スネオヘアー バースデー 札幌

スネオヘアー
LIVE TOUR 08-09 バースデー
@札幌ペニーレーン24
09.1.17



えっと。
AXレポで、
自分の言葉を使い果たし気味なので(苦笑)
くわしくは・・・書けないと思います・・・。
それに、今日は、なんとなく、
答え合わせを
しに行っているような気分だったりもしたので。
よろしかったら、AXレポ読んでから、どうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/harikona/20081207#1231738974


札幌限定グッズは、年明け一発目ということで、
ツアーグッズが入った福袋。
Tシャツ、タオル2種、コースター×2、バック、カレンダー(サイン入り)
と、フルコンプリートで、なんと5000円!
しかも袋によっては、何かしらオマケが入っている様子。
どうですか!お客さん!(笑)
・・・大盤振る舞い過ぎやしませんか?(苦笑)
開けて驚いちゃったよ・・・。
Tシャツ、AXで買ったのと色違いが入っててほっとしました(笑)
ちなみにあたくしのには、これらプラス、
ビバーク発売時の促販グッズのノートが入ってました!

これって、アタリ??
色の焼け具合が、時の流れを感じさせますねえ(笑)


そして今日も今日とて、リハ押してます(苦笑)
{電話}を繰り返し演奏してて、あ、やっぱり、とちょっと思う(笑)
そういや、
AXん時も、電話から共犯者までの流れを何回もさらってたなあ。
中に入ることができたのは、結局開場時間から20分オーバー。
スネオさん、
北海道だと死活問題ですから(苦笑)
天気よかったからまだいいけど、気温は氷点下。さすがに凍えたわ〜(笑)
開演は10分押しくらい。
あっちゅうまに客入れて、すぐ始まった感じです。


いやー。
ペニーレーン・・・今更だけど、ステージ近いっ!!(笑)
2列目あさちゃん真正面。
・・・・近いよ・・・うわあ(苦笑)



<セットリスト>
LOVE YOU
伝えてよ
アイボリー
MC
夏になったら帰ってきてね
トークバック
headphone music
言いたいことはいつも
MC
気まぐれな季節のせいで
サフラン
スキップ
JET
電話
歪んだ二人
共犯者
MC
スターマイン
スカート
バースデー

EN
ワルツ
ピント
セイコウトウテイ

EN
やさしいうた



えーー。
いきなりざっくり書いてしまうと、
どの曲も、かなりアレンジ進化してます。
素敵な曲はより素敵に、かっこいい曲はよりアグレッシブに。
細かいところまではさすがに覚えてないし書き出せませんが、
いちいち、おおう、と感動していた自分が(笑)
バンドのみなさん、素晴らしいです。
演奏に籠もる熱がね、もう、
こちらがしっかりしてないと、なぎ倒されるんじゃないかってくらいで。
・・・すごいね、ミュージシャンって・・・・。
でもね、
スネオさんのうたが、前半、どうもしっくりいかなくて・・・。
頭から{言いたいことは〜}まで、かな?
声出てない訳じゃないんだけど、なんとなく出し切れてないような・・・。
出だし、緊張も多少はあった様子ですが、その所為ではないみたい。
ところが、{気まぐれな〜}からは、半端ないくらい良くなった。
何があったのか、よくわかりませんが・・・。
パキっとハマってからは、
・・・・もうもうもう、素晴らしいかったです。



メンバーが静々と登場後、
スネオヘアー登場!
今日は黒地に細かい白のドットが入ったシャツ。
MJTVのMen`s cafeに出たときに着てたやつです。確か。
・・・近くで見ると・・・尚更・・・(自主規制)
最近この体型、見慣れてきてる自分が怖い(笑)
・・・・いやいやいや!慣れるとかの問題じゃないから!!
案の定、ここでも客席がざわついています(苦笑)
あ、でも、髭がない。そして、髪がちょっと伸びてる。
・・・それだけで、大分印象違いますね。


開口一番。
「形変わっちゃって、びくっりしたでしょ?
・・・おしゃべりは、ノーサンキューだぜっ!!」


・・・確かに、後ろにいらっしゃった方が、
「あれ、スネオだよね???」とおっしゃってましたが(笑)


薄暗がりの中、チューニング中。
「じゃあ、本番までね、あと、10分少々お待ちください。しばし、ご歓談を。」
(会場から「ええええ!?」「早く!!(怒)」と声が飛ぶ・笑)
「何?早くしろって?じゃあ・・・・巻きで行きます。
・・・・ちょっと待って。
この曲、俺始まりだから、どっから弾き始めるかチェックさせてよ」
と、なぜかエイキチさんにキーを確認する(笑)
・・・・あのー、本当に大丈夫なんでしょうか?(苦笑)


「そちら準備OK?ヘイ!札幌!!」


なんか・・・そこはかとなく、楽しそうだなあ、スネオヘアー(笑)
札幌はお客さんとツーカーなとこがあるからねえ。



{LOVE YOU}
うわあ。
演奏激烈に熱い!!
すごいね!メンバー!!!
がっつんがっつんキまくってます!!
やべー、かっこいい!!
リズム隊前、楽しすぎてかなりヤバいです(笑)
1番終りのエイキチさんが・・・・うきゃー☆


あれ?
スネオさん?
声が、空回りしてるみたいに、聞こえる。
緊張・・・してる??
いや、緊張はそりゃあしてるんでしょうけど、
その所為ではないなあ。
気持ちが、前へ前へっていうのは感じられるんですけど、
それに、声が、ついてきてない。
こういう感じも、めずらしいですね・・・。


君に届けばいい〜♪のところで客席に手を伸ばす!
しっかり、前を見据えて。
わわ。
「君」をこちら側(お客)に向けて歌ってくださいましたよ!
そう受け取って、いいのかしら・・・。
うれしい・・・。


{伝えてよ}
お?!
ここにこれを持ってきたかーーーー。
音源より、
ギターが強めで、リズム隊もとても力強い。
その上をすべるように、シュンちゃんの鍵盤が、ポップに、時にキラキラと、
見事に映画の世界の匂いを連れてきてくれてる。素敵。
ほんっと、こういう時、鍵盤弾きってセンス出るよねー。
音色のチョイスとか、どのタイミングで走らせるかとかさ。
音源は自転車で走ってるようなスピード感ですが、
今日は・・・なんかねえ、
リトルカブで、桜の咲く川沿いをばーって走ってる感じ?
さわやかだけど、くっきりした疾走感。
2番Bメロのあさちゃん、しっかりくっきり、
それでいて軽やかで、自然と笑顔を呼ぶ。
コーラス、シュンちゃん。わー。かわいらしいっすよ、声色が。


音源は、歌詞が働きかける言葉が多い割に、
呟くように、届けばいいな・・・ぐらいの心持な響きに感じられるこの曲。
映画の中で生きてる人たちは、相手のことを想いすぎて、
なかなか自分の気持ちをはっきり言えない人ばかりだったからなー。
でも、
今日のスネオさんのうたは、
心なしか♪君に何回だって言うよ♪のところのうたいが強い。
お客に向けて、
このうたのこころが、
伝わればいいな、ではなくて、この声で、伝えるよ、という意志が籠もってるみたいに。
まだちょっと、探ってる感、ありますけど。


お得意の喉の鳴らし方、とってもいい具合に鳴ってはいるのですが・・・。
・・・決して声出てない訳じゃないんですが、
なんとなく、くぐもって聞こえる。
高いところが、ちょっと辛そう。
あー。
スネオさん、前の歌い方に、戻っちゃってる。
マイクに下唇くっつけたまんまだ。


音源どおり、ズドンっ!と終わるアレンジ。
この潔い終わり方、好きです。


{アイボリー}
ひときわ高く、松江さんのギターが鳴く。
ハウリングを起こすぐらいに、キーーンと高い音。
ゴリッゴリのスネオさんのエレギが刻まれる。
あさちゃんの高らかなカウント。
「へイ!札幌ォー!!」と叫ぶスネオさん。
うっしゃああ!
行きましょう!!


うわうわうわうわ。
すごい!!
音と熱が、目の前で渦を巻いてるよ!!
何?どうしたの??(苦笑)
もんのすごい気合い入ってません??
・・・・いやー、めっちゃ楽しいっす!!(笑)


スネオさん、♪フラッシュバック♪の直前に「カモン!」と叫ぶ!
うおお?!
びっくりした!(笑)そしてすげーうれしかった!!
つられるように、たくさんの手があがる。
いい!いいねっ!!


