孤独が生に合ってんだろうね

harikona2009-04-04

あたしは
あたしを変えることは
出来ないんだと思う。
というか、
変える必要性を、
求めていない、というか。


子供のころから
なんとなく、描いていた夢は、
川面に浮かぶ
ブイのような存在になりたい、
ということだった。


ゆるやかに、
流れていく世界と周囲に、
流されつつも、
形を変えず、動かずにいること。
逆らわず、飲まれず、
ここにいること。


谷中が、
スカパラ20周年に寄せて、言っていた言葉。
自分らは、定点観測をしているようなものだ、と。
ひたすら20年。
大好きなスカだけをやっていて、
周囲はどんどん、変わっていくけれど、
自分たちは、ずっと、ここにいて、スカを鳴らしてて。


うん。
そんなね、
あたしは、たいしたことできてませんけど、
・・・・そんな気分。


まあ、
たかだか浮かんでるだけでも、
流木にぶつかったり、糸が絡まったり、
サカナに食われそうになったり、
水流に揉まれて、擦り減ったりしますから、
マイナーチェンジは必要でね。


そして、
糸や竿がないと、
地面から、流されてしまう、ということも、
わかってないといけない。
ま、
所詮、自力では、そこにとどまっていられない、
とも、取れますがね。
その糸や竿が、友人だったり、仕事だったり、
音楽だったり本だったりするんですが。


ブイはブイなりに、考えたりもしてますけど。




上橋さん原作のアニメ「獣の奏者エリン」が楽しい。

獣の奏者 I 闘蛇編

獣の奏者 I 闘蛇編

相変わらず見事ですね。
上橋さんも、IGも。
ぐわっと、物語の中に飲み込まれてしまう。
録画しといて、月1くらいでまとめて見てます。
25分、短い。


好奇心。
失ったら、世界はとたんに、色がなくなる。



やっと。
ロストの新譜を聞く。

明日が聞こえる

明日が聞こえる


おかえり、と、言いたくなってしまった。


前作は、あまりにも、痛々しくて、
・・・聞けなくてね。


手負いの獣が、タテガミを逆立てて、自分以外のすべてを、
威嚇しているように、聞こえてさ。


ライブも、ここ2年くらい行けなくて。


でも、
変わってしまった、と簡単に離れてしまえるような、
バンドではないんでね。
時間がかかることは、承知していたから。
・・・待ってました。


うん。
一回りして、同じ場所の、ひとつ上に、のぼれた感じがします。
あたしは、海北くんの、その蒼さが、好きなんです。
それを失わずに、目に見える景色が、広がった。


tacicaとスネオさんのツアー、ロストも出るんだよね!
ワンマンいけなかったから、
このアルバム後のロストは、このツアーで初めて見ることになるな。
わー、
ドキドキするな。
どんな音、今のロストでは鳴るのかな。


楽しみにしてます。



鳴らす側になにがあろうと、評価がどうであろうと、
自分にとって、大切な曲というものがあって。
ロストの場合は{柊}なのです。
もう、二度と聞けないかもしれないけれど、
「時計」というアルバムの曲は、どれも、とても大切で。

時計

時計

不思議なものです。
作り手の想いがダイレクトに伝わるからこそ、思い入れができる曲、
作り手がどう思おうが、自分への響き方が、特別になる曲。
ロストの曲はね、
どっちにも振り切れる曲ばかりで、
ライブに行くと、一体感とも違う、不思議な空気感が、張りつめていてね。
それが心地よかったりもするのだ。


今のロストのライブは、どんな感覚なのかな。