くるり「まZEPPご飯!」

harikona2006-10-02

ZEPP SAPPORO
06.10.2


いつもの事ですが,ライブとその後に温泉入るくらいしか時間なくて(泣)
いいんですけど。そのために来てるんですから。
若干体調不良だったので,薬に頼る(苦笑)
体保つかなあ・・・と思っていたら,
逆に倒れた子の救出してたあたし(笑)
ってかねえ,周囲の人等もちょっと気い使ってあげてよ・・・。
あの子大丈夫だったかなあ・・・。


開場待ってます。の目線。

<セットリスト>
ワンダーフォーゲル
2 青い空
3 ハイウェイ
4 東京
5 ワールズエンド・スーパーノヴァ
6 ハローグッバイ
7 ばらの花
8 惑星づくり
9 黒い扉
10 飴色の部屋
MC
11 Baby I Love You 
12 春風
13 赤い電車
14 お祭りわっしょい
15 Ring Ring Ring!
16 Superstar
17 ロックンロール
18 How To Go
EN
Morning Paper
人間通


それにしてもくるり札幌って,いっつもこんな感じなんすかね?
うちの地元(純情派)&盛岡(魔人斬り)のイメージがあったので,
かなり覚悟していったんですけど,
最初こそ,がーってなったけど,
その後はおとなしいもんで。
や,おとなしいっつうか,それぞれがそれぞれの楽しみ方してるっつうかね。
だから盛り上がってない訳では決してないんだけど,
見た目はおとなしい,みたいな(笑)
白い炎?南野陽子?(笑)
声もあんまり上がらないし。
確かにこりゃ掴みづらいかも。
あ,あと,やっぱりベスト出たせいでしょうか。
くるりファンじゃない感じの人も結構いて。
「前半知ってる曲多かったねー」みたいな会話があちこちから。


今回は番号良くて,3列目くらいでマ社長かぶりつき。
もー,ほぼマ社長の手とクリフしか見てませんでした(汗)
あたくし,くるりに本気になったのって,
マ社長のベースがきっかけと断言してもいいくらいなんですが(苦笑)
今日のマ社長,もんのすごかったです。
前(魔神斬り@盛岡)よりさらによくなってて。
すごい艶っぽくて,でも力強くって,時には歌うように揺らいでて。
気持ちいいとこにズドンっと来る。
そしてクリフ!!
もーうまいから。当たり前だけど。ワクワクすんだよなあ。
クリフ見てるとちょっぴり沼さん思い出す。
なんか,タメとかシンバル使いとか。
クリフの方がもっとロックな感じだけど。
マ社長とクリフ,すごい相性いいんだと感じます。
もうたまんねえもの。そこそこお!!ってとこにね,ツボに。
やっぱリズム隊だよねえ。ふふふふ。
どうすか?入りませんか?くるり(笑)
・・・や,うーん,それはそれで・・・。
自分で書いててなんですけど。


繁くん,声戻ってました。よかったー。
まだちょびっと辛そうなトコあったりもしましたが。
今日の繁くん,なんだか非常におもしろいことになってて(苦笑)
曲は急に増やすは,奇声は発するは,暴れるは、
苫小牧の歌と日ハムの歌即興で作って歌うは,
エロネタをそりゃあ露骨に歌にするは(とても書けない)
ん?いつもか?(笑)
とにかく見てて楽しかったす(笑)


全体的に音の数自体を減らしているような気がしました。
位置的にベース真ん前だった所為もあるかもしれないんですが,
鍵盤が抑え気味で,そぎ落とされた感じ。
コーラスも減らしてた?ような。
シャープになった印象。
入場、退場はモーツァルトがかかってました。


以下気づいたこととMCちょこちょこ。
MCらしいMCって、ほとんどしてなかったけども。
ってか繁くん、ひたすら歌ってましたね。作ってでも(笑)