あさちゃん!シンバル割りそうな勢い(苦笑)
立ち上がり気味にたたきつけてます!!
エイキチっつあんの腹に響く低音が、
底の方からぐわん、となぎ倒すように迫ってくる。
ま、松江さん・・・かっこいい・・・。


♪鳴りやまない〜♪の辺りは、ギターから手を離して、
耳元でバタバタさせながら、もどかしそうに歌う。
張り裂けそうな気持が、苦しげなスネオさんのうた。
狂おしいまでに、ぐっと抑えつけるような演奏と、
やるせなさが渦をまく。
あーーー。
ここ、Cメロ、大好き。
この「静けさが」から後ろの歌詞。
今だに、ここで、止まってる気がします。あたし。
真夜中3時ぐらいに、なにもかもぶっ壊したくなる瞬間が、あるんだ。
明日が来ると思うと、狂いそうになる。


激烈に熱いメンバーの演奏に、
負けないくらい、気持ちは、ガンガン伝わってくるんですが・・・。
こんなこと、初めてかもしれない。
スネオさんの中に、膨れ上がってる気持ちが、あまりに大き過ぎて、
喉が、受け切れてない、感じ。


ラスト、シュンちゃんと松江さんが、
いつも以上の鳴らしかた、してたように思う。
なんか・・・エライことになってました(笑)


MC
「改めましてこんばんは!スネオヘアーです!
・・・。
そういや、曲終わりの沈黙の時って、みんな何話てんでしょうね?
わーーパチパチパチ・・・・ざわざわざわ・・・・
・・・あそこの刺身が安い、みたいな?
まあ、物価も安定しませんしねえ・・・。
今日は、1月の17日。
どこまでそういった挨拶で行くのかっていうのは、難しいところですけど、
・・・あけましておめでとうございます!」
(会場「おめでとうございまーす!」)


ここでエイキチさんが、アンプを囲むように置いてあった反響板?を倒してしまう。


「何してんですか!!」
エイキチ「・・・足がひっかかった(笑)」
「今俺とお客さんのやりとりっつうか、コミュニケーションの最中でしょうが!
それを・・・やめてくださいよ!!」
エイキチ「(苦笑)ういっす(頭を下げる)」


「(唐突に)今日、センター試験に行ってきた人いますか?」
(会場「えええええーー???」)
「いないよ、いないよな!こんなとこにいたら落ちるよな!
悪りィ悪りィ。
・・・スネオヘアーの活動としましては、今年最初のライブが、ここ札幌となります!
(会場・拍手!)
今後の予定としましては、今日この夜があって、
最初で・・・最後のライブになるかと・・・。
(会場「ええええ??」)
この後ね、ライブ終わって、お酒を飲んで、なんかとんでもないことが起きちゃって、
結局ペニーレーンが最後だったよね、みたいな・・・。
突然解散したフリッ○ーズギターみたいなね。
(ざわつく会場)
・・・・。
今日の俺のシャツ、派手じゃない??大丈夫?
(会場「大丈夫!大丈夫!!(笑)」)
うん、ありがとう。
・・・じゃあ、曲やっちゃおうか!(苦笑)
しょうがねえなあ、お客さんも好きだねえ!
・・・(歌のおにいさん風味で)音楽好きー?
(会場「好きー!!」)
ここにいるお友達は、みんな音楽好き??
音楽好きな人ー??はーい!!(と手を上げる)
(「はーい!」と手を上げる皆・笑)
・・・バン○オブチキンが好き?
(微妙な反応・笑)
・・・あんまりいねえな・・・」


・・・・。
なんだ?おかあさんといっしょか??(爆笑)
楽しくなっちゃって、あたしも手上げてましたけど(苦笑)
札幌のお客はやさしい。
みんなちゃんとスネオさんに付き合ってあげてる(笑)


「OK!わかったぜ、みんなの世界観つうか・・・。
俺がみんなの心を読むに、たぶん、
車では、エグ○イル聞いてて、
彼氏彼女と別れた後に、自分の部屋でスネオヘアーを聞く、と。
恋に行き詰まった時とかにね、こう奥の方にしまってあるのを出してきて・・・・。
彼氏とか(家に)呼んだ時に、


(小芝居・女声)
「あ!コウジ、ごめん、3分だけここでちょっと待ってて!
部屋の中片付けるから!!
・・・やばい、スネオのCD隠さなきゃ・・・・」
(あわてて隠すような仕草)
「お待たせ〜!」


で、奥にしまったままになると。
・・・・。
いいんだ、いいんだ、それでもいいんだ、俺は。」


札幌のMCって、いつも、小芝居率高いような気がします。
あたしは好きです(笑)
ってかねえ、多分ここにいる人は、エグ○イルは聞かないと思う。


「まさに今、冬どまんなかですけど、
次の曲は夏をイメージして作った曲なんですけど、
夏の瞬間を歌っている訳ではないので、ある意味、冬の曲とも言えるんですが・・・、
なんかややこしいなあ!
(ざわつく会場)
・・・今天を仰いじゃってるお客さんいましたよ!!
こんなライブ来るんじゃなかった・・・・って思ったでしょ??
・・・今日は最後まで楽しんでってくださいっ!!」


おもろなこと言ってても、
顔こわばってたり、目が笑ってなかったりすることがたまにあるんですが、
今日は初っぱなからホントに笑顔こぼれてましたねー。
随分お客に話振ってましたし。
最初っから、こんなにやりとりがあるMCも初めてじゃないかしらん。
お客さんも気持ち良く乗っかってたし。
なんか、うれしいな。
ふふ。
よかった。


{夏になったら帰ってきてね}
うたっている姿を見ていて、当初の解釈であってんのかなー、
と、また思ったりした。
↓当初の解釈
http://d.hatena.ne.jp/harikona/20081227
♪いつでもここで待っている♪の「ここ」の時に、
自分の足元を手で示したスネオさん。


辛くても、悲しくても、楽しくても、嬉しくても、
全部自分の責任で、全部自分の気持ち次第で、
確かなものなど、どこにもなくて、
不安が、心の中でねじれて、足下もおぼつかなくて・・・。
そうやって、みんな必死に生きて。
そんななかで、
ほんの少しの時間だけれども、
同じ気持ちを共有して、笑顔になれる、この場所。
このライブという瞬間こそが「夏」なのかな。
俺はいつでもここにいるよ。
ここで、うたっているよ。
だから、どうか。


人は、自分というものが、なんで存在しているか、
わからなくても、生きていけるものなんだ。
意味なんて永遠にわからないかもしれない。
意味なんて、ないのかもしれない。
そうやって、生きていく。
それでも、生きていく。


聞き手の意識に、刻みつけるように奏でる、あさちゃんとエイキチさん。
どっぷり重い方へ流れそうになる想いを、
くさりのようにつなぎとめる、シュンちゃんの音色。


スネオさん、
低音を、すごく重たく発声していて、ちょっと驚く。
ご自分の声域の中でも、あまり低いところを使うことがないので・・・。
その音が、前記のような意志を呼び起こしたんですが。
低い声も、いい響きですね・・・。
高音部は、少し苦しげに、喉を鳴らす。
うたいが、荒い。
・・・・なんだか気持ちが急いてるように感じます。
音源にないとこもいっぱいうたって。
なんか、その様が、この曲には、とても似合いなように感じました。
今回のアルバムの中では、異色に聞こえますけど、
今までのスネオさんの意識と、バースデーの楽曲を繋げる、
大事な曲だなって、
改めて想った。


この曲。
深いっすね。やっぱり。
益々、考えの糊しろが、広がった感じしました。


ラスト、間が、少し短くなってました。
いいっすね。これ。
客の緊張感、途切れずに終われるから、いいと思います。
うたの余韻を途切れさせてしまうのがもったいない、とでも言わんばかりに、
拍手をためらうお客。


トークバック}
ギターチェンジ&チューニング中、
しばしの沈黙。


「いいよー、妙な静けさができちゃってるねー。
今日の夜はそういう夜だから。
うん。・・・深いところで、感じてくれてればいいよ・・・・。
(沈黙)
・・・・。
ん??
あれ?
俺か!!俺始まりだ!!
なんだよー、
べしゃりで繋いでんのに、なんでメンバー始めねえんだって思ったら、
俺始まりでした!
(始めるかと思いきや)・・・やっぱり、夏の曲が多いですよね・・・・。
・・・・あ、夏の曲じゃなかった(笑)
・・・・おしゃべりは、ノーサンキューだぜ!!」


