何のためなんて、決まってるじゃねえか
真冬なのに、咲いてました。
雪が降らない空に向かって、問い掛けるように。
映画「トニー滝谷」を見る。
原作読んでるのに、こんな話だったっけ??と戸惑う。
それよりなにより、何故か涙が止まらなくなる。
決して泣ける様な話ではない。言っとくけど。
とても静かな、静かな映画なんだけど。
彼の生活があたたかいものになってくれればいい、と、ものすごく真剣に思う。
せっかくつかんだものを、失うなんて辛すぎるから。
代わりではなくて、それを埋めてなお余りあるくらいの、日常を。
どうか、どうか。
多分、あたしが、本当は欲しているもの、だからだと思う。
死ぬまで特別なことなんて何も起こらないし、起こる必要も無いと、
ここまで生きていて、信じているくせに、
どっかで、何かを期待している、このどうしようもない弱さが。
万人が万人、いいという映画では絶対にない。
なぜなら、生きているすべての人が、
皆まったく違う人生を生きているから。
その人の生き方によって、感じ方全然違ってくる映画だと思う。
あたしには、祈りと願いって言葉がしっくりくる。
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