阿佐スパ「イヌの日」 ウーマンリヴ「ウーマンリヴ先生」

harikona2006-11-11

久々に芝居オンリー@東京。
すでにクリスマス電飾。
なんか・・・電気代もったいなくね?
いつも行くお洋服やさんに寄り、
雨の中下北をぶらぶらし、
ディスクユニオンバタ犬の持ってなかったのを買い。


本多劇場阿佐ヶ谷スパイダース「イヌの日」。
あたしが長塚くんのあの独特な空気に触れた(生ではなく映像でしたが)、
初めての作品の再演。
あの時見て思ったことは、セットもほぼ何もないのに、
肉体的にも精神的にもものすごい閉塞感がかもし出されていて、
映像なのに息がつまるような感じがして苦しく感じたことに驚いて。
今回の再演、その息苦しさはそのままに、
さらに業の度合いが深くネトネトとしとってて。
もー後味・・・余韻が悪い悪い(苦笑)
母親が登場したことによって,行動に対する説明はある程度明確になったけど,
果たして説明する必要があったのかな?とちょっと思った。
あ,でも,客は入りやすくなったかも。この世界に。
バックボーンがわかれば,
何故こんなことをする人になっちゃったのかが,
なんとなく理解できた風に感じられるからねえ。
でもどうも,それが理由になるのって・・・あまりスキじゃないかもなー。
色濃くなりすぎ。
要因のひとつには成り得るけど、それがすべてとは思わないしな。
にしても,八嶋さん・・・・。
あんだけのテンションで爆発してる姿,
久々に舞台で見られてうれしかったけど・・・うるさい(苦笑)
いろいろやり過ぎだったかも。
カムカムの公演でおばちゃんやったの、すげー好きだったんだよなー。
「真昼の大回転」だったか?
中山くん見ると、ああ、阿佐スパ見てるって気になるんだよね(笑)
どんな役でも。
イッちゃってる人をリアルに出来る人って、すごく澄んでる人だと思うんですよ。
この役は彼の真骨頂っすね。
自分の思い通りにしたい、といくら思っても、
人は思い通りになんて絶対にならない。
そこが理解できないことは、とても悲しいことだ。
でもそういうことが根本的に「わからない」人も確実にいて。
そういう人は学習するとか改めるとか、きっとムリなんじゃないか。
だからラストシーンはちょっと納得できない気もし。
反面、やっとか、と安堵の気持もあったりし。
客電ついた時、すげえ複雑な顔してたと思う(苦笑)


劇場を出た頃には雨も上がっていた。
その後池袋サンシャイン60へ。
ついて早々そばを食う。
江戸前は細くて優しい。
穴子天ざる。

美味。


さて2年ぶりのウーマンリヴ。
去年の「七人の恋人」,行けなかったんだよね・・・。
物販でその七人の恋人のパンフ売ってたので思わず買う。
そして!大人計画社歌のCDがああ!!(笑)
これも迷わず買う。PVも入っている模様。
芝居の方はというと・・・。
古田×松尾ちゃんという夢のようなキャステイング・・・だったのに・・・。
どうもねえ、歯切れが今一歩。
めずらしくテンポがもたってて、ちょっと途中ダレちゃったなー。
二人とも噛みすぎだし(苦笑)
内容は,安い火サスって感じなんだけど、
茶化してんのか、マジなんか、
もちっとはっきりしたほうがいいような気もいたしましたねえ。
どっちつかずでなんとも消化不良。
や,ウーマンリヴはかっきりした芝居なんかやらんから,
らしいっちゃあらしいんだけどねえ。
小ネタはいちいち楽しかったし。
う〜ん。あたしがノリ切れなかっただけなんかなあ。
まま,久しぶりに大好きな役者さんいっぱい見られたんでうれしかったス。
今回は星野くんが頑張っててちょっと惚れた。


翌日は,パルコでキャッツのぶっさん店をやってたので見に行った。
思ってたよりこぢんまりしてたけど,
UNOのCMのメイキングとか上映してて,楽しめました。
あー,本当に最後なんだねえ・・・。
キャッツまんじゅうとかピーナッツバターとか売ってました(笑)
そして同じフロアでアニメ「地獄少女」の冥土カフェが(笑)

なんか・・・なんとも言えん感じでしたよ・・・。
実は見てるから誰のコスプレなのかとかわかっちゃう自分もどうなんだか。


久々にぶらぶら歩いたりのんびり買い物出来たのでよかったです。