スネオ×カーネーション@リキッド


LIQUIDROOM 5th ANNIVERSARY 
「Eternal September」
出演:スネオヘアー/カーネーション
LIQUIDROOM恵比寿
09.9.12


こういう風に箇条書きにしておいて、
本当は帰ってからセトリ通りにMD作って、
聞きながら文章に変換するんですが。
最近、どうも、指がおっつかなくてねぇ・・・。
時間もないので(夏結び前に完結させたかったので)
ちょっと掘り下げ足りない気もするんですが、
体裁整えたり校正しないで、思い切って、このままのっけます!


だって!今日すごかったんだもん!色々と(笑)
読み取りづらいと思いますけど、推し量っていただいて。
失礼千万、妄想爆裂、理解不十分、主観上等、ですけど(苦笑)
ご容赦を願って。



もうね、驚きの連続です。なんすか!この選曲!?
春頃から続いているロックモードを継承
アーンド、
クールなアレンジ、色っぽい曲多しで、まさにEternal September。
カーネーション仕様、な感じもしたり。


このメンバー(エイキチさん、コジヲくん、オッケン、池ちゃん)
でのライブは初めてだったし、
こんなにライブ通ってるのに(苦笑)初めて聞く曲や、
イベント、対バンではめずらしい選曲やら、
以前はよく演ってたけど、最近はとんとお目にかかってない曲もあったりで、
曲始まってびっくりし、アレンジにびっくりし。
アレンジさほど変えてない曲でも、音が全然違う。
しかも、このメンバーで鳴らす音、めっちゃかっこいいねん!!
なんか・・・どこ見ていいかわかりません、的な(笑)


そして。
個人的に、やってくださるとうれしい曲がね、多くて。
大変。
もう。




はい、どーん!


〈セットリスト〉
終りね
悲しみロックフェス
DRIVE
ナロウカーブ
ロデオ
歪んだ二人
バースデー
東京カントリー
知らない町
共犯者
空も忙しい


EN
カーネーション
スネオさんボーカル・タンバリン、池ちゃん鍵盤参加)


Edo River
It's a beautiful day
夜の煙突



スネオスキーのみなさん・・・すごくね?この選曲。


東京カントリーですよ!!初めて歌ってるの聞いた・・・。
知らない町も、下手したら4、5年ぶりとか?
どっちもアレンジかっこよくなってるしさぁ・・・。


では、以下、気付いたことと感想を思いつくままに。
曲順とか曲名とかの解説、一切無視です(笑)



〇マラソン効果絶大。
食べ物も気を使ってらっしゃるんじゃないでしょうかねえ。
7月から比べて、見た目、かなり違う。
でもやっぱり、ジャンプする時、まだ体重そう・・・(苦笑)
シャツ(白の長そで)のお腹回りがさほど目立たなくなっていたのは
・・・ひょっとして・・・痩せたんじゃなくて、シャツのサイズ変えた?のか?(笑)
・・・・ごめんなさい(苦笑)
そんなことないです。
ちゃんと、もとにもどりつつありました(笑)
MCでも、絞れてきてます、とご報告が。
でも、さんまで田酒をキュっとやったりは、しているそうですが(笑)


おかしかったのが、
体重の話に過剰に反応するスネオスキーに、
カーネーションファンのみなさんが「なんで??」と言わんばかりに
不思議な顔をなさっていたのが・・・(苦笑)
いやー、だって・・・ねえ?(笑)


〇前髪やっと伸びましたねぇ・・・。
2月渋公くらいまでもどってた。
体型といい、見栄えがよくなりました(笑)←失礼


〇カツオのマネは、似てないと思います(笑)


〇映画「のんちゃんのノリ弁」のラストは爆破シーンらしいです(ウソですよ?笑)
ストーリーは15分くらいで解説できると豪語。
こらこらこら。


〇河合荘で壁食べながら、スネオヘアーと自分で命名してから早10年。
今だから話すけれど・・・という前提で、
実は、デビュー前は仙台でバンドやってた、と。
(バンド名だしてましたけど、控えます・苦笑)
さらにメンバーには大御所の名前がズラリ。
・・・・・・へーー・・・・・・。


〇男子のスネオー!の声に絶叫気味にお客!の返答


〇スネオさんも、MONO BOXお買いになったのでしょうね。
ちらほらとビートルズネタが。
うた中に{ヘイジュード}のフレーズが出てきたり!


