ストレイテナー「Hello Dear Deadman Tour」

harikona2006-06-11

2006.6.11@札幌ペニーレーン24


これから帰りマース。の一瞬。
テレビ塔と月。


いやー,すごいなんてもんじゃなかったっす。
酸欠になるかと思うくらいの盛り上がりで。
実際途中ヤバかったし(苦笑)
初ペニーレーンだったそうで,すごく意外。
もう随分,テナーって浸透している気がしていたので。
そりゃあソールドアウトやろー。


ひなっち側に行くと,
ひなっちしか見なくなっちゃいそうだったので(苦笑)
(初テナーだったので,ちゃんと見たかったからねー)
ホントはシンペイくんかホリエくんの方にいようと思ったのに,
結局ひなっち側にいた自分(苦笑)
どんだけ狂ってんだか・・・。


テナーに関しては見る,とか聞く,とか言う言葉,
合わねえっすな。
もう体全部で感じろ!っちゅう。
なんも考えんでまかせっちまえ!みたいなね。
爆音で浴びせられて,
理性もしがらみもふっとばされちゃった。
おかげさまで,思う存分ぶっ壊れさせていただきました。
ってか,こんなにスゴクなるとは思いもよらず(苦笑)
もー,振り過ぎで首いてえよ・・・。
いや,叫びすぎて喉が痛いのかも・・・。
あと,ダイバーがすごくて,避けるの必死(笑)
まあ,某Sさんもステージ上からダイブってましたけども(笑)


開演前に見知った顔の人がカメラいっぱい持ってうろうろしてる・・・。
と思ったらフォトグラファーの橋本塁くんでした。
野音LOSTの時お見かけしたのですが,
その時は金髪で,本人等より目立ってて(笑)
今は短ーくして,茶色くなってました。
・・・かっこいいよね(笑)


<セットリスト>
1 Discography
2 TRAVELING GARGOYLE
3 PLAY THE STAR GUITAR
4 Blue Skinks In Green
5 WHITE ROOM BLACK STAR
6 The Remains
MC
7 SAD AND BEAUTIFUL WORLD
8 Sad Code
9 TENDER
10 Dead Head Beat
11 Tornado Surfer
12 SPEEDGUN
13 KILLER TUNE
MC
14 The Nowarist
15 REMINDER
16 ROCKSTEADY
MC
17 The Novemberist
18 Melodic Storm
19 MAGIC WORDS
20 Farewell Dear Deadman

曲順すげー怪しいっす(汗)
やってない曲も書いてるような気もする(笑)
足りないような気もする(泣)


それにしても,テナーはホンットに3人とも自由ね。
っつうか好き勝手し過ぎ(笑)
ここまでバラバラなバンドも初めて見た(笑)
やりたいことをやりたいように,各々がやってて。
若干バラけている印象も受けるのだけど,
ガチャガチャしないのは,ホリエくんの歌がしっかりしてるから。
ホリエくんの歌さえじゃましなければ,
あと何やっても大丈夫,みたいな感じ。
これはちょっとびっくりしましたね。
意外だった,というか。
歌い手さんって,盛り上がっちゃったり,後半とかになってくると,
歌い方が荒くなったり,だーって流し気味になったりするもんなんすけど,
ホリエくんは歌のクオリティーが下がらない。
やや,そりゃあ全然って訳じゃいないすけども。
なんつーのかな,その場の音とか熱に絶対飲まれないというか,揺らぎがない。
きっとこれって,声とか,歌い方とかではないな。
揺るがない強靱なメロディーがあるからこそ,なんだろう。
まあ,そこが好きな所以でもあるのだけど,
ここまで強いとは,思わなんだ。
それがはっきりわかったのは「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」聞いたとき。
多分テナーん中で一番大好きな曲なんすけども,
ここまで美しい曲だと気づけて無くて。
うた(メロディー+歌詞ね)で泣くことはよくあることですが,
メロディーだけの美しさでグっときたの,初めてかも。
またねー,ひなっちが泣きなんだわ・・・。



