RSR05 2 フジファブリック

harikona2005-08-27

【響け!大地が揺れる!!】
PM3:10
NICOTINE終了とともに客の総入れ替わり開始!
なんとか2列目あたり、ダイスケくん側に陣取る。
振り返ると人の頭、頭、頭の海。
どのくらい入ってるのかわかんないくらいの人。
しかも始まる前からものすごい圧が後ろから・・・く、苦しいっす皆さん。
セットチェンジ時、D足立くんが自ら機材調整に。思わず凝視(笑)
ひとしきり叩いてみて、去り際、ちらっと客席を見る(苦笑)
やっぱ気になってんのかなー、客の入り。
なんかすごい入ってますよ、ファンが驚くほどに。
鍵盤の音レベルがうまく合わないらしく調整に時間がかかる。
お願いしますよ、要なんですから。
すると何故か客席後方から歓声と拍手が巻き起こる。
なんだなんだ?と振り返るが、まったく見えず(苦笑)
誰か見に来てたらしいんですが・・・。
そのうち袖からカチカチとバチを鳴らす音が・・・。
足立くんかしら・・・。
そして、もんのすごい気合入れの声が!
登場を求める手拍子がドンドン早くなる。


PM3:25
いつものBGMとともにいよいよメンバー登場!
一気にヒートアップするエゾロッカーズ!!
苦しいから!!もう!熱いなあ!(喜笑)
緊張気味の志村くん。顔強張ってますよ・・・。
あ、青森ん時とおんなじTシャツじゃん☆←バカ。
メンバーは笑顔笑顔☆
ああ、ダイスケもおんなじ格好じゃん!←さらにバカ。
ダイスケくん、両手を上げてアピール!
・・・こんな姿初めて見たぜ。上がってんなー。
各々楽器を手にして、おもむろに弾き始める!
セッションしながら、音のバランスとりやらチューニングしてます。
おお!これはなかなか見られない光景!
志村くんがダイスケくんに目で合図したり、
加藤さんが足立くんとうなずき合ったりと、
バンドならきっと、当たり前なちょっとした動きが、
とても新鮮に目に映る。
当然ながら、とても慎重に、相手の音を探りながら、といった感じ。
いいなあ、音で会話してるよー。かっけーな、バンドマン。
あんなに変な音していた鍵盤が、あっという間になじむ。
やっぱり、一個一個の音だけ鳴らすより、
合わせてみたほうが早いところが、バンドなんだね。

<セットリスト>
1 虹
2 TAIFU 
3 ダンス2000
MC
4 新曲
MC
5 茜色の夕日
MC
6 銀河
7 陽炎

(すいません、こっから敬称略でいかせていただきます。
そういうノリだったんで。)
1 虹
虹の冒頭、いきなり志村「イエ〜〜!!」当然客もイエ〜!!っつうかウオ〜!!(笑)
バンド全体からもんのすごい熱風のカタマリが吹き付けてくるような、
前のめり全力疾走な音圧。
ただならぬ気合が感じられる。・・・すげー。
本当に雨雲吹き飛ばして鮮やかな虹が空を渡っていくような煌びやかさ。
テントの中だけど、聞いてるこちらには確実に青空が見えた。
負けじと全力でグルーブを求めるエゾロッカーズ
サビ直前の足立、ヤバい。マジやばい。
総ちゃん、何故長袖・・・(苦笑)まあ、ちょっと肌寒いけど・・・。
関西人には相当寒いんかね・・。
それにしてもこの人は本当に楽しそうに弾くね!
2番頭で、弾かずに待ってるときでも、楽しそうにリズム聞いてるし。
音に対して非常に素直な人なんでしょうかね。
青森イベント時にも感じたのだが、
初夏ワンマンの時より、格段に音の厚さが違っている。
5人5様のカラーは保ったまま、
バンドとして、音がきゅうっとまとまって、みっしり詰った感じが。

2 TAIFU 
そのままのイキオイでぐわあっとうねるようなTAIFUへ。
音と客の熱気でテントごと吹っ飛びそう!
再び志村の絶叫!「石狩ィ〜〜!」おお!
いやー相当上がってますねこの方。表情変わんないけど(苦笑)
「だまらっしゃい」の大合唱(爆笑)アホだ、全員最強のアホだ!
志村、目ぇひん剥いて歌ってます!だまらっしゃいを。素敵。
声がものすごい突き抜けるように響いてくる。
あの独特な粘り気を保ったままで。
うはー、すごい。なんか、骨太くなりやしたね。歌が。
自信の現われか、喉が歌うたいの喉に成って来ているのか。
フロントマンとしての存在感がものすごいくっきりしてきている。
ボーカルがバキっとしているので、コーラスが気持ちいいくらいハマル。
くわー、たまんねえなあ!
2番の「虹色、赤色〜」の辺りのオーロラみたいな極彩色に重なっていくような
鍵盤とギターの重なり方がすんげー好き。
金澤の鼓膜を直接叩きつけるような鬼気迫る鍵盤にぞくぞくしっぱなし。
で、イキナリ後頭部殴られた・・・と思ったら、
ダイブした男子の足だった(汗)
そいうリズムちゃうやろー!!
もう・・・そういうのは他所でやってくださいな・・・。
失神しなくてよかったよ・・・ってか、あたしでよかったよ。
他の女子だったらあきらかに倒れてるから!ダメダメ!
曲の〆で金澤、鍵盤にかかと落としをくらわす!
・・・びっくりしたあ。っつうかその行動が男前過ぎて驚いた。
しかもどうよ?って顔してるし・・・。
いや、演奏は最っ高にヤバくて、ぞくぞくしてんですけども・・・。
あんたは近藤正臣かい!!←分かる人いるか??
そのうちコムロみたいに破壊しだすんかな?(苦笑)
大事にしようね、商売道具・・・・。