去年のスーパーライブの{Free As A Bird}よかったよなあ・・・。


〇次はカーネーションですが、その前に注意事項を。
携帯による撮影等は一切ご遠慮ください。
ですが、スネオヘアーに関しては、OKです、なんていいながら、
ライブ中のスネオさんを隠し撮りしても、
そのデータをPCに落とそうとすると、何か液状のものがドロッと出るらしい(笑)
しかも食べるとうまいと。
・・・いったいどこからそういう突拍子もない発想思いつくんですかね・・・。
妖怪人間ベム?(爆笑)


〇ベスト版の初回限定には、ちょっとしたお菓子(この言葉、好きよね・苦笑)と、
商品を選べるカタログがついて、なんと!12、800円って、オイ!(苦笑)
3枚組でその値段は高いよっ!!(笑)
結婚式の引き出物でたまにあるよね・・・カタログ・・・。
だいたいなんのカタログなんですか?
キッチン用品?(笑)


〇そんなMC中、スネオさんの背中を見つめる池ちゃんの目が
「よくまぁ、次々出るなぁ・・・まだしゃべるんかなー」
と言わんばかりな冷たさを帯ていた(笑)
あ、ひょっとして
「話の展開が甘い!オチが弱い!」とか思ってたのかな?(笑)
・・・そんなことないよね。
だって、池ちゃんのMCだって・・・・・(以下自主規制)


○くだらないことのオチの辺りとか、
ちゃんと告知しなきゃいけないこと、の後には、
合いの手を必ず入れてくれる、エイキチさんとコジヲくん。
まさに、愛の手。


〇オッケンが、かっこよくって、耳(目)を奪われること数度(苦笑)
{終りね}のボッサっぽいソロとか、{ロックフェス}の爆裂加減とか、
{共犯者}の切ない、報われない感じとか、すっごいよかった。
夏の東北ツアーから比べて、パフォーマンスに遠慮がなくなってて、
気持ちがよかったです。ギタリストはそうでなきゃ。
コーラスもシュっとしてて、色がなくていいなあ、と。
あ、でも、{歪んだ}のギターは、もっとエロい感じが欲しかったかも(苦笑)
オッケンの音って、あんまりいやらしくないのよね。
硬派!ちゅうか。
あ、でも、{歪んだ}の後半のスネオさんとのギターバトルはすごかった!!
空間を劈くような、エレギの歪みが。


関係ないけど、最近、西寺くんが、マイケル評論家みたくなってて、
あちこちとメディアでお目にかかってるのがちょっと気になる(笑)
地上波でも見かけてびっくりした(笑)


〇コジヲくんったら、ますます髪伸びてたわ・・・。
個人的には、短い方が・・・好き・・・なんだけれど。
コジヲくんって、結構思ったことが顔に出るよね(笑)
スネオさんが、演奏中突拍子もないこと始めたりすると、おお?!って顔する(笑)
それ見て、あ、やっぱり、って、ちょっと思う(苦笑)
あとMC中の遠慮のないあきれ顔が、つき合いの長さを感じさせます(笑)


バースデー、すごいよかった。
このうたって、すごい、デリケートじゃない?
うたの想いがね、強いから、演奏する方も大変だと思うんですけど。
コジヲくんの、噛みしめるような刻み方がねえ、すごく素敵で。
なんていうかな、守ってくれてる感じ、とでもいうか。
確かめるように、ひとつ、ひとつ。


知らない町もすっごいかっこよかったしなあ。


キメて欲しいとこはばっちり、スネオさんの呼吸ともばっちり。さすが。


〇池ちゃんは、本当に良い小豆洗い・・・もとい鍵盤弾きよねぇ!
頼り甲斐のある方なので・・・すごい安心感。
しかも、おかあさん的な包容力(笑)
スネオさんより年下なのに・・・。ってか、あたし、約同い年・・・。
{歪んだ}の時、マラカス振る姿もまたキュートで☆
また椅子に立ち上がってました。
JxJxの鍵盤担ぎ的な、池ちゃんの持ち芸になりつつありますな(笑)


アンコールがまた・・・かっこよろしかったです!


