京都


京都行ってきました。
目的はくるり主催の京都音楽博覧会
いつものごとく、ライブと抱き合わせで(笑)
でも今回は一日半、ばっちり観光してまいりました。
紅葉も時期より少し早かったようですが、
まあ、多客期から微妙にずれていたのでどこもそんなに混んでませんで、
見易かったです。
とはいえ、飛行機は最強に高かったけどよう・・・。


15年くらい前に芝居を見に行った以来の京都。
しかもその時は駅ビルから出ませんでしたから(京都劇場だったのです)
実質、修学旅行以来ということになりますか。
・・・に、20年前・・・(汗)
まったく土地勘がないので、仏像好きな友人に連れ回してもらいました。
ありがとう!助かった!!


ちなみに、
神社仏閣、神仏に関する知識はあんまりないので、
間違ったこと書いてるかもしれません。
あのー、気になったら各々お調べくださいませ・・・すんません・・・。



22日
仕事終りのその足で関空へ。
夜のフライトってあまり乗ったことがなかったので、不思議な感じ。
ぼんやり見える街明かり(大阪って見事に平野なんですなあ)を遮るように、
雲が真っ黒く浮かんでいて、そこにつっこんでいくのは少し怖かった。
関空から京都まではJR西日本のはるかに乗りました。
テツってほどでもないんですけど、乗ったことない電車乗るのはテンションあがる(笑)
しかし遠いっすね、関空が。


10時過ぎに京都到着。
た、タワー!!きゃーー!!

京都来たって感じすんなあ!
なあ?つるちゃん!(わかる人だけわかってください)


駅近くのホテル泊。浴衣がたわわちゃん!!


23日
京都音楽博覧会梅小路公園


24日
見事な天気。観光日和。

まずは宇治市へ。
奈良線(見た目がイカス)で京都駅から30分くらいかな。
緑豊かな山々に囲まれた、広く大きな宇治川

いいなあ。
大きい川があるっていいなあ。
台風のおかげで増水気味でしたが・・・。


お寺までの参道を歩く。お茶屋さんだらけ。さすが宇治。
お茶の良い香りが満ち満ちております。
ま、つられて食べましたよ。日差しが強かったしね(笑)


あちこち冷やかしつつ、やって参りました、
平等院鳳凰堂

このお池に写る姿を拝見したかったのです。
美しいですねえ・・・。
厳かなは迫力がございます。
蓮池からの眺め。


しかも、この中にも入ってきました〜。
国宝の中に入れるって、すごい。
阿弥陀さんの天蓋と光背がものすごい精密な作りで目を見張りました。
首めっちゃ痛くなるくらい、頭上遥か上にあるんですけど、
木製だそうですよ・・・仏師・・・すごすぎる・・・。
さらに四方の壁には雲に乗った菩薩像が何十体も。
阿弥陀さんを讃えるために周囲に舞ってるっちゅう設定だそうなんですが。
うち何体かは鳳翔館(宝物殿みたいなもんすね)に納められておって、
間近で見ることが出来ました。
同じ工房のたくさんの職人さんがいっぺんに手がけたらしいので、
一体一体、みな違う表情や動きで見ていていあきない。
楽器持っていたり、踊っていたり、祈っていても独特の姿勢であったり。
鳳翔殿内の展示の仕方も見事でした。
・・・いやあ、千年近く前のもんですよ。
こんな美しい形で残ってるってだけで感動。
・・・うーん、圧巻。


ホテル帰ってから、仏像好きの友達が買った写真集見ながら、
アテレコして盛り上がってしまいました(笑)
バチ当たんなきゃいいですね・・・あたしたち・・・。


お昼は当然ながら茶蕎麦。

コシがあって、噛むとふわっとお茶の香りが鼻を抜ける。美味。
看板猫くんに誘われちゃって(笑)



続きまして、
程近くにある宇治上神社へ。
周囲の景観、敷地内の建物すべて込みで、全体的に世界遺産
全体的にね〜(・・・すいません・・・)


最初、手前にある宇治神社の方だけお参りして、
本来の目的を通り過ぎるところでした・・・。
でも明治くらいまで上社、下社として同じ神社だったそうなので・・・(言い訳)
国宝である本殿は、よくある神社の形態とは異なるので(お屋敷の離れみたいな感じ)
神のようなものと向き合っている、という感覚があまりないのですが、
小さな橋を渡って、境内に踏み込んだ瞬間に、あれ?と。
敷地内に立ちこめる空気が、少し違うような気がしましたねえ。
なんというか、時間がこの場だけ違う速度で流れているような・・・。
ああ、この場全体にいらっしゃるんですかね・・・。
ご祭神が兎に関連した方らしく、あたくしの干支ということもありまして、
土鈴をいただいてきました。
そういや、本殿脇にデカイ岩の上に小石がうず高く積まれているところがあって、
・・・願掛け?的な意味合いなんですかね・・・。
・・・あんまりそういうの乗っからない性質でして・・・。
あ、ちなみに写真はこれだけ。ご神木。樹齢330年。

なんとなく・・・建物の写真は撮るのを憚りました・・・。


京都市内に戻り、市バスに乗りまして(知らない町のバスに乗るってドキドキします)
こちらのじんじゃへ。

はい、もうおわかりかと思います。
清明神社ですっ。
安倍清明様にお会いしてきましたああ!←ミーハー
夢枕獏先生のご本は拝読させていただいておりますっ!
映画も拝見しましたっ!
岡野玲子さんの漫画も読ませていただいております。
って、わくわくしてゆきましたら・・・結構新しい建物で、境内も小綺麗・・・。
あれ?
当時の面影が・・・・見当たりませんですね・・・・。
一条戻橋・・・・ちっさい・・・。
いやいや、神気は外身とは関係ないし!
本厄なんでね、邪気払っていただけるようにお願いしてまいりました。
できれば病の気も払っていただけたらなあ、と。
・・・・お守りいただけるところに、有名人の絵馬とか飾ってありましたけども・・・。



そして、
ライブ狂いにとっての京都といえば!!