ホリエくんがギャン!と鳴らした瞬間。
この時のねえ,
うわっっ!!と一気にエネルギーがはじけたみたいな感覚がすごくて。
上と下と,お互いの気流がぶつかって,雷が落ちたみたいな。
空気に色がついたみたいに,あからさまに温度があがって。
一気にアガり過ぎて,一瞬目の前が真っ白になるくらい。
Discographyじゃん!
いきなりトップギアかよ!
もうトバすトバす,客も飛ぶ飛ぶ(笑)
酸素薄い〜。


やっぱひなっちはすげえ。
技のデパート(by舞の海・・・古いか)ですわ。
テナーの彼は,なんというか,若いです(笑)
音でかいし,早いし,弾きまくってるし、ハネまくってるし。
あと,若干ジャイアン的な(笑)
もー,俺が俺がって感じで,5弦かっちゅうーくらい主張しまくってて。
またかっこいいんだー。ちくしょー。
TRAVELING GARGOYLEが始まった時点で,
既に後半かっつうくらいのアガり方。客もステージ上も。
シンペイくん,叫びまくってます。
もーフロアタム破いちまうんじゃないかと思うくらい,
叩くっつうより叩きつけてるし。
一匹ケモノがいまーす(笑)
放し飼いになってまーす(笑)
よくライブの感想を求められて「覚えてない」
とおっしゃってたのが,よーくわかりました。
最初っから最後まで,全力なんだもん。
テンポとか,ペース配分とか,スタミナとかまったくお構いなしで。
すさまじかったです。彼のドラムは。
バスドラで耳つんざかれたのって,すげーよ。
そんな人に良くも悪くも「安定」なんて求めちゃいかんですな(苦笑)


そのまま,PLAY THE STAR GUITAR
Blue Skinks In Green, WHITE ROOM BLACK STAR
The Remainsと立て続けにぶちかまされ,
もー既にへろへろ(笑)
ひなっち,そんなに煽るな〜!(泣笑)
Blue Skinks In Green,音源よかいろんな遊びが入ってて,
おおお!!となったこと,は,覚えてる。
なんかねーひなっちの手を凝視してしまった。
けど,どんなんやったかは表現できません(泣)
PLAY THE STAR GUITAR,WHITE ROOM BLACK STAR
この2曲めっちゃくちゃ好きなんで,すげーうれしかったー。
ホントにキレイ。白と黒と灰色と銀色の世界。
爆裂に熱かった会場の空気が一瞬冷たくなったようだった。
この2曲を聞くと,キャシャーンの映像世界を思い出します。



MCはしねえ,と聞いていたので,
本当にしないもんだと思ってたんですが,
結構話してくれてました。ホリエくん。
アガりまくってるお客に
「祭りですねぇ,外も祭りですけど(笑)」
なんて。←札幌はYOSAKOI祭中でした。
前日はバンアパのメンバーと飲んだそうです。
バンアパもツアー中なんだけど,札幌では公演ないのに(笑)
東京にいてやってることとたいして変わらないんだけど・・・。
なんかいいよね。」と。
いい笑顔で言ってました。
それから,塁くんの話も。
塁くん,北海道出身で,このペニーレーンにもキッズの頃に
よく見に来ていたそうで。
「今日は友達のバンドと一緒に,チームとして,
そのペニーレーンに仕事で来てるってすごいよねえ?」と。
スタッフさんが手持ちのライトで,
ステージ下にいた塁くんを照らしたりして。
塁くん恐縮気味でした。
でも,ホントにすげーよなあ・・・。
見ていた世界に住んじゃってるんだもの。
己の腕一本でさ。
なんの曲か覚えてないんだけど,
ひなっちが,撮ろうと下で構えてる塁くんに気づいて,
わざとカメラ目線してたのが何回かあったなー。
その度に撮るのやめてましたけど,塁くん(笑)
あ,あと,会場から「ライジング決まったね〜!」
っていう声が飛んで。
「やっと呼ばれました(苦笑)
みんなの方が知ってるとは思うけど(笑)
すげー寒いらしいから,体調管理には気をつけてくださいね。」
皆のこと気遣う前にキミが気をつけてね(笑)
ハンパないっすよ。寒さは。
あ,そーか。ひなっちもシンペイくんも経験済みだもんなー。


少しはにかみながら話すホリエくん・・・。
客に対してずっと敬語・・・。
ご本人嫌がると思いますが,あえて言います。
・・・・かわいい(笑)
MCあって助かりました。
おばさんを少し休ませておくれー(泣)