○最近、エイキチさんがそこにいるというだけで、ほっとする自分がいる(笑)
やっぱり{DRAIVE}たまんないなあ・・・。
{終りね}とか{知らない町}の腰にくる感じが、もうね、
ほんと、すいません、って感じっす(笑)
すっごいかっこいいジャケット、着ていらして。


〇中嶋さんの写真集、何故かスネオさんのサイン入りで売ってた(苦笑)
どうなんだろうね、それって・・・。
ちなみにイギリスへの取材旅行は、
おいしいもの食べたり、一般人は入れないピットの中に入ることができたり、
ビール飲みながら観戦したりと、大変辛い仕事だったとか(笑)


〇スネオさんは、先輩とやる方が合ってる気がする。
永遠の後輩体質(苦笑)


○恵比寿リキッド、5周年イベントでお呼ばれしたのに、
実は、初めて演ると(苦笑)
新宿の方は、デビュー前後でお世話になっていたそうですが。
恵比寿は、会場近くの飲み屋にはよく出没しているらしいです(笑)


〇客入れのBGMって、池ちゃん選曲ですか?(苦笑)
これとか、

エッセンシャル・アース・ウインド&ファイアー

エッセンシャル・アース・ウインド&ファイアー

これとか、
Classic Khan

Classic Khan

がかかってて。
めっちゃ好のみで、楽しかった〜!


〇色々とスガっぽかった(音使いとか、アレンジとかが)
調子に乗って、愛についてっぽい声出したり(笑)
池ちゃんが弾いてたからかなぁ・・・全体的にほんのり黒いノリが。
あたしゃあ、かなり好きですね。
スネオさんの中にはあんまりない色なんで、面白かったなあ。
こういうのも、なかなか似合いです。
大人スネオ。
・・・十分大人だっつうの・・・。


tacicaと回った東北ツアーで、うたいがちょっと荒くなってたんだけど、
(結構連戦だったし、あんまり余裕もない感じだったし、
疲れもあったと思いますけど・・・)
今日はすごく、状態がいい感じがしましたねえ。
曲の意志に合わせて、うたい方もずいぶん変えてらっしゃいまして。


いい、うた聞かせていただきました。


○ライブでの、アーティストとの距離感って、
すごく、難しいと、改めて思ってしまった。
そして、スネオさんのファンって、本当に千差万別(笑)


○あたし、スネオさんのちょっと大人っぽい・・・というか、
アレンジに色気があって夜の匂いがしたり、影がある曲が、
すごい好きかもしんない。今頃気付いた。
DRIVE、フューチャー、ムーンフェイス、kagefumi、ソリューション、
微熱、電話、歪んだ二人、そして、共犯者。
今日の、終りねとか知らない町のアレンジも、すごい好みだったし。
だからあたし、こんなにテンションあがってんのかな?(苦笑)


常々、自分にない気持ちは歌えないっておっしゃってますけど、
そういう意味では、スネオさんの中にも、
こういう一面があるってことなのよねぇ・・・。
実話ではないにせよ、歌って違和感がないってことですもんね。
それに、うたの表現力は確実にあがってますし。


っていうか、かっこいいからね、スネオさん。実は(笑)
だからっつって、スガシカオみたくなられても、困っちゃいますけど(苦笑)


かっこいいうたを、かっこよくうたえるようになった、というか。
だって、ムーンフェイス初めて生で聞いた時は、
ちょっとこそばゆかったもの(笑)


○最前列ってあんまり楽しくない。好きに踊れないから(苦笑)
3〜5列目のドラム前がベストね。
今日も、いつもの場所で、リズム隊を満喫(笑)



{終りね}
ここ数年の夏のフェス・イベントの定番になりつつありますね。
実は、初めて直に聞けました。
一気に、海岸沿いの晩夏の夕暮れの景色に、連れていかれる。
このギターつまびく感じがねえ・・・雰囲気が実によい。
コジヲくんのリムショットが効いている。
ブラシ・・・?だったような気が・・・。
また、池ちゃんがねえ・・・・淡ーい柔らかい音で。実にいい(笑)
オッケンのギターソロが口説き入ってて(苦笑)やばす。
声を、ちょっと甘めに出していて、ムード満点。
いやあ・・・・いい声ですねえ・・・・うっとりしちゃう。