3 ダンス2000
そうこうしているうちに、
イキオイ止まらず、加藤さんのベースがハネるハネる!
踊れ!といわんばかりに、笑顔で弦をはじく。
酸欠になるよー・・・(苦笑)
何故だろう。彼だけは‘さん‘付けで呼んじゃうのよね。
おもいっきり年下なんすけど。
なんか‘さん‘なかんじしません??あたしだけ??
この曲って、フジのペースメーカーだよね。
アガっちゃって、テンポ速くなっても、
この曲やると、テンション下げることなく、自分のペースに戻せる、というか。
時折足立、金澤は口ずさみながら演奏している。
なんか・・・いいっすね。
やっぱり、歌が良くなきゃ、演奏もよくなんないっすからね。
メンバーが歌を、曲を愛してないと、伝わってこんですよ。
当たり前か(笑)CDにして出してんだもん。
そしてこのメガネコンビ、早々にメガネすっ飛ばしてる(笑)
こっちもエライ汗だくですが、ステージ上の面々もしぶきが見えるくらいの汗。
時折歯を食いしばりながらギターを弾く志村。
客の圧に負けまいとしているようにも見える。
現場に一度でも行ったことのある方はお分かりかと思うが、
とにかく、エゾロッカーズは熱い!
楽しもうって気持ちがハンパじゃないのよ。もちろん、自分しかり。
ここまで、いろんな覚悟してきてんだから、いい音よこせえ!!
って思いが渦巻いちゃうの。
ミュージシャンにとってはいい客かもしんないっすね。
まあ、ただ騒ぐために居る輩も少なからずおりますが。
またしても金澤鍵盤ソロがすごい!
いつもより手数多い!!(気がする)
なんだろう、技術うんぬんを判断できる程の耳じゃあござんせんが、
この人の弾く鍵盤には何かある。しかも志村の波長にぴったりの。
なんなんでしょうね?この音色の艶っつうか、しなりっつうかは。

MC
休むまもなく、新曲のひくーいうなりが・・・。
そっかー、このうなりって総ちゃんのギターを歪ませてループさせてんのねー。
もういっちゃうの??ちょっと休ませてー(苦笑)
客席から総一郎コール(爆笑)照れる総ちゃん、軽くお辞儀。
・・・いやいや、ジャ○ーズちゃうねんから・・・。
まあ確かに、ミュージカルアカデミーのやらっちに似てるなーとは思ってたけど(苦笑)
志村「どーもこんばんは、フジファブリックです!」
「お越しいただきまして、どうもありがとうございます!
たくさん来てくれてありがとうございます!」
「早速ですけど、新曲のロックナンバーをやります。」

4 新曲
昼間にこれってどうかしら・・・なあんて心配はカケラも無用でしたね。
金澤の鍵盤から志村、そして、総ちゃんのギターがうなった瞬間に、
ぞっとする程、場の空気を歪んだ漆黒の中へ引きずり込んでゆく。
差し詰めブラックホールのごとく。
でも歌詞は前向きなんだよなあ(苦笑)
夢に出そうなほどキンキンに響く金澤の鍵盤と、
ドコドコ言ってる足立のドラム、
ギュンギュン唸る加藤さんのベース。
そしてこの曲はやっぱ、総ちゃんのコブシ回ってるようなギターと、
それに重なっていく志村のギター。
これが!!気持ち悪すぎてサイコー!
背中を、下から上へ、なでられてるような感覚、とでもいいましょうか。
ひいいい〜〜っってなるのよ(苦笑)
それがねえ!!いい!ものすごくいい!
・・・・なんかオカシイですかね?あたし(笑)
もっとうまい表現できりゃあいいんですが・・・。
この曲、紛れも無く、純血フジファブリック
よくもまあ、これだけ一人一人別個の音鳴ってんのに、
バラバラになるどころか、
その数倍のパワーでデカイ渦を作っちまえるよなあ・・・。
完敗っす。
こんだけライブで練ったら、
音源で出すときどんなんなっちゃうか楽しみですねえ。

