反響版

久々に友人と飲みに行った。
演劇好きの人なので(微妙に方向性は違うけど)
見た芝居、見たかった芝居、映画の話等々で異常に盛り上がる。
そして楽しく飲む。
2人でワイン2本空けちまった(苦笑)
いやー、しゃべったしゃべった。


元々親しい友人でも、話すのにかなり気合が必要なくらい、
かなり内弁慶なのだが、
もう、気にすることがバカバカしいって気になっている。
言いたいこと、言った方がいいに決まってるし。
考えたって、自分の中身なんかたかがしれてるし。
動かなきゃ、なんにも始まんないんだよな。
どう思われようが、自分はこんなんですって
言わないと伝わんない。


相手によっていろんな空気感があるけれど、
面白いことにパターンがくっきり二つに分かれる。
放った言葉が相手にあたって、増幅されて帰ってくるか、
放った言葉を取り込んで新たな方向性を提示した上で帰ってくるか。
極論言ってしまえば、相手の話を聞きたいのか、自分の話をしたいのか
ってことなんだけど。
意外と皆、会話のキャッチボールって出来てないよな。
もちろん自分も。
どっちがいいとかいうことではないけれど、
会話として成立しているのは後者の方だと思う。
我の強さとか、言いたいことに対する思い入れの強さとか、
その時の心の余裕にも関係してくる問題だけど。
スーパーカーの「ワンダーワード」のPVを思い出した。
面白いね、人との関わりかたって。



話し変わって。
100S「やさしいライオン」の歌詞のヒントに中村くんがしたという絵本を見つけた。
やなせたかしさん(あんぱんまんをお書きになった方です)作だった。
本屋の児童書のコーナーで立ち読みしていたにも関わらず、
不覚にも涙がこぼれた。
あまりにも悲しく、それでいてあたたかいお話だった。
自分もいろいろとあって、今は母親と二人暮らしで、
母に対する思いは人一倍強いと思う。
いつまでも超えられない人であり、きっと心のよりどころとなっている存在。
普段は随分ないがしろにしていますが(恥)
改めて「母」という人の大きさを考えさせられるお話でした。
命を生めるなんて、そしてそれを育てていけるなんて
やっぱとんでもない力だな。
同じ能力を持った体を授かった身として、
まだまだだなー自分、と思ってしまいました。