初っ端から雰囲気めっちゃいいんですがーーー。
やばい。
今日は、いいね。


{ロックフェス}
これやると、おお、今日は攻めですか?
と、なんとなく思ってしまう。


うたいながら身振り手振りがかなり。
ってか・・・・気合、すごくねえっすか?
ごおっ!!ってステージ上から、熱風が吹きつけてくるようで。
オッケンがねえ!すっげーーかっくいい!!
ジミヘンばりに(笑)膝ついて弾いてらっしゃいまして。
池ちゃんがまた、いいんだー、これがーーー。
音源の、あのキラキラした色合いの音、直に聞けてうれしかったなあ。
すんごい、きれい。
ガシガシ突き進んでいくようなエイキチさんが、とても力強い。


「高まってく理想抱いて ああ、真実に」
ここ、大好き。


あ、今更だが、
聞くのに夢中で、レスポンスの時に手あげそびれた(苦笑)


{DRIVE}
ギターを置き、
「じゃあ、振っちゃおうか??」と、取りいだしたるは??
なんと、タンバリン!
でも、この曲、タンバリン、いるか?(暴言)
・・・きっと、手持無沙汰なんだろうなあ・・・。


池ちゃんの鍵盤がまた素敵でねぇ・・・。
シュンちゃんが使う音色と全然違うもの使ってたんだけど、
(ブリッジのとこのクラビっぽい音がステキだった)
これがまた、ハマリがいい。
けど、この曲は・・・エイキチさんの勝ち(笑)
この曲のベースラインはたまらんすね。
もうひとつのメロディー。
エイキチさんじゃないと、成立しないと言っても過言ではないです。
気持ち良すぎ。


うたに関してはお気に入りのポイントがあって。
サビの♪ここもそう悪くない〜♪のとこの発声が!
・・ニヤニヤしちゃう(苦笑)
というよりも、
このうたのメロディーラインで発せられる声がね、
いちいち好き(笑)
サビもそうなんだけど、Bメロが、特に。
・・・すいません、変態で・・・。


久しぶりに聞けてうれしかったなぁ・・・。
特別に大事なうたのひとつ。


この、右に行ったり、左に迷ったりしながらも、
もう少し先へ行きたいと、足掻いている様がね、
淡々と、でも、エッジの効いたラインで鳴らされてるのが、
普段の思考に、とても近い気がして、素晴らしいと思う。
あちこち迷いながら、0考えていることが、日常であると。


大サビで、キー変わるでしょう?
少し、目線が上がるように、音も少し上がる。
そして、
「ダメならば、ダメでいいんだ 迷ったほうへ」
一見、投げやりのように聞こえる言葉だけど、
たとえ迷っていたとしても、自分で選んで、進むことで、
何か、その先に、見えてくるんじゃないか、
やってみりゃいいじゃん、っていう。
微かな希望を、表している言葉だと、思うんだ。


このねえ、カナシミ8割、希望2割くらいが、
自分的にはジャストサイズ(苦笑)



選曲理由「カーネーションっぽいと思って」
・・・そうかー・・・そうか?(苦笑)


{ナロウカーヴ}
これ多分、新録バージョンですね。
ギターの重ね方が、すごく、キレイ。
コジヲくんがねえ、なんだかすごくやさしい気がした。
音に籠ってる気持ちが。


スネオさんの呼吸に合わせるように、音の長短が微かに揺れる、
エイキチさん。


この辺でやっと固さがとれてくる。
うたにね、気持ちがすーーーっと溶け込んでいるような、
とてもまっさらな感じ。
始終、目を閉じたままで。


スネオさんの声が、あまりに心地よ過ぎて、
思わず、私も、目を閉じる。
ずっと、この中をたゆたっていたかったなあ。


この曲の何が一番好きかって、「しなやか」って言葉。
未来への道って、
決してまっすぐじゃなくて、
先の見通しが効かないくらいの緩やかなカーヴを描いている。
でも、その道は、確実に先へ伸びていて。
そのカーブの曲がり方がね、なんとか歩いていけそうな、感じ。



名曲。


ところで、今更なんですけど、ナロウカーヴって「細い曲がり道」
って意味でいいんですかね?
何かしら(F1とか自転車競技関係)の専門用語でしょうか?
そういった方面がまったく不案内でして・・・。
まだセナが走ってたころは、結構見てましたが(苦笑)


