自問自答

肉体的な暴力ばかりではなく「言葉の暴力」による影響。
自分もこうやって人様の目に自分の文章をさらしていますが,
誰かを攻撃するような言葉や,
一つの事象に対して決めつけるような言葉は,
なるべく使わないように,と心掛けています。
否定の言葉は簡単に書けてしまいますが,
書かれた方はどんな気持ちになるだろう,と,
考えることを忘れてはいけないと思うのです。
面と向かって話している訳ではないので,
口調,表情,語気,話の流れ,相手の立場,そういったのもから,
どのくらいの思いがこもった言葉なのか判断できませんから,
使っている文字の持つ情報はその「意味」しかない訳です。
前後の文章があれば,文字の意味に込めた思いの判断を多少はできますが,
思いをくみ取れる程の文章を書く力は私にはないので。
その文字の意味だけが暴走することが,ないようにしたいと。
それと,もうひとつ。
批評はしても悪意だけは,絶対に込めてはならない。
自分にとってどう見えるか,自分がどう感じたか。
ありのままを書くことが,作品に対する礼儀だと思っています。
ただし,自分の好みに合わないからと言って,
全部を否定したり,作品ではなく,制作した個人を糾弾したりするのは,
やってはならないことだと思うのです。
どんな表現者も,中途半端な気持ちでは作っていないのだから,
受け止める側もそれ相応の気持ちで向き合う必要がある。


自分への戒めとして。改めてここに書いておきます。