ワンダーフォーゲル
クリフがなんかすげー気合い入っててびっくり!
最初っからトバしてて,めっちゃ強くて,手数も多くて,
耳にも目にも楽しい楽しい。
「ハイウェイ」
自然とお客の体が左右に揺れてて,なんだかほほえましかった。
繁くんがやさしい。
「どうも,くるりです」とごあいさつ。
「東京」
これすごかったー!前半で山きちゃったよ!(笑)
鳥肌たちっぱなしで凍りついちまいました。
マ社長が!!もんのすごくって!!
一指入魂,というかね,もう尋常じゃないキレ方で。
大事な曲なんだなあって。
これ聞けただけでもお腹いっぱい。
もち,コーラスも込みで。
いやー,益々惚れたっす。
「ワールズエンド・スーパーノヴァ
念願の!!やっと聞けた!!うれし〜(泣)。
打ち込みの音,一切使ってなかったです。多分。びっくりでした。
静かな中にも熱が渦巻いてる感じ。地脈の流れというか。
マ社長,すごい集中力。
最初一瞬なんの曲かわからなくて,でも一部で悲鳴みたいな歓声あがって。
ベースラインだけでわかっちゃうんですね,皆さん(笑)
おお,マニアがいるいる(笑)
あたしはまだまだです(泣)
♪トゥルスタンタン〜のとこ,ヤバかった〜。
音数は極端に少ないのに、曲がのしかかってくる感じがした。
イッコの音がまとってる重さがすごい。
なにもないのになにかにじんわり包み込まれる。
やはりなにかある歌は心をかき乱すねえ。
「ハローグッバイ」
コーラスが・・・ステキ。
「ばらの花」
たっつあんが弦弾いてない姿に未だ慣れません・・・。
ギター一本無いって、こんなに違うんすねえ・・・。
でもくるりのすごいとこは、減らしても、音色変わっても、
厚さみたいなもんが全然変わらないってこと。
スパノバでも思ったんですけど。
そしてびっくり「惑星づくり」!
よもや聞けるとは思いもよらず。
すげー好きなのでうれしかった〜。
これもマ社長がねー。こう,ARMYを彷彿とさせる感じで。
常に一定のラインをキープして、最後は彼が〆てました。
出だしの混沌としたところで、ボディを叩いたり、弦を叩いたりして、
もわんとした音を出してて。
そこに繁くんのあのフレーズがかぶさって、
たっつあんが切り込んでくる。
堀江さんの鍵盤がかなりイカレた感もありつつスペイシーにかけめぐって。
こう,トリップ感がすごくて,意識飛びそうに。
たっつあんが,ずーっとしゃがみ込んで,
アンプのつまみをいじったり,エフェクターいじったり。
弾いてるというより,その場で音作ってる。すげえ。
途中少し各々のソロパートも挟みつつ。
もわ〜んとした抽象的な感じから,ドンドンはっきりしていって,
ぐわんとデカいうねりになって、最後にシュンって消えてしまうような感じで。
ごめん。10分の1も伝わってないね・・・。
すげえかっこよかったあ。
「黒い扉」
意外っちゃあ意外な選曲で,おお??っとなった。
アレンジが非常にムーディーになっておりまして。
クリフがジャズっぽいというか、すごく大人〜な感じでかっちょよかったっす。
マ社長・・・タメが・・・腰にきますです・・・。
くゆりたくなる。ってかくゆってたました。
たっつあんの泣きのギターソロがエロかった。
繁くん、ギターソロ弾きながら、いっしょに歌ってた。
「飴色の部屋」
後半でグシャ!ってへんな音してから、あれれ?なんか変、と思ったら,
クリフ、バスドラのヘッド破いちゃってまして!うひょう。
MC
繁「え〜,どうも今晩は。くるりでございます。
業務連絡みたくなってしまうんですが,
ドラム、クリフ・アーモンドのキックが強くてですね。
破れてしまいまして,今交換しております。
えー、交換してる間にですね、破れたのを縫うような気持ちで、
適当にダラっとしておいてください」
ドラムセットの周りを3人くらいのスタッフが取り囲んで,
ヘッドの交換をしております。
繁「・・・それにしても,ハムすごいね!
すごい印象的やったのが,まあ新庄の涙目もぐっときたんですけど,
ヒルマン(監督)がね!「日本ハムサイコーデス!」っていうてたのがね。
・・・ハムって!
Hamとかいうてくれるんかな思うとったのに。
それにしてもハムの球団ってびっくりしますよね・・・。」
えーっと,文字にするとわかりずれえな(苦笑)
発音のことですね。
英語圏の人なのに日本語発音で「ハム」っていったのがお気に召さなかったご様子。
マ「僕ら明後日名古屋でライブなんですけど,
今日の12時までにこのアンプやらなにやらを,
苫小牧(フェリー乗り場)まで運ばなイカンのですね。
多分一番焦ってるのは,
トラックの運転してくれてはる○○さんやと思うんですけど(苦笑)
もし間に合わんかったら,僕らが手持ちで電車で運ばないとないんです(笑)」
繁「こう(上に持ち上げる仕草)ね。いややな〜・・・。」
(会場から「手伝うよ〜!」)
繁「お前には無理や!(笑)苫小牧って南の方??そうやんなあ?」
(「紙の町なの!」)
繁「なに?聞こえへん」
