潜ってきました

harikona2006-10-21

海に・・・ではなくて,海底の地下に(笑)
意味わからんかな?
青函トンネルの海底駅見学ツアーに行って来たのです。
開通して既に 年経っておりますが,地元民でいつも利用しているのに,
初めて行ってきました。
まあ,大阪に住んでても通天閣登る人あんまりいないのと同じでしょうか。


午後1時発スーパー白鳥号に乗車。

なかなかいいお天気で。

午後2時青函トンネル竜飛海底駅着。
2号車の前側のドアのみ開くのでそこから降りる。
ドアは自動的には開かないので,車掌さんが手動で開けてました!
トンネル内は思ったより湿気った感じはしなくて,温度も適温。
あとで聞いたんですが,温度調節(20℃)の為に,
常に一定の風を吹かせているそうで。
無風だと,30℃くらいになるらしいです。
乗車口に案内の方が待っててくださって,
いきなり「はい,急いで〜!」と早足で連れ去られる(笑)
ロッコの発車時刻に間に合わないから・・・って?
このツアー,前知識まったくないままで行ったので,
まあ,トンネルの中に展示物とかあって,見学しつつ,
本抗見せてもらうくらいかな?なんて思ってたら,
なんと,工事に使用したトロッコに乗って,青森側に出るって!!

思わぬところで本州の地を踏みました・・・。
竜飛海底駅の丁度真上が本州側のトンネル軌道上の地面のはじっこなんですって。
吉岡海底駅の真上は北海道のはじっこ(福島町)って訳です。
工事でももちろん使用してたけど,
トンネル内で何かあった時のための避難路として使用するそうで。
気圧の関係で,大きな鉄製の扉の開閉が完全に行われるまで,
出入り出来ないそうです。

地上に出てからは,竜飛岬観光。
工事中は働いている人達の家や商店や学校まであって,
竜飛岬一帯が街のようになっていたそうです。
今はもう,トンネルを維持するための発電所くらいしかありませんでした。
それから,工事中の事故で犠牲になられた方の慰霊碑が。
感謝をこめてお祈りしました。
石川さゆりの歌碑(ボタンを押すと歌が流れる・苦笑)や,
日本で唯一の階段のある国道(号線),

竜飛灯台など,なかなか見所満載で楽しかった。

何より景色が美しくって!
お天気がよかったので,北海道がくっきり。

それにしても風が強い。
日本で一番風の強い岬だそうです。
風力発電の風車もありました。

トンネル記念館をプチ見学の後,
先ほどのトロッコに再び乗車して,トンネル内に戻りました。
今度はゆっくり見られる(笑)
今はもう使ってない線路なんか,塩水でサビちゃってて。

壁には塩の結晶が。

工事で使った掘削機やら,セメントの吹きつけ機やら。
あと海水を汲み出すポンプが何台も。
本抗の他に工事用とか運搬用とかで,
何本もトンネルがあるそうです。
そして本抗!!

でかい!広い!すごーーい!!
これ,人間が作ったんだ〜・・・・。すごい・・・。
見学している時に丁度貨物列車が走っていきました。
あと何年かしたら,新幹線が走るんだなあ・・・。
そして,帰りの白鳥 号に乗車。
カメラを構える我々の為,減速&ライト消灯までしてくださって。
その割にちゃんと撮れませんでしたが(泣)

いやいや。
思ったより見所がたくさんあって,大変楽しかったです。
青函トンネル通過したことがある方,
是非一度おためしあれ。
なかなか感慨深いものがありますよ!
電車好きな方なら,もっと楽しいだろうな。
ちなみに歩いて渡ろうとすると6時間くらいかかるらしいです(笑)