{歪んだ二人}
すべてを、燃やしつくしてしまうような。


この曲の時は、正直何も考えてなかったです。
そうね、あえて言うなら、
エロい音もっとよこせっ!てことだけ考えてたかも(苦笑)
バースデーツアーの時のこれが、すげえかっこよかったからねえ。
スネオさんの中で、
かっこいい様を遠慮なく演じることに、迷いがなくなってたし、
このメンツなら、貪欲にいってもいいかなって(苦笑)
よもや、他のバンドさんもいる場で、やるとは思いませんでしたが。
こんれがまた、激アツい演奏&真赤な照明が、
さらに曲の色気を倍々にしておりましてですねえ。
もうね、かましまくりのメンバーの演奏に、
スネオさんが若干おっついてないっつう(笑)
・・・いやいや、どうして。
またねえ、いい喉鳴りまくっておいででしたよ。
♪指をすり抜けてく〜♪の「く」がね、大好きですよ、あたくし(笑)


池ちゃん、マラカス→サビ鍵盤で、
ブリッジではイスに上って客を煽る煽る(笑)


そして、がっつりかましてくれましたよ!スネオさん、絶叫!!
うはー。たまんない。


ラスト、オッケンとスネオさんのギターバトルは、鳥肌モンでした。


{バースデー}
音と言葉と、その想いを、ひとつひとつ、確かめるように。


このうたを聞くたびに、「祈り」という言葉がぴったりだな、と思う。


歌詞がね、ほとんどひらかななのが、
(うたの発音も、ひらかなです)
とても優しくて、そっと、ココロをてのひらで包んでくれるよう。


落ちる涙は、ぬぐうことができずに。
それでも、
上げた顔を、
あたたかい光のようなうたが、照らしてくれる。



{DRIVE}{ナロウカーヴ}そして{バースデー}
スネオさんのうたをこんなに信頼できるのは、
見ているものと、伝えたいことが、ブレてないから。
そして、
少しずつ、目線が上に上がっているところが、
頼りがいがある、のですよね。




{東京カントリー}
う、わあ。初めて聞くぞ。
ちゅうか・・・ごめんなさい。すげー久し振りに聞いた(笑)


まず、驚いたのは、スネオさんのうた、ね。
当たり前かもしれないんですけど、
インディーズでこれをリリースした8年前?くらいから、
こんなにおおきくなりました、と、思わず目頭を押さえたくなるような(苦笑)
声も、うたも、全然違う。
今のスネオさんのうたは、本当に素敵。


こうやって聞くと、歌詞もメロディーも、
鮮やかさがね、ブルーレイ並みに(笑)クリアに聞こえる。


インディーズ時代のスネオさんの声って、
ぬぐいきれないわだかまった思いが、
砂になってザラザラと声にまとわりついているような感じ、なんだよね。
今も、緊張感やら不安感やら体調やらは、
そのまんま声に出ちゃう方ですけど(苦笑)
うたへの気持ちの乗せ方や、うたで描ける世界観のリアルさは、格段に変わった。


月明かりが明るすぎるって・・・・、
あの頃のスネオさんって、どんだけ闇だったんでしょうか・・・。



歌詞見ながらうたってるから、うたいに余裕が、逆にないけど(苦笑)
歌詞追っちゃうと、どうしても歌詞に気を取られちゃうから、
気持ちが追っついてない感じが、ちょっとします。



{知らない町}
いやあ、今更ですけど、大好きなんですよっ!このうた!!
出会った頃(ウグイス辺り)のライブでは、
メンバー紹介曲として、頻繁に演奏されていたんですけど、
最近では、とんと、聞くこともなく。
ひっさしぶりに聞けて、すごーーくうれしかった上に、
しかも!どうだ、この化け方!!!
アレンジとか、匂いがねえ、
{夕立ち}(シカオちゃん三枚目のアルバムに収録)
思い出すような感じで・・・。
・・・かっこよかったなぁ、これは・・・。


この曲って、アコギじゃかじゃかやってる、
ちょっとフォーキーなイメージだったけど、
またこうやって聞くと、印象が全然違うわあ。
横揺れが大層気持ちの良い、グッとくる感じに、仕上がってまして。
アンニュイ感が増して、気持ちいいったらない。


ちゅうか、コジヲ&エイキチのリズム隊コンビ、
めっちゃくちゃかっこいいいーーーーーー!!!!!
こういう横ノリは、この二人鉄壁ですね!
たのし。


かなりアレンジ変わってますけど、
ギターのフレーズはそのままなのがニクイ。


そしてそして、
スネオさんったら!!!
やだもーーー、どうしようっていうの?っていうくらい、
ささやきが、熱く、甘い。
そういった歌詞ではないはずなんですが(笑)
完全に、曲の雰囲気を演じる方向の歌い方になっておいでで。
随所にスキャットが入って、これがまた、色っぽくてよい。


