盛岡、花巻、イーハトーブ

harikona2006-01-22

しっかし、自分の体力には、自分であきれるくらい。
金曜札幌スネオさんのイベント行って、夜行バスで朝地元に戻って、
そのままJR乗ってくるり盛岡。
ライブは踊りまくって、そのあと当然飲む。焼肉も冷麺も食う(爆笑)
そしてこの日は念願の宮沢賢治記念館へ。やっと行けた〜(喜泣)
盛岡から鈍行JRに揺られること約40分。花巻へ。
さらに駅からバスで20分強。
その間、誰も乗ってこなかった(汗)
時代が止まったような細い道が続く町並みを抜け、北上川を渡り、
雪深い、山の中腹に、静かに賢治は待っていました。
修学旅行で初めて行って、いたく感動した記憶があって、
どうしてももう一度行きたくて。
やっぱりよかった。
天体とか、鉱石が好きになったのって、多分に賢治の影響だと、思う。
だから、ここは、しっくりくる。
オリオンやシリウスペルセウスや、シトリンやガーネットやクリスタルやトパーズや・・・。
文字で表現されていた物体や天体を、
実際目の当たりにしながら想いを馳せられるって、とてもいい。
寝て、食って、働いて、自分の心が躍ることをほんの少し出来て、
そんなささやかなこと、皆がささやかに思えるようになれば、
イーハトーブは、どんどん広がっていくのにな。
それは、自分にもいえるのだけども。
賢治が弾いていたチェロを見ながら、ぼんやりそんなことを思った。


記念館と同じ敷地にある山猫軒でランチ。
注文の多い料理店、ですからね。やっぱり肉でしょ?ということで(苦笑)
ハンバーグ定食と、地ビール「ワサビエール」写真がそれ。
色、緑。香りは・・・香草のような香り。味は普通だった。
ふふ。帰りにぱっくりいかれちゃったら、どうしましょうね・・・。


花咲く山の辺もステキでしょうけれど、
雪に閉ざされた東北の枯れた木々もまた、なぜだかほっこり、暖かい。
この荒涼とした白い地平を、賢治もまた眺めていたのだろう。
暖かいうららかな景色より、
この厳しさの中にあってこその、生まれた物語たちであろうから、
この季節に来ることが出来て、本当によかった。


また、行きたい場所です。