と無意味にポージング。
盛り上がるお客。
調子に乗って、さらにキメ顔。
それだけでは飽き足らず、「YES WE CAN!!」とのたまう。


だめだめ!乗せちゃダメだって!!みんな!!(笑)
スネオさんもいいかげん歌いなさいッ!!(笑)



お?
やっと微妙な硬さが薄れてきた・・・かな?
とても丁寧にうたってらっしゃいますし。
うーん。でも、まだ、ちょっとしっくりこない感じ・・・。
・・・あのーーー、
嫌な感じじゃ、ないんですよ?
ただ、ちょっと、噛み合ってないような、気がするだけ。


あさちゃんの鈴の音が、ほんとに素敵。
松江さん、泣きのギター。
Cメロ前のあさちゃんのリムショットが、効いてますねえ・・・。
そうそう、今回、コーラスは、
ほとんどの曲シュンちゃんが歌ってました。
AXん時は松江さんと半分半分ぐらいだったような気がするんですが。
すごく丁寧。めっちゃきれいです。


ラスト、松江さんに合わせて、スキャットするスネオさん。
ほんっとに、高音、綺麗に出ますよねえ・・・。


{headphone music}
・・・・あれ?
今日のヘッドフォンは、ちょっと元気ない・・・?
なんだろう??
でも、音源にないとこもいっぱい声出してて、
歌いたい!つながりたい!って気持ちは、すごい感じる。
「ON ギター! ジュンマツエ〜!!」って
叫ぶ声には、覇気があるのに(苦笑)


メンバーの演奏、いつもにも増して、グルーヴ感がたまらない。
あさちゃんの、タメ入ってるリズム。
エイキチさんのちょっとねばっこい、跳ねてる音が大好きっす(笑)
シュンちゃん、ハモンド、いい音〜。
手を変え、音色を変えて、
そりゃあ、楽しげにすり抜けていく。くふふ。


大サビ、
スネオさんの「カモン!!」の声に導かれて、
メンバー全員とお客の大合唱!
やっほい♪たのし♪
・・・・あ、・・・やっとあったかくなってきた!


ラスト、アカペラで、
♪ヘッドフォンして寄り添うミュージック〜♪
のあとに、ものすごくキレイなファルセットで
♪ha〜〜〜〜♪とスキャット
きゃ☆素敵!!
ほんっとに綺麗な声だなああ・・・・。
でも、ご自分ではちょっと照れくさかったみたい(笑)
すぐ「センキューー!!」って叫んでごまかしてた(笑)


{言いたいことはいつも}
お、
遅ればせながら、お客が曲に対してやっとほぐれてきたような。
クラップも、前曲に引き続き。
MCの食いつきはいいのに(笑)
うたに対してはシビアよね、札幌は(笑)さすが。


スネオさんの歌声、やっと調子戻してきたみたい。
一言ひとことに、表情と景色が見える。
ああ、なんてまっすぐなうたなんだろう。
目の前の君と、自分のきもちに、
ちゃんと向き合って、見つめている。



一歩一歩、踏みしめるようなあさちゃんと、
その横を、スキップするようなエイキチさん。
シュンちゃん、今日は抑え気味。
グリッサンドや、A〜B間のソロはキラリと光るけど、
跳ね回るというよりは、しっかり、といった感じ。
スネオさんが、相変わらず歌詞ボロボロで(笑)
松江さんのコーラスも迷い気味(苦笑)けど、松江さん、いい声〜。
スキャットもとても楽しげ。


♪隠さずに君に言うよ♪
が、
急に照れくさい(苦笑)なんだか・・・・すごいリアルに響く。
でも、とってもうれしいス(笑)←アホかい・・・。


やー。
いやーーーーー。
楽しいねえ、この曲は。
終始笑顔のまま、一緒に歌っちゃったり。


MC
「えっと。
お正月は、毎年だいたい、実家に帰るんですけど、
年越しは家で過ごしました。
三が日、一歩も家から出ないで、ずーっとテレビをザッピングしてました。
何にもねえなーって、チャンネルぐるっぐる変えながら・・・。
・・・去年の仕事納めがですねえ、函館だったんですよ。
・・・・随分前に知り合った女の子がいて・・・・。
違う、違う!仕事ですよ!!ごめん、いっけねえ!間違えた!
・・・お芝居をねー、ちょっとやらせていただいてて。
知ってる?お芝居?(と、なぜか能っぽい発声と舞を披露・笑)
・・・(苦笑)こんな役ねえから!
ほんとね、僕、デビュー曲でバーンと売れちゃったから、
ちょっとわかんなくなってた部分もあるんですけど、
最終的にはね、貯蓄したお金で、ちょっとした喫茶店をやろうかな、と。
(会場・笑)
結構ね、ランチがうまいっつって、OLさんが来る、みたいな。
ま、それはいいんだけど、
茶店のね、マスターの役を、やらせてもらってまして。
函館ねえ、ものすごい雪で。
寒くて、もうヤバい、みたいな。
飛行機も凍っちゃって飛ばない、みたいな状況だったんですけど・・・。
・・・・すごい経験でしたね、その、お芝居は。
ほんっとね、ミュージシャンでよかったなっていうか。
表現の方法はいろいろありますからねえ・・・。
僕はたまたまね、音楽の才能に恵まれたから音楽やってますけど。
こういうね、今日集まってるさびしい連中のためにね、やってあげてんだけども。
(会場・苦笑)
役者さんって、すごいっすね!!びっくりしましたよ。
役作りっていうんですか?すごいっすよね・・・。
僕たまに、こういうとこで、独り芝居みたいのするじゃないっすか?
「おい!レイコ!!待てよ!!」
みたいなね。
まあ、アンケートには、もう二度とやらないでください、ああいった行為は!
みたいに書いてありますけども。
「〜したのです」なんて語尾につけてしゃべったりしないじゃないっすか、普段。
「僕は昨日、夜遅くに起きたのです」なんて言わねえし!!
この「のです」がねえ、全然言えなくて、
噛んじゃったりして、やばい!!何時間かかるんだよ!って思ったんですけど。
・・・ちょっとやってみたいな、なんて思っちゃダメですね。
あの、篤朗みたくやってみたいな・・・なんてね・・・・」


うわーうわーー。
函館の話してくだすってるぅ(泣)うれしいい・・・。
スネオさんの口から「函館」って単語が出るだけで、もうもう・・・感無量(笑)
そっか、マスターの役なんだ。
と、いうことは、あのカウンターの奥にいらっしゃったってことか。
へー。そうかー。
と、ひとり、ココロの中で、浮かれまくるアホ(笑)
・・・不思議な言い回しですね、台詞・・・・。
いったいどんな雰囲気の映画なのかな・・・。



「・・・曲いっちゃいましょうか!
・・・あれ??
どこまで行きましたっけ??
(と、足元のセトリに目を落とす。
本当に忘れたらしいスネオさんの様子に、
松江さんが、ここだよ、と指をさしてくださってます・笑)
ああ!!あのビートルズのナンバーね!!
(メンバーあきれ顔)
よーし、じゃあ、小鳥ちゃんの声でも聞いちゃおうかなあ!
(とシュンちゃんを振り返る。
シュンちゃん、苦笑しつつ機材を操作して、bird callが流れる)


(またしても小芝居・虚ろな表情で手元を見つめる)
あ、来た来た!
ぴーちゃん!!帰ってきた!!
どうしたの??
・・・そう、そうなんだー、へー。」


と、透明なぴーちゃんとしばし会話。
こ、怖い・・・いや、むしろ、き・・・・(笑)


「みんなだんだん心配になってきたでしょ??
こいつやっちまった〜!!みたいなね!!」


あさちゃんが構えてるのに、かまわずだらだらしゃべり続けるスネオさん。
・・・いいかげんにしなさいって(笑)
にしても・・・・随分ゴキゲンっすね(笑)
お客さん、かなりウケてたので、調子乗っちゃってる感じ・・・。
それはそれで、とっても楽しいケド(苦笑)