あっちもこっちも、いちいち素敵で、ニヤニヤが止まらない(苦笑)


これ、このアレンジでベストに入れてーーーーって、無理今更ーーーー。



{共犯者}
流れがねえ、かっこいい路線全開でして。
こちらも遠慮なく、しっかり、うっとりでしたよ(笑)
思いっきり、連れて行っていただきました。


手、細くないけどさ・・・・。


♪すべてが片付いて〜♪のとこ、
PVみたく、そっと、耳元でささやくようなさってて。


アウトロが・・・・あまりに素晴らしくって、泣きそうで。
イタリア映画のエンディング見てるみたいな気分になっちまったよ。


世界観の構築の完成度とその出来栄えの素晴らしさは、
客席の拍手に顕著に出ますね。
皆、スネオさんのギターの出音が、完全に止むまで、
こちらからは音を出したくない、と、思ったってことですもの。
そこに、このうたの世界に、浸っていたいという、気持ちの表れだと想う。



{空も忙しい}
これ、勝手に、空を撮る時のテーマソングだと思っていて(苦笑)


池ちゃんプロデュースですし、
彼の描き方が、あまりにハマりすぎだからか、
池ちゃんが手伝ってくれる時は、必ず、この曲、やりますね。


帰りのJRの車中から、眺めていた空。
目まぐるしく変わる、天気の模様と、
栃木の辺りで空を悠々と廻っていた飛行船と、
時折、切り裂くように、飛び交っている飛行機。


ああ、
穏やかそうに、ただ流れているような、時間も、世界も、
何かの想いが、確実に影響を及ぼすくらいに、
人の意志が、めまぐるしく行き交っている。



からだが空に溶けていきそうだった・・・。


アウトロ、
空の色を描くような演奏が続く中、
スネオさんの口から流れてきたのは{HEY JUDE


うたわなきゃいけないからうたう、のではなく、うたいたいからうたう。
そういう気持ちになっていたからこそ、
思わず声に出たフレーズだったのではないか、と思う。
これって、聞き手としては、すごく大切な瞬間に立ち会えたような気がして、
とてもうれしかった。


そういやスネオさん、ラスト、
足元を操作して音作ってる最中に、ギター放り投げてたな・・・(苦笑)
チーフに怒られてなきゃいいけど(笑)



〇久しぶりにチーフにお目にかかる。
両サイドで仁王像のごとく(笑)控えてらっしゃると、大変頼もしいです。


〇アンコールん時、水かけられた(苦笑)
スネオスキーばかりじゃないんだから、気をつけた方がよいのでは?(笑)
あたしは・・・むしろうれし・・・←イタイ発言(苦笑)


〇そのアンコールですが、カーネーションに3曲ほどうたとタンバリンで参加。
池ちゃんもお手伝い。
ギター持ってないのが大層不安な様子で、かなーりテンパっておいでで(苦笑)
でも参加させていただけるのが本当にうれしいようで、
心なしかはしゃいでる風でもあり(笑)
相変わらず、先輩の目は見ることができないご様子(苦笑)
話しかけられると、きょどる(笑)
スネオヘアー+カーネーションで、ユニット名「カネオヘアー」だそうです(笑)


無駄に踊ったり(しかも動きが妙・笑)、客席飛び込んでみたり、
タンバリン投げちゃうし(よかったんだろうか?・苦笑)
もちろんボーカルもとらせていただいて。
人のうたうたうと、いかにいいうたいてなのかってえのが、よっくわかる。
客煽ったり、コール&レスポンス求めたりと、大変アグレッシブ。


池ちゃん、ソロ、ガンガンかましててすげーかっこよかった!


