一瞬の

今日地元で花火大会がありました。
その最中も仕事で、見には行けなかったのだけど、
遠くで響く花火の音が、
フジ・足立君のドラムの音に聞こえて泣きそうになってしまいました。
パラパラと弾ける音は山内君のギターに聞こえるし、
合間の静寂には金澤くんの鍵盤がヒタヒタと流れているし。
ざわめく人々の気配に加藤さんのベースが重なって。
・・・そんなことを考えている、もどかしさが、
志村くんの張り詰めた声を欲している。


どうしても、光が見たくて、花火が見える窓を探して社内をうろうろする。
そうこうしているうちに、
スネオさんが語りかけてくる。
気温が高いというだけの、夏らしさのかけらもない、今のあたし。
あたしを置いて、窓の向こう側を、夏が通り過ぎていく。
やっと、微かに広がる火花を見つける。
散ってゆく様をぼんやりながめる。
淡く空に溶けてゆく、様々な色。
苦悩も、幸福も、所詮こうやって、
一瞬で解けてしまうものなのかなあ。


ぼんやり仕事に戻ろうとしたとたん、
シカオちゃんの♪夏祭り♪が頭を過ぎる。
どうしても「終わり」を思ってしまう性分なんだろうね(苦笑)


残業帰り、夏祭り臨時増便のバスに飛び乗ったら、
浴衣姿のとても夏な人たちの中に、
スーツ姿な自分・・・。
わー、すげー居心地悪りい・・・。


そんな夏祭りの夜でした。