手に取って、うまいことやることができるんです。
仕事はね、やろうと思えばできるんですわ。
それに、プラスαできるのが、女って性。
これを利用しない手はない。
もうね、片付けとかみてるとうんざりするもん(苦笑)
それでキレイにしてるつもりか!!っていう。
あいさつとか、ものの使い分けとか、
こうしたほうが気持よく、効率的だって、判断できる能力。
実は女の方が、しっかり持ち合わせてる。
・・・まあ、男を利用する、まで小悪魔的なことはできはしませんが(笑)
同じフィールドに立った時に、一つ違うことが出来るってのは、
女であって、よかったかと思う。


演出家の鈴木裕美さんが
「女は、いっぺんにたくさんのことを考えることができる。
例えて言うなら、
子守りをしながら、ご飯を作ったり、ダンナの話し相手をしたりってこと。
だから、女性の方が舞台演出家には向いているのよ。
その時の役者の動き、照明、音楽、客の感情の動き。
すべてを掌握することができるから」
と言った趣旨のことをおっしゃってまして。
・・・なるほどなあ・・・って、思いましたね。
退職して、ボケるのが早いのは、男性の方が圧倒的に多いそうですよ(苦笑)
ああ、おもしれえ。
・・・すいません。かわいげなくて。
生きてるんでね、この体でさ。


ああ、またしても話逸れました。
でも、こんなことを、なんとなーく思わされる映画でございました。
ま、そんなこと置いといても、
とにかく色彩が美しい!
林檎ちゃんの音楽が完璧!
小さく出ているゲスト陣が面白い!(苦笑)
見て損はないです。
特に女子。

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そして帰ってきて、
またしても「大型連休もさだまさし」を見てしまう(笑)
不定期!低予算!ハガキがメイン!(笑)
つっこみどころ満載ですが、
いまどきこんな、心だけでつながれるTV番組ないです。
もんんんのすごいいい番組ですよ!!
いつか、死ぬまでに一度、
さださんのコンサートに行きたいと思っております。

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