MC
志村「どうもありがとうございます!!」
「え〜、どうも!いやー皆さん熱いっすね!!こんばんはこんにちは!」
間違えたんだろうに・・・、即座に言い直しちゃうとこが・・・(苦笑)
「え〜っとですね、フジファブリックは、ライジングサンロックフェステイバルは出るの初めてなんですけども、(大歓声!)初めてでこんだけ来てくれたら・・・すごいね!!(にっこり)」
「あのー、いろんなとこに屋台があるじゃないっすか?あの〜楽屋の方にもですね、なんか肉焼いたりするとこがあんですけど、そこで民生さんが肉焼いてたりとかしてて。金澤くんは、すぐそこの跳ねるやつあるじゃないっすか?(EARTH TENT横のバンジートランポリンのこと)その横の綱渡りみたいの、昨日してましたけど。(うなずく金澤)」
やっぱ昨日から来てたんだあ・・・。だから雨?(笑)
満喫してんじゃん、フジファブリック
にしても、いつも以上にいっぱいいっぱいですね(苦笑)
早口加減が絶好調にトップスピード(笑)
金澤、せっかく振られたのに一言も発してません(苦笑)
「・・・・そんな感じで(苦笑)今日は最後まで楽しんでってください!」
「あのー、時間帯的にあまり似合わない曲かもしんないすけど、ミドルテンポの曲を、ちょっとやりたいと思います。」

5 茜色の夕日
ああ、やっぱ夕方に外で聞きたかったかも・・・。
風に吹かれながらさあ・・・。
いやいや。
もんのすごく暑かったテントに、ゆっくり涼やかな風が吹いてきてたよ。
北海道は夏が短い。
暑いここ石狩でも、もうトンボが飛んでたりするんだ。
暮れて来ると、なんとも言えない切ない匂いがしてくる北の夕暮れ時。
まさにぴったりの曲です。
足立の噛み締めるようなリズムが沁みます。
志村、高音出すとき、そんなに辛そうにしなくなりましたねえ。
自転車、セーラー服、泣いてる君。その向こうに茜色の空。
学ラン、白いシャツ、居心地の悪さと、何も出来ない自分。
狭い空、微かに見える星、
どうにもならないまま、あの頃より、良くも悪くもちょっとずるくなった自分。
・・・勝手に話作ってますけど(苦笑)
この5分間に、これだけのドラマが見えちゃうのよね。
にしても、アラカルトに収録されてたこの曲。
あの当時のままだったら、こんなに景色が見えなかったんじゃないかな。
いや、当時は当時なりの景色が見えたんだろうけど、
これだけ、たくさんの人に、それぞれの夕焼けが見える曲になれたのは、
今のフジが鳴らしてるから、なんじゃないかな。
この曲が人生初作詞作曲だなんて・・・。
どんな高校生だったんだ、志村・・・。
志村「茜色の夕日という曲でした!」

6 銀河
志村「じゃあこの辺で、アップテンポな曲を」
・・・・あれ?・・・あれれ?
なんかイキオイがないぞー・・・。
あたしが乗り切れてないだけか??
でも・・・噛み合ってない感じが・・・。
んむむ?
サビ直前の金澤の音、無茶苦茶好きなんだけど、
今日はあんま響かないっすね・・・。
全体的にダラーっとしてキレがないなあ・・。
でも、盛り上がってるなあ、皆・・・。
あたしの耳、変??

7 陽炎
そのままいったらやだなー・・・。
とちょっと耳すませてしまいました。
・・・でも、そんなん、取り越し苦労やったね。
足立のカウント→金澤&志村→加藤さん→総ちゃんときた時点ではまだ不安だったけど、
一番Aメロ入る前のブレイクする辺りで、きゅっと締まる感じがあって。
多分に客の求める姿勢も影響があったと思う。
イキオイは相当前のめりだし、
演奏うんぬんじゃあなくて、
・・・こう・・・テント全体がひとつになってる感じ。
ステージの上でも、下でも、同じ湿度と気温の、
同じゆらめきの陽炎が見えてる感じ。
全部でひとつの音。
はは、こりゃあ、ほんもののフェスマジックだわ。
すげーや。ちょっとじーんとしてる、あたし・・・。
総ちゃんの華美になり過ぎないギターソロが好きです。
志村「キーボード金澤ダイスケ!」
立ったまま、鍵盤を打ちつける金澤。まさしく一心不乱。
一瞬の静寂の後、
出せるだけの音を鳴らすメンバーと、鳴らせるだけの拍手を送る客。
志村「ありがとうございました!フジファブリックでした!」

出し切った表情で去っていくメンバー。
こっちも出し切ったわー(喜)
途中どうなることかと思ったけど無茶苦茶よかった!!
そしてヘロヘロ(苦笑)
はあ〜・・・・。よかったねえ・・・なんて友人と話そうとした瞬間、
後ろからもんのすごい圧が!!
ああ、しまった、入れ替え始まってる・・・。
しかも次銀杏でした・・・。出してくださーい・・・。(苦笑)
見たいけど、太刀打ちできん。今の状態じゃ・・・。

ようやく外へ出られて、お互いを見ると、
もうかわいそうな子状態(苦笑)
水分補給しつつしばらく放心状態・・・。
冬のワンマンツアーへの同行を迷っていた友人。
ライブ見てから決めていただければ、なんて始まる前に言っておいたので、
いかがすか?と尋ねると、もらおうか、とありがたいお言葉(笑)
お買い上げありがとうございます!(笑)