{気まぐれな季節のせいで}
ギター弾き語りから。
弾き方ちょっと変えたりしてて。
あさちゃんリムショット
シュンちゃんのコーラスが、穏やかで、とても、きれい。


・・・・わ。
来た。
やっと来た。
うわぁぁ。
スネオさん、すっごい、甘い〜。
やさしいとかやわらかい、ともちょっと違う、
・・・そうね、愛しいと、想う気持ちが、そのまんま、声になっているような。
うたで、抱きしめられてるみたい・・・。
・・・聞いてるこちらが、そわそわしてしまうくらいに、
ささやきが、甘い。
ああ、よかった。
やっとスネオさんのこえ、聞こえてきた。
うたときもちがやっとリンクしたような。
かちり、と世界がつながった気がした。
裏も、鳴らすところも、無理なく、すっと、空へぬけてゆく・・・・。
♪今だけはねえ、そばにいて♪
ここが・・・・グっときましたねえ・・・。
いずれ、過ぎて行ってしまう今だけど。
この瞬間だけは、どうか、ここにいてほしい。
大切に想う気持ちは、嘘じゃないから。


シュンちゃん、相変わらず・・・鍵盤ハーモニカ、良い音色ねえ・・・。
コーラスも、とっても素敵。
あさちゃんのツリーベルが、あまりに美しくて、うっとりしてしまう。
夜の帳を下して、星をちりばめるように、キラキラと広がっていく。
大切に、大切に、糸を紡ぐように、奏でるメンバー。
ああ、よかった。
スネオさんのうた、こんなに大事に思ってくださる方ばかりで。


世界を閉じることが、惜しいような、柔らかな声が、
尾を引いて、耳をくすぐる。



サフラン
シュンちゃんの鍵盤が、穏やかに、すーっと、空気のにおいを変える。
新しい物語の扉が、エレギの音でゆっくりと幕を開ける。
思わず、目を閉じた。
こっから共犯者まで、ほとんどステージ見て無くて(苦笑)
照明とかどうなってたか、ちゃんと見たかったけど・・・。
あまりにも、うたの引力が強くて。
うたに、全部を預けたくなってしまった・・・。


無駄な力も、邪念も、
余計なものは、何も挟まずに、
うたの美しさだけになっている、スネオさん。
ああ、
なんてココロの純度が高いうた声なんだろう。
スネオさんのうたが、気配を、呼ぶ。
愛しい人の鼓動。
体温の熱。
笑い合う、声の波動。
空から降り注ぐ淡い午後の太陽のにおい。
すっと、頬をなでる、柔らかい風。
草木や、そう、サフランの揺れる、おだやかな風景。
そんな、ひとつひとつが、
まるで、生きて目の前にあるように、そのものの気配が、耳元でする。


曲のどの辺りだったかは覚えてないんですけど、
シュンちゃんがねえ、すっごい綺麗なピアノの音、すべらせたのよねえ。
音源にないところで。
もう、ずるいなあ・・・・(苦笑)


直接、手助けすることは、できないけれど、
ここに、変わらずここに、いるから。
戻っておいで。
ちゃんと、待ってるから。
・・・ああ、
なんてやさしいうたなんだろう・・・。
本当のやさしさって、
厳しさもなきゃいけないと思うんですよ。
なにもかも、なあなあでやっても、お互いの尊厳を損ねるだけで。
自分として、しっかり立ってこそ、他人を愛することもできる。
依存することは、お互いをダメにすることだと。
君を信じてるから。
君は、その痛みを受け止めることが、できる人だから。
その旅をして、ここへ、戻っておいで。


相手を深く、信じることができるからこそ、言える言葉。


松江さんが、激しいながらも柔らかさを持った音で、
曲をエンディングへと導いていく。


{スキップ}
アコギのアルペジオと、弦を滑る摩擦音と、雨の音とともに、
あたたかい霧雨のような、甘くささくうたごえが、
そっと、頭上から降ってくる。
なんて心地がいいんだろう。
やさしいきもちに抱かれるって、
何故、こんなにうれしくて、安心できて、ちょっと切なくて、
・・・チクリ、とするような、ほんのちいさな痛みが、伴うんだろう。
ああ、
そうか。
この、人の暖かさを、失うのが、怖いから、だ。
全部預けてしまいたいけれど、
あなたは永遠に、ここにいてくれる訳ではないのだ。
気付かないうちに、手の中からすり抜けてしまった、
キーホルダーのように。
だからこそ、
ここにいてくれることは、奇蹟的な偶然であることを、噛みしめなくては。
出会えたことの、幸運を、感謝しなくては。
明日になれば、雨は止むかもしれない。
・・・やまないかもしれない。
予測がつかない、天気と同じように、
君という存在も、いつ消えてしまうかもわからない。
この穏やかな気持ちも、また、もとの、不安定さに、戻ってしまうかもしれない。
だから、今を、もっと抱きしめて。


雨粒の隙間を縫うように、スネオさんのスキャットが流れてゆく。
垂れこめた灰色の空が、ほんのり夕焼けで、オレンジ色に染まる。


特別なものなど、なにもない。
ただ、目の前にあるものを、大切にしたいだけ。


あれ?
あさちゃん、ブラシ使ってる・・・。
AXでも使ってたっけ?うわー覚えてない〜(汗)
淡いリズム、とても心地がいい。


最後にとてもおだやかな声色で
「どうもありがとう」
とつぶやいたスネオさん。


{JET}
エイキチさんが、狭間の世界に、私たちを招き入れている。
あさちゃんのシンバルが、硬質な音で、張りつめた緊張感を。


なにものにも換えることができない、
奇蹟的な、時間だった。


あの場に生まれる音と、想いの、すべてがそこにあった。
ただただ、うたの持つ意志のなかに、
自分が埋没していく。
呼吸ができない。
ひとつの音に込められる、願い、とも言うべき、意識の重さが、
あたしの胸を締め付けている。
抜け出したいともがく、狂おしいまでの焦燥感。
伝えたいと放った言葉が、虚空に消えていくような、虚無の海。
そして、
それでも。
届くはずだと、伸ばす手の先に。
見つめる目線の、冷やかな声。
あきらめと、苛だちと、ヒカリを求める想いが、同じ均衡で匂う、その声。


Bメロの、
すべての音がドライブがかかっているように、
底から抉り出すような、深く重い音。
音が渦となって、蒼を呼び、
その蒼が深すぎて、まるで黒い靄のように会場を満たしている。
ただ、世界が、その形を失って、崩れていくような、不安定な揺らぎ。
そこを、矢のように、貫き通す、スネオさんの声。
その先に、
あるはずだと、思いたい、虚ろな、未来。


これほどまでの深いJET。聞いたことがない。


声と、想いの限りに、空に放つ、スネオさん。
想いに呼応するように、壮大なうねりを生む、メンバーの音。


・・・高らかに、塵となり。


エンディング。狂おしいほど、ギターをかき鳴らす。
5つの音が巨大なうねりとなって、会場中に吹き荒れる。
音が引きずり出す、感情の高ぶり。
気持ちの針が振り切れる。
胸が苦しい。
涙が、何故あふれ出るのか、その意味を推し量ることができないまま、
噛みしめた頬を伝って、落ちて行った。


その涙をすくい取っていくように、スネオさんのアルペジオが、
そっと、奏でられる。


この曲は、とても懐が深いですね。
抜け出せない、苛立ちの度合も、ものすごいけれど、
その重さの分だけ、未来に、希望を放てるような、強さがある。
だから、こんなに離れられない曲なんだな・・・。
何度聞いても、胸をえぐられる衝撃がある。
そして、聞くたびに、進化を遂げている。


ああ。この場にいられて、本当によかった。
とても、とても、深いJETだった。


{電話}
鳴り響く電話のベルに
「はい、スネオです」
と答えるスネオさん(笑)
はは。電話出ちゃった(笑)


・・・さっきのJET、凄すぎたもんね。
切り替えるきっかけ、いるね、確かに。
はーーーーー。
・・・・こちらも、切り替えますよ。


AXで、受け取り方を迷っちゃったんで、
今日はどう感じるだろう?と、すーごい気合入れてたんですけど、
ちょっとしたアクシデントがありまして、前半入り込み損ねまして(泣)
ななめ後ろにいた男の子がね、倒れちゃって。
あわててスタッフさん呼んだら、
ライブパワー(会場警備の会社・もれなくごっつい人ばかり)の方でした(笑)
スネオさんのライブでも、ライブパワー入るんだ・・・、と、
そんなことに気を取られる自分(苦笑)
はい、ごめんなさい(笑)
いたしかたない。現場では、臨機応変で。
・・・いつも、お世話になってますよ(笑)