はい!

磔磔です!!


えー、急に俗世に戻って参りましたが(笑)


当日のライブを見に来たわけではなくてですね、
ただ、ハコを見たかっただけなのです(笑)←どこまでやねん
名のあるライブハウスは、見るだけでもテンションがガン上がりますう。
函館からここまで来るのは相当に気合いが入りますので(金銭的にも)
せっかくの機会ですから、拝んで置きたくて。
公演準備中で中には入ることができませんでしたが・・・相当いいですね、趣が。
神戸のチキンジョージ思い出しました。雰囲気が近いです。
一度くらい足を踏み入れてみたいものですが・・・もう、来られないかもなぁ。
ここで最初に見るバンド、心に決めてたんですけどね・・・。


磔磔の近くは古民家を改造したステキカフェがいっぱい。
晩御飯はその中の、フレンチでコース!
メインの、チキンソテー小悪魔風・・・ってどこらへんが?!(笑)

おいしゅうございましたっ。


そして、鴨川。
河川敷から対岸(祇園)の灯りを望むのが、またようございました。

川床で呑むなんざ、風流の極みですの・・・あこがれますわ・・・。

あと、地味ーに芝居好きの血が燃えた南座

祇園ど真ん中に鎮座しておりました。
内装は、新橋演舞場歌舞伎座を勝手に想像。
良いすな・・・。


最後に、祇園お茶屋街を通り過ぎて気分だけでも満喫。

舞妓さんと芸妓さんとすれ違いました・・・感動・・・。
・・・まあ・・・どちらかというと・・・タクシーで乗り付ける、
ご常連さんの列の方にびびりましたが(苦笑)



いやあ、めいっぱい回りましたあ。
連れ回してくれた友に感謝感謝、です。
右も左もわからん土地で大変心強かったです。



25日
久々にやらかしました(笑)
午前中の便で帰函するものだとばかり思い込んでおったのですが、
夕方に経つ便だったことが、出立の前日に判明(笑)
まあ、午前の便だったのを午後と勘違いして乗り遅れるよりマシですが・・・。


という訳で、あたしのミスで友を早朝に送りだすということを仕出かす(泣)
すまん。本当にスマン・・。
陸路の友を送り出し、ぽかんと出来てしまった時間・・・。
さて、どうしようかとしばし考えた挙句、思いついたのは五重塔
・・・・ラーメンズ好きの性と言おうか、ただのアホと言おうか・・・。


山陰線と嵐電を乗り継いで(両方とも見た目がキュート)約40分。
緑豊かな嵐山は仁和寺へ。
門にはご存じ、阿吽の仁王像。

こちら阿

こちら吽

雄々しいですのう・・・。


中に入りまして、
宸殿の南庭

五重塔を眺める

なんというんでしょうか・・・静謐、という言葉ぐらいしか思い浮かびませんが・・・。

書院から書院へ渡るこの廊下がね・・・個人的には好きです。


朱塗りの中門の阿修羅。

美形。


そして、本堂・金堂。


もー、京都、世界遺産と国宝と重文だらけ!怖いよ!!
でも楽しい!(笑)


で、
ここまで来て、なんとなーく思っていたことが確信に変わる。
あたし、古い建物が好きらしいです。
パワースポットとか、神仏は正直ようわからんのですが、
建物やその場の美しさや、年輪が醸し出す凄みを感じるのが楽しいらしい。


そして、お目当ての五重塔
はい、どーん!!

もいっちょ、裏からどーん!

タワークライマーケンイチ参上!!ずびずばっ!!(笑)
登ってないけどなっ(笑)


当時でこんな精密で高いもの作れちゃうなんて・・・宮大工さんすげえ。
存在に凄みがありますです・・・・はあ。


・・・・って、今さらだけどさあ・・・・ネタの塔って、東寺の方じゃねえ?(笑)
あーあ。
や、うん、いいんだ。
俺は満足だよ・・・・。


不純な動機ではありましたが(笑)
阿吽のお二人にも会えましたし、よいものを見られました。来てよかった。


帰りは京都駅までバス。
途中、修学旅行生の一団が乗車してきて、まあニギヤカしい。
京都県の人口の半分は仏像、もう半分は修学旅行生。(笑)


最後に、京都タワーにお別れを。

フォルムがね、かわいらしいですね。朱色が雅。



以上、全力の京都観光でございました。
もう、それこそ山のようにある見どころのほんの一部ではありましたが、
良いものをたくさん見ることができた旅でした。
街の雰囲気も、他のところとはあからさまに違い、独特のものがありまして、
遠いところへ来たのだなあと、思うこと数度。
それと・・・・すごい都会だな、と(笑)
神社仏閣ばかり巡ったあと、祇園へ参りましたので、
人の多さと、普通に今時のオサレな若者が闊歩している状況とのギャップに、
正直面食らってしまいました・・・。田舎者なんで・・・。
どっちも京都。奥深い街です。
あと、電車ヲタにはたまらん街なのだろうな、ともおもいました(笑)
JR、嵐電、京阪、阪急・・・。
みな古き良き趣を残したまま走っておって、素敵でしたなあ。


とても良い時間を過ごしました。また、行けるといいなあ。
機会を与えてくれた、くるりに感謝!!


帰り際、関空で、ソースの匂いに負けてたこ焼き食いました。
・・・・大阪名物やん!!(笑)