カーネーション、意識してきいていた訳ではないのに、
あ、これも知ってる、あ、歌詞出てくる、みたいなことが多くて、
改めて、音楽の潜在的な能力ってすげえな、って思った。
いつの間にか、相手に意識させることなく、記憶に残っている。
それだけの、うただってことなんでしょうけど。


○いやー、盛り上がったわー。
あたしもしっかり踊りまくってしまったい。



〇ライブに関係ないっすけど、
今、ホテルでワールドハピネス視聴中。
わー!YMOビートルズの{Hellow,Goodbye}やっとる!!
幸宏さんーーーー!素敵すぎーー!
ちょっ、高野さんのバンドに松江さんとエイキチさんが!!
きゃーーー。



話それた。




そして、だ。
あたしゃあ、これを生で聞きたいがためだけに、
1週間前に、いきなり行くことにしちまったんだ。
(チケットは押えてた辺りが、やはりどうかしているが)


{ロデオ}
曲入る前に、
オッケンに、カポいるんだっけ??と確認するスネオさん(苦笑)




自分、
目を閉じ、大きな深呼吸をひとつ。
体はリズムを、耳は、意志を、追う。



また、とても大切で、
どうしても我慢できなくて泣いちゃう曲が、増えました。
曲調はアッパーだけど・・・歌詞が、あまりに、近い。
あたしにとっては、わーって盛り上がる前に、
自分がどれだけ人生戦えてるのかってことを、確かめるような心持。


スネオさんのうたに頼りがちなあたしにとって、2番サビの
「守られた枠の中
俺のメロディーを聞かずにゆけ 飛び越えてゆけ」
という言葉には・・・はっとさせられました。
捕えられてはいけない、引きずられても、いけない。
この、大切なうたたちを糧として、自分で消化して、自分で走らなきゃ。


そして、この言葉を、
うたを作ることを生業としている人が言えるのがすごいと思う。


ラスト大サビ。
完全に見透かされているような言葉が続く。
泣きそうになるのをこらえるのに必死。


多分ね、
・・・自分を振り返って、
命削ってうたってくれてる、スネオさんに、
その果てにこうやって、生まれたうたに、
見合うだけの、言ってもらえるだけのがんばりができてんのか、っていう
己への問いかけに対する痛み、の涙と、
・・・・この、いつまで経っても、
醜く自分と人生にあがいてる様に対して、それでも、
自分をゆけ、と言ってくださる、その声が、
とても力強くて、嬉しいから、泣きたくなるんだと思う。


ドラムの感じ、ちょいとウグイスを思い出したり。


ああ、そうか。
この感じ。
風がふわぁっと髪を跳ね上げていく感じ。
体を包み込んで、世界の色を、塗り替えていくような、
初めてウグイスを聞いた時に、感じた、ウグイス色の、風。
それに近いにおいがする。


でも、その風が、
匂いはそのままに、後ろから、追い風となって、吹いてくる。
とても、力強く。
そんな感じ。



うたう俺と、そのうたと、日常を生きる君ら。
こんなに直接的に、言葉になさったの、初めて。


ただがんばれ、とか大丈夫とか言って
何をがんばればいいのかも明示せず、
何も根拠がないのに大丈夫と無責任に投げっぱなしな
応援ソング的なものがあふれかえっておりますが、
スネオさんの言葉は、とても明確。


俺はうたうことしかできないし、直接的な手助けはできん。
だから、俺のうたは、ちょっとしたきっかけでいい、
それを踏み台にして、君が考えて、君自身が君の人生を越えていってくれ。

おかしな事や悲しい事が、回りにあふれかえっているが、
そんなものは蹴散らしてしまえ。
誰の前にでも、平等に、未来は待っている。
それをどう掴むかは、君次第。
俺は、それをつかもうと足掻いてる君を、
うたうことで、少し、後押しできれば、それでいい。


答えを、
もったいないくらい、はっきりした答えを、
いただいたような、気分。


完全に、好きとか嫌いの範疇越えてる曲が、また、一曲。







〇スネオさんのこと、大好きだし、尊敬してるし、
スネオさんがうたうことをもし辞めてしまったら・・・、
なんて、ちょっと考えるだけで、背筋が寒くなるくらい、大切だけれど、
馴れ合うようなことだけはしたくねぇな、と、
なんでかわからんが、急に肝に据えた。
戦ってこう。
いいうたには、まるごとでぶつかってこう。
そのためには、しっかり自分を、生きねば。


あ。


ロデオ効果抜群かもしれん(苦笑)



○やっと、
ココロのそこから、うたに向き合うことができるようになってきたかも。
去年一年間で、スカスカになっちゃってた、心の網目が、
感じたことを逃さないでいられるくらい、きゅっと、絞れてきた感じ。



○すっごい楽しかった。
いっぱい考えることができた。
行ってよかった。
うたっていてくれて、本当によかった。