閑話休題


まず驚いたのは、メンバーの演奏の熱量。
鬼気迫る音、とは、こういうことを言うんじゃないだろうか。
渦巻いている、もどかしさみたいなもんが、
ぶわああーーーーっ!て、吹き荒れているようで。
音の圧がすごい。ものすごくなってる・・・。
自然と、体が、意味より先に、音を追う。
誰一人、
引くことをせず、それで成り立たせてしまっている、
その度量の深さに、圧倒されてしまう。


そして。
スネオさん、
この歌をうたうことに、覚悟が決まったみたい。
迷いがない。
ただ、ひたすらに。
曲が持つ、景色と情感だけを描く。
どしゃぶりの雨が、アスファルトを叩きつけるように、
その雨が、地面の上を激しく流れていくように、
その流れと同じように、
君への想いが、次から次へと、浮かんでは消え、
消えたかと思えばまた蘇り、
不安が募り、己を振り返り、あきらめにも似たため息がもれるのに、
届かない苛立ちが、焦燥感を煽る。


もう、あの人には、この声は届かないのに。
自分の所為なのは、わかっているのに、
叫ばずには、いられない。
ここに、ここに、何故いてくれないの。
・・・ああ、何故かは、わかっている、とでも、言わないと、
自分が壊れてしまいそうだから。
こんなに思ってるのに・・・・君への想いの表し方が、わからないまま、だ。
失うのは、こんなにも・・・・怖い。


声が、不思議な色気を帯びている。
今まで感じたことのない、広がりを見せている。
来た。
きたよ、これ、間違いなく。
うん。
このうたは、それで、いいんだと思う。


スネオさんの、
もどかしい想いを爆発させたような♪パッパパララ〜♪の声に、
シュンちゃんのスコンと、突抜けるコーラスが重なって、
さらにやるせない不穏感が、胸を打ちつける。
エイキチさん、重い!!めっちゃ重い〜〜!
無理やり吐き出すような「さよなら」が、あまりに悲しい。



曲が終わっても、客席が、拍手を迷っている。
奏でられる音の、あまりの迫力に、
圧倒されているかのよう。


{歪んだ二人}
スネオさんのエレギから。
ぐっと溜めつつも、
ワウガンガン効かせて、えっらい男前ギター。


うわうわうわうわっ!!!
音の一個一個が、いちいちあたしの感覚を、逆なでする。
松江さんっ!!ちょっと!!やり過ぎ!!(苦笑)
あさちゃんが、叩きつけんばかりにリズムを刻みつける。
弦のたわむ音まで、色気がある、エイキチさん。
シュンちゃんは、AXより、少し抑えめで。
うん、うん、めっちゃキますよ!!
か、かっこいい・・・・。


おお。
スネオさん、この曲歌うことに、迷いがなくなりましたね。
かっこよくうたうことに、躊躇しなくなったんだと思います。
喉鳴らしまくってます。
うたいが、エグいくらいに・・・エロい。


曲の登場人物は、
なんちゅうかね・・・ココロとカラダを分離させて、
それで、やっていけるのよって、言い放ってるにも関わらず、
どっかに、ひっかかりが残ってるよう感じなんだよな。
生き方がお互い、強いが故の、ジレンマみたいな。
誰にも頼らない。
瞬間だけ、そこに誰かがいればいい。
それを相手にも求めていて、寄りかかられると、途端に嫌気がさす。
でも、本当は、頼りたい時もあるの。
だから、些細な匂いやしぐさに、敏感になる。
そして、ほんの少し、別のことを考えていただけで、
相手にも同じように、拭えない不信感を持たせてしまう。
・・・・本当は、失いたくないのに。
意地になって、平気な振り。


人って、どんな細い糸でも、繋がっていたい。
そして、そのつながりを、失いたくはないのだ。
真に、欲している訳でも、ないのにね。
強さを装っている人ほど、弱いココロ。
・・・・んだよっ!!
あたしを責めてんのかっ(泣)


はい。
すいません(苦笑)
俺の意識は置いといて(笑)


メンバーの演奏、前曲からさらに、がつん、と、突抜けた感じがする。


スネオさん・・・。
こんなうた・・・うたえるんすなあ・・・・。
♪指をすり抜けていく〜♪のとこがっっ!!もうっっ!!
いや、もう、大歓迎ですけどもっっ!!
・・・何、あたしを、どうしたいの??って言いたくなっちゃう。
・・・・・ぞくぞくするよ、そのうた。
ヤバい。
音とうたに、狂う。


鍵盤の出音、少し抑えたんすね。
いい。
実にいい。
この曲はねえ、エレギの攻撃的な荒さが、似合いっす。
ザラつく感じが、さらに曲の色気を増す。


音源どおりのところで、スネオさん絶叫!!!
いよっしゃあ!!
これよ!これが聞きたかったのよっ!!
狂おしさの極地。


もうね、
これは、現場で聞いてくださいってしか、言いようがないす(苦笑)
確実に、音源を耳だけで聴くより、
体全部に、浴びる方が、曲の持ってる力、感じられます。
ぜひ、体感して欲しいす。


人によっては、痛すぎて、聞けない人も、いるかもしれませんねえ(苦笑)
あたしは、ギリギリ、音に酔う方向でいけました(笑)


本気で、この曲、かっこいいです。
AXの時の、ほんのためらいが、まったく感じられなかった。
全開で。
気持ちよかった〜〜。



{共犯者}
あさちゃん、ツリーベルから、カウント。
え?
待って、待って!!
スネオさん、エレギまんまですか?
おおおーー。
AX(アコギでした)と、随分雰囲気が変わりました。
・・・ちょっと、強い、かなあ。


スネオさん・・・・。
もう、聞いてるこちらが、苦しくなるくらい、
うたの世界を、全開に表現なすってます。
もう、もう、何も考えられない。
ただただ、その場にいて、見つめているしかない。
二人の行く道を。
なんて、なんて、強い引力のある、うた、なんだ。


一個一個の音が、
無駄なものを挟まずに、この世界だけを描いていく。
体ごと、歌の世界に取り込まれて、
切なさとやるせなさに、押しつぶされそうだ。
苦しい。
人って、なんで、こんな不毛な感情に、
走らないといけないんだろう。
でも、理屈なんて、誰かが作った、まやかしだと思う。
自分にとって、それしかないと、思ったまま、逝けるのであれば、
それが、最良なんではないだろうか。
外聞とか、次なんて、どうでもよくって。
今ここで、自分の想いを出しつくすのであれば、
周りからどう見られようと、
相手がどうであろうと、
燃やしつくしたもん勝ちなとこ、あるような気がします。
・・・それ言っちゃったら「共犯」じゃなくなっちまいますか(笑)
でもさ。
同じような温度で、道連れになってくれる人がいるのであれば、
それは、幸せなことなんではないかな。
病院のベットで、家族に見守られながら死ぬのと、
最後まで、同じ想いでいた、あの人のことを想いながら、一人で死ぬことと、
どちらがいいなんて、誰にも判断できることではないと。


あたしは、PVのラストは、
とても美しいと思ったもの。


ちょっと上ずっているような、スネオさんのこえ。
シュンちゃんのコーラスが、切なさに追い打ちをかけてる。


はーーーーー。
しっかり、連れて行ってもらいました。
素晴らしい。
・・・・なんでこんなに、泣きたくなるんだろう・・・・。


・・・若干、言わせていただくと、
・・・・アコギの方が好きです。
ラストのアルペジオは、エレギより、アコギの方が、
刹那的な感じがして、似合いだと思います。


MC
「ありがとうございます!
・・・あの、倒れちゃった方、大丈夫でしょうか?
具合悪くなった方いらっしゃったら、周りの方ね、助け合いでもって・・・、
奥の部屋に、おつれして・・・・。


今歌った逃亡者・・・?あれ?共犯者?
・・・共犯者っていう曲は・・・・去年曲作り合宿しましてね、
富士山の麓にあるところで。
・・ピラミッドパワーというかね、
自然の恩恵っていうのは素晴らしいもんだなあって。
毎朝、一時間ぐらい、お祈りしてね。
「富士山、ありがとう!!
いい曲ができますように!
いつも見つめてくれててありがとう!
・・・・・・おじいちゃん。
ありがとう!そしてさようなら!」
みたいなね。
・・・・それでできた曲です。逃亡者・・・あ!共犯者!
ややこしいなあ!
共犯者ですよ!
PV見ていただきました?
あれ、いいっしょ??
(会場「かっこいい!!」)
かっこいいだろ?
あれ篤朗じゃねえぞ!俺がやってんだ!!
最後泣くよなー!!」