前述SAD AND BEAUTIFUL WORLDから、
ゆったりめの曲をはさんで,
(っつても,全然休んでるヒマなかったけども・笑)
Tornado Surfer。
これすげーかっこよかったー。
始まったときに歓声が上がったので,人気曲なのかも。
かく言うあたしも,すげー好きっす。
一変して,あんまりテナーにはないリズムが,
こう,ぞわぞわするっつうか。
急に世界が変わった感じがして。
タイコはさして変わったことやってないんだけどねー。
4弦がおもしろいんだよなー。


ひなっちのベースソロからSPEEDGUNへ突入!
ZAZENのソロ弾いてた時も思ったんだけど,
最近ひなっち,三味線みたく弾くのはやってんのかな?
KILLER TUNE。文字通り(笑)
アルバムVer.のギターリフが聞けて,ガン上がりっす!
しっかしまあ,ミュージシャンってすごいね。
5弦の組み合わせとリズムだけで,
こんなに興奮させられちゃうんだからさー。
これほんとすごかった。
暴動になんじゃねーかと思うくらい(笑)
この後,The Nowarist,REMINDER,ROCKSTEADY
とぶっつづけでハネまくって,
さっすがにヤバかったー(汗)
この辺りからダイバーがどんどん流れてきて。
スタッフの位置見ながら避けるの必死。
前にいると急に後頭部蹴られたりすっからなー。


The Novemberist
ちょっと感動しました。すげーいい曲。
PVの印象が強いせいか,宇宙のイメージがあります。
ホリエくんがすげー気持ちよさそうに歌ってて。
で,すげーいい曲なんだから,
もちっと大事に叩いておくんなさい。シンペイくん(苦笑)
Melodic Storm
若干甘め?なんて思ってたら大間違い。
タイトル通り,すべてを巻き込んじまうメロディー。
そう,やっぱ音,じゃなくってメロディー。
メロディーの吸引力がすごい。
ABメロのタイコが面白い。若干ふらついてますけども(苦笑)
負けじとハネまくるひなっち
きもちよーく騒がせていただきました。
ハイ,やってきました。MAGIC WORDS(笑)
この前のMCの時に,
シンペイくん,後ろでストレッチしてまして(笑)
ダイブの準備なんか,単純に疲労回復だったのかわかりませんが。
案の定,本日も。
笑って見てる弦二人。休憩タイム?(笑)
ホリエくんすわってるし(笑)
はは。シンペイくんも愛されてんなー。
ステージに戻ったシンペイくんのアロハ,ところどころ破けてまして(笑)
そこまでしなきゃいかんのか?(笑)
でも,なんつうんでしょ?
体で表現しないと気済まんところがドラマーなんかねー。
見てて楽しいけどね。
潰されつつもうれしいもんです。ファンはね。
と,興奮のルツボだったテナーライブ。
Farewell Dear Deadmanで非常に和やかに,終了。
3人で肩を組んでお辞儀ののち
「石狩で会いましょう!」
と去って行かれました。


アンコール,かなり皆でアツくコールしてたんですが,
今回はナシ。
いやー,なくても十分だった思いますよ。
お腹いっぱい。
本当にステージ上も下も出し切った感じのライブだったもの。
お客がすごいよかったし。
ただ騒ぎたいだけの輩ばかりだったらやだなーと,
多少構えていたのですが,
少なくともあたしの周りは,
テナーが好きなんだなあって子ばっかりで。
あとやっぱり,バンド自体の勢いが今すごいんだなーって。
若干勢い良すぎで演奏どうなの?ってとこが
なきにしもあらず,ではありましたが(苦笑)
もー好き勝手やり過ぎだよ・・・・。
特に!リズム隊!(笑)


なにはともあれ,初テナー。
大分駆け足でのレポですが,まあ,そういう勢いだったので。
体力激消耗しましたが,もんのすごく楽しかったー!
聞きたかった曲もしっかり聞けて,うれしかったっす。


そしてYOSAKOIの人たちに混ざって温泉入って,
まんま夜行バス乗って,
朝地元について,仕事に向かえば締切日,みたいなね(泣)
がんばった。おれ。