達「(女声で)紙の町なの〜って」
繁「紙の町?ああ,・・・ペーパーシティ苫小牧なんや。
・・・曲書けそうですね・・・。
♪ペーパーシティ苫小牧!
紙を作って内地へ運ぶぜ〜♪」
唐突に歌い始める繁くん。
それにちゃんと反応して音合わせちゃうメンバー。律儀・・・。
なんかチープなロケンローって感じの曲調で。会場大爆笑。
あ,そういや会場の手拍子が早くて「違う!走ってる!走ってる!」
とつっこみ入れてた。
繁「ここにも苫小牧から来てる人おるんやないですか?
(手が上がる)おっ!・・・もっと喜んで!(笑)
・・・昨日札幌についたんですけどー・・・。
♪すすきのでボられた〜!一万5千円〜!
俺の童貞を返しくれソープ嬢〜!♪」
・・・・。フィクションでしょうけど(笑)
ボられたっていうから,飲み屋かと思ったら,
・・・風俗ですか・・・。
今度はちょいブルースっぽく。復活したクリフも参加(苦笑)
嫌に堀江さんがはりきってるように聞こえましたが(笑)
繁「PAさん大丈夫でしょうか?
あー,楽屋の普通のテンションに戻ってしもうた・・・。
めっちゃタバコ吸いたい・・・。
気を取り直して・・・改めてくるりです。よろしく。」
いいのか?こんなことで??(笑)
いいんです。楽しいから。
歌はもっと長くうだうだ歌ってたんですが、
要約すると多分こんな感じだったと(笑)
「春風」
スタッフさんがアコギを持ってくるが,繁くん,笑顔でそれを断る。
そして始めたのがこの曲。
一瞬マ社長とクリフが顔を見合わせる。
が,何事もなく曲が始まる。
うひぇ〜。
なんかすごいもん見ちゃった気がしました。
ミュージシャンにとっちゃ・・・というか,
くるり内では当たり前なのかもしれんのですが。
照明さんも,あっという間に対応。
プロです。すごいです。
いったいどれだけの曲、練習してんでしょうか・・・。
・・・全部??こえー・・・。
繁「・・・いつもより1曲多くやっております。すんません。
(「ありがとー!!」)どういたしまして。」
赤い電車
掘江さんのクラビがハネてて気持ちいい☆
ってか、もう、マ社長!!♪ファソラシドレミファソーのとこ大好き!
真っ直ぐにいとおしい気持ちに溢れてる曲なので,
聞いてるだけですげー幸せになれますねえ。
柔らかくって優しくて。
大好きです。
「お祭りわっしょい」
曲入る前に江差追分的な節回しをする繁くん。
手踊りまで付いてました。
祭りといえば民謡ですねえ!こぶしわましまくっていい声やあ!!
いい感じにがーーっと歌ってて、アガりまっせー!!
この歌ギターのカッテイングみたく歌うよね。
「わー!!」がね!楽しいね!!
堀江さんソロが素敵!
ってかクリフ・・・換えたばっかりなのにそんなに叩きつけて・・・。
うれしいじゃねえかあ!!(笑)
「Ring Ring Ring!」
またしてもうなる繁くん。
今度はちょっとブルースっぽい。
楽しげに合わせる堀江さん。ビバかまどうま。
しつこいくらいにヒルマンヒルマンいうてたなあ(笑)
あと金村がいい選手だ〜とか。
来年はプレーオフ待っとけよ!と。ふふ。お待ちしてますよ。赤ヘルご一行様。
しまいには日ハムの帽子まで出してきて、被った上で客席に投げる!!
そして次に取りいだしたるは、赤いハンカチ!!
・・・仕込みすぎ・・・。
なんだっけ?なんか同姓同名のやつと一緒にすんなよ〜とか言ってたような。
掘江さんが爆発しててむっちゃたのしい!!
さらに間奏ではたっつあんに早弾きをさせるための歌を歌ってました(笑)
♪メタル好きのお坊さん〜俺に早弾きを聞かせておくれ〜,とか
♪俺の遅弾きと勝負だあ〜,とか
♪早い指使いで女の・・・(以下自主規制・笑)とか。
こらこら。
えらい長いこと歌ってて(笑),たっつあんがいつ弾くかいつ弾くかと,
ずーっと繁くんを見つつ構えてました。
繁「ギター!!大村達身!!!」
もうね,たっつあんかっこええっすよ!!
どんだけ早いねん!!高速すぎて指見えん!!←若干言い過ぎ。
繁くん,うれしそーにそれ見ながら遅弾きで応酬!
こん時のマ社長,密かに負けじと早弾きしててすんげーかっこよかったー☆
「Superstar」
たまにたっつあんが繁くんやクリフを見てニヤリ。としていた(笑)
スナイパーのニヒルな笑顔。的な(笑)
「ロックンロール」
クリフのドラムソロから!
マ社長&たっつあん、コーラス気持ちええ〜〜!!
ホントこの曲は間違いないね!
「How To Go」
赤ハンカチで汗を拭く繁くん。
繁「これからは赤ハンカチ王子って呼んでください」
って・・・。王子??呼びませんから(笑)
繁「どうもありがとうございました。くるりでした」
・・・これ歌ってる繁くん。殺気すら漂ってて,ぎゅうって苦しくなった。
これで何もかも終わっちまうんじゃないかと思えるくらい,
全身全霊。鬼気迫るとはまさにこのこと。
その緊張感にぞっとしたけど,すんげえよかったです。
こう,すべてが寸分違わぬタイミングで鳴ってました。
恐るべし。