ラストのギターのフレーズを歌いながら、ラストシーンの再現(笑)
ハンドマイクで。
・・・PVはかっこいいけど・・・今、目の前の方のは・・・
ちょっとコントっぽい・・・(笑)
メンバー後ろで苦笑。


「最後あれさあ、刺されちゃってさあ・・・。
泣けるでしょ?・・・どう?あれ?すげえ?
(会場「すげえ!!」)
うん、ありがとう。すげけりゃいいんだ。」


「デビューの時にね、さっきやった、泣かず飛ばずの{アイボリー}
・・・実売数200枚のね。
(会場・ええええ?!)
この曲をね、YUKIちゃんのライブのゲストで呼ばれた時に、
・・・その時松江さんもいらっしゃいましたけど、その時はまだ知り合い程度でね、
(うなずく松江さん)
もっと昔に、僕音楽事務所で働いてた時に、
ちょっとお手伝いさせていただいたことあるんですけど、
・・・こういうタレントさんは覚えてないらしくって、
その話ししても、「スネオくんいたの?覚えてねえなあ」ぐらいしか反応がなくて・・・
(松江さんノーリアクション・笑)
・・・なんの話でしたっけ?
そうそう、アイボリーね!
PVでラッパーみたいな感じでもやったんですけど、
あれなんかさ!ガッキーがマネしちゃってさ!!
それガッキーじゃねえだろ!!ってちょっとがっかりして・・・。
・・・あれ?なんの話でしたっけ??
(会場「アイボリー!!」)
ああ、そうそう!
あんた、よく聞いてるねえ!
YUKIちゃんのライブに出た時にね、ワイヤレスのハンドマイクだったんですけど、
それ以来ですよ!
ご覧のとおり、ギターなんか置いちゃって!
(会場「おおおお!」)
あとであげるから。
(会場「えええ???」・笑)
いいんだよ、ヤフオクで落としたやつだから。
(会場「いくら?」)
うんとねー、サンパチくらい。・・・安いだろ?・・・・・4万円でどう?
サイン入れるから。メンバーみんなの。田○貴男って」


スネオさんって、機材、ネットで買うこと多いっすよね。
前も確か、アコギ、オークションで買ったって言ってたような・・・。
弾いてみたりしなくていいもんなんですかねえ・・・。
にしても、何故急にオリジナルラブ(笑)


「次の曲は・・・花火大会のことを歌った曲ですね。
あの{打ち上げ花火}って曲ありますけど、それに続く花火シリーズで。
(会場「シリーズ??」・笑)
そう、花火シリーズ。
結構ね、レミ○ロメンとかマネしようとしてて。
もしマネしてたら俺に一報ください。許さんからなっ!!
・・・・・・。
これねえ、悲しいことに、しゃべればしゃべるほど、
セコイアーティストになっていくんだよねえ・・・。
特にオーラ的なものも感じずにね、お客さんと友達感覚で・・・。
困るよなー・・・(ぶつぶつ)」


自覚はあるけど、止められないのね・・・。
・・・・人のことはいいから(笑)


「北海道は豊平川の花火大会が一番でかいんですかね?
他にもあるんですか?
・・・・・ライジング??
(ふてくされたように)出たことねえからわかんねえ!
(会場「出てーー!!」)
・・・俺だって出てーよ〜〜〜!!
この(会場の)上の人たち(WESSの事務所があります)がやってるんでしょう??
(切実に)頼むよ!なんとかしてよっ!!
(盛り上がる客)
へい!ライジング!!
(イエーィ!!)
おお!なんかここにライジング来ちゃったね!!出た気分!!
ライジング冬シリーズ!!」


何回も書くようですけど・・・楽しそうね、スネオさん(笑)
そしてノリ良過ぎ、札幌(笑)
ってか、気分で終わらせないでくださいっ!!
ねー?お願いしますよう、山本P!!
スネオさん、出したげてっっ!!
もう毎年ワンマンのMCでこの話してるんですけどねえ・・・。
リクエストも出しまくってんのにい。
アース・・・いやボヘミアンで弾き語りもいいなあ・・・(妄想)


「あのお手すきの方いらっしゃいましたら、こう・・・(馬場のポーズ)とか、
手拍子とかね、よかったらやっていただいて。
・・・痴漢とかしたらゆるさんからなっ!!」


{スターマイン}
シャンシャン叩きながらも、
まだちょっと、動きがぎこちないスネオさん(笑)
なんとなく、こちらも、まだ気恥しいっす(笑)
松江さんアコギ。
シュンちゃんのハモンド→ピアノが、とっても軽やか。
エイキチさんの歌うようなベースラインが、
曲全体をポップに押し上げている。


うたいながら、音程と景色を掴もうとするかのように、
左手が上下に揺れる。
瞬間、
夏と冬を、
都会のビル群と、何もない、大きく広がる夜空とを、
行ったり来たりしながら、
あの時を、想う。
夏の湿った土手の匂い、頭上にきらめく、大輪の花。
そして、
一面真っ白な世界に立ち、空を見上げる、今の自分。
どうか、どうか。
二人でいた時間よりも、あの人が幸せでいてくれますように。
でないと、
別れた、この痛みが、報われないよ。
君なら、幸せを、その手でつかんでいると、信じている。
僕も、まあ、それなりに、いるから。
・・・ちょっと、身勝手な気持ちかもしんないけども。


空は、
大きな花を咲かせても、
ただ、透きとおる青を見せても、
真っ白な結晶をふるい落しても、
変わらず、僕らを見下ろしている。
その下に、きっと、君も、いるんだ。


あーー。
今頃気がついた。
あたし、このうた、すごい好きだ(笑)
描かれる、情景の美しさと、過去の記憶を大切に思える、今。
きっとね、それで、いいんだ。
そうだと、想う。


軽やかにスキャットが舞う、スネオさん。
シュンちゃんの、美しくも少しさびしげな鍵盤が、とっても良く似合う。
ほんっとに綺麗・・・・・・このうた。
花火に対する、特別な想いが、ギュっとつまった、
それでいて、とても、優しい気持ちが溢れてる、うただなあ。



{スカート}
はーーー。
・・・・・さあ、行きましょうか。


・・・・・。
第一声を聞いて。
驚いてしまって。
こんなに、むき出しの感情が溢れかえってるスカートは、初めてだった。


揺らぎ。
そう、スネオさんのココロの揺らぎが、そのまま、あらわれていたような。
相手を・・・・・愛しいと・・・・・、
全部守っていきたいと、思う気持ちと、
先には、何もない、とわかっている、不安定さの、狭間で。
それでも、
あなただけは、ここにいてほしい。
その、両極端な想いが、全部、最初から最後まで、込められていて。
あまりの意識の強さに、
あたしはただ、その音にまみれ、受け入れるしか、術がなく。


ああ、なんと大きな、あたたかさだろう。
絶望に近いような、悲しいことすら、
あなたがここにさえいてくれれば、
それで全て、事実として、受け入れられる。
振り返って、笑っているその姿があるのなら。
あなたを想う、わたしのこの気持ちは、間違いではないと、確かめられるなら。
ここにいるということを、確信できる。
わたしは、あなたの存在を頼りにして、ここに、いられる。


スネオさんのうたに引っ張られるように、
大事に、そしてめいっぱいに奏でられる、メンバーの演奏。
うたと音の渦が、すさまじいまでのうねりとなって、
あたしのまわりを、風となって、駆け抜けていった。


気づくと、あたしは、祈っていた。
どうか、どうか、このうたと、スネオさんの想いが、
ここにいるひとたちすべてに、
曇りなく届きますように。
あたしの頭の中に、こんなにも響き渡っている声が、
皆に、伝わっていますように。


{バースデー}
こころもち、遅めのテンポで。


願い、という言葉しか、思い浮かばない。
どうか、どうか、届け、と、
すべてが、ただ、前へ、前へ、光のもとへと、
照れも、虚飾も、卑屈も、何もかもかなぐり捨てて。
ただ、音とうた、それだけになって、響き渡っていた。
こんなにも、
透きとおったうたは、聞いたことがない。


スネオさんの声が、揺れている。
それは、迷いから来る揺れではなくて、
渡辺健二という一人の人間が抱えている、
明と暗との、両方の想いのすべてで、放った声だから。
ゆずれないものと、不確かモノと、
外から受ける、想いの強さ。
そのすべてを受け止めて、放った声だから。
揺れていても、不確かさは、まったくない。


ああ。
この気持ちを持ったままで、
意識だけを生まれ変わらせることが、できたのなら、
どんなに、強く、生きられるだろう。
踏み出せない、弱さを、あなたのように、
きちんと、向き合った上で、越えていきたい。


流れた涙には、
気づけたうれしい心より、
悔し涙と、苦しい想いの方が、圧倒的に強くにじんでいる。
・・・それでも、あたたかいと、あなたは、言ってくれるだろうか。


曲終り、セッションの中、メンバー紹介の声が力強い。
メンバーの熱い演奏に負けじと、
♪あーーー!!!♪と声の限りに放つ。
気持ちに押し上げられるかのように、空間を突き抜けていく。


「ボーカル・ギター、スネオヘアーでしたっ!!
どうもありがとうっ!!!」


と、久し振りに、鳴らしっぱなしでギターを置いて去るスネオさん。



EN
「どうもありがとう!!札幌〜〜!!ペニーレーン!!
・・・・・函館〜〜!」
(会場「えええ??」・笑)
「あれ?
函館に対して「ええ?」なの??
なんだよっ!軽視すんじゃねえよ!デカい都市だからってよお!
函館、いい街じゃんかよっ!いいドックとかあるじゃん!!
・・・・・札幌の人はあんまり函館とか行かないんすかね?
あ、みんな札幌の人じゃねえんだ。みんなどっかの田舎もんなんだろっ!
・・・函館と言えばね、
YUKIちゃんの出身地ですけど、あと、GLAYさんね・・・・」


・・・スネオさん、函館、お気に召してくださったのかしらん。
うれしーい☆!!
いい街って言ってくれたー!きゃーーー!!
・・・・急に言われてすんごいびっくりしたけど・・・・。
・・・にしても、ドックって・・・(笑)
地元の人間でもあんまり言わない辺りを攻めてくるのがまた・・・。
↓いいドック(笑)

あー、映画の撮影してたとこからよく見えますよね、そういや。
・・・・はー、なんかすごいドキドキした(笑)←過剰反応しすぎ。


「よし。
そうそう、
このギターもね、ヤフオクで買ったんですよ。
家に直接届けてくださった方がいらっしゃいましてね。
「あれ?スネオさん・・・ですよね?」
「え?いや?レミオロメンです・・・」
「・・え?・・ああ・・・」みたいな(笑)
「・・ええ、まあ、一応・・・スネオヘアーですけど・・・」なんて(笑)
ちょっと気まずくなっちゃったことがありましたねえ・・・。


よし、じゃあアンコール盛り上がっていきましょう!!」


{ワルツ}
あさちゃんのカウントから、ガツンと最初のブレイク。
きゃああああ!!!
ワルツだああああ!!!
やったーーー!!大好き〜〜〜!!!
春のうたwithシュンちゃん(笑)の中では、これが群を抜いて好きです。
・・・・・今さらだけど、なんでだろう?(笑)
あ!「素敵」だ!!
そうそう、二番のサビに出てくる「素敵」って言葉がねえ、
すごく曲の雰囲気を表してるなって。
うれしいもたのしいも、美しいも綺麗も、
素敵って言葉には敵わないような気がするんですよね。
・・・全部を内包した上で、相手を尊敬している気持ちが、
にじみ出ているというか。
アレンジといい、メロディーといい(サビの高音最高!)、選び出された言葉といい、
これほど素敵な曲、ないと思う。
あ、あと、ちっさい話なんですけど
ランドスケープ」って、言葉の響き、素敵よね。
まちなみ、とか、都市空間って意味みたいですけど。←英語偏差値超低くてごめん(笑)


スネオさん、この曲やる時、ノってると、
飛び跳ねながら、くるんって回るのよね!
出ましたよ!今日!!いやっほい!
ほんっとに、綺麗な曲だなああ。
ウキウキが止まらないっ!
体が勝手に、軽やかにステップを踏み出す。
桜色のあたたかい風が突風となって、
体を、突き抜けるような青い空へとさらっていくよ。
あーー、めっちゃくちゃキレイだなあ・・・。
泣きそうなくらい、あざやかに景色が展開されていく。
全開で前に向き合っている、
この、美しい世界の中に、いつまでも包まれていたい・・・。


歌詞に合わせて、スネオさんの身振り手振りが、
随分多かったような気がします。


シュンちゃんが、グリッサンドかましたうえに、
狂い気味にラストの駆け上がっていくようなピアノ。
やっばー。
かっこよすぎやん〜〜。


{ピント}
エイキチさんが、がしがしと、前に進んでいく。
はい!
飛ぶぞおお!!!


「へい!札幌!
ジャンプすると、おっぱいがボインボインってなって、
ジャンプしずらいぜ!
・・・今年の夏前までにはやせるぞ!!
ピントいくぜぇ!!!」


・・・・この耳で、しかと、聞きましたぞ!!
夏前、ね!!(笑)
お客が、同意の意味を込めて、大変な盛り上がりを(笑)


ワンセンテンス終わるごとに「札幌!!」と叫ぶスネオさん。
♪挙動不審不純♪を指を折って数えながら歌ってました。


松江さんが遠慮なくぶちかます
シュンちゃんが♪さあ、ピントを合わせて〜♪のとこで、
膨れ上がるように、ぐわああっと音をクレッシェンドしてって、ドンっと開け放つ。
あさちゃん・・・・、めっちゃたのしいでしょう?(笑)
あちらこちらで、音が跳ねまわってる。



{セイコウトウテイ}
入りのタイミング、あさちゃんが、シュンちゃんに眼で合図。
曲、始めて!って。
シュンちゃんのSE始まりですからね、この曲。
ふふ。
間髪入れずに、いった方がいいって、判断なさったんでしょうね。
スネオさん、盛り上がっちゃってましたし。
さすが。
ナイスフォロー!!
松江さんって、バンマス(だよね?)の割に、
ギター激しい曲の時って、遠慮なく暴走なさいますよね(笑)
それ、大好きです(笑)
ってか、もう、
メンバー、凄すぎですからッ!!
えっらいことになってますよ、音の渦の巻き方と熱量が。


スネオさん、喉切れそうなほどに、サビ絶叫。
強い。うたがとてつもなく強い。
ぎゃーー!!もう拳あげない訳にいかないっつうの!!
いっぱいの手が、スネオさんのうたを求める。


無理だと、わかったとしても。
それでも。


全力出し切ったスネオさん。
息も絶え絶えに、
「ありがとう!ペニーレーン!」
と、深々と頭を下げ、ステージを後に。



EN
鳴りやまない拍手に導かれ、
よろよろしながら(笑)再登場。
アンプに寄りかかって吐(くフリ)いてます(笑)


「もう無理だわ!(苦笑)
・・・・ありがとうございます!!!


・・・今年も、いい曲いっぱい書いて、
みんなにこうやって聞いてもらえるように、がんばります!!!
よろしくお願いしますっ!
(会場・拍手!!)