EN
繁「おおきに!ありがとう!(「赤ハンカチ王子!!」)
見た?スポーツ新聞とか?・・・見たらアカンでえ、女の子やのに。
悪いオッサンになるでえ・・・。
じゃあ、もちょっとだけやらしてください。ホンマありがとう。」
「Morning Paper」
ぎゃあ〜〜〜!やったあ〜〜!!
この曲かっこいいよねえ・・・。
繁くんギュイ〜ン!言わしてましたよ。
後半のマ社長の早弾きすげー好きー。
繁「も一曲だけやらしてください。
札幌の街は通りが碁盤の目になっているので,
ちょっとワタクシの故郷,京都を思い出します。
いろんな通りがありますが、
いろんな通りが、いろんな人間が交差するところ,
これぞ、人間・・・通。」
って,なんか玉置宏みたいな前振りでした(笑)
「人間通」
それにしてもまあ・・・狂ってるから・・・。ホント。俺も(笑)
エライことになってましたねえ。
よもや生で浴びせられるとは・・・。
絶叫してる繁くんに,冷静にコーラスつけるマ社長・・・。
生で「動物の名前おしえたる!」を聞いてしまった(苦笑)
なんかこー、マ社長・・・デスな感じでした(笑)
またしても早弾きたっつあん。
鍵盤叩きつける堀江さん。
そして最後,音源どおりクリフがマーチングのリズムを叩き出したと思ったら,
皆楽器を置いて新たな楽器に持ち替え出しました。
たっつあん→シンバル
堀江さん&ステイックを置いたクリフ→マーチングスネア
マ社長→ベースドラム
繁くん→サンバホイッスルとフラッグ(笑)
その後お客さんが1人ステージ上にあげられて,
フラッグ持たされてました。
最初はそれらでサンバのリズムをたたき出していた彼等。
へ??何??何が始まるの?とざわつく我々を尻目に,唐突に行進が始まる(笑)
最初はステージ上だけだったのに,
なんと!ステージを下りてきました!!きゃあ!
目の前30㎝くらいのところを皆が歩いてるよ〜!!
と大混乱の会場中をぐるっとひとまわり!!
前にいた私には横や客席中央(!)をつっきっている皆が見えないのですが、
キャーっていう歓声とフラッグの位置で(笑)どこを歩いてるのかだいたいわかる。
そして再びステージ上に戻ったところで、
繁くんが高らかにホイッスルを吹き、派手に演奏終了!!
いやー何が起こったんでしょう?(笑)
とにかくすげーうれしかったし、楽しかったなあ!
なんでこのリズムってこんなウキウキしちゃうんかな。
それが例えロックバンド・くるりが鳴らしてても。
でも、彼等のステージにほぼあり得へんリズムやったんで、
すげー不思議な感じだったなあ。
ってか、すげえムボーな行進!!すげえうれしかったけど!!
警備の人もそんなについてなかったしさー。びっくりだよ!
そして最後は、各地夏フェスで纏っていたマントを再び羽織って、
深々とお辞儀をして去っていかれました。
繁くんの抜け殻のような顔と、
たっつあんのいたずらっ子みたいな笑顔が印象的でした。
 

念願だった曲、驚きの曲、大好きな曲、
もーめいっぱい聞かせていただいて、大変楽しかったです。
あまりお目にかかれないアクシデント&イベントもあったし(笑)
おなじみの曲が多かったんですが、
なんか・・・ちょっと温度感が違う気がして、おもしろかったなあ。
あ、忘れてましたが、皆私服ないで立ちでした。
社長は薄い茶のVネックの5分丈シャツでコットンのパンツ。
スニーカーがかわいかったなあ。どこのなんだろ?
繁くんは薄い青のデニムのシャツに細身のデニム。当然メガネ☆うれし。
たっつあんは青×茶×グレーの厚手のシャツにグレーのデニム。
クリフは白Tプリント入り、デニム。
掘江さん・・・パジャマみたいなダホダホのシャツにダホダホのパンツ。でした。
若干、夏フェス時の正太郎的な(爆笑)姿を期待したんですが(笑)
史上最短の距離でくるりを見てしまいました。
うれしすぎて、楽しくって、もう夢心地でした。
無茶して行ってよかったっす!!