最後に一曲歌って・・・・、酒場に戻ります。
・・・・・酒場??(笑)
親不孝通り・・・じゃねえや、ススキノ!
ススキノで会ったら・・・缶コーヒーでも飲もうよ。オザキみたいな感じでさ。
(と{15の夜}熱唱。会場微妙な反応・笑)
・・・・・(苦笑)
あの、今年もがんばっていくんで(苦笑)よろしく!!」


メンバー、あきれ顔(笑)
この期に及んで、よくもまあ・・・・(苦笑)
ご自分でも、またやっちゃった、みたいな顔なさってましたけど(笑)
それはさておき。
うん。
いつでも、ここで待ってますよ。
スネオさんから生まれてくる、新しい景色と記憶と、未来たちを。
とても、とても楽しみ。


{やさしいうた}
一声、一音入魂。
無駄なものも、半端なものも、足りないものも、何一つ無い。
大切に、想いをのせて。


誰にでもある、「あの頃」
戻りたい、とか、
こうしておけばよかったみたいな、後悔も、大抵の人にはあるんでしょうけど、
・・・あたしにはなくて(苦笑)
あったね、そんな時代、くらいしか、思うことはないけれど。
でも、
あの時に培った感受性は、今も失われていないと思う。
逆にいえば、
あの時が、あるからこそ、今の自分がある訳で。


正直ね、
20歳の頃から、ほとんど変わってねえし、
未来に対して、期待も希望も持っちゃなかったんで(苦笑)
あの時に見た虹の色は、七色ではなくて・・・蒼かったんですよ、あたしには。
・・・今とさほど変わらない。
だから、
このうたの気持ちは・・・半分くらいしかわからない。


でも、
あの頃に得られたものは、
あの頃だったからこそ、感じられたものだったろうし、
だからこそ、かけがえのないものだとは、思う。
今は、
冷静に、見つめられるからこそ、
たくさんの想いが流れ込んでくるし、
経験があるからこそ、そのどれもを、
肯定も否定も出来ないような状態になっていて。
自分が信じて、貫きとおせていたものと、
知ったからには、無視できない状況との均衡を、
保つことが、とても難しくなってしまっていて。


あの頃は、
そういった、視野の広さがなかったが故に、
確たる自分を貫きとおせてたのかな、と、今になって思うし、
だからこそ、今の自分の、揺るぎない心の真が、
存在できてられるのかな、と。
いろんなものに対するジャッジの基準は、
やっぱりこの辺で、出来上がってるんだろうな、と思う。


多分スネオさんの言いたかったことと、逆のことのような気がしますが(笑)
振り返ると、自分にとっての「あの頃」とは、
上記のような存在だな、と。
おもうわけです。


Cメロ、
あさちゃんの鈴の音と、スネオさんのとても穏やかなうたが、
写真の色を、セピアに変えていく。
松江さん、むっちゃ気合入ってます。
スネオさんとがっつり組んだ、最初の曲ですからね。
いいソロです〜〜。


ここまで2時間半、
歌い続けていたと思えないほどの、純度と美しさで、声が響き渡る。
ああ、
なんて心地いいのだろう。
スネオさんの、まっすぐな想いだけになっている、声。
なんて美しいのだろう。



「どうもありがとう!スネオヘアーでした!!」


深々とお辞儀をして、手を振りながらステージを後にするスネオさん。
メンバーもそれぞれ、いい顔で手を振ってくださいました。







はーーー。
ほんっとに、楽しい、素敵なライブでした。


うたが描いている世界を、
演じ手と受け取る側、
お互いで共有して、そのうたの世界を楽しむ。
多分ねえ、他のミュージシャンのライブだったら、
よくあることなのかもしれませんけれど、
よもや、スネオさんのライブで、楽しい、と言い放つことが、
自分に出来るようになるとは、思っても見ませんでした。


あのー、いつも楽しくない訳じゃないんですよ?(苦笑)
ライブは楽しいんですけれど、
スネオさんのうたは、いつも、
自分のこと、そして人との関わりを、
見つめ直し、考えるきっかけを与えてくれるので、
受け取るものが多すぎるんです。
だから、終わった直後って、単純に楽しかった、と言えないというか・・・。
楽しいって気持ちもありつつ、自分の想いに沈んでしまう、というか・・・。


でも、今日は、
笑顔で、楽しかった!!と、まず言いたくなった。
スネオさんの紡ぐうたを、
自分の面倒事を挟まずに、純粋に、美しいと思えることが、
とてもうれしくって。
それも、
変わってしまった、ということではないんですよ。
今まで、スネオさんが表現なさってきたことは、ちゃんと、
この「楽しい」の奥に存在していて。
今までがあったからこそ、このあたたかい喜びが、あるんだってことを、
身を持って、感じることができた。


それと、もうひとつ。
生まれてきたうたと、同じように、
スネオさんご自身が、うたを介して、聞き手と繋がっていきたい、って、
思ってくださってたのかな、と。
ここまで、うたうということを楽しんでらっしゃる姿、見たことがなかったし、
ご自分の想いを、伝えよう、聞いて欲しいって、込められた願いが、
ダイレクトに、心に響いてきて。
こんなに、スネオさんを近くに感じられたのは、初めてかもしれません。


AXから、そんなに日が経っていないのに、
開け方に、遠慮がなくなった。
声の調子うんぬんの、物理的なことは、まったく関係なく、
ちょっと探り探りなところがあった気持ちに、迷いがなくなったようで。
東京、大阪とライブをやって、
伝わっている、ということに、確信を得られたのではないでしょうか。
だからこそ、ご自分の想いを、ただぶつけるだけではなく、
手渡す、というか、
受け手も、同じ想いで、いてくれているんだろう、という、
感覚を共有しようとするかのような、放ち方をしていたように想います。


そんなスネオさんの心持を、確実に感じ取っている、メンバーの演奏。
ほんとにねえ・・・・。
元々、素晴らしいプレイヤーでらっしゃる、
あさちゃん、エイキチさん、松江さん、シュンちゃん、と、
チーフはじめ、完璧なスタッフの皆様ですが、
スネオさんご自身が、ご自分の紡ぐうたの良さを、
そのまま表現できるようになったからこそ、
それを、外に出す、受け手に伝えていくということを、
確実にサポートしていくことに、
ためらわなくてよくなった、とでも、言いましょうか。
長いおつきあいの皆様ですが、
・・・・今回のツアーは・・・・・、
全員の総力戦、と感じてしまうくらい、とにかく、重さが違う。
意識の持っていき方の、レヴェルが違う。
スネオさんの変化に、呼応するように、
音に籠る力の度合が、確実に変わっていて。


・・・音楽って、
上辺で鳴らせるもんでは、絶対になくて、
本当に、人、ありき、なんだなって、改めて思い知らされたような気がします。
スネオヘアーの生み出す音楽は、それだけの力があるものであり、
それを、愛する人が、これだけいるのだ、ということ。
スネオさんって、なんか、
人と人との、コミュニケーションが、
どうやって図られているかっていうことの、お手本みたいな人だなって(苦笑)
伝えていきたい、繋がっていきたい、ということを、
意志表示さえすれば、
心ある人ならば、それを必ず汲み取ってくれるんだ、と。


失礼を承知で書きますが、
・・・・こんなライブを、体感できるように、なるとは・・・・。



うたうということに対して、
どんどん自由になっていてきますね、スネオさん。
紡がれるうたの広がり方もさることながら、
ご本人のスタンスも、どんどん柔軟になっている。
光と闇を、まっすぐに見つめたまま。
素晴らしいことだと思います。
スネオさんは・・・信じてるんですね。
音楽の力も、それを手繰り寄せることができる、自分の力も、
・・・・人間が持つ、未来への希望も。
闇が深いからこそ、見つめるその先は、確かな、まばゆい光。


私も、いつか、その確信を、得られるような、生き方をしたいです。


とても、とても、いいライブでした。




これから、何本もライブを重ねて、
渋谷に帰ってきたときには、どんな音が、鳴っているのかな。


生意気なこと申し上げると、
スネオさんのうたを受け取る人間は、
スネオさんのココロのどっかに、
似ているところを持ってる人ばかりなんですよ。
もう、お分かりかもしれませんけど。
だからねえ、面倒な人が多いんですけど(笑)
だからこそ、ちゃんと、底の底まで、感じ取ってる人ばかりだと、思います。
あのー、結束力はありませんけど(笑)
・・・ああ、すいません。
これ読んでるファンの方で、
一緒にすんなって方いらっしゃったら、申し訳ないですけど。
スネオさんのうた、受け取る側にしてみれば、10か0、ぐらいの覚悟です。
全部、奥の奥まで見つめてやるって、意識で受けてます。


ただ、それを、表層で認識していない人が多い。
本当は、そういう深い想いを抱えているのに、自分で気づいてない、というか。
悲しいかな、世間の大多数はそうであって。
けれど、
そういう、自覚のない人にも、響かせる、ポピュラリティーがあるところが、
スネオさんのすごいところ。
だからこそ、
箭内さんや、児玉さんのように、
時流を読むことに長けている方たちの、琴線に触れるんだと思います。


おっと。
話めっちゃそれましたが(笑)


最終公演、渋公。ですよ。
あきらかに、スネオさんの転機となるであろう、今回のツアーのファイナル。
なるべく私は、フラットな状態でいたいな、と思います。
過剰な期待も、過度な依存も、疑う冷たさも、なるべく差し挟まないように。
あるがままを、受け入れられるように。